曖昧さ回避
- エンジンを2台搭載し前後の車輪を駆動する自動車のこと。4WDの記事にツインエンジン車についての記述がある。
- 2気筒のエンジンの別名。V型2気筒、直列2気筒、水平対向2気筒などの気筒レイアウトがある。
- 日本のアニメーションプロデュース会社。本稿で詳述。
会社概要
株式会社ツインエンジンとはアニメーションのプロデュース企業である。したがってアニメの実制作は行わず、主に企画・広報を担当する会社であり、『ノイタミナ』元チーフプロデューサー(編集長)の山本幸治が2014年10月1日に立ち上げた。同業のEGGFIRMと同じく出版社や広告代理店によらない独立系の企業。
ツインエンジン自体は基本的にアニメ制作を行わないものの、複数のアニメ制作会社を子会社として抱えており、ツインエンジンや他社が企画したアニメーション製作に携わっている。近年は製作委員会を組まず、ツインエンジン一社提供の作品も多い。なおBlu-ray・DVDの発売は『刻刻』を除き主にバップから行なっている。
ツインエンジンの手掛ける作品は、共通して十数秒のオープニングムービーが流れる。ツインエンジンを搭載したオートバイが走行して、ライダーの背中に各アニメ制作会社のロゴマークが投影されるというもの。会社ごとにエンジンの気筒レイアウトが異なっている。
例外としては『ゴールデンカムイ』(3期まで)ではNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンも関わっていたためか、オープニングムービーがなかった。『魔法使いの嫁』第2期も同様にオープニングムービーはない。この辺りはケースバイケースという可能性が高い。
主な子会社と代表作
EOTA
ツインエンジングループの全制作セクションを強固にする組織として2020年に設立。ギグリーボックスとHARERABOを除くツインエンジングループのアニメ制作会社を束ねる親会社。下部組織として、クラユカバの制作引き継ぎに伴い設立されたチームOneOneがある。
スタジオコロリド
劇場版アニメを主に制作している。詳細は該当記事へ。
ジェノスタジオ
テレビアニメと劇場版アニメを主に制作している。詳細は該当記事へ。
SCOOTER FILMS
2021年9月16日、ツインエンジンとPONTOONの出資で設立。DMM.futureworksからアニメ制作スタジオ「ダブトゥーンスタジオ」を継承し、MVやミニアニメを制作。南方研究所とパートナ提携をしている。
2022年 | じゃんたま PONG☆ |
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2022年 | うまゆる |
2024年 | さざ波の少女たち |
スタジオカフカ
OAD『魔法使いの嫁 西の少年と青嵐の騎士』の制作を目的としてスタジオヴォルン、WIT STUDIOを経た成瀬晃一ら3人が2020年に設立。
2021-22年 | 魔法使いの嫁 西の少年と青嵐の騎士 |
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2023年 | 魔法使いの嫁 SEASON2 |
BUGFILMS
ディオメディア、OLMを経たプロデューサーの児島宏明が2021年に設立。川越一生や中野悟史などOLMから移籍したアニメーターも所属している。
2023年 | ゾン100 |
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2025年 | とんがり帽子のアトリエ |
NAGOMI
スタジオKAIに所属していたプロデューサーの金子文雄、アニメーターの藤本さとる及び今西亨によって2024年1月に設立。漢字では「和」と書く。
スタジオクロマト
スタジオコロリドteamクロマトのアニメーター山下清悟を中心とし2024年に設立したスタジオ。
くるせる
REVOROOTを設立した代表取締役の江波和樹によって2024年に設立されたスタジオ。「つくる・みせる」をスローガンに、デジタルツールの発展に応じたワークフローの開発や人材育成を強みとする。
studio daisy
2016年に「ツインエンジン・デジタル部」の人材育成と技術開発を目的として設立。主にAimerのMVを手がける。下部組織に、ツインエンジン・他社問わず撮影を担当するEOTA撮影ユニットがある。
2021年 | 夜の国 |
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OUTLINE
『LOST_IN_PARADISE_feat.AKLO』を手掛けたアニメーター・五十嵐祐貴が中心となって設立。MV制作を行う。
2022年 | 異世界混合大舞踏会(feat.おばけ)MV |
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2022年 | プラントピア/失楽園 MV |
Peakys
2019年設立。3DCGを手がけるチーム。
キューン・プラント
2004年に開始した個人事業「スタジオティンクル」を母体に2007年設立。アニメの背景美術3DCGで手掛ける。2023年3月から子会社になった。
ギグリーボックス
アニメ・実写問わず、映画の配給を行う。EOTAを挟まないツインエンジンの子会社。
HARERABO
2024年4月に、エンタメビジネスの拡大を目指しツキウタ。の原作者の「ふじわら」を代表として設立した会社。オリジナルIPの企画・開発を目的とする。こちらもツインエンジンの子会社。
元子会社
Lay-duce
テレビアニメを主に制作している。詳細は該当記事へ。
REVOROOT
2016年にツインエンジン創業者の山本幸治とプロデューサーの江波和樹が設立。2021年にツインエンジングループから独立。ライトノベル原作が主要な作品。
2017年 | DEEP BLUE TOWNへおいでよ |
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2018年 | フリクリオルタナ(共同制作:Production I.G、NUT) |
2019年 | バビロン |
2021年 | スライム倒して300年 |
2022年 | 転生賢者の異世界ライフ |
パンケーキ
2019年設立。海外のアニメの制作協力や、楽曲のPVなどを制作している会社。2023年に解散し、制作中だった『クラユカバ』はチームOneOneに引き継がれた。
2021年 | ヒーローになりたいヤンチャム |
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2021年 | クラユカバ(序章) |
2022年 | Green Music produced by Zurich |
リレイション
2016年にアニメのプロモーション、宣伝を目的として設立されたが、2022年4月8日に解散。
関連タグ
所属アニメーター
佐藤順一 / 中村健治 / 大橋誉志光 / 柴山智隆 / 石田祐康 / 川野達朗 / 阿比留隆彦 / 五十嵐祐貴 / 山下清悟
WIT STUDIO(『しかのこのこのここしたんたん』など)
サイエンスSARU(『夜明け告げるルーのうた』 など)
子会社ではないが、ツインエンジン作品の制作を担当。