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俺は俺の道を選ぶだけ…運命など知ったことか!

弱い奴が消え、強い奴だけが生き残る…当然のルールだ

俺の敵とは…強い奴を背中から撃つような奴だ!!

演:小林豊

概要

仮面ライダー鎧武』の登場人物であり、もう一人の主人公
チーム鎧武」のライバルである「チームバロン」なるダンスチームのリーダー。
本編開始時点での年齢は20歳
第3話でシドから戦極ドライバーとバナナロックシードを手に入れ、仮面ライダーバロンの変身者となる。

人物

かつて両親は町工場を営んでいたが、ユグドラシル・コーポレーションの進出によりその工場が潰され、そのせいで幸せだった日常と家庭が崩壊してしまった過去を持つ。
その時に味わった絶望と屈辱から弱肉強食を信条としており、強くあらねばならないという観念に囚われるようになった。

何度敗北に追い込まれても頑なにそれを認めず、DJサガラからは「弱さと折り合うつもりが全くない(=妥協をしない)分、ユグドラシルより人としては強い」「力を求める以外の生き方を全て放棄している」と評された(一方でその直後に「愚かな男」とも評されている)。

当初チームバロンへの加入は、「沢芽市で一番強いチームだから」という理由だけで決めたものだったが、のし上がろうとする熱意は本物。やり方こそ強引だが、チームを強くし、ランキングの頂点に立つべく邁進している。
柔軟に物事を考えられるが故に相手や状況によって考えを変えやすい悪癖がある紘汰とは違い、どんな状況の変化があろうと自身の考えは一切曲げず、信念の強さと意志の固さは相当なものである。
その強硬な姿勢も、周囲の人間を引っ張るカリスマとして発揮される傾向があり、後半では耀子から「人を引き寄せる何かがある」と評された。

ただ、短所としてその強すぎる信念と融通の利かない性格が仇となり、無用な不和や軋轢といった争いの種を無闇にバラまいてしまう事もある。ストリートダンスに己の主義を持ち込んでしまったせいで現在の不毛なランキング抗争を巻き起こしてしまい、さらにそれをユグドラシルに利用されたことで抗争が泥沼化した結果、初瀬の破滅やビートライダーズに対する風評被害とそれに伴うチームレッドホットらの愚行、後のシュラといった、いくつもの災いを招く遠因となってしまったこともある。

力を以って身を守るというスタンスに対する迷いはなく、第13話でインベスに襲われた事で奇病を発症した患者の家族に糾弾された際は、バロンに変身してからインベスを召喚して威嚇するという悪役染みた行動も平然とやってのけるほど。
もっとも純粋な悪党というわけではなく、不正行為をしたペコには「俺に恥をかかせる気か」と叱責するなど、真っ当なプライドも持ち併せている。
更に上記の第13話の直後に起きたブラーボと戦いの最中において、ペコが負傷した際には自らのプライドよりも彼の保護を優先しており、さらに憎まれ口を叩きつつも紘汰と共闘しロックシードも貸す、シャプールに命が狙われていることを忠告するなど、何だかんだ情のある男である。第18話で名誉を回復させようと合同イベントを行おうにも、(ユグドラシルの暗躍もあったとはいえ)元は自分が広めてしまった抗争による遺恨禍根が原因で互いに歩み寄れずにいたビートライダーズたちに対し、彼なりに責任を感じてザックにリーダーの座を託し、チームから脱退する事でけじめを着け、ビートライダーズ間にの不和を解消に導く一助を担うなど、責任感も強い。
自分と同じく「強くなろうという意思」を持つ者に対しては優しく、彼らが不条理な災難に襲われれば自分の身を省みず助ける。しかし他方で、卑怯なやり方で分不相応な結果を得ようとする者や、大義名分を振りかざして粋がる弱者には異常に厳しく、チーム追放処分(シュラに対して)やステージの独占(他のビートライダーズに対して)、インベスをけしかける(上記の患者の家族に対して)などの容赦ない行動に出る事もしばしば。
この二面性が駆紋戒斗という男の持ち味と言えるだろう。

活躍

当初はチームバロンのリーダーとして活動しているだけであったが、紘汰がアーマードライダー鎧武として活躍するようになったのを「力の使い方がなっていない」と不満を覚え、第3話にて自身もシドから戦極ドライバーを入手する形でアーマードライダーバロンとしての力を得る。
当初はアマチュアの域を出ておらず、戦闘のプロである斬月ブラーボが相手では苦戦を強いられた。
序盤では2対1で不意打ちだったとは言え、黒影グリドンにも黒星を付けられている(その後の黒影とグリドンは敗北を続け、黒影に至ってはこの勝利が唯一の白星となった)。
それでもブラーボ/凰蓮からは伸びしろを高く買われており、物語が進むうちに着実に実力を伸ばしている。

