「ハイパーキャストオフ!」
HYPER CAST OFF!!
CHANGE HYPER STAG BEETLE!
概要
『仮面ライダーカブト』の2号ライダー・仮面ライダーガタックがハイパーゼクターを使用した最強形態、『仮面ライダーガタック ハイパーフォーム』の略称。
TV本編には登場せず、ハイパーバトルビデオで登場した限定的なフォームである。
スペック
身長 | 197cm |
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体重 | 104kg |
パンチ力 | 10t |
キック力 | 15t |
ジャンプ力 | ひと跳び49m |
走力 | 100m4.2秒 |
特徴的な「ガタックホーン」がより禍々しく巨大化しており、「ヒヒイロノオオガネ」で強化された胸部装甲「ガタックプロテクター」はライダーフォームの「ガタックブレスト」の倍の強度を持つ。
手足や背中等は変化せず、胸部装甲が強化されるのみに留まるため、カブトほど外見は変化しない。
そのためハイパークロックアップを発動しても翅は展開しない(飛行は可能)。発動時は胸の装甲が赤色から金色に変化する。
数値的にはジャンプ力のみカブトより僅かに低い。
ツール
カブトが使用するのと同じ物で未来から呼び出されたものであり、時間軸が異なること以外は天道が使っているものと同一である(天道曰く「時を越える」)。
ガタックの両肩にマウントされている2本1対の曲剣。
ライダーフォームの時点で使用可能であり、ハイパーフォーム専用の装備ではない。
超バトルDVDでは使っていないが、ゲーム作品では使用することがあり、この点で言えば基本形態の武器を流用しないカブトとは異なる。
詳細は該当記事を参照。
必殺技
- ハイパーライダーキック
カブト同様ハイパーゼクターの発動する「マキシマムライダーパワー」を加えたライダーキックの強化版で破壊力も同じ30t。発動の仕方もカブトと同様。
ハイパークロックアップした状態で発動させ、タキオン粒子を込めた右足による空中前回し蹴りを叩き込む。ガタックは基本的に自分から飛び込んで蹴りを見舞うため、こちらの動作は基本フォームから変化しない。やはり加賀美も「ハイパーキック」と叫び、ゼクター側はライダーキックとコールするためこちらも両方を合わせた技名になっている。
劇中では背中からオレンジ色のエネルギーを噴射して加速していたが、後述するシティウォーズではカブトハイパーフォームと同様に七色の翅を展開している。
- ライダーカッティング
ライダーフォームのライダーカッティングの数倍の威力を持っている(と思われる)。
使用できるのではないかという説があったが、シティウォーズで晴れて必殺技として採用された。
ライダーフォーム版が至近距離の敵をガタックカリバーで挟んで切断する技であったのに対し、こちらはガタックカリバーのエネルギーが巨大化し、大多数の敵を一気に切断する技となっている。
また、ライダーカッティングとは別に『仮面ライダー図鑑』の解説によれば、荷電粒子エネルギーをガタックホーンに集中させて相手を両断する事も可能であるとされている(参考)。
ゲームへの登場
ps2のアクションゲーム「仮面ライダーカブト」の隠しキャラとして登場したが、台詞やモーションはほとんど変わらなかった。
バトライド・ウォー創生への参戦も期待されたが、結局未参戦に終わり、今後のゲスト出演も絶望視されていたかに思われた…。
しかし、遂にガンバライジングボトルマッチ2弾にて仮面ライダーガタック(LR)のバースト面として参戦が決定した。ゲームへの参戦は前述のPS2版以来実に11年振りとなり、データカードダスへの参戦は初となる。
更にその2年後には、シティウォーズにも参戦し、バトルスピリッツにてカード化も行われ、ハイパーバトルビデオ出典キャラクターの中では破格の待遇を受けている(2号ライダーの最強形態なのだから当然といえば当然の扱いであるが)。
TCG『バトルスピリッツ』にはコラボブースター『開戦!ライダーウォーズ』にて参戦(CB10-009)。
バースト召喚ができるが、よりにもよって相手による自分のスピリット破壊後に発動するのでウンメイノーをガタック一人で完結させることもできてしまう。また、バースト効果が2枚ドローというのも原作でハイパーゼクターが2体現れたことに由来しているのだろう。
加えてハイパークロックアップによって相手のブロックを無視するだけでなく、相手によるフラッシュ効果を3コスト余分に支払わせる強力な効果も持つ。
立体化
2009年10月28日『仮面ライダーvol.6 マスクコレクション』にてシークレット枠で立体化。
2018年8月27日には『CONVERGE KAMEN RIDER 11』でSD体型のものが立体化。
2022年10月24日には『SO-DO CHRONICLE 仮面ライダーカブト2』にラインナップ。
基本は③ 『仮面ライダーガタック ハイパーフォーム【ボディ】』 、④『仮面ライダーガタック ハイパーフォーム【アーマー】』の2箱だけで完成するが、⑧『仮面ライダーキックホッパー【アーマー】』に付属のタキオンプレートを装着でハイパークロックアップ状態も再現。
余談
DXハイパーゼクターでは再現不可能だったがCSMハイパーゼクターには「CHANGE HYPER STAG BEETLE!!」の音声が追加された。
このフォームは『てれびくん』のハイパーバトルビデオや「てれびくん」を発行している小学館のテレビ絵本『ダブルハイパーフォーム大かつやく!』などといった派生作品にのみにしか登場しておらず、ハイパーフォームと言えば大概はカブトの事を言う事が少なくない為、差別化のため本記事のように「ハイパーガタック」と呼ばれる事がある。
また、『フィギュア王』などのホビー系雑誌を除き、『テレビマガジンデラックス』シリーズなどの講談社の書籍で版権の都合で掲載が見送られることが多い。
何気に外伝作品で初登場した2号ライダー用最強フォームの先駆け的な存在でもあり、アクセルブースターなどの平成2期ライダーがこれに続いた。
関連タグ
ハイパーガタック → ドガバキエンペラーフォーム