概要
降雨・地震及び火山噴火等による土砂の移動が原因となる災害のこと。「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」(土砂災害防止法)において「土砂災害」とは、急傾斜地の崩壊(傾斜度が三十度以上である土地が崩壊する自然現象をいう)、土石流(山腹が崩壊して生じた土石等又は渓流の土石等が水と一体となって流下する自然現象をいう)若しくは地滑り(土地の一部が地下水等に起因して滑る自然現象又はこれに伴って移動する自然現象をいう)又は河道閉塞による湛水(土石等が河道を閉塞したことによって水がたまる自然現象をいう)を発生原因として国民の生命又は身体に生ずる被害をいう。土砂災害は、すさまじい破壊力をもつ土砂が、一瞬にして多くの人命や住宅などの財産を奪ってしまう恐ろしい災害である。
土砂災害警戒情報
土砂災害警戒情報は、大雨警報(土砂災害)の発表後、命に危険を及ぼす土砂災害がいつ発生してもおかしくない状況となったときに、市町村長の避難勧告や住民の自主避難の判断を支援するよう、対象となる市町村を特定して警戒を呼びかける情報。都道府県と気象庁が共同で発表する。