ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

患者は、僕が救います!

患者の運命は、俺が変える!


演:飯島寛騎/髙橋來(幼少期)


変身する仮面ライダー

仮面ライダーエグゼイド



概要編集

特撮番組仮面ライダーエグゼイド』の主人公で、仮面ライダーエグゼイドの変身者。


年齢は24歳・血液型はAB型


聖都大学附属病院所属研修医であり、天才ゲーマー「M」としての顔も持つ青年。

第1クール(第1 - 12話)では小児科、第2クール(第13 - 24話)では外科、第3クール(第25話以降)では内科で研修をしており、首に下げているストラップ色は研修している科によって変わっている(小児科→赤色・外科→青色・内科→橙色)。


本来はエグゼイドとなるはずではなかったが、第1話で自分が担当していた子供の患者に感染していたバグスターウイルスの存在を知り、仮野明日那が所有していたゲーマドライバーを使用したことで正式に変身者となった。



人物像編集

過去の経験から患者を最優先に考える好青年で、ほとんどの相手に敬語で接する礼儀正しい性格。必要ならどんな努力も厭わない努力家でもあり、医者の仕事に誇りを持っている。

「患者が笑顔を取り戻し、心も健康となって始めて完治すること」を信念としており、逆に命を軽視する外道に対しては激昂し口調が荒れることもある。


例え患者が悪人であっても「医者として命を奪えない」と語っており、数々の悪行を繰返した悪の根源に対しても命を救えなかったことに涙した。ただ、医者としては当然としても、戦士である仮面ライダーとしては甘い考えであり、飛彩大我から一喝される場合が多い。

これはお花畑な性善説で行ってる訳ではなく、自身や患者達に向けられる悪意に対しては容赦をしない一面もある。

戦いが激化して行く中でも患者優先の根っこは決して揺るがないため、患者達の治療のためなら誰に対しても一切手を抜かず容赦なく戦う様は元来の強さもあり、ラスボスの様な風格すら漂わせる


一方、医学的知識や技術に関しては未熟なために失敗も多く、おっちょこちょいで良く転ぶ。看護師から怒られることもしばしばで、時に患者である子供からもナメられることも。

身体能力がやや低く、生身での戦闘はほぼ負けている(しかし、映画などではバク転なども披露しているので一般人よりは高い模様)。


番組終盤では時折チベットスナギツネの様な険しい目付きをすることが多くなっており、視聴者から「ガシャットスナギツネ」とも呼ばれた。



天才ゲーマー「M」編集

エグゼイド楽描き


患者の運命は…俺が変える!


上記の通り普段は頼りなさげながらも礼儀正しいが、ゲーム及びバグスターとの戦闘となると天才ゲーマー「M」としての人格が表面化する。


また、発売中止になった物も含めてゲームに対しての知識も豊富なため、バグスター怪人のモチーフになったゲームの内容から的確な戦い方を類推することも出来る。


一人称も「」に変化し、本来は上司に当たるはずの明日那や鏡飛彩に対しても呼び捨て&タメ口となる等、口調や態度が尊大なものに変わる。

エグゼイドに変身して戦う際の人格もこちらであり、ライダーガシャット起動スイッチを押すことで人格が変化する(この際、風になびいた前髪と不敵な笑みがアップで映ることもある)。


詳細は当該項目を参照。



過去編集

本編第1話の16年前。即ち、彼が8歳の時に交通事故に遭遇して瀕死の重傷を負ってしまうが、

搬送された病院で難しい緊急手術を乗り越えた結果、一命を取り留めた。

この出来事によって「誰かを救いたい」との思いを抱き、医師を志す様になった。

ちなみに、前述の手術を担当した医師は日向恭太郎

第39話でこの交通事故は永夢の中で成長し始めていたバグスターウイルスが遠因にあったことが判明した。

なお、回想シーンを見ると、


  • 通学路なのに周囲に子供達がいない。
  • 赤信号となっているのを確認してから渡っている。

…等、不審な点があるが…?


