ピクシブ百科事典

スライム倒して300年

すらいむたおしてさんびゃくねん

小説。ジャンル「スローライフ願望異世界転生RPG」
目次[非表示]

概要

正式名称は「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」。森田季節氏原作の異世界転生を題材にしたライトノベル
前世で過労死した女性が不老不死の魔女に転生して300年スローライフを送っていたハズが、タイトル通り、スライムを倒しまくってレベルカンストすると言うRPGファンなら誰もが1度は考える事をしてしまい、スローライフを妨害するトラブルが発生しまくり、それらを解決したり、日常で起こるチョットした出来事等を描くアットホームコメディ。

元は小説家になろうで発表されたWEB小説。後にGAノベルで書籍化(書籍版イラストは紅緒氏)。シバユウスケ氏の作画で漫画化もされた。
GAノベル売り上げ歴代1位を記録するなどの人気作である。
本編より以前を描いたスピンオフ小説
「ヒラ役人やって1500年、魔王の力で大臣にされちゃいました」
「エルフのごはん」
の二本が作られている。「ヒラ役人~」の方はコミカライズの予定。

「なろう系」の小説にありがちな残虐描写やハーレム要素などは皆無(せいぜい、一部のキャラが百合的思考を持っている程度)で、そういったものが苦手な人でも気軽に読めるほのぼのとした作風となっている。
また、主人公を始め、主要な登場人物のほぼ全員が女性である。

あらすじ

働きすぎで過労死した「相沢梓」は、「不老不死になって長くスローライフを送りたい」という願いをかなえてもらい、いわゆるファンタジー世界、それものどかな高原に魔女「アズサ・アイザワ」として転生する。
家の近くの「フラタ村」の村人たちと交流しながら、生活費稼ぎにスライムを倒したり、調合した薬を売ったりしてのんびりとした日々を送って300年が経ち、「高原の魔女」と慕われるようになった。
ある日、自分のステータスを300年ぶりに確認したら、なんとレベル99に!300年間スライムを大量に倒し続けたために、微細な経験値が蓄積されすぎていたのだった。
慌てて周囲に口止めしようとするが噂はあっという間に広がり、それをキッカケに様々なトラブルに巻き込まれるようになってしまう。
その一方で、弟子入りを希望するドラゴンの少女や自分を母と慕う精霊の双子など、アズサに「家族」が出来ていく。
「高原の魔女」アズサは、ある時は自分のスローライフのため、ある時は家族のピンチを救うため、奮闘(?)しながら、にぎやかな日常を過ごしていくのだった。

登場人物

※CVはドラマCDのもの。

「高原の魔女」とその家族

本作の主人公
「相沢梓」という過労死したOLが異世界転生した。見た目は17歳の不老不死の魔女。
300年間はフラタ村に薬を送ったり診察したりして村人達から尊敬されており、高原で住んでいる為「高原の魔女」と呼ばれている。レベルがカンストしてる為めっちゃ強い。

見た目は13歳の少女のレッドドラゴン。
アズサの噂を聞き勝負を申し込むが敗北。その後彼女の弟子になる。まじめな性格で意識高い系。実年齢は転生したアズサと同じ300歳。
非常に制服が似合う

本編の約50年前に、アズサが何万匹と倒してきたスライムの魂が集まって生まれた「スライムの精霊」の双子姉妹。見た目は10歳ほど。
姉のファルファは明るく子供っぽい性格。妹のシャルシャは大人しく引っ込み思案な性格。
二人共ママであるアズサが大好きである。
このスライムはもう死んでいる

エルフの娘でアズサの2番弟子。年齢は自称17歳と2500か月(約220~230歳)。
すぐれた調薬師で経営手腕も高く、見た目もナイスバディなのだが、超ドジっ娘兼やらかし体質と色んな所が残念である。それでも普段は家族の中では最もしっかりしており、「ハルカラ製薬」の社長をしている。
スピンオフ小説「エルフのごはん」の主人公。

  • フラットルテ
見た目はライカよりも少し年上のブルードラゴンの少女。400歳。
イヤガラセ目的でライカの姉の結婚式に乱入して、出席していたアズサに返り討ちにされたことと、その後のペコラの策略でアズサに服従することになった。少しばかりアホの子だが、これでも同族の中ではマシな方。
実は音楽にはかなり聴き込んでおり、吟遊詩人ならメジャーからマイナーまで知り尽くしている吟遊詩人マニア。

