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葛葉紘汰

かずらばこうた

特撮番組『仮面ライダー鎧武』の主人公。
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「俺、変身したいんだ。もっと強くて何でもできる自分に・・・!」
「ここからは俺のステージだ!」

演:佐野岳

人物像

誕生日が1993年1月30日両親は既に他界しており、に育てられてきた。
かつてはダンスチーム「鎧武」のメンバーだったが、晶を安心させたいとの思いからチームを抜け、複数のアルバイトを掛け持ちする生活を送っていた。
苦手な教科は歴史(冬映画参照)。
お人好しで人を信じやすい性格で心優しく面倒見が良く、困っている人を見ればすぐ助けに行く。落ち込みやすい部分もあるが、戦いとなると強気な一面もみせる。一方で、他人を助けたいとは思っていても実際には自分の事で精一杯なことも多い自分に複雑な思いを抱いている部分があり、人間的な意味での「変身」に憧れを抱いている。敵対してきているチームでも共闘となればさほどわだかまりもなく割り切って付き合う事が出来、彼らを気遣える面もある。しかし、状況や周りに流されやすい面も見られ、良くも悪くも一貫している戒斗とは対照的に目的や心情が変化しやすい。脚本の虚淵氏自身も、やや問題のある人物として彼を描いてると言及している。
後述のように戦極ドライバーを入手した直後は(紘汰の思ってたものとはかなり意味が異なるが)ついに「変身」することが出来たことを喜び、自分の部屋で夢中で変身ポーズを考えていた。さらに喜びのあまり自分の部屋やバイト先で不用意に変身を行ったり、新しいロックシードを入手すると誰もいない場所で試しに使用してみるなど、ややお調子者の一面も。
演じる佐野氏は図々しい、人懐っこい、情熱と表現している。

湊耀子凰蓮・ピエール・アルフォンゾなどには及ばないものの生身でもそれなりの戦闘力と高い身体能力を有しており、演じる佐野氏が運動能力の高い人物のため、生身のアクションシーンなども吹き替えなしで演じている。

活躍

チーム鎧武のリーダー角居裕也から、「面白いものを入手したから見せたい」との連絡を受けて待ち合わせ場所に行ったが裕也はおらず、そこに開いていた入り口から異世界であるヘルヘイムの森に入り込んでしまう。
そこでインベスに襲われ、裕也が落とした戦極ドライバーと異世界内で入手したロックシードを使う事で仮面ライダー鎧武の変身者となる。
案外早く馴染んだ先々代初回までに能力を極めて無双していた先代とは違い、変身直後には戸惑い、手探りとも言える状態で戦っていた。
変身能力を得てもすぐには何に使って良いか分からず、姉の前やバイト先でも不用意に変身してみたり試行錯誤が続いた。とりあえずチームに戻ってバイトも辞め、インベスゲームでの賞金稼ぎにのめり込んでは晶に叱られたりもしていた。

しかし、再び訪れたヘルヘイムの森仮面ライダー斬月に襲撃を受けたことでライダーの力が「ルールに基づいたゲーム」ではなく、「本当の命がけの戦い」の為の力であったことに気づき、一時期はその事に怯えて変身することを躊躇ってしまうが、同じくアーマードライダーとなることを選んだ呉島光実の姿勢などに触れ再び立ち上がり、「チームに自分の力が必要な時には変身して戦う」というスタンスを取り、チームは光実に任せて再び仕事を探している。
凰蓮に対しては、明らかに勝てる相手を一方的にいたぶり、本業だけで満足しないで若者達にちょっかいを出す点に関しては不愉快に思っており、戦闘中に彼に説教をしたこともある。

ヘルヘイムから強力なインベスが沢芽市に現れていることを知り、自分たちで解決しようとし、光実とともに新たな「ゲーム」をアーマードライダーやシドに持ちかけて森の秘密を探ろうと試み、11話ではユグドラシルの作業員に化けて森の中の同社の作業ブースに潜入するが、そこで同社の社員達がアーマードライダー達を「モルモット」呼ばわりし、インベスゲームも仕組まれたものであったことを知って憤慨するが、直後にインベス達の暴走が発生し先刻の暴言も忘れて自身に助けを求める社員達(※社員達は紘汰が変装して彼等の話を盗み聞きしていた事を知らなかったのだが)に呆れつつも戦い彼らを助けている。帰還後シドには「あんたらの思い通りにはならない」と怒りを露にした。

ユグドラシルから監視されている事を危惧する光実からはその後の変身を反対されるも、インベスに襲われる人々を見過ごしておけず変身するなど、徐々にその力を「人々を救うため」に使おうとした。しかし13話で初瀬亮二のインベス化を目の当たりにし、14話では諦めきれず彼を救おうとするが果たせず、ラットの負傷を招いてしまう。さらに目の前で初瀬が変化したヘキジャインベスは倒され、ユグドラシルに捕われてしまう。
その後も次々とユグドラシル幹部からその目的を明かされ、目的のために多くの人の犠牲を厭わない彼らの姿勢にさらなる怒りを募らせるも、22話でまたユグドラシルタワーに乗り込んだ際、自身が最初に倒したインベスが裕也であった事実貴虎から突きつけられ、友人を手にかけてしまったショックから暫くは落ち込んでいたもののDJサガラに「希望の対価に犠牲を要求する世界をぶっ壊せ」と諭されたことで奮起、カチドキロックシードを受け取りユグドラシルタワーに突撃、黒影トルーパー達や斬月・真と戦いタワーのスカラーシステムを破壊した。