しかし、直ぐに医学の勉強を始めた訳ではなく、「本当にドクターとなれるのか?」と悩んでいた(飛彩曰く「ゲームに現を抜かしていた」)期間が長く続いた。この間に「天才ゲーマーM」と呼ばれるまでにゲームの腕を上げて行った。

本格的に医者を志したのは6年前の大学受験時。一時はゲームを封印して猛勉強したらしい(本編でどこまで取上げるかは不明であるが、もし僅か1年程の勉強期間で医学部に見事現役合格出来たとなると相当な秀才である)。


また、入院中に日向から「元気となった御褒美」としてゲーム機ワンダースワン)を貰っている。ゲーマーになったのもこの件がキッカケと思われていたが、それは第39話で明かされた「既に事故前からゲーム病に感染していた事実」とは矛盾する。

本編後に明かされた新事実と合わせて考えると永夢のゲーマーとしての人生は「ワンダースワン」を貰う前から既に始まっており、ゲーマー人生の始まりであるかのように描かれたのはミスリードであったのかもしれない。



明かされた秘密とその後の動向編集

共闘していた天空寺タケルの能力で財前の記憶を覗き、財前と永夢の接点を見付けた。

これにより、永夢は6年前に世界で初めてバグスターウイルスに感染し、ゲーム病になっていたことが財前美智彦より語られた(しかし、その時のことを永夢は記憶しておらず、タケルも敢えて話していない模様)。


  • 第14話

ラストで大我が独自に行った血液分析にって本編においても、ゲーム病患者であることが発覚。その際にモニターに映し出された塩基配列はダブルアクションゲーマー同様オレンジとグリーンとなっていた。


  • 第15話

黎斗から大我に、永夢がバグスターを研究しようとする財前の実験台とされ、偶然にもゲーマドライバーの適合者となっていた、という真実の一端が語られる。

飛彩がこの会話を傍で聞いていたが、ゲーム病である永夢のストレスを考慮して告知しない取り決めをした。

ちなみに、永夢本人は「ゲームの全国大会前に徹夜続きで練習した影響で熱を出し、16年前に自分が手術を受けた時の様な夢を見た」という形で当時のことを認識しており、この段階でもまだ自分がゲーム病ということに全く気付いていなかった。


  • 第17話

善良なバガモンを倒した黎斗の言葉から自分の身体に疑いを抱き始める。


  • 第18話

パラドに反逆された黎斗がその意趣返しとして永夢がバグスターウイルスに感染している事を堂々と暴露したため、ゲーム病の症状が著しく進行。気絶してしまう。


  • 第19話

一時、上記の通り患者をいたわる心をなくし、「M」としてゲームを楽しむだけというパラドのような性格に陥ってしまった。

しかし、飛彩の叱咤と、身体を張った行動を見て本来の性格を取り戻す。この際、何故自分があんな行動を取っていたのか良く分からないと語っており、この手の展開には珍しく記憶を保持していた。


  • 第20話

本来の性格を取り戻した後もなお、ゲーム病を恐れてエグゼイドへの変身をためらっていたが、今度は大我から「ビビって戦えないならガシャットを置いて去れ。自分の身だけ守って笑っていろ」という言葉を受け、逆に奮起。恐れを乗り越えて変身し、ゲーム病判明前の闘志を完全に取り戻した。


  • 第22話

実は、黎斗と16年前に接点があったことが判明。

当時、まだ幼かった永夢は幻夢コーポレーション宛に「ぼくのかんがえたゲーム」のアイデアを記したファンレターを送っていた。

しかし、それを読んだ黎斗がそのクオリティーに嫉妬。「ゲーム開発の天才」と自負していたプライドを損ねられた様に感じたこともあり、謝礼品のソフトに見せかけたバグスターウイルス入りメディアを送付していたのである。永夢はそれによってバグスターウイルスに感染。それが育った頃を見計い、黎斗は財前に彼のウイルス採取手術を依頼していた。


