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東方Project

とうほうぷろじぇくと

『東方Project』とは、同人サークル「上海アリス幻樂団」が展開する作品群である。ゲーム作品、音楽作品、書籍作品など多様な形態による複合的な作品群。
目次[非表示]

概要

ZUNが個人で運営する同人サークル「上海アリス幻樂団」が製作している同人作品群の総称。
1996年より発表された「東方○○」というタイトルの弾幕系同人シューティングゲームを中心に、同人音楽CD、ZUN原作による漫画作品も展開されている。
一般的に、『東方』や『東方シリーズ』と呼ばれる。

これまでに多数の二次創作物が作られており、東方Projectを一大コンテンツにさせた要因にもなっている。
(pixivにおいては、「東方」及び「東方project」のタグが付けられている作品は約188万件とオリジナルに次いで2番目に多い。

この作品は弾幕STGを主軸としたゲームを中心に、書籍、音楽CDなどの幅広い分野から成っている。特にゲームについては、プログラム・デザイン・作曲・ストーリー構成など全てがZUN一人によって作られており、他に制作に関わるスタッフは基本的に存在しない。
(例外:弾幕アクションの5作品はZUN監修の下に「黄昏フロンティア」と共同製作し、『妖精大戦争』は諸事情からキャラ絵のみ比良坂真琴が担当した。また書籍に関しては後述の書籍の欄を参照。)

世界観

結界により現実世界と隔離された土地「幻想郷」が主な舞台である。
(世界観には竹本泉の影響があり、特にPC-98版ではその登場人物が直接登場する)。

大まかなストーリーとしては、幻想郷で特定の少女が「異変」と呼ばれる事件を起こし、主人公の少女(博麗霊夢霧雨魔理沙など)が「異変」を解決する。
例外的に『東方文花帖』『東方非想天則』などでは、日常や異変以外の出来事を焦点に製作されている。

登場人物

神話伝承古典等に由来する人々をはじめ、妖怪幽霊(神霊)のような種族が多種多様に存在する。彼らは一様に少女(子供)の姿で描かれる。

おおよそ名前を持つ登場人物は少女であるものの、一部の書籍作品(下記参照)や『東方心綺楼』では名前を持つ男性、大人、民衆も登場する。

詳細は東方Projectの登場人物の記事を参照。

楽曲

『東方Project』の楽曲については東方楽曲をご覧ください。

著作権

原著作者であるZUNの規定によると、『東方Project』の著作権保有者は「上海アリス幻樂団」であり、二次創作の著作権保有者はその作品の制作者とされる。
二次創作をめぐる問題に関して、「上海アリス幻樂団」は一切責任を負わない。
詳細は東方Project(二次創作)の記事を参照。

作品

※全体的な時系列は同一軸にあるが、ストーリーに関しては主に、学生時代に製作した「旧作(PC-98版)」と、現在製作している「Win版(Windows版)」の二つに区分されている。
相違点についての詳しい内容は、東方旧作を参照。
東方Project制作の動機はZUNの記事を参照。

2015年には「東方Project20周年」として様々な方面でそれを記念するイベントが行われ、pixivにおいても20周年を記念・祝福する作品が発表されている。
詳細は「東方Project20周年記念イラスト」(「東方20周年」)記事を参照。

旧作(PC-98版)

当時所属していた東京電機大学非公式サークル「Amusement Makers」名義の作品。
第1弾~第5弾の5作品の総称。 ZUN一人で全行程を制作していた。(一部例外あり)
当時は「ZUN Soft」というブランドでコミックマーケット等に出品していた。
詳しい内容は東方旧作を参照。

作品番号作品名発表
1東方靈異伝 ~ Highly Responsive to Prayers. 第20回鳩山祭(1996)・C52(1997)
2東方封魔録 ~ the Story of Eastern Wonderland. C52(1997)
3東方夢時空 ~ Phantasmagoria of Dim.Dream.C53(1997)
4東方幻想郷 ~ Lotus Land Story. C54(1998)
5東方怪綺談 ~ Mystic Square.C55(1998)

