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黒の菩提樹

くろのぼだいじゅ

黒の菩提樹とは、鎧武外伝に登場するカルト集団の名称である(画像真ん中のマーク)。
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概要編集

沢芽市で最近勢力を拡大させてきた狗道供界が率いる謎のカルト集団。


構成メンバーはかつてのユグドラシル・コーポレーションの残党たちが中心となっているらしく、正規メンバーたちは皆『戦極ドライバー』を所持しており、黒影トルーパーへと変身することが出来るようだ。


その実体は一種のテロリスト集団で、とある目的の為に“ザクロロックシード”を使って無作為に一般人を洗脳し、自爆テロを引き起こしていた。


その実態は人間を超えた存在へと昇華した狗道供界がの領域へと至る為に築き上げた組織で、一連の自爆テロも戦極凌馬が自身の野望達成の為に相応しい協力者かどうかを見極めるための行為であったことが、デューク編の終盤にて明かされる。


その最終目的は現在の人類を滅ぼし、供界を崇める強さを兼ね備えた選ばれし民のみによる新世界創造であり、早い話がプロジェクト・アークやフェムシンムの民がたどった末路+駆紋戒斗の掲げた『弱者が踏みにじられない強者のみが生き残れる世界』という理想を歪んだ形で実現させようとしている危険思想集団である。


さらに構成メンバー達が、元ユグドラシルの残党たちによって成り立っている為に、その戦闘力や技術面でもかなり高いものを持っている節がある。


デューク編において首魁である狗道供界が斃された事により組織も壊滅したかに思われたが、実際には壊滅していないようで、ナックル編に登場するシュラも『黒の菩提樹』の正規メンバーの1人であるらしく、『ネオ・バロン』を隠れ蓑にして資金調達や人類の選別作業を行う一方で『セイヴァーシステム』を完成させ、自身が見込み『黒の菩提樹』へと入信させたもの以外の人々を世界諸共焼き払おうとしていた。


ちなみに、首魁である狗道供界自身も完全に滅ぼされていないかの様な描写が有る事から、今後何らかの行動を起こしかけない不穏な空気を醸し出している(多分小説でそのあたりの決着はつくと思うが…)。


余談編集

組織名の由来はお釈迦様が悟りを開いたとされる菩提樹。お釈迦様が悟りを開いて仏となった=狗道供界が神の領域へと至る決意を暗示した事から発想されたのだろう。


組織のシンボルマークがコブラ()なのは、順当に考えれば、鎧武の設定のベースになった旧約聖書のアダムとイブを唆した蛇(=DJサガラ)が由来だと思われる一方で、お釈迦様が菩提樹で悟りを開くにあたり、ムチャリンダというナーガラージャがお釈迦様を雨風から守ったと言われているので、こちらが元ネタである可能性も否定できない。


シンボルマークの蛇のフードが植物の葉になっているが、組織名から菩提樹の葉っぱをイメージしたのだろうか(あくまでも名前からのイメージであって、実物とは似ても似つかないが)。

ちなみに、仏教における菩提樹とはイチジクの仲間であるインドボダイジュの事であり(単にボダイジュというと、シナノキ属の木を指す)、旧約聖書の方にもイチジクはアダムイブの局部を隠した植物として登場する。


この他にもこの組織は仏教を連想させる要素が散見され、ザクロロックシードの元ネタになったザクロという果物は鬼子母神の逸話にも登場している。なお、ザクロは吉祥花ともいい(本当はベルノキの異称のようだが)、これは吉祥天=ラクシュミーに由来する名称である。


関連項目編集

鎧武外伝 狗道供界 シュラ(仮面ライダー鎧武)

小説仮面ライダー鎧武

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