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「男子三日会わざれば刮目せよってなぁ!」

「パティシエ、なめんなよ…?」


演:松田凌


変身する仮面ライダー

仮面ライダーグリドン


概要編集

仮面ライダー鎧武」の登場人物。

ビートライダーズの1つ「チームインヴィット」のリーダー。


よく間違えられるが「城内」ではなく「城内」である。


年齢は不明だが誕生日は8月30日生まれのおとめ座(ちなみに日付は異なるが役者の松田氏も同様におとめ座である)。

「策士」を自称し、漁夫の利を狙ったり卑怯な手口を好むがお世辞にも頭脳派とは言えず、物量作戦や不意打ちなど基本的に姑息な手段が多い。また想定外の事態に弱く、自分の失敗や敗北を素直に認めない部分がある。

チームレイドワイルド」の初瀬亮二とは仲が良いようでよく一緒につるんでいるが、実際には都合よく利用するだけの駒として見ている。


第4話で駆紋戒斗からロックシードと引き換えに「チームバロン」の傘下に入るよう話を持ちかけられ喜んで了承。しかしバロンの飼い犬でしかないという事実に不満を抱き、第5話で戦極ドライバーを入手し、仮面ライダーグリドンに変身。さっそく不意打ちにより仮面ライダー黒影と共に仮面ライダーバロンを撃破した。


ところが、てっきり味方してくれると思っていた仮面ライダー鎧武仮面ライダー龍玄のコンビはその卑怯さに反発、逆に黒影もろとも撃破されてしまう。4対1でバロンを倒そうとしていた自分の所業も棚に挙げ、銃を使う龍玄に「飛び道具なんて汚いぞ!」と言ったり「今回はたまたま調子悪かっただけだからな!」という小物感満載の捨て台詞を残して逃げ去る羽目になった。


普段は策士的で頭の切れるイメージだが、グリドンに変身して早々、黒影に変身した初瀬に勝手に「グリドン」と名付けられたり、武器としているドンカチからピコピコハンマーのような可愛らしい音がする、黒影から自分を盾にした後に攻撃する戦法を提案されて振り回されるとコミカルな描写が多い。

挙句公式のダイジェスト動画のキャラクター紹介では「自称策士(笑)」と称されてしまっている。

戦闘センスは初瀬以上に低い上にかなりの及び腰で龍玄との戦いではほぼ防戦一方で手も足も出なかった。さらに第7話では仮面ライダーブラーボにボコボコにされている黒影を助けないでさっさと物陰に隠れており、こっそりブラーボを後ろから倒そうとして返り討ちにされて川ポチャしている。


第12話では変身能力を失いバロンに敗れた初瀬を見捨て、ブラーボこと凰蓮を噛ませ犬にするために近づくが、逆にケーキ作りにこき使われることになる。

そして、この出会いが後に彼を大きく変える事になる。


その後は暫く姿を見せなかったが、第17話で久々に登場。凰蓮と共にユグドラシル・コーポレーションに呼び出され、正体を伏せた呉島光実から新型の戦極ドライバーを受け取り、葛葉紘汰からドライバーを奪おうという彼の作戦に協力する。

紘汰に「シャルモンのケーキ食べ放題」という罠でおびき寄せていた葛葉晶にケーキを振る舞う姿を見せ、逆らえば彼女に危害を加えると強調させる役目を受けていた。

しかし、それでもなおドライバーを渡そうとしない紘汰に苛立った光実は城乃内にライダーに変身して晶を襲うように促すが、ロックシードは事前に凰連によって偽物にすり替えられており、「バカモン!」という叱責の声と共に落ちてきたタライが頭部直撃して気絶するという三枚目の姿を披露していた。

凰蓮の下でまじめに修行した成果かシャルモンのパティシエとしての姿は中々様になってはいたが、変身して一般人の晶を襲うように命令されても何の躊躇いもなく実行しようとしたあたりこの時点では性根は変わっていなかった。


