演:弓削智久
概要
ZECTの幹部。
幹部として誠実に役割をこなす一方、目的を遂行するためには部下を切り捨てることも、ワームと手を組むこともいとわないほど冷徹。『人類を守る』と言う理念よりも、『ZECTという組織そのものを守る』という意識が強い。
その為なのか、ZECTの一員で無いにも拘らずマスクドライダーシステムの所有者となっている天道総司の事は内心目障りに思っている模様。
味覚がなく、食事はサプリメントの補給で済ませるという変わり者。またかなり怒りやすく、事あることに机を叩いたり大声で怒鳴る事も。
普段は眼鏡をかけているが、激怒すると眼鏡を地面に叩きつける癖を持つ。
ザビーへの変身
影山瞬がフォルミカアルビュスワーム(シロアリのワーム)との戦いに苦戦しているところを見て、一度だけザビーゼクターを無理矢理捕まえて仮面ライダーザビーに変身した(尚、この際に推定4〜6m上空を飛ぶザビーゼクターを垂直跳びで捕まえて変身した)。
影山のボクシングスタイルを尊重しつつも高い戦闘能力でワームを圧倒し、影山にボクシングスタイルでの戦い方を教えた(この教えは影山が仮面ライダーパンチホッパーの資格者になってから本領を発揮していく事になる)。
この後ザビーゼクターが三島を資格者にしようとしたが、三島はザビーゼクターを追い払った(資格者でないにも拘らず強制的に変身した為、ザビーゼクターに威嚇されているようにも見て取れる)。
彼の野望
ワームのボス格であるカッシスワームが倒された後、「ワーム根絶」という目的を終えた事でZECTの解散を決定した加賀美陸に対し、三島は強い反感を抱く。
その結果、自らネイティブの指導者である根岸に接触しに向かった三島は、全人類をネイティブに変えようとする根岸の目的を知った結果、この先の世界がネイティブ中心となると確信したのか、ネイティブの世界で伸し上がるべく、仮面ライダーカブトと仮面ライダーガタックに隠された暴走スイッチである「赤い靴」の存在を根岸に密告。彼と手を組み下剋上を起こして陸を反逆者として逮捕した(この際、土下座した陸の手を踏んだり、無理やり立ち上がらせてからの顔面パンチをした)。
ZECTのトップになると、数名の部下と共に自らも人間である事も捨て、最強の成虫型ネイティブであるグリラスワームと化した。
戦いを仕掛けてきた擬態天道(仮面ライダーダークカブト)を、自らが手にしたネイティブの力で圧倒し、彼をネイティブ化を促す装置に組み込んだ後、ネイティブ化計画の場に現れたカブト、ガタックの二人を相手に終始優勢を保ち、パーフェクトゼクターでの攻撃さえも耐え切り逆に粉砕するが、直後にカブトとガタックのダブルライダーキックを受け、最後はネイティブ化の装置に激突して爆死する。
直後、結託していた根岸も擬態天道によって道連れにされて死亡し、自らと根岸の野望は完全に終止符を打たれたのだった。
余談
本作の主人公である天道は料理を得意としているため、色んな料理を振る舞い、食事をするシーンが多いのだが、三島は上記の通り味覚が無く、ただサプリメントの補給だけで食事を済ますという事から、食を大事にする前者と食に必要性もない後者になれば、ある意味二人の対比を成しているようにも考えられる。
演じる弓削氏は過去に『仮面ライダー龍騎』で由良吾郎を、後に『仮面ライダー鎧武』で阪東清治郎を演じている。ニチアサ外では『仮面ライダーアマゾンズ』で下霜草司を演じている。
関連タグ
真木清人、五十鈴大智:眼鏡を掛けており、人間をやめて怪人になった人物。どちらも人類を裏切って怪人側についている。真木とはラスボスである点も共通。大智とはパンチ主体のサブライダーに変身した事がある点や全人類を怪人化させようとした点も共通するが、彼は最終的には改心して生存した。