Win版(Windows版)

サークル「上海アリス幻樂団」名義の作品。第6弾以降の作品の総称。
大半の作品が『弾幕STG』であり、前述の通り、ZUN一人で全行程を製作している。(一部例外あり)
※第7.5弾、10.5弾、12.3弾、13.5弾、14.5弾については『弾幕アクション』というジャンルで、黄昏フロンティアとの共同製作である。ZUNはストーリー監修と一部作曲の担当を兼ねている。
また作品の発表形式は基本的にディスクによるものであるが、第14弾の『東方輝針城』はディスクとダウンロードの両者の形式による作品発表も行われている。

作品番号作品名発表
6東方紅魔郷 ~ the Embodiment of Scarlet Devil.C62(2002)
7東方妖々夢 ~ Perfect Cherry Blossom. C64(2003)
7.5東方萃夢想 ~ Immaterial and Missing Power.C67(2004)
8東方永夜抄 ~ Imperishable Night. C66(2004)
9東方花映塚 ~ Phantasmagoria of Flower View. C68(2005)
9.5東方文花帖 ~ Shoot the Bullet. C69(2005)
10東方風神録 ~ Mountain of Faith. C72(2007)
10.5東方緋想天 ~ Scarlet Weather Rhapsody.例大祭5(2008)
11東方地霊殿 ~ Subterranean Animism. C74(2008)
12東方星蓮船 ~ Undefined Fantastic Object. C76(2009)
12.3東方非想天則 ~超弩級ギニョルの謎を追え C76(2009)
12.5ダブルスポイラー ~ 東方文花帖 例大祭7(2010)
12.8妖精大戦争 ~ 東方三月精C78(2010)
13東方神霊廟 ~ Ten Desires. C80(2011)
13.5東方心綺楼 ~ Hopeless Masquerade.例大祭10(2013)
14東方輝針城 ~ Double Dealing Character. C84(2013)
14.3弾幕アマノジャク ~ Impossible Spell Card.例大祭11(2014)
14.5東方深秘録 ~ Urban Legend in Limbo.例大祭12(2015)
15東方紺珠伝 ~ Legacy of Lunatic Kingdom. C88(2015)
15.5東方憑依華 ~ Antinomy of Common Flowers.2017予定
16東方天空璋 ~ Hidden Star in Four Seasons.2017・夏(予定)
※太字になっている作品は別サークル「黄昏フロンティア」との共同制作。

Play,Doujin!

機種作品名発売日
PS4東方深秘録 ~ Urban Legend in Limbo.2016/12/8


書籍

書籍に関しては、ZUNがストーリーを監修している。
漫画や挿絵の製作者及び出版社(或いは連載された誌名)は各項で詳細に説明している。
東方儚月抄』(漫画版、4コマ版)や『東方茨歌仙』、『東方鈴奈庵』など一部の作品は電子書籍としても発表されている。

作品名発行元
東方香霖堂 ~ Curiosities of Lotus Asia.アスキー・メディアワークス
東方三月精 ~ Eastern and Little Nature Deity.角川書店
東方三月精 ~ Strange and Bright Nature Deity.角川書店
東方三月精 ~ Oriental Sacred Place.角川書店
東方文花帖 ~ Bohemian Archive in Japanese Red.一迅社
東方紫香花 ~ Seasonal Dream Vision.とらのあな
東方求聞史紀 ~ Perfect Memento in Strict Sense.一迅社
東方儚月抄 ~ Cage in Lunatic Runagate.一迅社
東方儚月抄 ~ Silent Sinner in Blue.一迅社
東方儚月抄 ~ 月のイナバと地上の因幡一迅社
The Grimoire of Marisa一迅社
東方茨歌仙 ~ Wild and Horned Hermit.一迅社
東方求聞口授 ~ Symposium of Post-mysticism.一迅社
東方鈴奈庵 ~ Forbidden Scrollery. 角川書店
東方外來韋編 ~ Strange Creators of Outer World.アスキー・メディアワークス
東方三月精 ~ Visionary Fairies in Shrine.角川書店
東方文果真報 ~ Alternative Facts in Eastern Utopia.角川書店

