概要
通称「ヒノケン」。
ロックマンエグゼシリーズには「5」以外ほぼ全てに出演しており、「1」で登場したWWW団員の中では敗れてからすぐに改心して味方ポジションになった日暮闇太郎を除けば以降の作品まで出番がある唯一のキャラ。色綾まどい、エレキ伯爵、マハ・ジャラマが「1」以降全く出番がないことを考えるとなかなかに優遇されている。(というか準レギュラーキャラと言っても過言ではない。)
基本的にWWW団員として登場しており、使用するナビは作品によって異なる。
「1」、「4」、「トランスミッション」、「PoN」ではファイアマン
「2」、「6」ではヒートマン
「3」、「LoN」ではフレイムマン
をそれぞれ使用、「バトルチップGP(N1バトル)」では全て登場する。
炎を思わせる赤い長髪と顎鬚、口元に浮かべている不敵な笑みが特徴。燃えるような激しいバトルを好む熱い性格。ゲーム感覚で悪事を働くが、悪事を働くことに対して独自の美学をもっている。
長身であり、脱ぐと中々の鍛えられた肉体を持つ。
作中での活躍
ロックマンエグゼ
WWW団員として登場。社会をあっと言わせることがしたくてWWWに入った。
まるでゲームを楽しむかのように悪事を働いており、ファイアプログラム強奪のためにファイアマンを使い、秋原町で連続発火事件を起こした。
ロックマンエグゼトランスミッション
ファイアマンが暴走しデンサンエリアが炎上してしまう。もちろん犯人として疑われたがゼロウイルスの偽ワクチンによる暴走だったためか被害者としてふるまっていた。
ロックマンエグゼ2
今作では一般市民のネットバトラーとして登場しストーリーには関わらない。本人曰く「ゴスペルとは一切関係ない」とのこと。
ヒートマンを持ちナビにしており、アメロッパ編クリア後にデンサン空港でネットバトルに快く応じてくれる。
ロックマンエグゼ3
復活したWWWの団員として登場。
光熱斗と再開した時には改心して科学省の職員になったと彼を騙し、自分がバラ撒いたWWWのナビをフレイムマンでデリートする姿を見せたうえで熱斗を信頼させ、熱斗に科学省の三ヶ所のコンピューターに三種類のプログラム(「ファイアデータ」、「ヒートデータ」、「フレイムデータ」)を一つずつ組み込むよう依頼。
その後、熱斗がプログラムを組み込んだ機械を暴走させ、科学省全体を火の海に変え、大規模なサイバーテロを引き起こしており、科学省のデータに大損害を与えただけでなく、データの保護を行なった光祐一朗博士が大火傷を負うなど歴代でも洒落にならない被害を出している。
この事件は熱斗やロックマンのみならず、プレイヤーにとってもトラウマとなった。
WWW本拠地では熱斗の前に立ち塞がり、パルストランスミッションによりフレイムマンとフルシンクロし、同じくフルシンクロしたアネッタとプラントマンとともに戦うが、敗北しフレイムマンもろとも爆発したが、後に精神データは発見されて一命をとりとめ逮捕された。
ロックマンエグゼ4 トーナメント レッドサン
WWWが壊滅したため、自分が首領となって新たな犯罪組織を立ち上げ、爆破テロを起こそうとした。が、自分が恋心を抱いていたタコ焼き屋の女性を巻き込んでしまい、計画を中止しようとするが部下に裏切られてしまう。
熱斗とロックマンの協力によりテロは未然に防がれ、トーナメントで熱斗と正々堂々とバトルをした。
その後のイーグル/ホークトーナメントでは参加者のナビであるバーナーマン(今作の新規炎枠)とそのオペレーター火村アツキ相手に、現実・電脳世界で起きた火事の原因となった大喧嘩を周りの迷惑も気にせず行った(勿論、本人たちに悪気はない)。上述の通りブルームーンにもバーナーマンイベントでのみ登場する。
ロックマンエグゼ ファントムオブネットワーク
