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仮面ライダー鎧武

かめんらいだーがいむ

仮面ライダー鎧武とは、2013年から放送された、『平成仮面ライダーシリーズ』第15作目である。全47話。
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ありがとう仮面ライダー鎧武


天を獲る。

世界を己の色に染める。
その栄光を君は求めるか。
その重荷を君は背負えるか。

人は、己一人の命すら思うがままにはならない。
誰もが逃げられず、逆らえず、運命という名の荒波に押し流されていく。

だが、もしもその運命が君にこう命じたとしたら?
「世界を変えろ」と。
「未来をその手で選べ」と。
君は運命に抗えない…だが、

世界は君に託される。

仮面ライダー鎧武ラストステージ



概要

平成仮面ライダーシリーズ15作目。2013年7月25日に製作発表が行われ、10月6日から翌2014年9月28日まで毎週日曜午前8時放送。

本作では『仮面ライダー電王』からのダブルライダー路線を一旦廃し、当初から複数のライダーが主軸となって物語が進行する(制作発表の段階では5ライダーの存在が明かされ、最終的に本編で14人、劇場版や外伝作品も含めると現時点でシリーズ最多のライダーが登場している)。

本作は「伝統芸能的に固定化された特撮に、新たな風を吹き込みたい」という、武部直美プロデューサー(『仮面ライダーOOO』等)の意向の下、斬新な要素が多数取り入れられた。
まずライダーのモチーフとして、世界各国の鎧武者とフルーツという、風変わりなものが採用されている。前者の要素は前作との差別化、後者は低年齢層への玩具展開を考慮したバンダイ側の提案である。
ライダー達は戦極(せんごく)ドライバーを装着し、錠前(=ロックシード)を使って変身するという設定になっている。
更にはスタッフ構成においても、メインライターに虚淵玄、主題歌を湘南乃風(本作限定で「鎧武乃風」名義となる)という、異色の人事となった。

そして虚淵のみならず、彼の所属するニトロプラスそのものが、本作に全面協力することになった。
クリーチャーデザインに山田章博とNiθが参加、ニトロプラス社員の三杜シノヴ・山田外朗も衣装デザインに参加。サブライター陣はニトロ関係者から七篠トリコ、砂阿久雁、鋼屋ジンが参加、後に『がっこうぐらし!』にて注目を浴びる海法紀光が加わり、コラボ回担当の毛利亘宏以外の全員が実写未経験者の布陣となった。
ちなみに虚淵氏は過去に『吸血殲鬼ヴェドゴニア』や『ブラスレイター』といったライダーオマージュ作品を手がけており、後者に至っては本場のライターと共に仕事していた。
他にも氏はところどころで平成ライダーシリーズ(特にクウガ龍騎)の影響を受けている事をインタビューなどで語っており、平成ライダーの初期3作品を語る書籍にも寄稿していたりする。
また、前々作の放映前には「虚淵玄が脚本を担当する」というデマがネット上に広まったが、まさか嘘が真になり本家を担当する事になるとは本人も思わなかったであろう。

なお、現時点では平成二期ライダー作品唯一となるTVシリーズ放送中に次回作の仮面ライダーとの共演が行われなかった作品である。

作風

仮面ライダー龍騎』のように複数のライダーが登場する事、また『Fate/Zero』や『魔法少女まどか☆マギカ』を手がけた虚淵がメインライターという事もあって、「どんな欝展開が来るか」「何人死ぬのか」と良くも悪くもストーリー展開に期待と不安の入り混じった声が見かけられた。
実際、序盤はライトな世界観が描かれ全体を通しても所々に明るいコメディシーンが見受けられるものの、徐々に陰鬱な展開が目立つようになりファンの予感が現実のものとなった。終盤では明らかに子供を眼中に入れていない怒涛の鬱展開が繰り広げられており平成初期ストーリー展開に慣れていない視聴者からすれば軽くトラウマものの作品である。当初よりこの作風を苦手とする特撮ファンからは天装戦隊ゴセイジャーの怪人「獏のエルムガイ夢」に引っ掛けた「獏のエルム鎧武」とも呼ばれていた。
その一方で、各種ライダーのデザイン・アイテム・ネーミングなどの玩具展開に関わる部分については、平成二期らしくコミカルさがかなり強調されており、ストーリー展開との落差が凄まじい。シリアスさを好む層にとっても、このギャップを「子供向け番組ならではの味」として楽しめるかどうかで評価が分かれている。
また登場人物はある人物を筆頭に、人間的に問題のある人物が多いのも特徴である(お人好しの熱血漢である主人公さえ、甘さや激しやすさから度々見せる行動には数多くの指摘があり、虚淵も意図的に問題人物として描いたとコメントしている)。

