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どろろ

どろろ

『どろろ』とは、手塚治虫による日本の少年漫画作品。また、その作品の主人公の一人の名前。
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概要


特徴

時代劇妖怪物、と言う特殊なジャンルとして発表されたが、妖怪だけでなく人間の所業も全話に渡って狂気じみている。作品自体の暗さから明るいものばかりの漫画の中で当時の読者に受け入れられにくく不人気であった。
また打ち切りとアニメ化に伴う再開と掲載誌の変更もあったが相変わらずの不人気で結局はラストまで描けずに、打ち切りになってしまう。

アニメ版

テレビアニメの放送開始初期は『どろろ』として放送されたが、14話以降になると『どろろと百鬼丸』とタイトルが変更し放映された。
しかし障害者差別などの微妙な問題が多かったため、地上波では殆ど再放送はなされていない。また、モノクロ作品である点も再放送されにくかった理由である。
OPはなかなか変なので、インパクトはあったらしい。

その他の媒体

小説

辻真先による児童小説がある。内容は原作と微妙に異なる。
現在は朝日ソノラマ文庫で読むことが可能。

パソコン版

コマンド選択式のアドベンチャーゲームで、対応機種はPC-8801mkIISR。
時系列的には原作の続きで、原作最終回で別れたどろろと百鬼丸が再会し、残り数体となった魔物を倒していくというストーリー。
絵柄は原作に忠実。手塚作品からのキャラの出演も多い。
また、どろろが女性であるという設定を生かしたイベントもある。

PS2

原作をなぞりつつも重い設定は極力表に出さず、百鬼丸の義体に大砲マシンガンが仕込まれるなどエンターテインメント性が強い。
百鬼丸が体を取り戻すと画面や操作に変化が現れる演出が特徴。

実写映画

呪術めいた方法で死体を加工して作られた百鬼丸の義体、左手の仕込み刀は妖怪退治の妖刀、舞台も室町時代末期の日本ではなく「賢帝暦」という暦が使われている架空の世界など、和風ファンタジー的な要素が強い。
手塚作品の映像化で初のPG-12指定を受けている。

その他の漫画作品

どろろ梵

百鬼丸は美しく成長したどろろと再会するが彼女は妖怪に取り憑かれており殺害されてしまう。
現代日本で女性として転生した百鬼丸は勝手に付いて来た少女と共に残りの魔物とどろろを着るための旅に出る。

どろろとえん魔くん

永井豪の漫画作品どろろんえん魔くんとのクロスオーバー。
手塚眞および手塚プロダクション公認。
美しく成長したどろろがえん魔くん、シャポーじいと共に百鬼丸を探す旅をする。
永井豪の脚本ゆえ女のどろろがスケベなえん魔くんにハレンチなことをされてしまう事がたびたび。

基本、どろろに付き合ってえん魔くんが一緒に百鬼丸を探すかたわら妖怪退治をする物語である

人気

百鬼丸の目玉ポロリ かなり不遇な境遇を歩まされた作品であったが、水木しげるに端を欲する妖怪・オカルトブームを先取りした内容や義手義足の中になどの武器を仕込んだ主人公という奇抜かつ独創的なアイディアなどによって、カルト的なファンを生みもした

俺を返せ



キャラクターとしての「どろろ」

夜盗火袋の子。「ハイハイしていた」頃から盗みを働く天性の泥棒。10歳代前半期いろいろあって両親が死んだ為、一人で盗みを働くようになる。「名刀を持っている」百鬼丸に目をつけ、ついていく。背中に秘密がある。少年のように見えるが女の子である。映画版では柴咲コウが演じた。

四十八の魔物

地獄堂に像が奉られる存在。
醍醐景光との契約により、彼に力を与える代わりに百鬼丸の体の48箇所を奪った妖怪たち。
百鬼丸が生まれる前に醍醐が僧侶を一人殺して生贄に捧げているため体のパーツを持っているのは47匹とする説もある。

原作版

本編開始時点で16匹が倒されている。

万代
美しい女性と巨大なオオサンショウウオのような怪獣(百鬼丸曰く「あんな醜い怪物は観たことねえ」「ガマクジラ」)の二つの姿を持つ。
表向きは村の有力者として村人に金品を与え、ある程度栄えたら怪獣となって村を襲い、再び与えてはまた奪うという事を繰り返していた。
正体は人面瘡。仲間の白い液体状の妖怪と共に旅の女性に寄生していた。
奪った部位は右腕

妖刀似蛭
人を斬り続けた結果妖怪が取り憑いた刀。
血を求め持ち主を操る妖力を持ち、作中では田之介という青年とどろろが操られた。
奪った部位は左目

九尾の狐
ばんもん(巨大な塀の跡地)周辺に生息する人食い狐のボス。普段は狐の顔をした火の玉の姿をしている。
決闘中の百鬼丸に多宝丸が兄弟である事を教え心を乱した。
奪った部位は

白面不動
不動明王の姿をした妖怪。
手下の女妖怪が誘い出した人間を滝で凍死させ顔を奪っていた。
正体は岩に張り付き不動の形をしたカビの集合体。
奪った部位は右耳

マイマイオンバ
郷士の鯖目に取り入り妻となったの妖怪。屋敷の侍女も彼女の一族が化けている。
「遠い世界からやって来た」と語り、村の裏山にあった彼女たちの巣の形がどう見てもUFOなど、宇宙人であるらしい節がある。
奪った部位は右足。映画では肝臓

