ファイヤーマン(fireman)とは、
- 英語圏における消防士の意。
- ポケモンシリーズに登場するトレーナー。
- 円谷プロダクションが製作した特撮番組。⇒ファイヤーマン(特撮)
- 上記特撮番組に登場する巨大変身ヒーロー。⇒ファイヤーマン(主人公)
- 『ロックマン』に登場するボスキャラクターの名前。⇒ファイヤーマン(ロックマン)
1.について
消防士を参照。
ただし、近年では「fire fighter」という呼称が広まっている。
備考
レイ・ブラッドベリのディストピア小説『華氏451度』では、本を燃やす役職の名称として、逆説的に使われている。
2.について
第7世代で登場する文字通りの消防士。
褐色肌の男性でオレンジ色と紺色で構成された制服を着用しており、『ウルトラサン』の図鑑説明によると昔の消防服はファイアローの羽毛で編まれていたという。
いかにも重要そうな職業の割に作中で戦えるのは『SM』では1人、『USUM』では2人と非常に少ない。手持ちはアツシがニョロゾ(USUMではオクタン)、イサオがオクタンとブロスターとなっており、全てみずタイプ統一。
『Pokémon Direct 2016.2.27』の特別映像で見られる設定画によると消防車後部に接続されたトラクターにカメックスが乗るという案が考えられていたようだが、作中では披露されずに終わった。
『ピカチュウ』のポケモン図鑑では「あいてに ねらいを さだめると しょうぼうしゃの ホースより つよい いきおいで みずを だす。」(原文ママ)という解説がなされている他、アニポケではゼニガメが消防団を組んでいる為に納得の人選ではある。
後に『ポケモンユナイト』でも消防服がホロウェアに設定されたのはまた別の話となる。
登場は第7世代のみだが、消防という職業自体は第8世代でも存在し、エンジンシティに消防署がある。一応車庫はあるようだが、街の立地的に使い物にならなさそうである…。シンボルマークは菊紋をバックに、消防隊員の制服を被ったオクタンとなっている。菊紋は日本的なのに、消防服が西洋のそれとはこれいかに…。
また、現在はファイヤーファイターが一般化している現代において、ファイヤーマン表記を採用しているのは非常に珍しい。だからと言って棒を手に持ったり、ほのおタイプのポケモンを主体にするなんてネタには走らなかったが。
なお、英語ではきちんと「Firefighter」、フランス語では「Pompier」を採用するなど現地の表記に基づいたネーミングになっている。
なお、フィオレ地方、アルミア地方、オブリビア地方の3地域は消防組織の存在が確認されておらず、消火は専ら現地のポケモンレンジャーが担当している。
ちなみにアニポケでも消防組織は存在するらしく、『戦慄のミラージュポケモン』では梯子車がドクター・ユングの屋敷で起こった火災を消火する為に出動した様子が描かれた(デザインは日本の梯子車のそれ)。
余談
おまわりさんやドクターはこれまでに登場していたが、消防士の存在はこれまで不明瞭であった為、ありふれた職業の中では珍しく登場が遅かった。