音楽CD(幺樂団の歴史)

旧作(PC-98版作品)の楽曲を収録したCD。未使用曲も収録されている。

出典作品作品名発表
東方幻想郷幺樂団の歴史1 Akyu's Untouched Score vol.1例大祭3(2006)
東方怪綺談幺樂団の歴史2 Akyu's Untouched Score vol.2C71(2006)
東方封魔録幺樂団の歴史3 Akyu's Untouched Score vol.3C71(2006)
東方夢時空幺樂団の歴史4 Akyu's Untouched Score vol.4C73(2007)
東方靈異伝幺樂団の歴史5 Akyu's Untouched Score vol.5C73(2007)

音楽CD(ZUN's Music Collection)

過去の作品等で使用された楽曲やそのアレンジとオリジナル楽曲を収録したCD。
ほぼ毎回付属するブックレットには作品紹介とともにストーリーが描かれている。
特にvol.2以降付属のブックレットに登場する一連のストーリーを、一般的に秘封倶楽部と呼んでいる。
詳しくは秘封倶楽部の記事を参照。

ナンバリング作品名発表
vol.1蓬莱人形 ~ Dolls in Pseudo Paradise C62・63(2002)
vol.2蓮台野夜行 ~ Ghostly Field ClubC65(2003)
vol.3夢違科学世紀 ~ Changeability of Strange DreamC67(2004)
vol.4卯酉東海道 ~ Retrospective 53 minutes例大祭3(2006)
vol.5大空魔術 ~ Magical AstronomyC70(2006)
vol.5.5未知の花 魅知の旅例大祭8(2011)
vol.6鳥船遺跡 ~ Trojan Green AsteroidCOMIC1☆6(2012)
vol.7伊弉諾物質 ~ Neo-traditionalism of Japan.C82(2012)
vol.8燕石博物誌 ~ Dr. Latency's Freak Report例大祭13(2016)
vol.9旧約酒場 ~ Dateless Bar "Old Adam".C90(2016)

音楽ゲームへの収録

動画サイト・主にニコニコ動画では東方Projectの使用楽曲をアレンジしたものが多数存在し人気を博しているが、その内の幾つかは現在においてアーケードとして稼動している商業作品の音楽ゲームにも収録されている。

かつてZUNタイトーに所属したこともあってか、同社の『ミュージックガンガン!』『GROOVE COASTER』にはZUNTATA直属のコンポーザーによるアレンジ楽曲が収録されている。
コナミの音楽ゲーム『SOUND VOLTEX』は書き下ろしアレンジとキャラクター画像を公募するようになっている。
特に音楽ゲームで大きな支配力を持つコナミがこのラインナップを採ったことによる影響は多大なものであり、音楽サークルがゲーム用に東方アレンジ曲を書き下ろすといった形などの変化が現れている。

任天堂の「大合奏!バンドブラザーズP」では、2015年7月下旬より上海アリス幻樂団の手がけた音楽CD収録の楽曲が投稿できるようになった。
しかも同年12月には、特別審査員にZUNを迎えて対象楽曲のリミックスコンテストの開催も行われた。
グランプリ作品は、2016年5月の博麗神社例大祭で発売されるCDに収録され、バンブラでも配信される。

