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庵野秀明

あんのひであき

アニメスタジオ「株式会社カラー」の代表取締役。日本のアニメーター。アニメ監督。映画監督。
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概要

1960年5月22日生まれ、山口県出身。A型。大阪芸術大学芸術学部中退。

学生時代は自主制作アニメに没頭していたが、『風の谷のナウシカ』の人材募集に採用されると中退し、商業アニメーターになる。

1984年、ガイナックスの設立に参加。

1988年、『トップをねらえ!』で初監督。

2002年、漫画家安野モヨコと結婚。

2006年、ガイナックスを退職し、株式会社カラーを設立。

2012年、東京都現代美術館の企画展『特撮博物館』を企画。

2013年、宮崎駿監督作品『風立ちぬ』の主役声優(堀越二郎役)を務める。

2014年、『日本アニメ(ーター)見本市』を企画立案。

2022年、内閣府より「科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた方」へ贈られる紫綬褒章を受賞。


人物

経歴

  • 建物爆発シーンを描くのが得意。爆炎の広がり方や飛び散る破片の落下速度まで緻密に計算されて描かれた爆発シーンは俗に「庵野爆発」とも称される。一方、人物を描くのは苦手。『ナウシカ』制作時には宮崎駿が人物も描くよう指示したが、あまりの出来の悪さから「人物はマルチョンで描いておけ。あとは俺がやる」と宮崎を呆れさせた。『新世紀エヴァンゲリオン』制作当時には「アニメーターの庵野秀明は天才だったけど、もうお亡くなりになった」とまで語っていた。
  • カット割りや編集の独特さは岡本喜八の映画作品に強い影響を受けているとのこと。
  • 学生時代は、山賀博之赤井孝美島本和彦士郎正宗など錚々たる面々が同級生であった。山賀と赤井とは自主製作映画グループ「DAICON FILM」を結成し、後のガイナックス設立につながる。
  • かねてより製作委員会と称する、アニメーターを安く使い潰す伝統的なアニメ制作体制を否定しており、現状打破の一環として『株式会社カラー』を設立。「新劇ヱヴァ」製作はファンサービスであると同時に、アニメーターが正当な利益を得るためのシステム構築の意義も込められているという。
  • 2012年頃よりうつ病を患っていた事を後に告白。一時はスタジオに近付けないほどの重症だったが、その後上記の『特撮博物館』や『風立ちぬ』『日本アニメ(ーター)見本市』等の仕事を経て現在は快復しているとのこと。
  • ちなみにTVシリーズの『新世紀エヴァンゲリオン』制作当時も精神状態は不安定で、ガイナックスの屋上から何度も飛び降りようと思ったと述懐したり、「をいくら飲んでも気持ちよくならない」と周囲に嘆き、盟友摩砂雪に「当たり前だろ」と批判されたりしていた。ただ、「死ぬ時に痛いのは嫌だ」という理由でさすがに自殺は思いとどまったようである。
    • なお、後述の特番では「庵野秀明をどうやって殺すか」なるスレッドを見て、今までアニメファンを楽しませるために努力していたがどうでもよくなったという趣旨の発言をしている。

宮崎駿との関係

  • アニメ業界では公式的には師弟関係とされている。『風の谷のナウシカ』に参加したのがプロとしての最初の仕事で、以来、宮崎駿を創作の師匠と仰いでおり、アニメージュ誌に連載されていたナウシカの漫画についても「宮さんはナウシカを俺のために描いてくれている」と周囲に漏らすほどの傾倒ぶりであった。宮崎本人は弟子と言及していないが、庵野は「言ったもん勝ち」としている。
  • アニメーター時代の功績としてよく語られるのが、巨神兵がドロドロに溶けながら現れるシーン。その後もクシャナを主人公とした外伝を作りたいと言い続けては宮崎に拒否されていたが、現在は「庵野がやるならいい」と、宮崎本人からナウシカの続編制作の許可を得ている。しかし鈴木敏夫によると、この続編にはなかなか手をつけずにいるらしい。
  • 宮崎駿のアニメ映画『風立ちぬ』には「零戦が出てくるなら」とアニメーターとして参加したがっていたが、宮崎と鈴木プロデューサーの「に本物のインテリとしてのリアリティがある」との意向で、主人公の堀越二郎役の声優を務めることになった。
  • ナウシカにまつわるエピソードが有名だが、その他では『もののけ姫』を「レイアウトがだめ」という理由で辛口評価したり、反対に『崖の上のポニョ』は「画に粘りが出てきて良かった」と好意的に評していたりする。
    • ちなみに『もののけ姫』と『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』は上映時期が重なっており(どちらも1997年7月公開)、あろうことかキャッチコピーも「生きろ。」「だから、みんな死んでしまえばいいのに…」と見事なまでに対照的になっている。庵野氏によると、当時『もののけ姫』は一種の「仮想敵」と見ていたらしい。

特撮と軍艦


作品の引用

上記のようなオタクっ気があってか否か氏の作品・商業展開には他の特撮やアニメからの引用、オマージュ、パロディがオリジナル原作付問わず度々挟まれる。(以下その例)