今までは永夢にバグスターを感染させたのは財前という見方が有力であったが、ここに来て真犯人は黎斗であったことが発覚した

また、1人称が「俺」である「M」の性格がこの時仕込まれたウイルスの影響であることが判明。


要は、全バグスターウイルスとライダーガシャットの根源ともいえる存在

そのため、黎斗の計画に存在しないマイティブラザーズXXガシャットマキシマムマイティXガシャット等を作り出すことが出来た。

さらに、全バグスターウイルスを根絶するための鍵でもあり、人類で唯一バグスターのリプログラミングを行える存在。

貴利矢は死の直前、永夢の調査を通じてこの真実に到達していた。それだけ彼の推理が鋭かったということであるが、皮肉にも貴利矢はそのために黎斗の不興を買い、殺されることになってしまった。


  • 第29話

パラドこそが彼のバグスターと判明

幼い頃の永夢はゲームのアイデアを考えて過ごしていたが、本当に欲しかったのは「一緒に遊ぶ友達」であった。そんな中で永夢は黎斗が送り付けたバグスターウイルス入りゲームによってゲーム病に感染し、体内でウイルス=パラドが成長。そして今から6年前、パラドは永夢の身体を乗っ取って天才ゲーマーMを名乗っていた。ニコと戦い下したのはこの際のパラドである。

ただし、10年間もバグスターウイルスに感染していたためか、身体を乗っ取られながらも永夢はこの期間の記憶を欠落したりはしておらず、当時の自分に違和感も感じていないため、どちらかといえば乗っ取りというよりは共存状態といった方が正しい。


その後、財前美智彦のウイルス採取手術によって永夢・パラドは分離。永夢は自分自身を取り戻して現在に至る。

分離してもなお2人は繋がっており、意識・記憶を共有している状態にあった。いくら永夢を攻撃しようがバグスターウイルスが現れなかったのもパラドが既に実体化していたため。

永夢の目が赤く光る際はパラドと精神が繋がっている、もしくは何らかの働き掛けがあったサインであり、第18話で黎斗からゲーム病について暴露されても消滅しなかったのはパラドが永夢の身体を乗っ取って意識を奪い、ストレスより解放したためである。

第19話の「M」がいつもより好戦的で患者を労わらない性格であったのもパラドが憑依した存在であったためである。

ではパラドが憑依していない時の「M」は何なのか。

小説版では、パラドが乗っ取っていない時の「天才ゲーマーM」の人格は「車のハンドルを握った際に性格が変わる様なもの」。つまり、永夢の場合はハンドルがゲームに置換されたと見て相違ない。よって、第16話でダブルアクションゲーマーレベルXXと仮面ライダーパラドクスが戦っている描写に矛盾は生じない。


パラドはこの性質を利用し、永夢の身体を乗っ取って自在に動かすことが出来る

その状態で仮面ライダーへの変身も可能。劇中で仮面ライダーパラドクスとエグゼイド・ダブルアクションゲーマーへの変身を行った。

ダブルアクションゲーマーへの変身&分離時は元・天才ゲーマーM・パラドらしく、天才ゲーマーMの性格を反映したRを完全に乗っ取り、素の永夢の人格を反映したLを力で圧倒してみせた。また、永夢が天才ゲーマーであったのは「M」であるパラドが感染していたためでもあるため、素の永夢では力量面でパラドに劣る面もある模様。


以上の通り、パラドが永夢のバグスターと判明したことで彼さえ倒せば永夢のゲーム病を治せることが判明した。

しかし、既に判明している通り、永夢は適合手術を受けておらず、本来人間が仮面ライダーに変身するために必要なバグスターウイルスの抗体を持っていない。そんな彼がエグゼイドに変身出来ていたのは、バグスターであるパラドと繋がっていたからに他ならない。

また、仮面ライダーによる治療では免疫機能に働き掛けることなくウイルスを駆逐してしまうため、一般的なウイルス感染症や適合手術の様に体内で抗体が作られることもない(ゲーム病治療で適合出来る人間は本当にごく少数であり、公式小説『マイティノベルX』時点でもほとんど存在していない)。


