概要
日本の特撮で初めて強化服の概念を導入したヒーローで、スーパー戦隊シリーズやメタルヒーローシリーズの先駆ともいえる作品。(といっても、「特撮では」。)
スポンサーに家電メーカーの東芝があり、サザエさんが登場するまでは東芝のマスコットキャラクターも担当していた。
エスパーと言っても超能力を使うわけではなく、超能力を使う宇宙人であるエスパー星人という宇宙人が滅ぼされた故郷の名を貰ってつけたコードネームである。
再放送された際には松本零士による漫画版が週刊少年ジャンプにて連載されたが、テレビ版とはストーリーが異なる。
のちに笠原出版社『マルガリータ(B5版)』3~5号、及び『月刊COMICロリポップ(A5版・レズ専門誌)』86年号に、
OVA化未遂リメイク・『スタンドバイ・エクスファー』が短期連載(続きであり、ロリポップを買わねば結末は読めない)された。 全4話・初回はアニメ情報・ロリポップ掲載分2話?
作者なかどくにひこは、00年代末まで同人サークル"ロケット兄弟"に参加。意外と息の長い執筆生活を謳歌した。
なおアンドロメロスには遅れるものの、オブジェ形態の走り…かもしれない。人間用スーパーパックのようなデザインであった。
ストーリー
宇宙の侵略者ギロン星人に故郷を滅ぼされたエスパー星人。
星人の一組の夫婦は地球に亡命するが、その時に発生した衝撃波で中学生東ヒカルとその家族が乗る気球を破壊してしまった。
ヒカルは助かったが、両親は死亡してしまったためその罪滅ぼしにと星人は両親に憑依する。
やがてギロン星人が地球に侵略の魔の手を伸ばそうとしていることを察知したエスパー星人は、光波エネルギー研究所の所長で、強化服の研究をしているヒカルの叔父、朝川博士にひらめきを模したメッセージを送り、エスパー星の科学力を使った強化服を完成させ、その装着者にヒカルを任命する。
ヒカルは強化服を装着した光速エスパーを名乗り、小鳥ロボット「チカ」を相棒にギロン星人の侵略を解決していく。
『エクスファー』
主人公は女になり、敵である軍需?企業に姉を実験体・および洗脳され、同士討ちをさせられている。
最終的にスーツにエスパー能力を吸収され、超能力が消失したため『敵から見放される』という、珍しい終わり方を見せた。姉は結局犠牲になったが…。
登場人物
東ヒカル(演:三ツ木清隆)
主人公。ごく普通の中学二年生。
「イー・エス・パー」の掛け声と共に朝川博士の開発した強化服を装着し、7つの能力と光線銃を武器にした光速エスパーとなる。
東正人
東静香
ヒカルの両親。気球の墜落により死亡したが、エスパー星人が憑依することで復活した。
朝川博士
ヒカルの叔父で、光波エネルギー研究所の所長。
朝川光一
朝川博士の孫でエスパーに憧れており、エスパー2号となる。
エスパーの相棒の小鳥ロボット。
ギロン星人(CV:小林清志、加藤精三、及川広夫、筈見純、八代駿)
エスパー星を滅ぼした侵略者。これまで侵略する星の生命体に憑依してきたが、地球人には憑依が出来ないため間接的に地球を侵略しようとする。
関連タグ
ハリケーン・ボーイ(岸本修)…本作より早く明らかな強化服を主人公が着た漫画。小学二年生、1960年頃の連載漫画。1998年頃復刻。 スーパーふくという安直過ぎる名称だが、これ自体を盗もうとする敵も存在した。