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「ハイパークロックアップ!」


Hyper Clock Up


概要編集

マスクドライダーシステムを着用した者が、ハイパーゼクターを使ってハイパーフォームに変身した際に使用できる特殊能力。

本来クロックアップとはエイトマン加速装置のようにただ単に早くなるだけではなく、自らの体にかかる時間を操作する能力であり、ハイパークロックアップは「クロックアップを超える更なる高速活動」または「時間軸そのものの移動」の2つを行える。

別の時間からハイパーゼクターが届けられたり、未来の天道が過去の天道を助けに来たこともあった。


ハイパーゼクターのスイッチを押すことで発動する。

クロックアップと同様に制限時間があり、発動時には「Hyper Clock Up」、終了時には「Hyper Clock Over」と発声する。


前者は言うまでもないが、後者は次回作を先取りして過去(設定上は未来にも)に向かうことが可能であり、次回作の怪人のように過去を改変することもできる

劇場版では隕石ごとタイムスリップした挙句、作中の七年前に飛来した隕石とぶつけて双方をぶっ壊すという展開に持ち込んだ。

なお、劇場版の設定では、TVでいう「渋谷隕石」の正体が、この時に砕け散った隕石の破片という事になっている

その他にも、加賀美新/仮面ライダーガタックの死をなかったことにするなど、ライダー全体の歴史で見ても相当の万能性を誇る能力である

黒幕の目的が身近な人を蘇らせることであったり、とある強大な存在を前に過去に戻って覚醒前を叩き対応しようとしたりする作品があったりすることを踏まえると、過去改変ができて死を回避することも可能なこの能力の破格さが分かる。

しかし、デメリットがないわけではなく、大きく歴史を変えるとタイムパラドックスによって自分の存在も消えてしまう可能性がある。

劇場版では大きく歴史を変えたことで、天道は幼少期の自分にベルトを託し消滅することになった。


このように強力な能力であるが、実は天道総司以外が後者を使ったことはない(コーカサスが言及するあたり、恐らくハイパーゼクター所有者であれば使えなくはないと思われる)。大体の問題を一瞬で解決できてしまうので当然と言えるか。


また、時間そのものを止める能力にはさすがに対応できないため、そういった相手と戦う際には時間停止される前に対策する、相手の意表を突くといった対応が必要になる。


PS2版仮面ライダーカブトでは未来から来たことを仄めかすセリフがあるが、システム上ではクロックアップの約2倍の速度として描写される。

クロックアップ中の相手を逆にスローモーションに追い込み、非クロックアップの相手をほぼ静止状態にまで陥らせるが、ゲージ効率は非常に悪く、キャストオフ使用中の無敵時間を利用して完全回避されてしまう危険もある。


仮面ライダーアウトサイダーズではカブトの力を使った仮面ライダーゼインが高速活動の形で使用。

クロックアップを予測することができた仮面ライダーゼロスリーですら予測が出来なかったか、ゼロスリーを吹き飛ばすことに成功した。

客演では使用に恵まれず、それまで立ち位置が不明な能力であったが、今作で「クロックアップを打ち破ることはできても、ハイパークロックアップを打ち破るのは難しい」とカブト側を立てる形の扱いになった。


余談編集

作中ではハイパーゼクターを装備したライダーしか使用していないが、フリーズのようなクロックアップの上位版の技を持つワームも確認されており、ハイパークロックアップが使えるワームが存在してもおかしくは無い。(もちろん地球に飛来する前の話だが)


そもそもハイパーゼクターを作ろうとする時点でハイパークロックアップの存在を確信していなければならない為、過去にハイパークロックアップを使えるワーム個体が存在した可能性があるのだ。(もちろんマスクドライダーシステムの研究の結果として、理論上可能だと判明したのかも知れないが)


関連タグ編集

仮面ライダーコーカサス ハイパーカブト ハイパーガタック

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