即ち、パラドが倒れて永夢のゲーム病が完治するということは彼の体内からバグスターに纏わる全因子が取り除かれてしまうということであり、ゲーム病完治と引換えに永夢が仮面ライダーに変身する力を失ってしまう可能性がある(少なくとも「天才ゲーマーM」の力を必要とするムテキゲーマーには確実に変身出来なくなる)。


第37話以降は檀正宗がこの仮説に目を付け、永夢から力を奪うためにパラドが狙われる事態となっている。


上述の通り、第29話のパラドとのマイティブラザーズでの一戦以降、変身してもゲーマーMの人格は表層化しなくなった。リプログラミングにより、永夢の「天才ゲーマーMとしての力」が失われてしまったことが理由である。


  • 第36話

上記の理由により、ハイパームテキガシャット起動に失敗。新檀黎斗が行った方法でクロノスのポーズを無効化し撃破する様もパラドを説得しバグヴァイザーⅡに潜ませるが、それはゲーマー「M」の力を取り戻すための嘘であり、目論見通り再度パラドと融合することで「M」の人格が復活した。



「俺」との決別編集

さよなら。パラド


第39話前半でニコのゲムデウスのゲーム病を発症。治療のためパラドを倒す決意をする。変身能力を失わせたくない黎斗と対立するが、押し通ってパラドと戦闘。

圧倒的な力の差を見せ付けて消滅させた。これに伴い、変身能力を永遠に失うことになったが……



主な人間関係編集

パートナー。永夢自身がゲーマドライバーを直感で使用していたり、仮面ライダーやバグスター等の知識に疎いので、教育係としての一面もある。彼女の正体には結構前から気付いていた模様。

第3クールで彼女が敵に回った時には衝撃を隠せず、彼女に攻撃することを躊躇っていた。そして周囲が彼女を倒すのも止む無しとの考えを抱いていく中で永夢だけは彼女を悪人ではないと信じてその信念を最後まで貫き、第28話にて遂に彼女を救うことに成功した。

公式小説によると彼女の様な可愛い女性が好みのタイプな模様。


同じ医者ではあるが、天才外科医として名を馳せている飛彩が帰国したことでCR電脳救命センター)所属ドクター及び仮面ライダーの座を降りようとしたことも。

現在は患者への「在り方」で意見は食い違っているが、「バグスター撲滅」「患者を救う」という目的は共通しているため、共闘はしている。

第2クールでは永夢が外科研修に入ったため、彼の指導医となった。

第15話以降、理由を明かさず自分に攻撃を仕掛けて来た彼との間には徐々に溝が出来かけていたが、第21話では患者のオペを彼が引受け、エグゼイドはゲンムの相手を引き受ける、第22話では「消えていった人達の無念を晴らす」という永夢の思いに自身も共感していることを語る等、少しずつ2人の関係は改善されつつある。

第24話では「頼りとなる3人の仲間」の1人として彼を数えている。

それ故、第33話では彼の「消滅した恋人と再会したい」という望みを「死んだ人を蘇らせることが正しいかどうかは分からないが飛彩さんが笑顔になれるなら応援する」と肯定したが、同話終盤にて彼は檀正宗に付きCRを離反。この衝撃的な出来事に永夢はショックを隠せずにいた。第38話で戻ってきた彼と共にクロノスを撃破する。


元CR所属ドクター及び元仮面ライダーであるにもかかわらず、永夢の行いを「お医者さんごっこ」と呼び、己の目的のためにガシャットを追い求める(=他の仮面ライダーの変身能力を奪い、バグスターに対抗する人員を減らす)姿に対立。

「ガシャットはあなたの快楽のためじゃなく、患者を救うためにある」と否定的に見ていたが、第16話でニコにした説教を聞いて彼なりの決意を感じ取った模様。

第24話では「頼りとなる3人の仲間」の1人として彼を数えている。

3クール目以降は「仮面ライダークロニクル」を止めるために本格的に共闘している。


大我に奪われたガシャットを取り戻すことを条件にに協力を要請して来た監察医。第4話では運転手がいないと真価が発揮出来ない彼とコンビを組んでバグスター退治に当たった。