  • ロザリー
ハルカラ製薬の工場予定地にいた地縛霊の少女。
元は商人の一人娘だったが、親に騙されて借金の方に娼館に売られそうになり、自殺して幽霊になった上にグレてしまった。アズサたちにより地縛霊から解放されて、第二の人生(?)をエンジョイしている。

  • サンドラ
樹齢300年を超えて知性を得たマンドラゴラ。見た目は5~6歳の幼女。
ベルゼブブの屋敷の庭に隠れ住んでいたが、アズサのミスで貴重な薬の材料としてエノや他の魔女達に狩られそうになったため、アズサが保護した。
家族の末っ子ポジションで、素直になれないツンデレっ子。
ハルカラから貰った高級肥料の原液で一時的にではあるが心身ともに大人に成長したことがある。

魔族

「ハエの王」を名乗る上級魔族で、魔界では農相をしているエリート。
よくアズサたちのところに遊びに来る。
いざという時に頼れる「お姉ちゃん」的存在で子供好き。
スピンオフ小説「ヒラ役人やって1500年、魔王の力で大臣にされちゃいました」の主人公。

  • ファートラ
ベルゼブブの秘書をしているリヴァイアサン姉妹の姉の方。
妹にはやや毒舌だが自分なりに気にしている。
普段は人型だが、この世界のリヴァイアサンはかなりの巨体の飛行型の魔獣であり、本来の姿になりアズサたちの送迎や、大量の荷物の輸送を行うことも。

  • ヴァーニア
リヴァイアサン姉妹の妹の方。
腕のいいプロの料理人でもあるのだが、運転中に思い出し笑いをしたり、いろいろドジをしまくるポンコツ秘書。

  • ペコラ
羊のような角を持つ小柄な少女だが、正体は魔族の国の王、つまり魔王であり、本名は「プロヴァト・ペコラ・アリエース」。イタズラ好きで周囲を良く振り回している。
自分より強いアズサを「お姉様」と慕っている。

  • ブッスラー
正式名称は「武闘家スライム」。
本来はスライムだが、名前の通り普段は少女の姿で武闘家をしている。
人間世界で生活しているうちに、お金が大切だと知ったのだが、それが行き過ぎてすっかり金の亡者と化している。現在は自分を負かしたベルゼブブに強引に弟子入りしている。

  • ノーソニア
幼少期は小さな青虫そのもので、大人になると蝶のような羽を持つ人間のような姿という「クロウラー」という魔族の女性。高原の家に「旅の途中で足をくじいたので7日間ほど泊めてほしい」とバレバレの嘘をついて押しかけ、その7日の間に大量の高級な服などを作ってアズサ達にプレゼントした。
実は、230年ほど前にフラタ村に親と来た時に親が目を離したすきに水たまりに落ち、溺れていたところを通りかかったアズサに助けられ、成長後、服飾関係の会社を立ち上げて服作りの腕を磨き、アズサに恩を返しに来たのだった。
‥‥ただし、当時は見た目ただの青虫だったので、アズサは全く覚えていなかった。

精霊

  • ユフフ

水の精霊の一種である「したたりの精霊」。包容力のある女性の姿をしており、おせっかい焼き。
「世界精霊会議」の委員であり、毎年世界各地の精霊を呼び寄せて会議…もとい雑談会をする。
アズサが甘えられるほぼ唯一の存在であり、「ユフフママ」と慕われている。水系の精霊であるためか、抱きつくと相手の服がびしょ濡れになってしまうという欠点がある。
登場人物一の巨乳

  • ミスジャンティー
松の精霊。ただし本職は結婚立会人。
タジン村を総本山に各地で経営しているが近年はタジン村の過疎化が進んだために中々苦しい状態になっている。

  • キュアリーナ
クラゲの精霊。ただしクラゲを管理しているわけではない。
放浪の画家でもあるが、作品はとにかく暗い。

その他

  • ナタリー

フラタ村のギルドの受付。300年前と300年後とは別の人間だが名前は偶々同じ「ナタリー」。

言うまでもなく序盤モンスター。にしてはやや高額な換金アイテム(日本円換算で約200円)を落とす。アズサに生活費として1日20匹以上倒されている。
特に生死観がなく、偶に分裂するので偶に突然変異種が発生する。実際は本編内では「賢いスライム」「魔法使いスライム」「武闘家スライム(ブッスラー)」といった個体が出ている。
ファルファやシャルシャを含む人型を取れる個体は寝違いしたり腰がやられたりすると人型を保てずスライムになってしまうが、治れば戻れる。