第18話ではから持ちかけられた合同イベントの話に対し、「自分がダンスをやっていたのは力を見せつけたいだけだった」と嘯き、ザックにバロンのリーダーの座を託して脱退を表明。その際彼に餞として量産型ドライバーを渡してアーマードライダーナックルに変身するきっかけを作り、イベントを邪魔しようと目論んだ凰蓮達に敢然と立ち向かったザックに彼なりの賞賛の言葉を贈った。

第19話では、紘汰と共にユグドラシルに潜入。続く第20話で戦極凌馬と対話し、ユグドラシルの目的等を説明された上で、「世界の平和のために手を組もう」と持ちかけられる。
しかし、パニックを防ぐために情報を伏せていたという彼等の傲慢さには、上記の理由から納得できず、「嘘偽りで塗り固められた世界などいっそ壊れてしまえばいい」と悪役じみた台詞を吐く。
ところが逆にこの思想が、凌馬のみならずシドや湊耀子からも歓迎され、改めて彼等と手を組むことになった。
第22話で紘汰と再会するも、彼とは対照的に侵略に怯える連中を救うつもりはないとユグドラシルのスカラー兵器の使用に反対する事はなく、自分のチームメイトだけでも救おうと避難させた呉島光実とも考えが異なる。

第23話では、凌馬よりその存在を教えられたオーバーロードインベスデェムシュと対峙。圧倒的な力を前に苦戦を強いられることになった。
その後に舞やザックと再会し、舞に対してはプロジェクトアークについて断片的に話した際に「どれだけ圧倒的なものに踏みにじられ絶望を味わったとしても、それでも踊り続けられるというのなら、俺はお前の強さを認めよう」と言い、ザックには自分がユグドラシルと手を組んでいる事を告げて舞に言った事と同じ話をした後、ザックから「ユグドラシルに利用されてる」と警告されるも「そうだとしても逆に利用する」と前向きな姿勢を崩さず、「未来は己の力で勝ち取ってみせろ」と激励とも取れなくない発言をしている。
その後の第27話では、紘汰を後ろから撃った光実に激怒して、彼を敵視し追い払っている。
その際、紘汰を木の上に隠す事でインベスから匿っており、彼のことは「邪魔者だが敵ではない」と評しており、第28話においては紘汰に「味方に寝首をかかれるな」と暗に忠告をしていた。
この頃には、何度倒れても立ち上がる紘汰の強さを認めつつあったらしく、第31話においては「お前ももっと強くなれ」と激励の言葉を送っていた。

戦いの中で成長を重ねた事で、他者を率いる一種のカリスマ性を開花させており、第32話でのデェムシュとの戦いにおいては、他のビートライダーズ達を率いて戦う姿を見せる。
その力は舞や耀子から評価されており、耀子はこの一件で自らの求める「王の器」が戒斗にこそあるという確信を得ている。

第36話にて斬月・偽に襲われる紘汰の助太刀に向かうも、レデュエの妨害を受け変身できずに逃走を許してしまう。その際、レデュエの武器で受けた傷が元でヘルヘイムの奇病を発症してしまい、傷口を隠していた。
第37話では夏に向けてサッカーをするらしいが…?
第38話でも、レデュエから受けた傷は癒えることなく徐々に悪化しており、第41話でロシュオと交戦した際も、あまりの痛みに悶絶している。

第42話でかつて凌馬達の前で語った本性を現し、「人類はヘルヘイムを取り込んで進化するべき」と、人類の存亡を度外視した考えを口にした為、ヘルヘイムから救う事を目的とする紘汰を怒らせ対立してしまう。彼らの前から姿を消した後、追ってきた耀子に傷口の事を知られてしまい、ゲネシスドライバーで植物の侵食を抑えているとは言え「このままでは死ぬ」と警告される。