ゼロデイで命を失った友人のために動いているかと思いきや、その話が全くの嘘であり、騙されたことに永夢は怒りを隠せなかった様子。

再度彼のことを信用しようとしたものの、パラドの策略によって結局それは叶わなかった。

その後、紆余曲折を得て「永夢を信じること」を決意した彼は再度永夢とのコンビを結成。ゲンムを圧倒した。同時にゲンムの正体が発覚し、第7話での誤解も解けた。

第12話での彼の消滅時には、彼のゲーマドライバーと爆走バイクガシャットを託されている。

第13話では、ようやく分かり合える様になった矢先の貴利矢の死を永夢が引きずる様子や、貴利矢を殺したゲンム相手に怒りをぶつける場面も見られた。

その死を乗り越えて以降は彼の無念を背負って進み続けることを誓い、第23話では彼から託されたゲーマドライバーと残されたリプログラミングシステムがゲンム打倒の鍵となった。

第24話では「頼りとなる3人の仲間」の1人として彼を数えている。

そのため、第34話で仮面ライダーレーザーターボとして復活し、正宗に付き従う彼を見た際はショックを隠せずにいた。

第35話においてもレーザーターボの正体が貴利矢と分かっても檀正宗にプログラムされていると考えていたが、貴利矢に蹴られた後に貴利矢が自分の意志で正宗に味方していることを知らされ、バグスターを根絶できなかったことや「仮面ライダークロニクル」が始動してしまったこと等を責められ、その後、耳元で何かを囁かれて激昂。貴利矢を殴り、「そっちがその気ならこっちも乗ってやるよ。お前はもう僕の仲間じゃない」と言い放ち、完全に決別した…

…と思いきや、これは正宗を欺くための演技であり、第36話では抜群のコンビネーションを見せた。


第5話で初顔合わせ。

ガシャットを盗んだ男はどんな理由があれ、ゲーム病の患者であり、失われて良い命はないという主張を彼にぶつけた。

そんな永夢を彼は「患者の心を自分に写し取る水晶」と例え、思いが踏みにじられる時が来ると諭した。

第11話で彼に正体を明かした時には、「(これからどんな苦難に遭っても)君の心の水晶は輝き続けられるかな?」と彼に対する挑戦とも取れる発言を残した。

以後も貴利矢の名前や武器を使っての挑発等を受けけ、その度に退けて来たが、第18話でとうとう永夢自身の秘密を暴露されてしまった。

第21話にて永夢をエグゼイドの装着者に推薦したのは彼である事が判明した。

そして、第22話では彼こそが永夢がゲーム病に感染した元凶である事が判明した。そして同話ではゲーム病を発症した彼を「ドクターとして患者を恨む訳にはいかない」「生きて罪を償わせる」として彼への憎しみを堪えて治療。見事完治させたが、その永夢の優しさは裏切られてしまうことに。

第23話で不死の能力を無効化しとうとう撃破。止めを刺すことも出来たが、最後まで命を奪おうとはしなかった。しかし結局は救えず消滅してしまったことに意気消沈し、1人涙を流した。

彼が復活した後、第31話では命に対する向き合い方から対立してしまうが、身を挺してポッピーを守った姿を見て若干見方が変わる。「一生許す気はない」とハッキリ宣言し、犬猿の仲ながら同話におけるパラドクス戦では息の合ったコンビネーションで彼を圧倒した。彼に対するスタンスは変わらず、仮面ライダークロニクルを終わらせて生きて罪を償わせることである。

ただ、第33話でクロノスの対処方法を双方が思い付いた時にはこれまでの不和が?の様に無邪気に意気投合したりと黎斗が一応味方サイドに付いたこともあり、「天才ゲーマー」と「天才ゲームクリエーター」としては仲の良い一面を見せることも(黎斗が嫉妬したのは主に永夢のクリエイターとしての才能であったため、自らのゲームをプレイしてくれるプレイヤーとしてのゲーマーMには一定の理解を示している)。また、第34話では腐敗して使用不可能になっていた永夢のゲーマドライバーが黎斗によって修復され、永夢の顔には自然と笑顔が浮かんでいた(そもそも永夢のドライバーを腐敗させたのは黎斗なのであるが)。