  • エノ
自称「高原の魔女」…の偽物。
不老不死で魔女業やってから150年経ったが全然知られなく、チヤホヤされたいから結局アズサを演じる事になったがそもそも偽物としても出来が悪い(老婆の姿になっていた)。
アズサからのアドバイスで「洞窟の魔女」として知られるようになり、手作りの薬剤「マンドラゴラ錠」が爆発的に売れるようになる。
アズサを「先輩」と呼んでいる一方で、商売敵であるハルカラとは仲が悪い。

  • ワイヴァーン
ドラゴンの一種。輸送用で雇用できたり魔王の招待状を送ったりする。ちなみにライカとか他のドラゴンとの違いはよくわからないらしい。エノが長距離移動や商品の輸送によく使っている。

  • ポンデリ
猫の獣人。ニート。引きこもって気付いたら餓死した。
死後、偶然アンデッド(この世界のアンデッドは、ゾンビと違い人間と見分けがつかない)になり、墓場警備員(=ニート)で落ち着いていたが、アンデッドを保護しに来た魔族一行に強引に仕事を紹介されそうになり、折衷して「ゲームをしてあげる屋」で法的に商売する事になる。
現在はカードゲームデザイナーをしているが自分では働いてる自覚がない。

  • クク
ウサギの獣人アルミラージの吟遊詩人(この世界の吟遊詩人はいわゆる「吟遊詩人」ではなく、ミュージシャンに近い)。見た目は若いが80歳以上。
「スキファノイア」の芸名でデス系の曲をしていた。スキファノイア状態だとキャラも変わる。
泣かず飛ばずで引退も考えていたが、フラットルテのアドバイスを元にスキファノイアの名を捨て、芸風も一新して仕切り直すことになる。直後に魔族の音楽祭で認められ、人気を得た。

  • メガーメガ神
天使を思わせる見た目だが、正体は天使どころか女神。
この世界の神では比較的新参らしく、信者を確保するため、各地で講演会やトークショーなどを開いている地域密着型(?)な神様。結構いい加減な性格で今の名前も適当に付けたもの(本名は不明)。
元々は神々の中でもかなり偉かったらしく、300年前、過労死したアズサを転生させてくれた張本人。‥‥なのだが、女性に対して依怙贔屓したりと仕事もいい加減だったため、この世界に左遷されている。

  • ニンタン女神
メガーメガ神とは違い、昔からこの世界にいる神。伝統を重んじる保守的な性格で、いい加減で神らしくないメガーメガ神を快く思ってない。実は老害の気がある。

  • ナーナ・ナーナ
森の奥にある古代王国「サーサ・サーサ王国」の遺跡に棲む亡霊のメイド長兼大臣。

  • ムーム・ムーム
古代王国の王の亡霊。通称はムー。亡霊であるが生前の肉体を保存して乗り移っているため実体がある。神聖王国語という関西弁そっくりな方言を喋るが、言葉だけでなく性格も関西人そのもの。
自分以外に王国の亡霊に神聖王国語を喋れる相手がおらず、家臣はいても対等な友達がいないというストレスから引きこもっていたが、ロザリーと友達になり、立ち直った。

用語

地名、施設

  • 高原の家

アズサ達が住む家。アズサが転生直後には前の住人が引っ越して空き家になっており、300年間アズサが家主になり暮らしていた。
その後、ライカをはじめとした同居人が増え、アズサを中心とした疑似家族の生活の拠点となっている(植物であるサンドラは、屋外の家庭菜園に住んでいる)。
ライカが一部を壊してしまい、お詫びもかねて増築してより広くなっている(実は増築部分の方が大きい)。
なお、主な収入源は自宅周辺のスライムを倒して得られる魔法石。他にもアズサの薬や二人のドラゴンが作るクッキー、後述の「食べるスライム」等をフラタ村で売っている(ハルカラの社長業の収入は「個人資産だから」と、もらっていない)。