二郎丸
不知火という少年に飼われていた人食い鮫が妖怪化したもの。
胃の内容物を発酵させたアルコールのガスを吐き相手を酩酊させる。
奪った部位は声帯

炎の馬
毛並みが炎で出来た馬。
実体の無い魂だけの存在であるため、人間に恨みを持つメス馬のミドロ号に取り憑いて人間を次々踏み殺し、さらに賽の目の三郎太を操り百鬼丸を襲う。
奪った部位は不明。

どんぶりばら
ほどもある巨体の。名称はアニメ版より。
大きくなり過ぎて餌を食べる事が困難となり、シャモジのような顔の僧侶の姿をした分身を使い村の長者を操り、大量の食物を食べさせその栄養を奪っていた。
奪った部位は右目

四化入道
僧侶の姿をした獣の妖怪。
元々は寺の住職で人格者だったが景光に反対したため生き埋めにされ、土中の小動物(モグラカエルカワウソネズミ)の精気を取り込み妖怪化した。
映画ではラスボスであり景光と一体化する。
奪った部位は不明。アニメでは神経、映画では心臓


残りの魔物たちの集合体。
百鬼丸と戦うも攻撃を受けて何匹化が倒されたが完全には仕留めきれず、そのまま霧散して逃亡した。

アニメオリジナル

かじりんこん
人間も妖怪も見境無く食べる怪物。
三匹の天邪鬼が仲間と間違えて封印の石塔を壊したため復活した。
奪った部位は声帯

マタタビの木の妖怪
蔦の絡まった巨大なの骸骨。
村の人間を食い尽くし、村を訪れた百鬼丸たちを襲う。
奪った部位は両耳

ビラビラ
ほどもある巨大なエイ。体のところどころが白骨化している。
封印されていたがどろろが封印の銛を抜いてしまったため復活する。
奪った部位は

大蜘蛛
地蔵に取り憑いた蜘蛛の妖怪。
村人を脅して生贄を要求し、子守のアルバイトと騙された旅人を食べていた。
奪った部位は脊椎

土坊主
泥の塊のような妖怪。
乞食のぐう太郎の尻に書かれた経文で封印されていたがどろろが消したため復活。
奪った部位は皮膚

醍醐景光
百鬼丸の父。
魔物との契約で最後の魔物として転生した。
また、地獄堂での魔像との会話から、百鬼丸に倒された魔物達は四十八の魔物そのものではなく分身に過ぎない事が判明する。

映画オリジナル

ヤシガニ蜘蛛
髑髏のような顔を持つカニと蜘蛛を合わせたような妖怪。
ある街の酒場で踊り子に化けていた。
奪った部位は右足

赤錆山の魔物
噂話の中に登場する。
赤錆山という鉱山に住み着き人を食らっていたが何者か(百鬼丸)に倒された。
奪った部位は不明。

桜魔人
能面のような顔を持つ人面樹。
桜吹雪を吐き、赤い髪で相手を拘束する。
奪った部位は左耳

山椒魚
巨大なサンショウウオの妖怪。
全身が硬い鱗で覆われ、武器は怪力と長い舌。雨を封じる特殊能力を持つ。
奪った部位は声帯

烏天狗
人食いの鳥人
パンフレットに書かれた設定によれば、鳥葬で人肉の味を覚え、生きた人の肉を食いたいと思うようになったカラスが山の修験者を襲ううちに妖怪化したもの。
飛行能力と二刀流を活かしたトリッキーな戦法を得意とする。
奪った部位は右腕

赤野獣
青野獣
二匹で一対のの妖怪。
人の弱点や心の苦しみを的確に見抜き、それを嬲り自殺に誘うような陰湿な戦い方を好む。
奪った部位は両目

どろろ梵

この作品では魔物は最後の3匹まで減っている。

鎌鼬
どろろと同化した妖怪。前世の百鬼丸を殺害した。
外見は頭から猫の尾が生えた着物姿の女性(どろろ)。
根本的には妖怪だが、性格はどろろの影響が強い。
奪った部位は左足

枕返し
夢を操る妖怪。
黒猫に憑いており、本体は異国の民芸品のような姿。
奪った部位は右目

赤目
赤い三つ目を持つ巨人。
寿命(人間に対する怨み)が尽きかけたため森の奥で隠遁していたが、「もう一人の百鬼丸」に惨殺される。
奪った部位は左腕

どろろとえん魔くん

この作品では最終章となるエピソードでどろろとえん魔くんがついに百鬼丸と出会うのだが・・・

鬼蜘蛛
百鬼丸が鬼蜘蛛の仲間の一人を切ったために怨みを買われてしまう羽目に。
それ以来、百鬼丸は鬼蜘蛛達に追われる身となる。
奪った部位は???

余談

ちなみに「どろろ」というタイトルは手塚治虫の友達の子供がどろぼうのことを片言で“どろろう”といったことをヒントにした(講談社刊手塚治虫漫画全集「どろろ4巻」のあとがきでは「ぼくの子どもが」と述べている)。
手塚は百鬼丸とどろろの二人が主人公であると述べている。

関連タグ

手塚治虫 妖怪 改造人間 百鬼丸 百どろ 賽の目の三郎太 醍醐景光 多宝丸 琵琶丸

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