概要
1941年に屋外広告を専門とする広告代理店として起業。その後、テレビ放送の開始にあわせて広告代理業をテレビ専門にシフトした。
1958年に、川内康範が原作を担当した日本の特撮ヒーローの元祖「月光仮面」を制作。なお、宣弘社が本作の番組制作を直接行った理由は、武田薬品とのスポンサー契約の継続の為に企画したのは良いものの外注では制作費が明らかに足りないと言う事情をカバーする為だった。
※脚本家の伊上勝は宣弘社にて企画課長を務めていた(その後独立)。また作詞家阿久悠も企画課に勤務していた事がある。
制作
月光仮面の大ヒット以降、宣弘社は
等の特撮ヒーロー番組や、
- 白土三平の漫画「カムイ外伝を元にした「忍風カムイ外伝」
- 長谷川町子の漫画「サザエさん」 ※1985年まで
- 田河水泡の漫画「のらくろ」
- 植田まさしの漫画「コボちゃん」
- ナックと共に制作したマジンガーZよりも先に放映した人間が搭乗する巨大ロボットアニメ「アストロガンガー」
といったアニメ作品を制作した。
1974年以降からは番組制作に本数が激減すると共に、サントリーの買収により事業移管を行ったりした為、現在では著作権の管理のみを行っている。