サガラから特に口止めもされず光実の正体も知らないため、普通に得た情報やカチドキロックシードの入手経路を彼に喋ってしまい、自身の気づかないところでユグドラシル社内に亀裂を入れる羽目になっている。またオーバーロードインベスに接触を試みるが相手側に意思疎通するつもりが無く失敗。
戦況などもあり長らく無職のままで家庭の家計もそろそろ苦しくなり始めた矢先、阪東清治郎の好意で「ドルーパーズ」のアルバイトをさせてもらうことになった。27話で貴虎と和解し彼が味方になったと喜ぶも、彼と光実が兄弟である事まではまだ知らず、斬月・真が光実に入れかわった事もまだ気づかないため戒斗から暗に忠告を受ける。

そして29話にて沢芽市へと侵入し、力に溺れ殺りくを楽しむデェムシュの姿を垣間見たことで、彼らとの話し合いは不可能と悟り(もっとも相手が相手だったため、別の存在だったならば別の可能性が有ったかもしれない)、カチドキアームズに変身しあと一歩の所まで追い詰めるが、デェムシュを生け捕りにしたい戦極凌馬の指示を受けたユグドラシルの妨害を受け瀕死の重傷を負ってしまった。

その場は戒斗に助けられ九死に一生を得るが、そんな彼の前にDJサガラが現れる。「何がオーバーロードインベスが希望だ‼」と彼に詰め寄るも、一蹴され、逆に言葉巧みにオーバーロードインベスと同じくらいの力を求めるように誘導され掛ける。

しかしその場にいたがそれを見抜き、止めに入るものの、既に運命の輪は後戻りできない位に進んでおり、サガラが何か腹に一物を抱えている事を悟りながらも、みんなを護りたい力を得んが為に、彼の誘いにあえて乗り、極ロックシードを入手し、そのオーバーロードに匹敵する力を持ってして暴走するデェムシュを撃破した。

33話で阪東清治郎の経営する「ドルーパーズ」で食事をとっているシーンで、「カレーの味が薄い」と言い、同時に食欲が沸かないと彼が作ってくれたカレーを残す。
このシーンから味覚や身体に影響が見られることが判明し、極アームズの力を手にした後遺症ではないかとファンから囁かれた。
40話ではレデュエと対峙した際にインベス化する自身のヴィジョンを見せられ苦悩するも、それでも他人を救いたいという決意を固めてそれを振り払い術を脱する。この時、足下からヘルヘイムの植物の蔓を半ば無意識に展開させており肉体のオーバーロード化が進んでいる。41話では元の世界に戻された舞と入れ違う形でロシュオの元に辿り着き彼と対決するも、圧倒的な力の前に打ちのめされカチドキロックシードを破壊されてしまう。しかし直後に彼を殺害したレデュエに怒り自分の手でロックシードを復活させる能力(この時サガラと同じく一度多面体を経由させ作り直している)を発揮し、極アームズの力を以て倒した。
43話では、ヨモツヘグリアームズへと変身した光実と戦い、わざと光実の攻撃を受けることで、ヨモツヘグリロックシードをドライバーから引きはがし、変身解除させた上でロックシードを破壊した。
光実のこれまでの行為を許すも、先述の攻撃を受けたことが致命傷となり、意識不明の重傷を負ったが生存しており、リカらにガレージに連れて来られて息をふきかえした。意識を失っている間に「始まりの女」と化した舞に精神の世界で遭遇、戒斗の暴走を知って戦いに出るも不利な状況に陥り、ザックの忠告もあり一時撤退。
45話では他の皆にも既に人間ではなくなったことを悟られ、既にヘルヘイムの森の実のみを美味しいと感じる味覚にまで変化していたことを晶に明かし、悲しむ彼女に先に脱出するようにと促し、戒斗との最後の戦いに臨む。

「お前を倒し証明してみせる・・・只の力だけじゃない、本当の「強さ」を!」

激闘の末、戒斗に勝利した紘汰。死に際の戒斗にその強さを問われた際、「守りたという思い、見捨てないという誓い、それが俺の全てだ」と涙ながらに答えた。
紘汰は戒斗を含む皆を守りたかった。だが、己が理想を果たすためにその戒斗を倒さねばならなかった非情な運命に涙していた。人で無くなるほどの力を得ても、彼は優しさを失わなかったのだ。
なぜ泣くと戒斗に問われ、「それが俺の弱さだとしても、俺は泣きながら進む」と答えた。
弱さを抱えながらも、それを受け入れて前に進もうとする姿勢こそが紘汰の言う本当の強さなのだ。
戒斗もまたそれを認め、「お前は…本当に『強い』」と称えて息を引き取った。

最後の勝利者となった紘汰は、帰還した舞から黄金の果実を手に入れ、「始まりの男」となる。その際、鎧を身にまとい舞と同様に金髪のオッドアイとなり、さながらエルシャダイイーノックの様な容姿となった(ちなみにこの鎧はマツボックリアームズの胸部と極アームズの素体スーツを流用したもの)。そしてその力を以てインベスやヘルヘイムの植物全てを地球とは別の未開の星へ送り込み、全ての元凶であるサガラに礼を述べた後、舞と共に旅立っていった。願いは違くても趣旨などは、「彼女」と限りなく近い結末となった。
最終回ではコウガネを倒すために一時的に地球に帰還。決着をつけた後は光実に「俺は元気だって伝えといてくれ」と姉への伝言を頼み消えた。
ふたりのわだかまりが、完全に氷解した瞬間だった・・・

「俺たちは・・・いつまでも仲間だぜ・・・」


仮面ライダーウィザード

本編開始に先駆けて、『仮面ライダーウィザード』の52話に登場している。
仮面ライダーの指輪によって開かれた異空間から助けを呼ぶ声を聞きつけ、躊躇いもせず異空間に飛び込み仮面ライダーの世界へと馳せ参じた。
この時点で所持しているロックシードはオレンジ、パイン、イチゴの3個が確認されており、鎧武TV本編の時系列に当てはめると第5-7話の間に起こった出来事と推測される。(なお助けを呼ぶ声を聞いた場所が24話冒頭でジンバーピーチを試していた場所と酷似している事から、この時に起こった出来事ではないかと推測する説もある。)

本編後

詳細は該当項目及び始まりの男で。
なお、小説版の描写によると超越者になったことで、助けを呼ぶ声を知覚できるようになっており、誰かを守るため、悲しみを止めるために度々赴いている様子。

MOVIE大戦フルスロットル
メガヘクスの来襲によって再び地球へ。

小説仮面ライダー鎧武
狗道供界の暗躍によってまたまた地球へ。

仮面ライダー平成ジェネレーションズ
他のライダーが集結したところにベルトさんを連れて駆けつける。

平成ジェネレーションズFINAL
本作では監督の意向により、人間だったころのキャラをイメージした雰囲気となっている(演者の佐野岳氏は神様になった紘汰のイメージが強かったため、人間の紘汰のイメージを演じるのは苦労したとのこと)。

ファイナルステージ
魔蛇によって記憶と力を奪われてしまう。


余談

平成ライダーでは少なくないフリーターの主人公。
上気の通り、アルバイトを複数掛け持ちしていたのだが、インベスゲームで賞金が出るようになると一気にやめてしまい、その後、晶にやんわりと叱られたことで再びバイト探しに。
ただ、凰蓮に断られたり、面接に向かう中インベスを見かけたり、作中でビートライダーズがインベスゲームの件で責められていた際にそれで断られたりと中々バイトが決まらず…。
最終的にドルーパーズに雇ってもらうことができた。
そのため、最終的な職歴はバイト→無職→バイト→である。結果、3年後の仮面ライダーに倣えば、葛葉紘汰神となる。

なお、平成ジェネレーションズFINALではどうやらそんな自称“神”と共演するようだが……?
と、思われていたが、二人が出会った時の化学反応による被害を考慮した結果、本作では両社は絡まなかった。
かわりに(並行世界がエニグマの力で近づいているとはいえ)エグゼイドの世界の住民であるはずの彼がビルドの世界に降り立つという恐ろしい能力を見せた。

また、紘汰という漢字表記は難しく、視聴者の多くは漢字を間違える事が多かった。

なお、オレンジの仲間である(強敵に強いあの人ではないぞ!)は年中を通して葉が常緑である事から不死性、永遠性の象徴または、霊薬として『非時香菓』と呼ばれている。これと対になっているのは鎧武が使っているサクラハリケーンのモデルである桜である。(花びらがすぐに散る事から。おそらく挿入歌『時の華』はこれらの事象を踏まえた歌詞になっていると推測される。)なお、橘を持ち帰ったとされる田道間守は現在では菓子の神として信仰されており、葛葉紘汰になったのも上記のエピソードが元になっているのかもしれない。(実際異界から果実を持ち帰っている点まで共通している。)

関連タグ

仮面ライダー鎧武 主人公
仮面ライダーガイム チーム鎧武
ユグドラシル絶対に許さねぇ!
お前はもう初瀬じゃねぇ!
聞こえるー!
始まりの男

葛葉紘汰生誕祭

剣崎一真…当初は人間だったものの、戦いの中で人間とは異なる存在に変わってしまった平成ライダー繋がり。人々のためにそれを受け入れて最終回を迎えた点も共通する。また、どちらも鎧を着たような青い仮面ライダーに変身する。
光夏海...S.I.CHERO SAGA、鎧武の世界で彼の立ち位置に立ちナツミカンアームズで鎧武に変身した。
檀黎斗…人間とは異なる存在に生まれ変わり神となったが、才能は確かに超人的ではあるものの彼の場合は神を自称しているに過ぎない。
Homulilly…気づかぬうち異形側に傾いた者繋がり。

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