概要
ネット犯罪組織。首領の名前でもある。
組織の目的は究極のナビを作り出して世界の終焉をもたらすことであるが、ダム爆破や国の壊滅、飛行機ハイジャック、果ては自然災害を意図的に発生させる等、WWWと比較すると現実世界に対する過激な攻撃が目立つ(1のWWWもライフラインの制圧や交通事故を引き起こす等の悪事をしている)。構成員は社会に不満や憎悪を抱いているメンバーが多い。
また、過激な面は失態を犯した構成員にも向けられており、失態を犯したメンバーは容赦なく制裁を加えられたり罵倒される等、こちらもWWWと違っている。
組織のメンバーは顔合わせをあまりしておらず、作戦の指示や会議等もチャットで行っている模様。
2の終盤及び3で判明するが、ゴスペルはワイリーが首領を利用して、究極のナビを作らせるために発足させた組織である。
WWWやネビュラと違い、壊滅後は一度も復活しなかった敵組織である。
アニメ版では第1期後半で登場するが、ガウス以外のメンバーは一回しか登場しておらず、プリンセス・プライドやダーク・ミヤビはそもそも属していない、
首領の正体がワイリーが作ったロボットである等ゲーム版とは大きく異なっている。
結果的に『5』のリベレートミッション組が噛ませ犬にならずに済んだとも解釈出来るが…
組織の拠点はコトブキタウンのマンション。マンション一つに大量のサーバーを置いている。
電脳世界における拠点はコトブキスクエアから出入りができるゴスペル本部。
メンバー
首領:ゴスペル首領
オペレーター・ネットナビ
プリンセス・プライド(幹部)/ナイトマン
自律型ネットナビ
カットマン(アジーナ攻略部隊副隊長)
フリーズマン(総司令官)
余談
2023年現在から見るとこの組織、現実味がありすぎて洒落になっていないとしてファンの中で度々話題になる。
作品が発売された2000年代当時は近未来的な組織として捉えられていたが、
- 構成員達がいずれも現実世界に対し何らかの恨み、憎しみを抱えており、無軌道な破壊活動を行う
- 構成員同士の対話、連絡は基本的に通話やチャットのみで行われ、互いに素性知らず
- 総司令官、および犯罪指示役が自立起動型ナビ(≒AI)
- 本拠地が現実世界のマンションの一室
- 首領が姿形、声に至るまで完全に偽装し活動を行う
- 首領の正体と動機、及びその犯行に至るまで(ネタバレを含むため詳しくは首領のページにて)
などの特徴は現代から考えるといずれも普通に実現しうる範疇であるためである。