概要
正式な展覧会名は『館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技』。
経緯
東京都現代美術館・日本テレビ・スタジオジブリは、2003年から毎年夏、アニメに関する特別展を開催してきたが、その10回目に当たる2012年夏に新たな試みとして特撮をテーマとした特別展を開催した。
ジブリの鈴木敏夫いわく、庵野秀明が鈴木にこの話を持ちかけたのが2010年夏だったという。
館長の庵野秀明は、宮崎駿をはじめとしたジブリとは長い付き合いがある。日本テレビはジブリ作品の放送権を独占契約で結んでおり、元より深い関係にあるが、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』以降、庵野の代表作である『新世紀エヴァンゲリオン』の放送権も買い取っており、こちらも提携関係にある。
展示物
CGの発達で失われつつある、昔ながらのミニチュア特撮をテーマとしている。
- 往年の東宝特撮映画で使われたミニチュア戦闘機や怪獣『ゴジラ』の模型。
- 樋口真嗣が特技監督を務めた『ガメラ』(平成ガメラ)関連。
- 円谷プロの『ウルトラシリーズ』で使われたミニチュアや、ウルトラマンらのマスク。
- ピープロダクションのヒーローマスク。
- 新作の短編フィルム『巨神兵東京に現わる』の上映。および、それに使われたセットの展示。
反面、東映特撮はほとんどなく、玩具がわずかに展示してあるのみだった。
スタッフ
備考
- 期間中の来場者は291575人。
- 終了後、巡回展として日本国内を巡回した。