こうした演出の数々も庵野氏が筋金入りのオタクであることを表す大きな特徴になっており、氏やその作品の魅力の一つとなっている。イースターエッグのように探してみるのもいいだろう。

一方で度々直接的な関係もなく他の作品の要素を(ときにはほぼそのまま)出してくるということに対し「同人のノリ」「作品の私物化」「公私混同ではないか」と疑問に思うファンも一定数いる。


その他

  • 松尾スズキら実写作品業界の人物とも交流があり、その縁か複数の実写作品に役者として出演している。車のCMに出演したこともある。
  • 庵野夫妻の日常を安野モヨコ漫画で描いた「監督不行届」がアニメ化される際には、上述のように声優を経験済みである経緯から、庵野役を演じた山寺宏一から「自分でやればいいのに」と言われた。夫婦仲は良好らしく、特番でも積極的に夫を支えている姿が映っている。
  • が食べられない。(魚に関しては、庵野監督の母親曰く「幼稚園の頃までは普通に食べていたが、その頃に魚が登場するアニメを見たことを機に食べなくなった。」らしく、それを聞いた妻のモヨコ氏は「魚が"生き物"であることを意識して食べられなくなってしまったのか」と推測している。)ただし肉味のスナック菓子は好き。この庵野の性質はナディア・ラ・アルウォール綾波レイに転用されている。かと言って完全な菜食主義かと思われがちだが、タマゴは食べられるようでなおかつかなりの偏食家であるらしく、例えば野菜でもズッキーニを警戒していたとの事で妻が説明までする羽目になったとの事。また、ししとうもダメらしい。しかもピザ(タマゴメイン)が好きらしく、職場で度々食べるものだからついには妻からカラーのスタッフに「ピザは一ヶ月に一回令」をお願いする羽目になった程。若い頃からこの有様らしく、牛乳とスナック菓子もしくはパンの耳だけの食生活でも平然としていたらしい(フィクションと前書きするアオイホノオでも漫画に登場する若き日の庵野が牛乳とスナック菓子だけを黙々と食べているシーンがある)。ちなみに岡田によるとこれも正確ではないらしく、実際には酒、魚肉ソーセージ餃子も好物で「餃子は野菜ですよ」といいながらパクパク食べていたそうである。こんな偏食でありながら、若い頃は結構痩せ型の体型だったりする。
  • 和田慎二の「超少女明日香」の大ファンである。
  • 幾原邦彦が監督した「美少女戦士セーラームーン」の大ファンで、自身もアニメーターとして参加したほか、幾原を渚カヲルのモデルにしている。
  • 若い頃は大の風呂嫌いで、長いと1年入らなかった事もあった。一つの原因にかつて庵野が住んでいたアパートの風呂が排水管が修理不能なくらい酷いものだったらしく、風呂を使うと階下にとんでもない漏水が起きてしまったのが風呂に入ってなかった理由らしい。結婚後は流石に定期的に入るようになったとか。かつては服も無頓着で洗濯せずボロボロになるまで着ていたとの事。妻によれば、結婚前は「男おいどん」に近い生活スタイルだったらしいく、使い古した服や汚れに汚れた下着が詰まった袋が当たり前のように部屋にあったらしい。
  • 大阪芸術大学時代の同期生だった島本和彦によれば、同じ学科内でも課題で特撮等を撮っていた事やペーパーアニメーションの上手さから当時の学生の間で有名だったらしいが、庵野曰く「島本もその濃いキャラが有名だった」と言い返した。
  • 2019年10月に起きた、古巣であるガイナックスの社長(当時)が起こした不祥事によりメディアを通したとばっちりをカラーが受けた事で公式サイトで抗議表明を行い、なおかつ週刊ダイヤモンドのインタビューで改めて庵野がガイナックスを離れた理由とその後の放漫体質への不信感を明かしている。
    • 同インタビューの最後にて、かつてのように作品作りに心血を注いだ関係にはもう戻れない事を最も残念に思うと〆ている。
  • NHK特番『プロフェッショナル 仕事の流儀』でもプロとしての流儀や仕事の様子を視聴者の目に焼き付けた一方で、4年の歳月を要して密着取材を続けるスタッフを独特なキャラクター性で振り回す様子が話題となった。
    • スタッフが取材を後悔したかのような心情を端的に現した毒のあるナレーションは視聴者の腹筋を刺激し、特に「密着を始めてまもなく私たちは悟った。この男に安易に手を出すべきではなかったと。」というワードは大きなインパクトを残した。
    • しかも彼を宮崎駿は「宇宙人」、鈴木は「テロリスト」と例えている。
    • エヴァのキャストですら「謎の人」(緒方恵美談)、「女性っぽい(※)」(宮村優子談)、「(大柄で手は長いが愛嬌があるという意味で)使徒みたいな人(三石琴乃談)と言わしめた程。これらの人物像を端的に現した三石による「使徒ちゃん」なるパワーワードまで爆誕した。
    • 挙句の果てには「Q:(庵野さんにとっての)プロフェッショナルとは?」→「考えたことない。あまり関係ないんじゃないですか。プロフェッショナルって言葉は。そもそもこの番組、その言葉が付いてるのが嫌いなんですよ。他のタイトルにしてほしかった。ありがとうございました」と最後の最後で番組タイトルにダメ出しして締めくくっている。
  • また、映画『イチケイのカラス』に出演した際も、初共演となった黒木華が印象について「可愛かった」と述べている。どうやら、初めて会う人すらも虜にするようである。何だこの人
  • 近年は「シン」と名のついた劇場用作品を製作する傾向にあり、アニヲタや特ヲタだけでなく一般層からも注目されている(ここでは便宜上「シン・シリーズ」と記述する)。
    • 特にこれまでに発表された作品がいずれもメジャーな作品の新作ばかりなのでファンの間では度々次のシン・シリーズは何になるのか予想…と言う名の大喜利大会が始まることも(現時点では「シン・ゴジラ」、「シン・エヴァンゲリオン」、「シン・ウルトラマン」、「シン・仮面ライダー」が発表されている)。
    • よく上がる予想は「シン・ガメラ」、「シン・ガンダム」、「シン・ゴレンジャー」など。特に前二者は「シン・仮面ライダー」発表後にトレンド入りしたほど。シン・ゴジラのヒットを見るに、ヒット次第ではシリーズの人気が再燃するからであろうか。こうしたシン作ラッシュの背景にはエヴァンゲリオンシリーズ完結の影響もあるのではないかと思われる。
  • シン・エヴァ』の興行収入が100億円を突破したことで、100億越えの邦画監督としては6人目となる。また、100億越えは本人の悲願であったこともカラーにより語られている。
  • 2021年秋にはバトルスピリッツにてエヴァンゲリオンが参戦決定した事で、監督が愛したウルトラマンゴジラ仮面ライダーガンダムと夢の対決を行わせることが可能になった。
  • こだわりが強いためか、再撮・追撮、リテイクは日常茶飯事。「エヴァ新劇場版」では「新世紀エヴァンゲリオン」時代から更に経験を重ねて成長した主要キャストに対してダメ出しをしまくりテイク40になるまでアフレコを行っていたことを緒方恵美氏から暴露されていた。また、「シン・ウルトラマン」「シン・仮面ライダー」では、クランクアップ後にもかかわらず、キャストが平気で再撮・追撮に呼ばれることもあったという。
    • 特に「シン・仮面ライダー」公開後にNHKで放送されたドキュメンタリーでは、殺陣を「型にハマりすぎている」と言い放ってアクションスタッフの演技プランを悉く否定し、アクション監督の田淵景也氏をはじめとするアクションスタッフに「本気の殺し合い」を表現するように求めるなどテレビシリーズとは真逆を行く方向性でリアリティを追求しようとしていた。そのため、田淵氏が一時は降板を仄めかすような発言をするほどであったが、さすがに言い過ぎたと思ったのか誠心誠意の謝罪を行い、何とか降板の危機を回避してもらい、無事に完走した。
    • とはいえ、庵野の要求が全て間違っているとは言えず、かの名優・千葉真一も晩年にリアルアクションの重要性、殺陣のリアルさの欠如を嘆いており、その点で言えば彼もまた邦画における殺陣のリアルさの欠如を憂い、リアルなアクションを追い求めるクリエイターと言えるのではないだろうか。