16年前に重傷を負った永夢を助けた元医師で衛生省の役人。

永夢からは命の恩人かつ、医師として目指すべき存在として尊敬されている。

第9話にてバグスターウイルスに侵され、CRで治療を受ける。

第10話ではグラファイトバグスターが消滅したことで完治した。

第23話で黎斗を止めるように指示。戦いが終わり黎斗を救えず意気消沈する彼に「誇りを持て」と諭した。


敵対するバグスターの幹部であり、永夢に感染したバグスター

彼からは「自分を楽しませてくれるハイレベルなプレイヤー」としてある種の期待を寄せられている、というより永夢と戦うことに何より執着している

また、他のライダー達を全てライダー名で呼ぶパラドがただ1人本名で呼ぶ相手が永夢である(字幕では基本的に「M」表記であるが、第9話や第19話では「永夢」表記)。

第28話ではポッピーを救おうと必死となり自分に真剣に向き合わない永夢の態度に業を煮やしたのか遂にパラドが自身の体を乗っ取ってしまい、そして第29話で遂に全ての秘密が彼から語られた。

その詳細については上記「明かされた秘密」参照。

第39話でニコがゲムデウスに感染したため、治療に必要なガシャットロフィーゲットを入手するべく、黎斗の制止や死の恐怖に晒されたパラドの命乞いすら聞き入れず容赦なく消滅させる。

……が、直前でパラドのデータをセーブしており、マイティブラザーズXXガシャットからパラドを復元させる。「命の大切さ」をパラドに教え込み、心からの謝罪を受入れてクロノス打倒のため共闘する。


初めて出会ったのは第21話。黎斗の過去とゼロデイの真相を知るために接触した。

第32話以降は「仮面ライダークロニクル」の運営を通して全人類の命を管理しようとする彼と激しく対立。命を尊ばない姿勢、人を従わせるための非道な策などから「お前それでも人間かよ」と罵倒するほど。

第36話で変身したムテキゲーマーの力で初めてクロノスに土をつけた。だが、それ以降変身能力の元であるパラドを狙われ、第39話では策によって自らパラドと戦わざるを得ない状況に。



仮面ライダージオウ』では編集

  • EP03『ドクターゲーマー2018』

そっか…僕のメモ、見たんだ…悪いけど、これ以上はやらせない、大変身!!

聖都大学附属病院に所属する小児科医として登場。


アナザーエグゼイドが生み出した「誰もクリア出来ないゲーム」について調査していたが、いつからか行方不明となり、病院では無断欠勤扱いとなっていた。ただし、その前に「誰もクリア出来ないゲーム」の特殊コマンドをドイツ語で書いたメモを残しており、それを使用してソウゴ達はゲームの世界にやって来ることとなる。


そして、ゲームの世界にやって来た仮面ライダージオウゲイツがアナザーエグゼイドを倒した後、そこへ現れたのは行方不明となっていたはずの永夢であった。エグゼイドに変身した永夢は突然2人に向かって襲い掛かり…


  • EP04『ノーコンティニュー2016』

ジオウ・ゲイツに襲い掛かる2018年のエグゼイドであったが、直後に時間を停止して現れたタイムジャッカーオーラがアナザーエグゼイドを復活させてしまい、その影響で変身が解けた永夢は再度ライダーとしての記憶を失ってしまった。

その後、ソウゴ達からアナザーライダーについての詳細を知った永夢は彼等から協力を求められるが、何故か永夢は「僕がやるべきことは、君達とは根本から違うから」とその協力を拒否し、どこかに立ち去ってしまう。


その後、アナザーエグゼイドを倒すべく2年前2016年の『エグゼイド』第2話(鏡飛彩が初めて仮面ライダーブレイブに変身した回)の時間に飛んだゲイツはアランブラバグスターを撃破しているこの時代のエグゼイド・ブレイブを発見。永夢・飛彩に事情を説明するが、この時点では2人はゲイツの話を信用していない様子であった。