詳細→東方アレンジ

関連イラスト

東方』という略称があり、pixivで主にタグとして使われているのはそちら。

東方
東方project


例大祭
黄昏的宴会



『東方』でタグ登録されている絵一覧

関連タグ

表記揺れ

東方・・・『東方Project』よりもタグ使用件数が多い。
東方プロジェクト 东方 东方Project とうほう とうほうプロジェクト touhou

用語

原作者・原作者サークル、共作サークル
ZUN博麗神主)・上海アリス幻樂団 黄昏フロンティア
ゲーム用語
ゲーム 同人ゲーム STGシューティングゲーム) 弾幕STG スペルカード 耐久スペル グレイズ 喰らいボム 当たり判定 ラストワード overdrive 少女祈祷中
世界観に関する用語
幻想郷 博麗大結界 博麗の巫女 外の世界 弾幕ごっこ 秘封倶楽部 草の根妖怪ネットワーク 異変 程度の能力 幺樂団
地域
人間の里 魔法の森 霧の湖 マヨヒガ 迷いの竹林 太陽の畑 無名の丘 再思の道 無縁塚 三途の川 妖怪の山玄武の沢 九天の滝) 旧地獄街道 旧都 法界 魔界 天界 有頂天 月の都
施設
博麗神社 紅魔館 廃洋館 白玉楼 永遠亭 是非曲直庁 守矢神社 地霊殿 命蓮寺 間欠泉地下センター 夢殿大祀廟 輝針城 香霖堂 鈴奈庵 霧雨魔法店 夢幻館
個別キャラの関連アイテムなど
陰陽玉 ミニ八卦炉 半霊 楼観剣 白楼剣 西行妖 蓬莱の玉の枝 蓬莱の薬 月人 蓬莱人 文々。新聞 文花帖 緋想の剣 要石 花果子念報 宝塔 魔人経巻 正体不明の種 幻想郷縁起 霧雨の剣 月の羽衣 フェムトファイバー 四猿ちゃん 茨木の百薬枡 妖魔本 希望の面 オカルトボール


二次創作

二次創作としての『東方Project』については東方Project(二次創作)をご覧ください。

WORLD WIDE 東方

表記言語や文字体系使用される言語圏例概要
Touhou ProjectTouhou 。またはPSM英語欧米他PSM 」は「 Project Shrine Maiden 」の略称。「 Touhou Project 」と並んで原作にも登場する表記。
东方东方Project中国語・簡体字中国・シンガポール他「东方」は簡体字表記によるもの。繁体字表記では日本語と同じく「東方」表記となる。ピクシブ百科事典では「东方」記事に中国語圏表記に関する一覧も掲載されている
동방동방 프로젝트ハングル韓国他「동방」は東方、「프로젝트」はProjectを意味する


全体的にファンの間では固有名詞としての「 Touhou 」、「 Touhou Project 」などでの共有がみられている。東方Projectに関連した、あるいは東方Projectも一つのジャンルとして参加する海外イベントなどでも東方Projectを指し示すものとしての「 Touhou 」での表記やこの表現による会話などが可能である。
海外の東方Projectイベントでも「 Touhou 」が通じ得る。
ZUN本人へのインタビューなどでも英語圏では世界観全般を指しての「 Touhou 」の語と表記とが使用されている(例えば2013年、米アトランタ、Anime Weekend AtlantaでのZUNインタビュー)。

原作者である上海アリス幻樂団の表記は、英語では「 Team Shanghai Alice 」、中文では「 上海爱丽丝幻乐团 」など。

個別の作品を称する際は日本語では例えば『東方紅魔郷』を指し示そうとする場合、作品名の日本語部分をそのまま呼称したり作品名に多く共通する部分である「東方」を除いた部分(上記の例であれば『紅魔郷』)で呼称することが一般的である。中文などでも各種漢字タイトルを用いた同様の略称を使用することができる(例えば『东方红魔乡』と略称としての『红魔乡』など)。
一方英語圏などでは各作品の英語タイトル(上記の例であれば『 Embodiment of Scarlet Devil 』)で各作品を示したり、原作における作品ナンバリング(上記の例であれば「TH6」=第六弾作品)などで示すこともある。

日本語と他言語の間で交流する際などは、普段使っている略称表現やその略称の由来などにも違いがある可能性などをおさえておくと良いかもしれない。

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