※:この点は「監督不行届」でもロンパース(安野モヨコ)がカントクくん(庵野)を「乙女」と言及している。


作品

特記がない限り監督

アニメ


実写映画

巨神兵東京に現わる(2012年) - 製作総指揮、脚本、光学作画


ドキュメンタリー

  • GAMERA1999(1999年)

出演


その他


演じた人物


関連タグ

宇宙戦艦ヤマト:実は宇宙戦艦ヤマトが大好きで中学校の頃学校をサボるほど大好きだった。ふしぎの海のナディアでヤマトのショックカノンのSEを借りるためにわざわざ頭を下げて借りたほど大好きである。ノーチラス号の主砲のSEはショックカノンである。また、エヴァンゲリオンなどもいくつか宇宙戦艦ヤマトと似ているところがあるので、ものすごくヤマトが好きだったことが推測できる。

アニメーター / 映画監督

安野モヨコ / 宮崎駿 / 樋口真嗣 / 島本和彦

ガイナックス / 株式会社カラー

アオイホノオ…若き日の庵野秀明が登場。なお「庵野は島本和彦へ彼のデビュー作が載った雑誌にサインを貰った」話は事実だそうであるが、若干の誇張がある。なお、ドラマ版では安田顕氏が青年時代の庵野氏を演じている。

SHIROBAKO…上に同じ。(ただし菅野光明という名前になっている)

監督不行届:アンノ夫妻の生活を描く安野モヨコのエッセイマンガ。一応庵野に取材した「カントクくん」と、安野モヨコをモデルにした「ロンパース」のオタクライフが描かれる。


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