概要
漫画・ゲーム・映画等の創作物のキャラクターが、ユーザーの住む現実世界にやって来る内容のフィクション作品を指すジャンル名。
二次創作においては主人公(書き手・読み手)が版権キャラと安全な場所でイチャつくのに適した形式である。
Pixiv上では数が多くないが、外部のサイトでは「現実来訪 SS」で検索をかけると作品を見つけることができる。
同義語として逆トリップがあり、Pixivではそちらの方が主流。
パターン
下記のパターンに大別される。
- 自分を創作物のキャラクターだと自覚していない
来訪キャラクターの出身世界がストーリー中において創作物という扱い。
主人公と協力して帰る方法を探すストーリー展開が多い。
- 自分を創作物のキャラクターだと自覚している
来訪キャラクターの出身世界がストーリー中において創作物という扱い。
なかなか構ってくれない現実世界の主人公に業を煮やしたキャラクターが、パソコンの画面などを通じ、ヤンデレ化して押しかけて来るストーリー展開が多い。
- そもそも創作物という扱いではない
来訪キャラクターの出身世界がストーリー中において創作物という扱いではなく、ちゃんと実在する異世界や秘められた歴史として扱われている。
この場合来訪キャラクターの出身世界を描いた作品は「知られざる存在の実態を描き写したもの・あるいは言い当てたもの」とする場合と、「読者・視聴者の世界には流通しているが主人公の世界には流通していないもの」とする場合に分かれる。
その為、作中の現実世界に居る人間達も来訪キャラクターに対し無知である展開となることも少なくない。
作品例
小説や漫画、アニメの登場人物が現実世界に現れる内容の作品。一次創作アニメとしての数少ない事例でもある。
ウルトラシリーズの映画作品の一つ。
劇中本編の世界観ではウルトラマンはフィクションの存在だが、黒幕の陰謀により本物の怪獣たちが出現してしまい、並行世界ではウルトラマンだった主人公たちや並行世界からやってきたウルトラマンが立ち向かうというもので、どちらかといえば上記のうち自覚していないパターン。
コナミのアクションゲームシリーズがんばれゴエモンを題材にしたアニメ作品で、ゲーム世界で暮らしているキャラクターたちが現実世界にやって来る。
上記で言えば自覚ありのパターンだが、この作品の場合は現実世界を侵略しようと企む悪の野望を阻止するためにゲームのヒーローたちが現実世界までやって来るというもの。
セガの看板的タイトルであるソニックシリーズを題材にしたアニメ作品で、ゲーム本編のキャラクターたちが現実に近い世界観の別世界に飛ばされる。
上記で言えば創作物という扱いではないパターンである。
『源氏物語』の光源氏を始めとする登場人物が現代に現れるラブコメ。上記で言えば当初は自覚なしのパターンだが、途中で『源氏物語』を知って自覚する。
2018年の実写邦画。
1985年のアメリカ実写映画。
関連タグ
トリップ 異世界トリップ 逆トリップ 異世界転移 逆異世界転移
現代入り(東方projectのキャラクターが現代世界にやってくる作品に付けられる)