ただ、「新たな風を吹き込みたい」という武部プロデューサーの発言は伊達ではなく、鬱や過激な展開だけにとどまらないいくつかの画期的な試みがなされている。
「怪人を倒せば良い、ではなく、ライダーはその背後にある世界を崩壊させる自然災害と格闘し、対処法を見つけねばならない」という設定や、
「秘密結社や怪人の組織ではなく世間で一定の信頼を勝ち得ている企業とそこに属する人間たちが敵」という設定、
またその企業の陰謀によって仮面ライダーが一般市民の偏見とも戦わなければならないという展開はそれを顕著に表していると言えるだろう。

また武部P曰く、作風は平成一期のライダー作品、特に平成初期四部作(クウガ555)へのリスペクトという意味合いが強いとのこと。
実際に平成2期ではこれまで導入されてこなかった多人数ライダー制や、クウガ以降はほとんど用いられていない未知の言語を用いる人間とは異なる種の設定が改めて採り入れられている。
平成ライダー各作品のいくつかには、昭和ライダーの特定の作品をリスペクトしている傾向があるが、本作で平成ライダーは15年目。平成ライダーの初期作品はすでにリスペクトされる対象になるほどの歴史を有しているのである。

いずれにせよ、不条理な世界に翻弄されながらも己の理想を叶えようと生きる人々を描いた物語として、本作が(主にネット上において)話題性の大きい作品であったことには疑いようがないだろう。
その結果、本編終了後も外伝作品が展開されたどころか完全受注生産の玩具が登場し続け、遂には本編終了から1年程度で変身ベルトが再生産されるという異例の事態になっている。

Vシネマ

本編放送終了後に公式スピンオフであるVシネマが登場した。本編に数多く登場したアーマードライダー達にスポットが当てられ、彼らの過去等が語られる。詳細はこちらの記事を参照。

第1弾は2015年4月22日(水)発売。仮面ライダーバロンと仮面ライダー斬月が主役を務める。

第2弾は2015年11月11日(水)発売。主役は仮面ライダーナックルと仮面ライダーデューク。

公式小説

  • 『REAL RIDERS 駆紋戒斗外伝』

2014年3月に発売された『仮面ライダー鎧武ザ・ガイド』に収録された、駆紋戒斗の高校生時代を描いたスピンオフ小説。時系列は本編開始の2年前。著者は江波光則。監修は虚淵玄。イラストはserori。

2016年3月23日(水)発売。著者は砂阿久雁。監修は虚淵玄と鋼屋ジン。
時系列は本編終了後。鎧武外伝2にリンクした内容で、同作に登場したカルト集団黒の菩提樹及びその組織を率いる狗道供界から沢芽市を守る為、呉島兄弟とその仲間達が戦いを挑む。

登場人物

登場する仮面ライダーに関してはアーマードライダーの項へ。

チーム鎧武

メンバー名プロフィール
葛葉紘汰仮面ライダー鎧武に変身する青年で本作の主人公。ダンスチーム「チーム鎧武」のナンバー2だったが、現在はチームを脱退。
呉島光実仮面ライダー龍玄に変身する青年。「チーム鎧武」の一員で、紘汰の弟分。愛称は「ミッチ」。
高司舞本作のヒロイン。プロのダンサーを志す、紘汰の幼馴染み
チャッキーチームでもトップレベルの実力を持つ少女。気が強く男勝りな部分もある。
リカマイペースだがチャッキーとも遜色ない相当のダンスの腕前を持つ。
ラット派手なパフォーマンス好むチームのムードメーカー。
角居裕也「チーム鎧武」のリーダー。紘汰やチームのメンバーを暖かく見守っている。戦極ドライバーを手に入れ、そのまま姿を消して行方不明になっていたが・・・。

チームバロン
メンバー名プロフィール
駆紋戒斗仮面ライダーバロンに変身する青年。「チーム鎧武」のライバルチーム「チームバロン」の元リーダー。
ザック仮面ライダーナックルに変身する青年。「チームバロン」の新リーダー。ダンスのスキルが高く、戒斗の右腕だった。
ペコ小柄だがダンスのキレが良い上にチームに対する忠誠心は高く、それ故にインベスゲームで勝つために卑怯な手段を使うこともある。

ユグドラシル・コーポレーション
メンバー名プロフィール
呉島貴虎仮面ライダー斬月に変身する青年。呉島光実の実兄で、巨大企業のユグドラシルコーポレーションの要職に就いている。
戦極凌馬貴虎の知り合いに当たる仮面ライダーデュークに変身する天才科学者。戦極ドライバーの開発者。
シド仮面ライダーシグルドに変身する錠前のディーラー。インベスゲームの参加者にロックシードを販売している素性不明の男。
湊耀子仮面ライダーマリカに変身する戦極凌馬の秘書。
DJサガラ謎のDJ。インベスゲームを流行らせた仕掛け人。
葛葉晶葛葉紘汰の姉。家計を支える為にユグドラシルコーポレーション傘下の会社でOLをしている。常に紘汰を温かく見守っている。