第18話では仕事をサボり、渡されていた内のどちらが本物のドングリロックシードなのか頭を悩ませ、迷った末に決めたロックシードは凰蓮特製の錠前。今度はアキカンアームズへと変身を遂げた。更に仕事をサボっていた罰として凰蓮からライダーキックを喰らい、しかも「チーム鎧武」の企画していた合同ダンスイベントのチラシを持っていたために誤解され、凰連からヒップアタックをお見舞いされる。

そして合同ダンスイベントを潰すため出動したブラーボの援護を担当。インベスを呼び出したりBGMを流すためのカードを抜き取ったりと妨害を繰り返す。

しかし、音楽がなくなっても自分達でリズムを取って踊り出すビートライダーズに驚いたところをチームインヴィットのメンバーに発見され、無理矢理ステージに連れてこられてしまう(その際に先述のカードをメンバーの1人が発見したため、結局彼のやったことは全く効果が無かった)。凰蓮にこき使われていたり、凰蓮と共にビートライダーズ反対運動を行っていたりしていたにもかかわらず、すんなり受け入れられているところを見るとチームからの人望はそこそこあるようである。

そうしてステージに登らされてしまい、しばらく困惑していたがやがて条件反射的に踊りだしてしまった。

妨害していたのに目立った位置にいたため「城乃内w」等のコメントがそこそこ見られた。ちなみにコメントの中にはちょーいいね(^ ^)サイコー!!」やら「しみるワー♡」やら「キープスマイリングよ♡♡♡」など別作品からもコメントが寄せられていた。


第20話では合同イベント後にチームが解散した(解散させた)のかは不明だが、凰蓮の部下として活動を再開し、インベスの出現に対して解散していないビートライダーズを彼とともに悪者扱いする。

だがビートライダーズからも疎遠になってしまったり、なかなか変身させてもらえなかったり(この時点で本物のドングリロックシードは返却されていたらしい)と不本意な日々を送ったせいか、訳あってドルーパーズで紘汰に自分の心境を聞いてもらった際には「なんだかんだで初瀬ちゃんといた時が一番良かった」とも語っている。

その後、紆余曲折を経て凰蓮との間に純粋な信頼関係が生まれ、凰蓮に現在のインベスの発生がビートライダーズがもたらした物ではない事を告げる。


その後も凰蓮の元で修業を続け、第32話では街の危機に際して登場。

かつては初級インベスすら倒せなかった彼の姿はそこになく、上級インベスであるセイリュウインベスライオンインベス相手に臆せずに戦い、他のアーマードライダーと共に見事これらを撃破している。


第36話では黒ミッチの真相を知った際、他のメンバーと共に怒りをあらわにしていた。

ダンスイベントの際に裏でコソコソ妨害していた張本人が指摘できたものではない(しかも謝罪らしい謝罪もなし)のだが、逆を言えば「そういった行為に怒りを覚えるほど真っ当になった」、「腐っていた過去があるからこそ、そんな真似とは無縁だったはずの光実の変貌に尚更憤ってしまった」とも取れる。


第44話ではロード・バロンとなり世界を破壊すると宣言した戒斗と対抗するべく凰蓮と一緒に戦うが、それまで同行していたザックの裏切りにあう。湊耀子とザックとの戦闘の末、マリカのソニックボレーを受けて戦極ドライバーが破壊。グリドンへの変身が不可能になった。


戦いが終わった後はそのまま新装開店した凰蓮の店でパティシエとして働いており、いまだ行方知れずの初瀬や全てを失った光実の行く末を心配していた。


最終話にてかつて倒されたはずのコウガネが復活。密かに残されたベルトで一人で戦おうとする貴虎の思惑を唯一察した彼は、ついに貴虎から初瀬の末路を聞いてしまう(城乃内も、初瀬が既に落命していたことは心のどこかで予測していたらしく、強いショックを受けた一方でそれ以上に自分のせいで初瀬が死んだという事実に後悔しながら納得していた)。

そして(残念ながら力及ばず敗れたが)彼への贖罪と無念の思いを胸に黒影トルーパーとして戦った(城乃内の心境を思いやってか、貴虎もあっさりとベルトを譲渡している)。


最初は人を利用して策を弄するという小悪党的存在だった彼だが、最終的には自らが語った「男子三日会わざれば刮目せよ」と言う言葉通りに心身共に成長し、人の事を思いやる立派な漢となった。

