「我こそは、聖域の斉天大聖! なんてね」
「そうよ、私は残無様の力で猿神にしてもらい 今も残無様の願いを叶えるために動いている」
概要
種族 | 猿神 |
---|---|
二つ名 | 小さな聖域の大聖(獣)、聖域の斉天大聖(酔) |
能力 | 野生の猿を操る程度の能力 |
危険度 | 不明 |
人間友好度 | 不明 |
テーマ曲 | タイニーシャングリラ |
登場作品 | 東方獣王園 |
元は妖怪の山の麓にあるアンタッチャブルな聖地「聖地ヤマンバの地」に住むはぐれ猿であったが、日白残無と出会い、聖地の権力を持った霊を喰らうよう勧められた事で、猿神という妖怪と化した。
聖地の霊を喰らった身では確実に地獄へ落ちて、責め苦に遭う。そこで地獄に落ちるのを防ぐという名目で、これまた残無によって唆された吉弔八千慧が近づいてきた。
鬼傑組の地上進出の足掛かりとして肉体を持っている地上の部下として美天は傘下に加わる事となるが、忠誠を誓っているのは残無に対してであり、八千慧の地上支配を時間稼ぎするために送り込まれたスパイでしかない。
八千慧によって自分は孫悟空の生まれ変わりだと吹き込まれており、本人もそう信じている。
そのために、八千慧から孫悟空を模したアクセサリーを貰って身に着けていたり、「大きな岩に雷が落ちた際にその岩から生まれた」という孫悟空と共通のエピソードを詐称したりしている。
更にはスペルカード名が確信犯だったり。
一連の出来事が解決した後は鬼傑組を去るつもりだったものの残無の謀略の果てに八千慧が腑抜けとなってしまった事で放って置けず、この人の力になりたいと感じてしまい、鬼傑組に残る事となった。
他に、同じ妖怪の山に住んでいる東風谷早苗とも交流を深めている。
種族
年老いた猿がなる人喰い妖怪。
『神と偽って生贄を喰らっていた所を旅の僧や侍に退治される』という伝承の代名詞と言える。
東方での猿神は人であれば肉体だけでなく魂すらも捕食対象というより凶悪な妖怪となっている。
容姿
名の通り孫悟空を意識したデザインとなっている。金色の雲の形を模した頭飾りの輪『緊箍児』を身に着けている。この緊箍児はただの飾りであり、特別な効果は無い。
非常に長い尻尾を持ち、この尻尾で日白残無から与えられた長い棒を持っている。この棒はガラス管のように透明で、中に液体とも気体とも判断の付かない赤い何かが入っている。本物の如意棒の様に伸び縮みはしない。
髪型は明るめの濃い茶髪を緩く二つ結びにしている。
目の色は赤色の混ざった茶色。
服装はヤマンバの聖地に住んでいた事もあって、明らかに坂田ネムノを意識したデザインになっており、胸部の部分は鶯色、腹部はオレンジ色、下のスカート部分は青色の三色に分かれており、また右腕にはひし形の穴の開いた白い袖を付けているが、反対の左腕には着けていないノースリーブ状態になっているが、代わりに金色の豪華な腕具をつけている。スカートの先のフリルにひし形の穴が開いているのもネムノと同様で、足元が裸足である点も一緒。
胸も(服の裾が膨らんだだけの可能性が高いが)少し大きく見えるが、公式巨乳キャラの牛崎潤美やネムノと比べればそこまで大きいという訳ではないようである。
服の裾には謎の黄色くて細い棒が多数付いている。どちらかといえば服の裾には直接くっついておらず、空中に浮いている様にも見える。
美天の弾幕は棒を多数投げつけるというものなので、この棒を攻撃に使用しているのかもしれない。
なお、原作中においてもこの棒はあうんからフライドポテトに例えられてネタにされている。
スペルカード
二次創作
- ドラゴンボール関連
元ネタを同じ西遊記としているドラゴンボールネタ絵が多数描かれている。
その際には、吉弔八千慧は亀仙人ポジションとなる。
- フライドポテト
前述の通り、フライドポテトをネタにした作品も多く投稿されている。(フライドポテト好きな猿)
鬼傑組に残った経緯などから、八千慧と共に描かれることも多い。 (やちびてん)
同じ土地に住んでいて、服装が似ている坂田ネムノやヤマンバの聖地がある妖怪の山とも関係性がある。また、vsモードにて霊夢のvs美天勝利時の台詞にて、霊夢は美天にネムノの事を知っているのかを訊いている。
同じ妖怪の山に住む者同士からか、意外に顔見知りらしく、美天は早苗の事を「早苗ちゃん」とちゃん付けで呼んでいる為、親しい間柄である事を思わせる。
余談
自機として
C2(チャージスキル)は広範囲。C3(EXアタック)はどこぞのぶっ壊れチュパカブラ程ではないもののCPUキラーとなり得る。攻撃に限って言えば中々の強さを見せる。
しかし除霊オーラがスカスカで事故を起こしやすいのが難点。範囲は広いのでアイテム稼ぎにはもってこいなのだが…
所属について
聖地の霊を喰らったという設定から『人間を餌と認識している勁牙組』の方が適しているのではないかとする説もあるが、猿神という種族の伝承は『犬や狼と力を合わせた人間に退治される』ため、勁牙組とは犬猿の仲で相性が悪かったのかもしれない。
関連タグ
孫悟空:元ネタ。
比那名居天子:同じく孫悟空をモチーフとしており、こちらは緊箍児の意匠や憑依華でのエピソードにそれが表れている。
鬼傑組:所属組織
吉弔八千慧:ボス
カワウソ霊:同僚
日白残無:一時的な上司