第43話では戦極凌馬が潜伏している病院で、凌馬の手にかかり冷たくなった舞の姿を見て怒りを露わにし、ゲネシスドライバーで変身しようとするも、凌馬が予め仕込んでいたキルプロセスによりゲネシスドライバーを喪失。代わりに戦極ドライバーでの変身でデュークに対抗するが、スペックの差とヘルヘイムの毒により圧倒的に不利な戦いを強いられ、窮地に陥る。そしてイチかバチか最後の賭けとして、遂にヘルヘイムの果実を口にする。
長期間に渡ってヘルヘイムの毒に耐え続けたことが功を奏し、体内に抗体のような成分が発生していたようで、通常のインベスの段階をすっ飛ばしてオーバーロードと同等の存在へと進化を遂げる。そのまま圧倒的な力でデュークを翻弄し、変身の解けた凌馬に鉄拳を叩き込んで致命傷を合わせた。
「貴様はいずれ破滅する」と捨て台詞を残して転落死した凌馬に対し、変身を解除した戒斗は「俺は何物にも屈しない……俺を滅ぼす運命にさえも!」と力強く宣言した。

その後、第44話でサガラの言葉を受け、人類相手に全面戦争を仕掛けることを決意した戒斗は、耀子・ザックを擁したインベス軍団を組織。しかし続く第45話で、裏では彼を止めようと考えていたザックの罠に遭い、耀子が自身を庇いビルから落下してしまう。
ザックの主張を「強くなったな」と受け止めつつも自らの手で撃破した戒斗は、自分を庇って高層ビルから落下し致命傷を負った耀子を看取った。
この時「私が知恵の実になっていたら私を求めてくれた?」と問いかけた耀子に対し、「耀子は耀子、知恵の実は知恵の実だ」と、耀子自身にも求めるに値するものがあったと取れる発言をしており、ある程度の感情を抱いていたことが伺える。

そして遂に紘汰率いるインベス軍団と対峙し、今まで誰にも打ち明けなかった自分が求める理想の世界を語る。それは強さと引き換えに優しさを捨て去り、弱者に己の都合を一方的に押し付けて力づくで踏みにじる冷酷な強者も、強さを求めず他人を騙して食い物にする卑怯な行いを始めとした悪事を、弱さを免罪符にして正当化する弱者もいない弱者が踏みにじられない世界であった。

最終決戦では優勢に立ち、ロード・バロンの姿でトドメを刺そうとしたが、自らの武器である大剣を圧し折られ、折れた剣先で腹部を貫かれ倒される。最期は人間の姿に戻ったところを紘汰に抱き止められ、泣きながらでも前に進む覚悟を決めた紘汰を「お前は……本当に『強い』」と言葉少なに讃え、その生涯を終えた。

ちなみに劇場版では戦いに全力をもって取り組むという点は相変わらずだが、「戦いが終われば敵も味方もない」というスポーツマンシップに則った性格になっている。誰だお前は

他媒体作品での活躍(未視聴の方はネタバレ注意)

MOVIE大戦フルスロットル

第3部の『MOVIE大戦フルスロットル』に登場。
最終局面にて、サイバロイドZZZを吸収し進化したメガヘクスの手によりメカ駆紋戒斗として復活。しかし紘汰の記憶を解析し、性格まで本物そっくりに作り出した為、変身した直後に即メガヘクスに反逆し、紘汰逹に味方する。
その後、メガヘクスの消滅と共に再び眠りにつくかのように機能を停止した。

なお、仮面ライダー図鑑でのメカ駆紋戒斗の解説によると、システム上はメガヘクスへの反逆は不可能とされているはずだったらしい。機械生命体のシステムすらも凌駕してしまう辺り、戒斗という人物の個がいかに強いかがよくわかる場面と言えよう。

俺に勝って手に入れた未来だ。意地でも守れ!

鎧武外伝(Vシネマ)

第1弾

2015年4月に発売されたVシネマの『鎧武外伝』第1弾では、「バロン」編にて主役を務めた。時系列は第20話以降で第23話のデェムシュとの対決の前。

そして作中では、駆紋戒斗が「ある男の話」として自分の過去をより詳しく語った
ユグドラシルによる父親の工場の買収の際、強引な姿勢ながらもユグドラシルは対価として巨額のお金を支払い、父親もそれを承諾した事で、一応その場は穏便な決着を迎えた。そして、その直後は工場を失った喪失感を抱えながらも新しい生活を営んでいたようだが、大事な工場を捧げてまで得たせっかくの大金も騙し取られてしまったことでその新生活も破綻。それを切っ掛けに自分が失った物の大きさに耐えらなくなった父親は酒に溺れ、妻やまだ幼い戒斗に暴力を振るう様になり、最終的に母親は薬物の大量摂取で自殺し、父親も首吊り自殺をしてしまうという最悪の結末を迎えてしまう。

ちなみに、書籍『仮面ライダー鎧武ザ・ガイド』に掲載された本編開始前を舞台にした小説でもこの件について少し触れられており、父親の遺産のおかげで戒斗も一応地元の高校に行くことが出来た事が語られている。

戦うべき相手がいるなら戦え!そうしなければ、一生後悔するはずだ…!