その他

阪東清治郎
沢芽市に受け持つフルーツパーラー「ドルーパーズ」のマスター。パフェを作る腕前は超一流。

謎の少女
鎧武になった紘汰が出会った少女。髪の色以外は舞と瓜二つである。

初瀬亮二
仮面ライダー黒影に変身する青年。「チームレイドワイルド」のリーダー。

城乃内秀保
仮面ライダーグリドンに変身する青年。「チームインヴィット」のリーダー。

凰蓮・ピエール・アルフォンゾ
仮面ライダーブラーボに変身する洋菓子店主。元軍人のオネエ系。

呼称表

が\に紘汰戒斗光実貴虎城乃内初瀬凰蓮ザック
紘汰戒斗ミッチ貴虎城乃内初瀬シャルモンのおっさんザック湊さん
戒斗葛葉呉島光実?城乃内初瀬凰蓮ザック耀子
光実紘汰さん駆紋戒斗兄さん舞さん??凰蓮ザック湊さん
貴虎葛葉駆紋戒斗光実俺(または私)??初瀬亮二??
紘汰戒斗ミッチ貴虎さん??凰蓮様ザック湊さん
城乃内葛葉戒斗ミッチ??初瀬ちゃん凰蓮さんザック?
初瀬?????城乃内凰蓮さん??
凰蓮みずがめ座のボウヤムッシュバナーヌ偽者ボウヤ→ミッチメロンの君?ボウヤ?ワテクシ??
ザック紘汰戒斗ミッチ?城乃内?シャルモンのおっさん?
葛葉紘汰戒斗光実君呉島主任???凰蓮?

ライダー共通アイテム/用語

ロックシード
本作のキーアイテム。果物を中心に植物がモチーフの錠前。戦極ドライバーにセットしてライダーに変身する。

戦極ドライバー
本作の仮面ライダー共通の変身ベルト。ライダーによってバックルのプレートが異なる。

ゲネシスドライバー
新世代ライダーが使用する変身ベルト。

アーマードライダー
本作の仮面ライダーの通称。名づけ親はDJサガラ。

無双セイバー
鎧武、斬月、邪武、武神鎧武、鎧武・闇の基本武器。
鍔が銃になっている日本刀型の剣。セイバーモードとガンモードの切り替えが出来る。
弾薬には限りがあり、弾切れのリスクも存在する。再装填には反対側のレバーを引かなくてはならない。
また持ち手の底を一部のアームズウエポンとドッキングさせることができる。

ソニックアロー
正式名称は「創生弓ソニックアロー」。
新世代ライダーとジンバーアームズの共通装備。剣としても使える万能武器。
エナジーロックシードを装着すると必殺技を放つ。


沢芽市
紘汰たちが住む町。元々はどこにでもある地方都市の一つであったが
ユグドラシル・コーポレーションの参入により都心にも匹敵する大都市に発展した。

ユグドラシル・コーポレーション
沢芽市を支配する巨大企業。同市の発展に大きく貢献したが
強引なやり口で一部の市民からは嫌われている。

ビートライダーズ
ストリートダンスとインベスゲームに興じる若者の集団。
沢芽市のストリート文化の体現者たち。

ヘルヘイムの森
ロックシードのある謎の異次元空間。

インベス
ヘルヘイムの森に住む謎の怪物。
一般市民にとっては、下記のインベスゲームで召喚されるゲームの駒と認識されている。

インベスゲーム
ロックシードを用いてインベス同士を戦わせるゲーム。要するにポケモンバトル。
表だっては語られないアングラの娯楽らしいが、沢芽市の若者は誰もが知っている。
ゲームプレイヤーの支配下にあるインベスは手のひらサイズの小動物にすぎず安全だが、
コントロールを離れると巨大化して暴走するため、基本的には危険な遊び。

関連イラスト

ありがとう仮面ライダー鎧武
1年間本当にありがとうガ~~~~



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ガイムニャンとゆかいな仲間たち(大人気ゲーム妖怪ウォッチとのコラボタグ。作中にフルーツ鎧武者といった亜種がいるマスコット的キャラが存在する。更に映画でのゲスト出演者が同じといった共通点もある。)
キカイダーREBOOT(30話は当作とのコラボ企画回となっている)

外部リンク

TV朝日公式サイト
東映オフィシャルサイト仮面ライダー鎧武/ガイムのページ

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