彼もまた、物語を通して「変身」した人物の一人である(その言葉の元ネタとなった人物とは逆で策士から勇将になったが)。

またパティシエとしての腕前もかなり上がり、シャルモンに正規雇用されて収入も安定している事からある意味で劇中最も「変身」を遂げ、社会人として成功した若者とも言える。


一足先に一人前の社会人になったためかビートライダーズ同士の寄合には殆ど顔を出せていないようで、後日談であるMOVIE大戦フルスロットルでは無事に立ち直れた光実の近況をザックに尋ねる姿が見られた。


小説 仮面ライダー鎧武編集

海外で活動する凰蓮に店を託されたため黒の菩提樹の調査にはあまり貢献できていないが、余り物のケーキを配るなど後方支援に回っている。

この時はパティシエの大きな大会で優勝したとの事で実質的な店長代理にまで昇進している。


セイヴァーシステムの起動後は他の市民同様に操られていたが、タライで気絶した後に凰蓮にドライバーを巻かれたことで解放され、再びグリドンとして狗道供界の野望を阻止するために立ち上がった。


仮面ライダーセイバー編集

第8章では彼らしき人物が師匠(らしき人物)と揃ってモブキャラとして登場。2人まとめてメデューサメギドに石にされてしまったがメデューサメギドが倒された後は無事に元に戻った。


鎧武外伝編集

鎧武外伝『仮面ライダーグリドンVS仮面ライダーブラーボ』では遂に主役に抜擢。初めての強化となるライチアームズという新フォームが登場する。

パティシエの腕も成長しており、美人秘書も連れテレビで冠番組を持つなど、世界的に有名なレベルになっていた。

派手なオープンカーを乗り回すなどいかにも調子に乗った言動を取っていたが、終盤における行動からは職人・戦士両面での師である凰蓮に対する深い敬愛と、大切なものを取り戻すためならば自分の命を投げ出すことも厭わずに立ち向かう強い覚悟を窺い知ることができる。


師匠の呼び出しに素直に応じる、無反動砲から秘書を助けるために咄嗟に突き飛ばす、暴走した師匠を何とかするために生身で向かう、変身できないと判断するや否や怪人になってでも師匠を救う覚悟を瞬時に決めるなど、決める所はしっかり決めてる辺りハセちゃん助けてくれるわけである。


仮面ライダーリバイス編集

仮面ライダーリバイスのスピンオフドラマ『The Mystery』第2話にて師匠と共に登場。一般人が謎の黒いバイスタンプで怪人に変身させられる事件を追っており、作中では何者かが変身させられたシカインベスを師匠との連携技で撃破した。


風都警察署の照井竜仮面ライダーアクセルとは知り合いである模様。

また、平成ライダーの大ファンであるジョージ・狩崎から写メを求められた際は「自分達の名が全国に轟いている」と思い超ノリノリだった。


余談編集

グリドンのモチーフであるどんぐりの花言葉は「勇敢」、「もてなし」、「永遠の愛」

序盤の彼のイメージには合わない花言葉だが、最終的に他者を心からもてなすパティシエにしてヒーローとなった彼に相応しい花言葉であると言える。


関連タグ編集

仮面ライダー鎧武 鎧武外伝

アーマードライダー 戦極ドライバー

仮面ライダーグリドン ドングリアームズ タライアームズ ライチアームズ

ビートライダーズ チームインヴィット

初瀬亮二 木の実組城初) 凰蓮・ピエール・アルフォンゾ


鈴鹿まさこ:『鎧武外伝』第3弾に登場する、城乃内の秘書。


フォラス:『舞台仮面ライダー斬月-鎧武外伝-』の登場人物。城乃内と初瀬の二人を意識したキャラクター。


ザックチームのリーダーで人間としてもヒーローとしても大きく成長した木の実組


琢磨逸郎真木清人ブレン五十鈴大智仮面ライダーシリーズ弄られ


外部リンク編集

城乃内秀保 | 仮面ライダー図鑑 | 東映

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