「力そのものに、善も悪もないんだ。だからこそ、力を手に入れた奴は気をつけなきゃならない。
そいつをどう使うかで、ヒーローにも、怪物にもなっちまう」
演:弓削智久
概要
パフェ作りの腕は一級品。
彼の店はロックシードの取引場所になっていたりビートライダーズ達の溜まり場となっているが、店内でのインベスゲームだけは許さない主義である。
元々沢芽市育ちだが、一時期街を離れていた。ユグドラシル・コーポレーションにより街が発展したことに関しては悪くは思っていない。
第16話では「力を手に入れた人間はみんな怪物になってしまうのか」と悩む紘汰に対して「力そのものに善も悪もない」と説き、年長者としての人生経験の長さを覗わせた他、第21話では秘密は持っているだけで武器になるため、秘密を抱えた者達を警戒するよう説いた。
凰蓮に対しては同業者という事で彼のビートライダーズに対する考えを理解している上、春休み合体スペシャルでは女子達に「シャルモンの方が美味しい」と言われた時には凹むなどライバル視している様子。第27話にてブラーボが店内で暴れた時には何もできずに悲鳴を上げてたじろぐばかりで、バイトの女の子・イヨに助けられている。
第33話以降は街がインベスに乗っ取られる状況にもかかわらず「アルバイトを残して雇い主だけ逃げるわけにはいかない」と避難せず、戦っている紘汰達の食事の面倒などを見るために店を開け続けている。
ちなみに、紘汰は長らくツケ払いをしており、第23話で漸く1000円(ユグドラシルタワーに殴り込みに行った為、お釣りはなし)支払った事で残りが12000円となった。
MOVIE大戦フルスロットルでは凰蓮に自身の新作パフェの味見をしてもらっていた。
平成ライダー常連役者
演じる弓削智久氏は、「仮面ライダー龍騎」の由良吾郎役、「仮面ライダーカブト」の三島正人役に続き、平成仮面ライダーシリーズ3度目の出演となる(複数の仮面ライダーが登場する点も鎧武と共通する)。
そして「ヒーローにも、怪物にもなってしまう」という発言は前役のどちらにも該当しており、まさに適役とも言える。この発言が出た第16話では「俺も色々あったからな」とも付け加えており、続く第21話では「隠し事の是非」の例として「病気の余命とか本人に知らせるのは考えもんだろ」と口にするなど、過去作の役を暗示しているようにも取れるファンサービスを見せている。
なお、今までの二名はクール系が多かったが、阪東では対照的に気さくで陽気なオジさんを演じており、序盤では怪物に襲われて腰を抜かす、仕入れた果物がダメになって泣くといった人間味のある演技も多々見せており、ギャップを狙ったのでは?と思わせる要素もある。
ちなみに弓削氏はその後、「仮面ライダーアマゾンズ」にも殺人犯の下霜草司役としてゲスト出演している。もはや説得力の塊である。