概要
災害のうち、異常な自然現象が原因となって発生するものの総称。天災。「被災者生活再建支援法」においては、「暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火その他の異常な自然現象により生ずる被害をいう」と定義されている。当然だが、異常な自然現象であっても、そこに人がおらず財産被害も生じなければ災害とはならない。人工物が無い無人島に津波が襲っても、それを自然災害とは言わないのである。
天気予報などで発生をある程度予知できる場合もあるが、地震やそれによる津波など突発的なものはいつどこで起こるのかわからないので、日頃の対策や準備・備蓄(災害対策・防災)、早期の避難が必要となってくる。
深刻な被害をもたらすレベルでないものは荒天(悪天候)と呼ばれる場合もある。暑さ寒さはあまり災害とは呼ばないが、夏などに気温が上がらない異常気象は「冷害」という深刻な農業被害をもたらす。