ウンメイノー
うんめいのー
『仮面ライダーカブト』の挿入歌。
RIDER CHIPS feat.加賀美新という形で発表している。
挿入歌として登場するのは物語後半からで、平成ライダーシリーズの例に倣い、番組後半の戦闘シーンに流れることが多い。
戦闘が勝ちパターンであれば、所謂処刑用BGMとして流れる。
『仮面ライダーカブト』のスピード感ある世界観を表したメロディと歌詞である。
『先を行く者とそれを追う者 That's my pride 唯一人』という、天道と加賀美の関係を表したとも取れる歌詞など、思わず心動かされる歌詞が多い名曲でもある。
ではそんな名曲が何故爆死用BGMなのかという経緯を説明しよう。
この曲が初めて使用された33話(影山瞬がザビーゼクターを取られないようカブトに戦いを挑むシーン)の次の回、34話「砕け超進化」。
確かにこの回では色んなものが砕けている。影山の最後のプライド、天道が蓮華に振舞おうとしたスープの皿、超進化アイテムである現在のハイパーゼクター、仮面ライダーガタック、超進化したカブトのキックを喰らったキャマラスワームなど……。
まあサブタイ的に重要なのはハイパーゼクターとキャマラスなのだが、視聴者の印象に残るのは「LORD OF THE SPEED」のイントロと共に、キャマラスワームの必殺パンチを喰らって「うわあああああ!」と叫び爆散する歌っているガタック=加賀美本人だろう。
この直後、「運命のGATE問いかけている」から始まるサビをバックにカブトがハイパーフォームに初変身。ハイパークロックアップで時間を遡って加賀美を助けキャマラスワームを撃破した。この際時間を遡る演出としてガタックが爆散するシーンが逆再生されているが、それに伴い加賀美の断末魔も「!あああああわう」と逆再生されよりシュールさを引き立てている。
なおここまでガタックがアッサリとパンチの一撃で爆死させられているのはキャマラスワームがマスクドライダーシステムライダー達の必殺技同様タキオン粒子を纏って攻撃しているため。このことがあまり知られていないためか、一部ではよくガタックが通常攻撃で爆殺されたかのように言われてしまっているが、ワームを撃破できる程のタキオン粒子で殴りつけられているため同じ力を持って攻撃されたことで爆死したのもそれ程不自然ではない。
要するにハイパークロックアップの効果をわかりやすく伝えるという販そkもとい、作劇上の都合上でガタックは殴り殺されたのである。
そのため、ニコニコ動画ではこの曲が流れ始めると同時に加賀美の断末魔『ウワアアアアアアアアアアアアアア』の弾幕コメントが流れるハメになってしまった。
とはいえ、ガタックは劇場版ではハイパークロックアップでボコボコにされてなおコーカサスのライダーキックを受け止め、44話「生きるとは」では作中最強怪人と呼び声の高いカッシスワームのライダースティングを喰らった上でカブト到着までの間カッシスの猛攻を耐えきるという本編屈指のタフネスを見せている(特に後者は初戦で一度完敗しており、怪我の治りきっていない状態での再戦である)。
そんなガタックをZECTの一斉掃射を喰らっていたとはいえ必殺の一撃で戦闘不能に追い込んだキャマラスワームは作中トップクラスの攻撃力(それを素手で受け止めたハイパーカブトの力の証明にもなるか)ということに……。
ちなみに、「left or right 君は何処を目指す?」という歌詞に対してディケイドの処刑用BGM・『Ride the wind』の「とりあえず右、次左 道は探すさ」で返すネタもあったりする(さらにそこからバス事故に繋がるネタもある。冤罪だが)
また、ウンメイノーは♪『運命のゲート 問いかけている』という『LORD OF THE SPEED』の歌詞から取られた略称ないしは愛称である。
さらに『LORD OF THE SPEED』もネタ曲として定着し、歌詞の一部がネタ扱いされるようになった。
ちなみに加賀美は劇場版でもハイパークロックアップの力を見せるためだけに死んでいる。
ただ、この場合は宇宙船内で変身が解けていたところを、船外にいたコーカサスに窓ガラスを割られ酸素がなくなったことによる窒息死であった。
TCG『バトルスピリッツ』のコラボブースター第9弾では遂にカブトも参戦。
ダディヤーナザンなどでネタ的な効果再現に定評のあるカードゲームだが、果たしてバンダイはウンメイノーも原作再現してしまった。
Lv1・2『相手によるこのスピリットの破壊時』
自分の手札にあるカード名:「仮面ライダーカブト ハイパーフォーム」1枚を、コストを支払わずに召喚することで、このスピリットは疲労状態でフィールドに残る。
手札にハイパーフォームがあれば破壊を免れた上タダで召喚できる。相手依存ではあるが盤面を大きく左右できる能力として再現された。
相手が破壊しなければ発動しないという弱点はあるが、レベル2の効果で攻めることでスピリット2体が並ぶかライフ2点を献上するかという二択を迫れる。
その代わりプレイヤーに爆死を強要されるというカードデザインになってしまっているが…
それと上記の[2]で分かることだがガタックライダーフォームのカードは同弾にもう一枚収録されている。
逆に言えばわざわざ原作再現のためにこのカードが作られたこととなる。
同じライダーのバージョン違いは珍しいものではないが、それでもバンダイのネタに対する執念はうかがえるだろう。
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