第2弾

『鎧武外伝第2弾』のネタバレ注意!

2015年11月に発売された『鎧武外伝第2弾』においては、ザックが主役を務める「ナックル」編に登場。チームバロン結成の経緯が語られた。

元々チームバロンはリーダー不在の組織だったが、それに目をつけた戒斗がチーム全員を相手取り、強引に乗っ取る形でリーダーの座に就いている。
その後、新生チームの名前として「貴族のように誇り高く生き、その最下層の階級からのし上がり天下を取る」という意味を込め、チームバロンを宣言した。
この時、チームメンバーの中で唯一自分に不意打ちを仕掛けたシュラを卑怯者と見なして追放している。

お前ならばもっと強くなれる……そう思っただけだ

仮面ライダーゴースト 伝説!ライダーの魂!

鎧武編にロード・バロンの姿で登場。
フレイによってサジタリウス・ノヴァと共に復活するも、彼女に従う素振りは全く見せず、あくまで自らの意志で仮面ライダーゴーストこと天空寺タケルの強さを確かめるべく勝負を挑む。
最終的には鎧武魂となったタケルに敗北するが、彼が見せた覚悟に紘汰を重ねたのか、満足した様子で彼を称えながら爆散した。

「それがお前の強さか……お前だけの強さを求めれば良い!」

仮面戦隊ゴライダー

戦いのの中で死んだライダーとして縁が深い湊耀子/マリカと共に登場。
アカライダーに変身した際、かつての経験を活かしたアクションを見せる。

仮面ライダージオウ

EP11・EP12に紘汰と共に登場。
アナザー鎧武が誕生した影響で、こちらの戒斗はアーマードライダーではなくなっており、2018年の時代まで生存している。
弱肉強食のルールに従っている面や、他者に対する容赦のない物言いなどは、歴史が変わった後でも相変わらずな様子。

ジオウでの活躍

  • EP11『ジオウ・オン・パレード2018』

2013年の時代にアスラという青年をチームバロンから追放しており、後にアナザー鎧武となったアスラによってヘルヘイムの森に転送されていた。その後は5年間もヘルヘイムの森を彷徨い続けていたらしく、後に同じように転送されてきた明光院ゲイツと対面する。
ジオウを倒す為に元の世界に戻ろうとするゲイツに対し、「運命を覆す強さなどお前からは感じない」と冷たく言い放った。

  • EP12『オレ×オレのステージ2013』
タイムジャッカースウォルツによってヘルヘイムの森に投げ込まれてきた鎧武ライドウォッチをゲイツが拾った後、彼が携帯しているバイクライドウォッチを見て唯一の出口である崖の先のクラックまで案内し、ライドストライカーを使えば現実世界に戻れるかもしれないと告げた上で、ゲイツに運命を変える覚悟があるかどうかを試した。
そしてアナザー鎧武がジオウ鎧武アーマーによって倒された後、他のチームバロンのメンバー達と共にヘルヘイムの森から帰還。ジオウに敗れてアナザー鎧武の力を失い、それでも縋ろうとしてきたアスラを後述の台詞のもとに容赦なく切り捨て、その場を立ち去るのだった。

失せろ。自分の力で頂点を掴み取る覚悟のない奴に、居場所なんてない

評価

過去の悲劇によって天涯孤独の身となってしまった生い立ちや並外れた向上心、自分の信念を頑として曲げない意志の強さ等から、本編の主人公である紘汰以上の人気を誇り、『仮面ライダー鎧武』という作品自体が、駆紋戒斗の信念に殉じる物語であると見ている視聴者も非常に多い。
最終的に若くして死ぬ道を辿っていながらも、その後も外伝作品等様々な形で出演し、キャラクターの掘り下げが積極的に行われている点からも、シナリオライターや製作関係者、スタッフ等の間でも戒斗の人気がいかに高いかがわかる。

一方、終盤で起こした「結果的に仲間全員を裏切って全ての人類を滅ぼし、自分だけに都合の良い楽園を作ろうとした」という行動がやはり行き過ぎていた為か、戒斗が判官贔屓的に優遇されている事に異論を唱える視聴者も少なくない。