直接は登場せず、通信越しに依頼人として登場する。
ロックマンエグゼ5 チームオブブルース
上述の通り登場しないが、最初はヒートマンと共に登場する予定だった。火力不足のため攻撃担当になれず、代わりに彼らが登場することに。
ロックマンエグゼ6 電脳獣グレイガ
才葉学園の臨時教師として登場。赤いスーツを着用しており眼鏡を掛けている。実は(本人曰く一流ではないらしいが)大学を卒業しており教員免許を持っていたことが判明。研究という本気で熱くなれるものを見つけ、犯罪から完全に足を洗うことができた。
無論、数々の前科があるので当然熱斗に疑われるのだが「なにもたくらんでねえよ!」と心中でつぶやいている(実際、今回の炎ナビのオペレーターではなかった)。
なお、実際には禁固以上の前科は学校教育法における「欠格事由」にあたる為、ヒノケンのような直近に犯罪を起こしている犯罪者が教員になる事はあり得ない。もしかしたら彼方の世界でも不起訴になったのかもしれない。(日本の法律で考えたら作中の悪行は間違いなく死刑になるレベルだが。)
フィクションの教員資格に関するおかしな描写は、特撮でも見受けられるため、さほど突っ込まれないガバのひとつ。
と言うか、隣りの部屋では現役の暗殺者が研究しているし、対をなすファルザー版の臨時講師は14歳の中学生である。
臨時講師の面々は教師が本業ではない人物がほとんどである為、多様な炎のナビを操る能力を見込まれてスカウトされたのかもしれない(コイツのように更生プログラムのような制度を受けていたのだろうか?)。
ちなみに同期は服役中である。
ロックマンエグゼ(アニメ)
ゲームと同じく、WWW幹部の一人として第一話から登場。
ネット犯罪者としてファイアマンを使い、様々な犯罪を働いていた。
WWW壊滅後に一時期行方を眩ましたが、カレーショップMaha一番の出前担当として再登場。
ゴスペルのウィルス工場を破壊するべくファイアマンを送り込むが、フリーズマンにファイアマンをデリートされ、名人からファイアマンのデータから作られたヒートマンを授かってフリーズマンに復讐を遂げ、結果的に熱斗達を助けた。
ここからは完全に熱斗たちの味方となっており、第二期でも熱斗たちのピンチには他のWWW団員とともに駆けつけ、彼らの窮地を何度も救った。またダークロイドのプラントマンが起こした事件の際にヒートマンを失うが、ヒートマンの中に眠っていたデータから復活したファイアマンと再びコンビを組んでいる。
ファイアマンとはお互いに強く信頼し合っており、悪の組織の一員だったとは思えないほど。
以下、その時の台詞
- 「やたらと気性が荒くてなぁ、こいつ。初めのころ、俺も随分と手を焼いたもんだぞ。でもよぉ、似た者同士っつうか、そのうち妙にウマがあってな」
- 「俺が時々他のナビをオペレートしたりするとよ、しばらくご機嫌斜めでな。分かるだろ?」
- 「お前にはたんまりと手柄を立てさせてもらったぜ。なぁ、相棒・・・。ここに居てやるからな、俺がお前の最期を看取ってやる」
と、ファイアマンに対する思い入れは強かったため、当初はファイアマンのデータをヒートマンに組み込むことを提案した名人に反発したのだが・・・。
ちなみに、この時のセリフは某アニメの黒い稲妻を駆るひろしのセリフとほぼ同じなどころか、他のキャラのセリフやこの回の展開自体ほとんど同じであるのだが・・・・・・今さら誰も気にしない。
監督やスタッフ、ひろしの人が名人も演じていたために実現したパロディである。
むしろ予告の時点からパロディが始まっていたと言っても過言ではない。
なお、原作で持ちナビだったフレイムマンはビヨンダードからの侵略者「ゾアノフレイムマン」として登場した為、絡みは一切なし。