概要
『仮面ライダーカブト』の敵にして地球外生命体・ワームに対抗するため、約35年前から人類と共存している地球外知的生命体・ネイティブの技術提供を受けた秘密結社「ZECT」が開発したブレスレット型変身ツール。
TV本編ではザビー用の1つしか登場しないが、劇場版ではザビー用に加えて劇場版限定ライダーが色違いの同型を使用しており計4個存在する。
そのため、『カブト』の変身アイテムの中で最も数が多い変身ツールとなっている。
ザビーゼクター用とカブティックゼクター用でカラーは異なるが、構造は同じ。
資格者でなければ変身は出来ない(一度特例は起きたが)が、装備だけなら誰でも可能と思われる。
ザビーゼクター用
マスクドライダー2号機・仮面ライダーザビーの変身に用いるライダーブレス。
装備の簡素なザビーにとっては武器の一部であり必殺技発動ツールでもある。
ベースは銀色でベルトやハニカム模様の描かれた正面にある発光部位「ビーハイブダイアル」は黄色。左腕に装着する。
ザビー資格者が不在になった第44話以降の行方は不明。
カブティックゼクター用
劇場版限定ライダー・仮面ライダーコーカサス、ヘラクス、ケタロスのライダーブレス。
ベースは黒。円形パーツ「セットアップサークル」が金色で縁取られ、後ろの側面部の2か所が赤くなっている。ベルトは青みを帯びた灰色。
発光部位「ビーハイブダイアル」も赤い。カブティックでも"ビーハイブ"である。
ザビーゼクター用と異なり、こちらは右腕に装着する。
変身シークエンス
表の円形パーツ「セットアップサークル」にゼクターをセットし、ブレスとゼクターが一直線になるように捻ると「HENSHIN」のシステム音が鳴り、ブレスレット裏側にある「アポーツ」という物質生成装置で作られたスーツ・アーマーが全身を覆ってゼクターごとに対応した仮面ライダーのフォームに変身する。
他の操作についてはザビーゼクターやカブティックゼクターを参照。
玩具
ザビーゼクター用
2006年3月11日に「変身ブレス ザビーゼクター」の内容物として商品化。音声&発光ギミックは全てブレスの方に仕込まれている。
ゼクターをセットすることでマスクドフォームの変身音が、ゼクターを180度回転させることでライダーフォーム変身音が鳴る。ライダーフォーム変身後にゼクター上部のボタンを押すと、ブレスの検出スイッチが押されて必殺技音声が鳴る。
操作時には音声とともにビーハイブダイアルが発光する。
カブティックゼクター用
2006年8月下旬に「変身ブレス カブティックゼクター」の内容物として商品化。ザビーゼクター用のリデコであり、ギミックは同じ。
ゼクターをセットして変身音、ゼクターを180度回転させて必殺技音声が鳴る。ゼクター側のボタンを押した時の音声はオミットされている（そもそもカブティックゼクターにボタンが無い）。
音声は3ライダー共通であり、ゼクターのホーンを付け替えてもブレスの動作に変化は無い。
余談
- 比較的扱いの近いツールは「ドレイクグリップ」と「サソードヤイバー」であり、超全集ではこのアイテムも同様の法則で「ザビーブレス」と表記されていたが、他の資料ではカブティックゼクター用と併せて「ライダーブレス」と表記されている。複数のライダーが使用するため、ライダーベルトに準じた表記にしたものと思われる。
- カブト系ライダーの変身決定権は各ゼクターが握っており、ライダーブレスも止まり木・器に過ぎない。そのため何らかの理由で資格が無いと見なされた場合は……。
- 「待ってくれザビーゼクター……戻れ……戻れー！」
- ブレスレット型の変身アイテムは前作『仮面ライダー響鬼』にも登場しており、主に3号ライダーが使用する。また、10年後にも3号ライダーのブレスレット型の変身アイテムが登場している。
関連タグ
3号ライダー変身アイテム
変身鬼弦 音錠←ドレイクグリップ or ライダーブレス→サガークベルト
劇場版限定ライダー変身アイテム
