概要
各ライダー共通武装である手甲型武器。劇中ではカブトとドレイクが使用した。
スイッチを押すことで中央のマザーアクシスを基点に4基の射出砲マイザーロードを展開。中央上部のタッププレートを押すと、マイザーロードから自立飛行破片手榴弾マイザーボマーを連続で射出して攻撃できる。
マイザーボマーは小型ながら各ゼクター(昆虫)を模した形状をしており、自立飛行によって標的に向かって追尾していく。また、クロックアップ中の標的も追尾可能という地味に優秀な裏設定も有している。
ただし、見かけ通りというべきか、マイザーボマー自体の殺傷能力は皆無に等しく、あくまで目眩し程度にしか使えない。
小型のゼクター風メカが羽音を立ててワームの周囲を飛び回る様子は人によっては中々にシュール。
ちなみに、このマイザーボマーが射出される光景を初めて目撃した加賀美新は思わず「何だこれ…」と素直過ぎる感想を口にしていた。
使用者によってマイザーボマーの形は変わり、カブトはカブトゼクター型のカブトボマー、ドレイクはドレイクゼクター型のドレイクボマーを発射する。食玩限定でザビーボマーとサソードボマーも存在する。
順次ジョウントによって補充されるため球切れの心配はない。
使用回数はカブトが2回、ドレイクが1回で合計3回と平成1期のライダーウェポンの中では非常に少ない。
ファンからの愛称はゼクトマイナー(どっかのオモチャ屋でこう誤表記されていたが、実際に本編での扱いがマイナーだったのでそう呼ばれるようになったとか)。
時代の先駆者?
なお玩具として発売されたゼクトマイザーは、食玩として発売されたマイザーボマーシリーズと正式に互換性があり、ライダーシリーズで初めてボーイズトイとキャンディトイの連動を実現した商品と言える。
後のガイアメモリ、オーメダルなどを始め昨今では当たり前となったシステムである。そこが評価されたのか不明だが2014年発売の「Figure-rise 6 仮面ライダーカブト」、2019年発売の「Figure-rise Standard 仮面ライダーカブト」では、放送当時のCOR(キャストオフライダー)シリーズ、装着変身シリーズにも存在しなかった本品が付属しており、ファンを驚かせた。