前述のように、彼が夢見た世界はかつてユグドラシルという強者の都合で人生を狂わされてしまった両親や自分のような『弱者が踏みにじられない世界』であり、紘汰も「やり方こそ間違えたが、あいつの理想は正しかった」と述べる等、彼もまた虐げられるだけの存在を救おうとした「仮面ライダーだったと言える。
しかし、戒斗がこれまでライダーとして戦い続ける原動力だったものは、「自分や両親を虐げ救ってくれなかった人間社会そのものへの復讐心」という私怨を交えた感情で、最後までその根本的な本質自体が変われなかった結果、「現在の人類に自身の理想とする世界を作る事はできない」と断じて歪んだ選民思想に取り付かれ、「現在の人類を滅ぼした上で新しい世界を作る」つまりは「仲間を含む全ての人類を見捨てる」という結論を導き出してしまっていた。
紘汰が戒斗の理想について賛同はしていたのも、あくまで彼が「戒斗の理解者」だからこそ感情移入ができただけの話で、戒斗について殆ど知らない赤の他人から見れば、凰蓮が指摘した様に「力に溺れて傲慢に陥ってしまった者」でしかなかったのも事実である。
戒斗を最も慕っていたザックでさえも、苦悩の末に彼を裏切って倒してでも止めるという決断を促す事になり、紘汰の方も戒斗の歪んだ理想の為だけに大切な人々をインベスの生贄にすることを許容できず、最後の最後でも彼と手を取り合うことは遂ぞなかった。
そして戒斗の死後、紘汰は舞と共に彼の理想を引き継ぐべく、犠牲を出さない方法で戒斗の理想を実現するために地球を離れ、別の惑星で新たな世界を構築し続ける結末となった。

詰まる所、自身の信念と正義と理想を最後まで貫き通した彼の事を、「罪無き人々の平和な生活を脅かした悪を滅ぼした末に平和な世界を作ろうとした仮面ライダー」と見なすか、「世界への復讐の為に人間を捨て人類を裏切り戦争を目論んだ魔王」と見なすかは、長きに渡る禁断の果実を巡る戦いを最後まで見届けた各々方に委ねるべきであろう。

余談

小林豊氏本人はバロンのバナナというモチーフに反し、バナナが大の苦手である(ただし「バロン役を演じるうちに食べられるようになった」と、公式ブログ内の「ゆたcafe」動画で本人が発言している)。

他にも小林氏は、ゲームセンターのUFOキャッチャーで玩具のロックシードをゲットしようとしていたところを見知らぬ子供に発見され、気まずい空気になったところを「ロックシードの回収だ」と言い残して立ち去ったという微笑ましい(?)エピソードがあるらしい。

ちなみに鎧武放送終了後の作品、とりわけ春映画関連作品では毎年高確率で仮面ライダーバロン、ロード・バロンのどれかが登場している。このうちMOVIE大戦フルスロットルを含めた客演作品では、仮面ライダー4号を除いて、戒斗の意識を保ったまま出演してたりする。幾ら何でも起こされすぎじゃあ…(仮面ライダー4号に登場したバロン以外のショッカーライダーも後年の作品に登場する頻度が高めだったりする。)
仮面ライダービルド放送時に春映画が廃止された為、登場は絶望視されていたが、ビルドの夏映画『Be the one』にてロード・バロンが、仮面ライダージオウにて戒斗、そしてディエンドカメンライドされたバロンが登場した事で、連続出演記録は守られた。オリジナルキャストかどうかはさておき、大体平成ライダーの後輩の作品に一回は変身前か変身後のキャラクターが出演しているという奇妙なジンクスを確立した。

メインライターの虚淵玄は、戒斗を『絋汰の壁となる強者』として、絋汰がずっと戒斗に負け続ける構想にする予定だったらしいが、子供向け番組である以上主人公が負け続けるのはまずいということでダメ出しが入り、初期の設定からズラしていったと語っている。
恐らく、当初の戒斗のこの初期構想を引き継いだキャラクターが、呉島貴虎斬月なのだろう。
ちなみに後年の作品では、登場当初、主人公に連戦連勝してトラウマまで与えてしまった2号ライダーがいる。

ちなみにバロンのモチーフであるバナナの花言葉はズバリ「風格」。どんな苦境に晒されようとも誇りを捨てない戒斗の生き様を端的に表していると言える。また、一説には旧約聖書に記されている知恵の実とはバナナであるとも言われており、日本神話における不老不死の果実とされるオレンジをモチーフとした鎧武のライバルとしてバナナをモチーフとしたバロンに変身する戒人が立ちふさがるのは、ある意味当然のことであったのかもしれない。

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仮面ライダー鎧武 鎧武外伝 
ビートライダーズ チームバロン
アーマードライダー 仮面ライダーバロン
オーバーロードインベス ロード・バロン(仮面ライダー鎧武)
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