ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

管狐とは、の姿をした妖怪の一種である。


概要編集

地方によっては「飯綱(イズナ)」「外道(ゲドウ)」とも呼ぶ。

大きさは地ネズミやイタチほどで、人に取り憑きその精気を食らって祟り殺す力を持つ。

なお、「狐」という事から油揚げが好物ではないかと勘違いされやすいが、管狐が好物としているのは味噌であり、取り憑かれた人間も味噌ばかり食べるという。


その一方、使い魔式神のように使役することもでき、彼らを崇敬し守り神とすれば、人間に仕え、術者に富を与えるために働いてくれ、人間にとり憑いて意のままに操ったり、小物や富をかき集めてきたりと自由自在となっている。

こうした家系を「管憑き」とも呼び、管狐を使役する術者を「飯綱(イイズナ、またはいづな)使い」や「クダ持ち」や「クダ使い」と呼ばれ恐れられていた。


だが、都合の良い事ばかりでもなく、良い食事しか好まず大食。当然食事を与えねば働かない。

通常は竹筒にいれて飼うのだが、そこにには雌雄一対で入れないとならない。すると爆発的に数が増えて餌の量も馬鹿にならなくなり、最終的には術者の富と気力を全て喰らい尽くす。

また、飯綱使いが未熟であれば、所有している管狐からも信頼などされるはずが無く、勝手に他人に取り憑いたり他所の所有する作物を食い荒らしたりする等、言う事を聞かずに好き勝手する為、周辺の人達からは飯綱使いは嫌われてしまう事になり、最悪の場合は管狐からも愛想を尽かされてしまい、見限られる形で何処かへと去られる事になる。

この為、飯綱使いは管狐との共生関係を維持する為に日々の修行を怠ってはならず、出来なければ飯綱使い自身が破滅を免れなくなると言える。それ位に管狐の育成とは容易な事では無いのだ。


名前に「狐」とついてはいるが実際は食肉目イヌ科キツネではなく、イタチ科の動物のイイズナオコジョなどがモチーフと思われる。(古来日本ではイタチ科の動物はキツネと同一視されることがよくあった。)

また地方によっては食肉目ですらないげっ歯類ヤマネを管狐と呼ぶ事もあり、「修験者が冷たくなってしまった管狐を相手の掌の上に乗せ霊験で生き返らせてみせた」(実際はただ冬眠していたヤマネを掌の体温で暖め中途覚醒させただけ)という話も残っているという。


創作作品での管狐編集

創作作品に登場する管狐は、以下が該当する。

  1. 地獄先生ぬ~べ~』のキャラクター葉月いずなが操る管狐、等
  2. 東方茨歌仙』第八話・狐の奸計に登場するキャラクター
  3. 東方虹龍洞』に登場するキャラクター・菅牧典
  4. xxxHOLiC』に登場する管狐
  5. 大神』に登場する中ボス
  6. 刀剣乱舞』に登場するこんのすけ
  7. 喰霊』のキャラクター飯綱紀之が使う
  8. クラユカバ』に登場するクダギツネ

地獄先生ぬ~べ~の管狐編集

ほぼ伝承通りの存在。


葉月いずなは管憑きとイタコの家系で、普段から5〜10尾ほど自前の管狐を使役している。

またぬ~べ~は彼女の管狐を保護した際、その狐が生んだ鬼の手に酷似する「覇狐(バコ)」という管狐を一尾飼っている。

物語後半には「伝説の管狐」と呼ばれる“ゲドウ”(いずなは「ゲド」と鳴くので「ゲド」と名付けていた)を巡る戦いも起きており、飯綱使い同士の戦いとゲドウが持つ「富を与える力」に焦点があてられていた。

作中を通して玉藻のような強力な妖狐に比べ低級霊であるという扱いを受けたが、「伝説の管狐」編では鬼の手にも匹敵する強力な管狐も登場する。


東方茨歌仙の管狐編集

大まかな特徴は上述の通り。

博麗神社の参拝客に取りつき神社の参拝客を増やしていた所を茨木華扇に捕えられた。

なお、同話中に霧雨魔理沙の姿に化けている狐が登場するが、彼女は管狐とは別のキャラクターである。→化け狐(茨歌仙)


東方虹龍洞の管狐編集

種族は同じだが、東方茨歌仙の管狐とは別のキャラクター。少女の姿をしている。

二つ名は『耳元で囁く邪悪な白狐』。

『魂の弱い所に入り込む程度の能力』を持っている。

東方虹龍洞の5面中ボス・6面中ボス・EX中ボスとして登場。

相手の心の隙間に忍び込み、周りを唆し、事態の混乱を招いた元凶である。

菅牧典


xxxHOLiCの管狐編集

アジサイ事件で雨童女が対価として壱原侑子に送った。

普段は侑子の煙管入れで飼われている。四月一日君尋のことが大好きだが、蜘蛛女郎と相性が悪い。

霊感が強くいつもは紐のような体をしているが、戦闘時には九尾の狐に変身して、口から狐火を吐く。正常な気に触れると元に戻る。

原作では変身すると三日月みたいな目に丸が、通常ではどこにあるがわからないので無月と名づけられる。

[http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=39068007]


大神の管狐編集

名称は「管キツネ」。

両島原編で、海神・水龍の腸(はらわた)を探索中に出現する。

一度の戦闘で二~三体、それを三度と、合計八体を相手取ることになる。

動きがすばやく、アマテラスの墨ビョウタン(「筆しらべ」発動に必要なゲージ)から墨を吸い取るという特殊な攻撃を持つ。

すべて倒すと、イベントアイテム『妖器「キツネ管」』が手に入る。

一体一体はさほど強い訳ではないため、墨吸い攻撃を筆技などで妨害しつつ、連打を叩きこんでやれば楽に倒し切ることが出来る。

なお中ボスには珍しく、特定の筆しらべで妖怪牙を落とす。


刀剣乱舞の管狐編集

こんのすけを参照


クラユカバのクダギツネ編集

「クダギツネ」とカタカナ表記される。

キツネと言われているがイタチに近い洞穴性の哺乳類。

「クラガリ」と呼ばれる地下世界では伝書動物として重宝されている。

使役者は「クダ使い」と呼ばれる。

劇中ではタンネが連れている白い個体「サチリ」と荘太郎の父が使役していたとされる茶色の個体「モスケ」が登場している。


関連タグ編集

妖怪  妖狐 イタチ

動物  ケモノ


犬神……管狐同様、使役可能な妖怪で共通点が多い。

関連記事

親記事

妖狐 ようこ

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 847089

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました