概要
1992年4月3日生、愛知県出身。
愛知学院大学在学中にジュノンスーパーボーイコンテストへ応募してグランプリを獲得して芸能界入り、後に大学は中退して芸能活動に専念。
サッカーやラクロスなどの経験もあり、運動能力の高さをコンテスト時からアピールしていた。そのため身体能力を活かした体育系企画のバラエティ番組でも活躍。
また舞台やTVドラマなどにも活躍の場を広げる。
私生活では、2023年5月19日に沢口けいこ氏との結婚を発表した。
仮面ライダー鎧武
2013年に「仮面ライダー鎧武」で主演に抜擢された。同作でも高い身体能力を活かしたアクション演技をしており、吹き替えなしでの壁登りや格闘などのシーンもこなし、あの高岩成二すら舌を巻くほど(劇場版では三回連続で前転しながら空中でドリブルするという超人技を披露している)。また、『鎧武』には参加しなかった坂本浩一監督からもかなりの高い評価を受けており、「いつか佐野君で何か作品を作りたい」と言わせるほど(これは後に『グッドモーニング、眠れる獅子』で実現した)。
『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL』で客演した際には、エニグマを発見するシーンでは、脚本の段階では始まりの男の姿で手から波動を放ち結界を破壊するというシーンを予定していたが、「出るからにはアクションがやりたい」と自ら志願した結果、生身で飛び蹴りを繰り出すシーンに変更され、自らトランポリンを踏ませて頂いた模様。 ただ、場所がダムだっただけに下手したら死亡していた可能性があるほどの危険すぎるアクションであるが、何事もなく無事にやりきった。
バラエティでは、かの伝説的アクション俳優ジャッキー・チェンのようだと形容されていた。
また、ブレイク後も『鎧武』への愛を惜しげもなく語る俳優の一人でもある。後の映画での客演は念願だったようで、出演報告でも「ただいま」とファンとその思いを共有、その後ジオウにも出演するなど平成2期の主演としては数少ない客演の多い(それどころか菅田将暉を除いた全ての平成2期ライダーの主演俳優と、何らかのライダー作品で共演している)人物である。
新型コロナウイルス発生の際は彼等を起点に出演者に声をかけて応援メッセージを発信。その後発売されたCSM戦極ドライバーのPVでは小林豊とともにコメント出演した。なお本人曰く撮影で使った当時のベルトは番組終了時に贈られた(CSMはより豪華な造りになっているとのこと)。
肉体派俳優
TBSの「最強スポーツ男子頂上決戦」の初代王者。
2015年12月23日放送の第5回では永瀬匡、横浜流星、井上正大、上遠野太洸ら東映特撮経験の俳優らをおさえ、EXILEの関口メンディーの3連覇を阻止し、王者に返り咲いた。
「全世界極限サバイバル2016」においては、二度の遠泳を敢行。
一度目で無謀だと理解しながらも、制限時間内に到達するためにあえて再び海に飛び込み、見事チャレンジを達成した佐野は、「俺が佐野岳だ!!!」という名言を残した。
スポーツ面ばかり取りざたされるが、彼はあくまで俳優である。アクション映画の主演を担当するのが目標とのこと。
これに因んでか2024年2月3日放送のTBS特番「THE鬼タイジ」では、先輩東映特撮枠である高橋光臣と共にチームを組み初参加。その時鬼の手先(アキラ100%)から酔っ払い過ぎて先輩に向かい、「芝居論・演劇論」語りすぎない方がいいと指摘され。チームメンバーの信子(ぱーてぃーちゃん)や高橋から「恥っ!」「佐野岳キツ!」と言われ、照れる様子を見せた。
ゲームでは検討するが、鬼の聞き分けチャレンジで失敗し脱落した(ちなみにこの回でクリアしたのは高橋)。
ドッキリ俳優
俳優では珍しく『ドッキリGP』(フジテレビ)の常連ターゲットとして何度か出演している。
初出演は2019年。レギュラーだったドラマ『仮面同窓会』のシリアスなシーン撮影中に「溝端淳平ら共演者にオフでの暑苦しい言動を暴露される」ドッキリを仕掛けられた。
その後も「食レポでわんこそばを食べていたら突然酸っぱくなって吐く(しかもドッキリ後、抹茶スムージーを渡され飲むが実は静電気付きストロー)」「(結婚式の)CM撮影だと思ったが池に落とされる(さらに言えば落とされた花嫁役がサンダー・ライガー)」「香川の銭湯ロケと思ったら強すぎる電気風呂(実際に香川県にある銭湯)」「喫茶店の配膳用ロボットが反乱を起こし放水」「(諺「塵も積もれば山となる」にちなんで)偽ロケの車から発泡スチロール(塵)が降ってくる」など、若手・中堅芸人が主な対象となるドッキリを仕掛けられている。
ネタばらしではスタッフを見つけるなり「GP!」と叫ぶ(GP呼びするのはドッキリの常連芸人が中心)、俳優を名乗っているのにスタッフ一同に笑われてしまい、とうとう出演時の肩書を「ドッキリ俳優」にされてしまった。
同番組では現役男性アイドルやアイドル出身の女優すらも過激なドッキリのターゲットにされるが、俳優一本なのにここまでされているのは彼くらいである。
エピソード
『仮面ライダー鎧武』で共演した小林豊とはある種異常といっていいほどに仲が良く、二人まとめて“がくゆた”と呼ばれている。
そんなこともあり佐野はかなりの頻度で小林の家にご飯を食べに行っている(細かくは小林豊の記事にて紹介されている)。
コロナ自粛の際には、小林のもとにしょっちゅう電話がかかってきていたなど、その仲の良さがにじみ出ている。
二人でバラエティ番組に出た際には、小林に対するその異常な仲良し(?)エピソードを淡々と語っており、小林について『嫁にしたい』とも述べている。
BOYS AND MENが十周年を迎え、数々の著名人がコメントを贈るという企画に参加した際には、『僕は小林豊を筆頭にボイメンの5人と共演しています』 『なので、残りの4人を制覇したときは、僕もBOYS AND MENの10人目のメンバーになれるんじゃないかと勝手に思っています』と述べている。
主な出演作
- GTO・・・石田拓海
- 仮面ライダー鎧武・・・葛葉紘汰/仮面ライダー鎧武
- 下町ロケット・・・川本浩司
- 舞台『終わりのセラフ』・・・百夜優一郎
- HIGH&LOW THE MOVIE2 END OF SKY・・・ユウ
- グッドモーニング、眠れる獅子