妖怪の山とは、
1.東方Projectの舞台幻想郷内の架空の地名。本記事で解説。
2.東方Projectの楽曲の一つ。妖怪の山 ~ Mysterious Mountainの記事を参照。
概要
人間より昔からこの地に住み着いている妖怪が多く住む場所。
通常、幻想郷で「山」と言った場合はこの妖怪の山のことを指す。
文、にとり、椛、はたて、茨木華扇、坂田ネムノなど(住人一覧は後述)が棲んでいるのはこの妖怪の山である。
ここに住む妖怪達は、人間や麓の妖怪とは別の社会を築いており、幻想郷のパワーバランスの一角を担っている。特に天狗や河童は外の世界を模倣した高度な技術力を持っており、天狗は写真・印刷・出版の技術、河童は鉄鋼や建築・道具の作成などの技術を持つ。その為、この山に攻め入る妖怪は居ない。
山の妖怪は一部(ネムノの様な閉鎖的な妖怪)を除き幻想郷のどの種族よりも陽気で仲間意識も高く、高度な技術と相まって近未来的で豊かな生活を送っているという。ただ、その仲間意識の高さから、余所者に対する風当たりは強く、山の侵入者に対しては、相手が何であれ全力で追い返されてしまう。特に天狗は、味方がやられると確実に敵対姿勢を取る。他の妖怪に無い特徴である。
中でも鬼は妖怪の山の支配者として君臨し、そのトップは山の四天王を名乗っていた。
しかし鬼達は騙し討ちを仕掛けてくる人間に失望し、幻想郷を去って旧地獄や新地獄に移り住んだため、現在は天狗の長である天魔が山の支配者となっている。
※守矢神社の二柱(神奈子、諏訪子)は山に受け入れられただけであって、妖怪の山を治めている訳ではない。
かつての人間との信頼関係を復活させて人間と新たな歴史を築いていこうとしたのが鬼である萃香の本来の目的であるが、当の萃香は博麗神社に入り浸って現在も暇人生活を行っている。
妖怪の山に受け入れられた神と人間という点では、初めてのことである。
噂では、山の内部に大きな空洞があり、外の世界さながらの未来楽園を築いている、とも言われている。
天狗の新聞からもそれらを想像できるという。
そこには一日中太陽の光が届き、自動化された工場で生活に必要な道具を生み出し、
妖怪達はお酒を飲みながら新聞を読んでその内容で語り合い、楽しく暮らしているという。
その空洞の中には禁じられているはずの結界に穴を空ける行為を行い、外の世界とつながっているところがあるから、他の妖怪や人間を寄せ付けない、とさえ言われているが…。
妖怪の山内の地名、施設名
住人
現在の住人キャラクター
キャラクター名 | 種族 | 備考 |
---|---|---|
射命丸文 | 鴉天狗 | |
姫海棠はたて | 鴉天狗 | |
犬走椛 | 白狼天狗 | |
飯綱丸龍 | 大天狗 | |
天魔 | 天狗 | 妖怪の山を治めている |
河城にとり | 河童 | |
山城たかね | 山童 | |
東風谷早苗 | 人間 | 守矢神社の住人 |
八坂神奈子 | 神様 | 守矢神社の住人 |
洩矢諏訪子 | 神様 | 守矢神社の住人 |
茨木華扇 | 仙人 | |
橙 | 妖獣(化け猫) | マヨヒガが彼女の住処であるかどうかは不明 八雲紫&八雲藍とは別居 |
坂田ネムノ | 山姥 | 聖地ヤマンバの地に住む |
孫美天 | 猿神 | 聖地ヤマンバの地に住む |
豪徳寺ミケ | 招き猫 | 本編では山の麓に出てきたが、一応「山で悠々自適な新生活を送ることになった」とされている |
駒草山如 | 山女郎 | |
庭渡久侘歌 | 神様 | 彼岸に住んでいるわけではなく、普段は山の滝の上あたりの、見晴らしの良いところに住んでいる |
住人の可能性があるキャラクター
キャラクター名 | 種族 | 備考 |
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秋静葉 | 紅葉の神 | 主な活動場所が妖怪の山(や魔法の森)とされている |
秋穣子 | 豊穣の神 | 静葉と違って主な活動場所に山が含まれないが、風神録では山の麓に登場 |
鍵山雛 | 厄神様 | 主な活動場所に山が含まれないが、山の裏に位置する中有の道は含まれていたり、風神録では山に登場したりする |
菅牧典 | 管狐 | 山に住む飯綱丸龍の部下 |