CV:スラージ・ガジリア
概要
ゼクターとは、『仮面ライダーカブト』におけるマスクドライダーシステムの変身アイテムである。外見は掌サイズのデフォルメされた虫のような形をしている。
最大の特徴は自らの意志を持っている事で、ゼクターに選ばれたものだけが仮面ライダーに変身する権利を得る。
ゼクターは普段はZECT本部に収められているが、ワームによるテロを察知すると空間を引き裂いてワープして変身者の元へと駆けつける。この移動方法をジョウントと呼ぶ。
ハイパーフォームのみが使いこなせる究極の武器『パーフェクトゼクター』もあり、これは昆虫型ではなく剣のような形をしている。パーフェクトゼクターはザビー、ドレイク、サソードのゼクターをそれぞれ合体させることで全てのライダーのパワーを受け継いだ最強技「マキシマムハイパーサイクロン」、「マキシマムハイパータイフーン」を使うことができる。
なお、ハイパーバトルビデオではしゃべる。
ゼクター一覧
カッコ内はモチーフの虫。
本編に登場
- カブトゼクター(カブトムシ)
- ザビーゼクター(スズメバチ)
- ドレイクゼクター(トンボ)
- サソードゼクター(サソリ)
- ガタックゼクター(クワガタムシ)
- ダークカブトゼクター(カブトムシ)
- ホッパーゼクター(ショウリョウバッタ)
- ハイパーゼクター(カブトムシ?)
- パーフェクトゼクター(不明)
映画に登場
余談
てれびくんのおたよりコーナーの一つ「ヒーローけんきゅうじょ」の研究結果に寄れば、ゼクターは普段はZECT基地で飼育されているという。要はゼクターも一種の生体メカという事らしい。研究所内のライトはゼクターの成長を促進させる作用があるとか。
- 甲虫系やサソードゼクターは食糧となるゼクターゼリーと傷を癒すゼクト水を与えられて育ち、これらは人間が飲むと死ぬ劇薬となっている。(飼育下ではサソリも昆虫ゼリーを食べるのであながち間違いではない。)また、飼育ケース内ではバトルフィールドが設置されており、ここで勝ち抜いた物が変身用として選ばれるという。ちなみにこのケースの中は非常に快適で甲虫型は手足を伸ばして生活するという。
- ザビーゼクターは専用の蜜が出る花が設置されたケースで飼育されている。
- ドレイクゼクターはチューブで飼育されており、ヤゴ型のゼクターから成長するようである。
- ハイパーゼクターはあまりの強さ故に隔離されて飼育されている。こちらも足を伸ばしている。
とこのようにあまりにもトンデモな設定なのだが、言い知れぬ説得力を感じる設定となっている。尚、当時はまだホッパーゼクターが登場していなかった為か、記事内には姿を確認できない。(ホッパーゼクターは製造経緯故にZECT基地で飼育されていないという事なのだろうか?)
尚、記事から察するにTV版の世界観に準拠した設定と思われるが、ケース内では劇場版で登場したカブティックゼクターも飼育されている。
なお、仮面ライダーの変身アイテムのシステム音声を外国人声優(タレント)が担当したのがこれが最初(PS2の格闘ゲームではジャッジ等のシステム音声も担当した)。
ちなみに『仮面ライダー555』の各種ドライバー音声を担当したのは假野剛彦という日本人であり、劇中の英語ナレーションも彼によるものである。
関連タグ
ライダーベルト(仮面ライダーカブト) ドレイクグリップ サソードヤイバー