  • ナンテール州
高原の家のある地方一帯。物語の主な舞台。

  • フラタ村
高原の家の麓にある小さな村。
この300年、アズサが病人が出たり疫病が流行りそうになるたびに薬を提供してきたために乳幼児死亡率が低く、少しずつ発展している。アズサの噂が広がったり、後述の「食べるスライム」が特産品として人気になったりして、観光客も増えている。

  • ナスクーテ町
フラタ村の隣の町。フラタ村を一回り大きくした程度の規模で、ハルカラ製薬の工場がある。

  • ヴァンゼルド
ナンテール州の北方にある魔族の国の王城及び城下町。
かなりの大都市。

  • サーサ・サーサ王国
疫病により滅んだ古代王国。
その死に方に納得いかない多くの国民が亡霊となり王の墓で暮らすようになり、亡霊の国となった。遺跡自体は魔法によって隠され、さらに王の墓には大型のダンジョンがある。今は魔族の国と国交を結んでいる。

種族

  • 魔族

この世界の魔族は、高い知性を持つモンスターの総称であり、ベルゼブブやペコラのようないかにも「魔族」といった者から、モンスター然とした姿の者まで、様々な種族があり、一応、ブッスラーのような知性を持つスライムも魔族の一種となる。
大昔には人間と戦っていたが、現在は人間との融和政策を取っている。未だに警戒している人間は多いが、アズサなどのように個人レベルで親交のある人もいる。

  • レッドドラゴン
各地に住むドラゴンの種族の一つ。火山付近に住んでおり金銭を集める習性を持つ。

  • ブルードラゴン
ドラゴンの種族の一つ。大半が脳筋で、すぐに力比べをしたがる。角を触った相手には生涯服従しないといけないという掟がある。

  • スライムの精霊
アズサが200年以上もスライムを倒し続けて、魂が蓄積し誕生したとされる。シャルシャ曰く前例がないらしい。

アイテム等

  • 魔法石

スライムを含めたモンスターを倒すと落とす換金アイテム。換金するには各地にあるギルドで冒険者登録する必要がある。

  • ゴールド、コイーヌ
この世界の通貨。
ゴールドは人間世界、コイーヌは魔族の国の通貨(「子犬」ではなく「コイン」がおそらく元ネタ)。どちらも価値は同じで、アズサ曰く日本円に換算すると1円=1ゴールド(=1コイーヌ)。

  • 栄養酒
ハルカラが売り出し中の薬。
「酒」という名に反してアルコールは使ってない。疲れている時に飲むと仕事が乗り越えると評判で各地で爆発的にヒットしているらしい。
効力も外見も栄養ドリンクである。

  • マンドラゴラ錠
エノが作っている丸薬。
3年物のマンドラゴラが材料で、疲労回復だけでなく目や胃腸の不調にも効く。さらには、毒キノコで幼児化したアズサを元の体に戻すなど、半ば万能薬となっている。大量生産に向かないという欠点がある。
なお、この世界のマンドラゴラは、若い時は普通の植物とあまり変わらないらしく、知能を持ち、歩いたり話せるようになるのに300年はかかる。サンドラのように成長したマンドラゴラは幻の存在として多くの魔女に狙われているため、人間から隠れて生活している。

  • 食べるスライム
アズサが薬の材料探しに遠出した時に、もち米や小豆に似た豆を見つけ、それを材料に試行錯誤の末再現したまんじゅう。「マンジュー」という単語は地名にあったため、スライムに似た見た目にして名前も上記のものに変えた。
元々は娘二人に食べさせるために作ったが、予想以上に評判が良かったため、ハルカラ製薬に製法を伝えてフラタ村銘菓として売り出している。
派生品として、柏餅を模した「葉っぱスライム」がある。

タグに関する注意

正式名称の項もピクシブ百科事典に登録されているが、こちらに関しては「全角30文字以内」をオーバーしてしまう為に無効なタグになってしまっている。

なろうの作品ではよくある事かもしれないが、イラストを投稿する方はこの辺りを注意してタグ登録して欲しい。

関連タグ

小説家になろう 異世界転生
転生したらスライムだった件:こちらもタイトルにスライムが付く、小説家になろう掲載のラノベつながり。

関連リンク

pixivに投稿された作品 pixivで「スライム倒して300年」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 183740

コメント