曖昧さ回避
- イタチ科イタチ亜科の中でも小型で細長い哺乳類の総称である。イタチ属、テン属、マダライタチ属などが該当。
- 『どろろ』の登場人物の一人→イタチの斎吾
- 『NARUTO』の登場人物の一人。→うちはイタチ
- 『鉄コン筋クリート』の登場人物の一人。→イタチ(鉄コン筋クリート)
概要
手足は短くて胴体と首が長く、ほっそりとした体つきが特徴。
肛門の近くに臭腺を持っており、外敵に追い詰められた時などに使用する。(イタチの最後っ屁と呼ばれるものはこれである。また、スカンクやラーテルなどイタチの仲間の動物も臭腺を活かした戦術が得意である。)
可愛い見た目をしているが気性が荒く、怖いもの知らず。
ニワトリなどを襲うため害獣とされることもある。
愛玩動物としてはフェレットがある。
イタチのイメージ
日本では主に可愛らしいイメージが浸透しており、ネズミやハムスターなどの可愛い小動物と同じ扱いをされることが多いが、海外では家畜を襲って食害する凶暴なイメージが強く、キツネやオオカミなどと並んで狡賢くて怖い動物として扱われ、アニメ等においては悪役になることが多い。
実際のイタチ科もしばしば自分より大きな獲物を仕留める。
例:「くまのプーさん」に登場するヒイタチ、「ロジャー・ラビット」に登場するトゥーンパトロールなど。
※ただし日本の作品においても「ガンバの冒険」に登場するノロイなどの例外はある。また「しあわせソウのオコジョさん」に登場するオコジョさんは気の荒い性格として描かれている。
また、古来日本ではイタチはキツネやタヌキと同様に化けたり、あらゆる怪異を引き起こす動物として妖怪視されていた。主に入道坊主や小坊主に化けると言われており、大入道はカワウソが化けたものとされる。
よくニワトリの生き血を吸うといわれている。
テン(貂)は「狐七化け、狸八化け、貂九化け」と称されるほどで、キツネやタヌキを上回る能力を持っているという。数百年の年をとって妖力を持ったイタチが貂になると言われる。
イタチをモデルにした妖怪としてはかまいたちなどがあるが、管狐も名前に狐の字が付いているが実際はイイズナが元になっているとされる。
実は十二支の由来に関する説話で、13番目に神様の元にやって来た動物は彼では無いかと言われ、イタチが十二支になれなかった事を哀れんだ神様が月の初めをつ『いたち』…つまるところ『ついたち』と呼ぶ事にしたとされる。この事からイタチはきちんと1月1日に神様の元に来た事が窺える。え? 猫はって? そもそも猫はネズミに騙されて1月2日に来てしまったからね仕方ないね。
イタチをモチーフとしたキャラクター
特撮
- いたち男(河童の三平妖怪大作戦)
- イタチ小僧(変身忍者嵐)
- ガライタチ(快傑ライオン丸):第41話「大魔王ゴースンあの胸を狙え!」に登場した、
敵キャラ。
アニメ
神話・伝承
ゲーム
関連イラスト
現代日本的なイタチのイメージ
海外的なイタチのイメージ