しかし、この時代でアナザーエグゼイドが誕生したことに伴い、この時代の永夢にも歴史改変の影響が起こり始める。


時は変わって2018年、再度ゲームエリアに潜入した永夢はアナザーエグゼイドを発見し、彼に呼掛けられたアナザーエグゼイドは変身を解き、飯田の姿に戻る。

彼の息子・ケイスケは今も病院で苦しんでおり、永夢は父が傍にいることでケイスケが生きる力を取り戻せるよう、飯田をゲームエリアから連れ戻すために行動していた。

しかし、息子の死が近付いていることに焦った彼は再度アナザーエグゼイドとなり、その場から姿を消してしまう。ソウゴはケイスケの治療を医者である永夢達に任せ、自分はアナザーエグゼイドを止めに行くと宣言。それを聞いた永夢は何故か持っていたというエグゼイドライドウォッチを取出し、「持ち主が現れた際に返そうと思っていた」と告げてジオウに託す。


その後、2016年でジオウ&ゲイツがアナザーエグゼイドと対峙する中、駆け付けた永夢もエグゼイドに変身して加勢するが、歴史改変の影響で力を保てず、途中で変身が解除されてしまう。

そしてジオウがエグゼイドアーマーの力を継承してアナザーエグゼイドを撃破後、ソウゴは永夢にケイスケの病について語り、天才外科医・飛彩に治療して欲しいと依頼。その際に「未来で俺と永夢を繋げてくれるもの」として彼からブランクウォッチを託されたのであった。



余談編集

名前の由来は当初、患者の笑顔を取り戻すを信条とする人物設定のため「笑む」からの着想であったが、最終的に「宝箱から生まれた永遠の夢」から宝生永夢となった。しかも、永夢はその夢を具現化させているため、「幻の夢」を社名に戴く幻夢コーポレーションとはある意味対になるネーミングだろう。

この他に「ゲーム」にも掛けていると思われる。


演じた飯島寛騎氏は放送開始時20歳であり(1996年8月16日生まれ)、永夢の4歳下である。『平成ライダー』主人公では最も役と中の人との年齢差が大きい(歴代主人公全体では飛電或人高橋文哉氏とのタイ記録)。



関連イラスト編集

テストの研修医さん

EmuLet's GAME!!



関連タグ編集

仮面ライダーエグゼイド エグゼイド 仮面ライダー

主人公 医者 ゲーマー DQNネーム ドクターライダーズ



  • チベットスナギツネ:永夢が強い不満や憤り・ムカつき・呆れ・疲れを抱えた相手(暴走や醜態を見せた後の檀黎斗等)に向ける「虚無的な怒りの表情」が、まるでチベットスナギツネみたいな顔とネット各所でいわれている。特にチベットスナギツネの目元は、永夢の上述の表情の際のジト目と雰囲気が似ている。
  • 木野薫:『仮面戦隊ゴライダー』で共闘したドクターライダー

平成ライダー主人公

天空寺タケル宝生永夢桐生戦兎





























マイティノベルX編集


以下、公式小説『マイティノベルX』の重大なネタバレにつき注意。編集








優しい性格と礼儀正しさ、そして努力家でもある彼の人物像…

しかし、そこにはとある衝撃の事実が隠されていた。








水底


檀黎斗が作り出したノベルゲーム「マイティノベルX」は宝生永夢の物語であり、そこには彼の過去の真実が描かれていた。


物心が付く前に母を亡くし、医療器具開発責任者であるはほとんど家に帰らず(これにはとある理由が絡んでいたが)、さらに彼の転勤の多さから転校続きで友達の1人さえ作れない。少年時代の永夢は自分の人生に意義を見付けられないまま、ゲームにのめり込むことによって孤独を癒やす日々を送っていた。


そんな生活が続いたある日、ゲンムコーポレーションから贈られた「マイティアクションC」攻略に行き詰まる中で彼はふと思い付く。「自分はいてもいなくてもどうでも良い人間なんだ」「自分が世界からいなくなっても誰も迷惑が掛からない」「だから、そんなどうでも良い人生をリセットしよう」と。


8歳の頃に起きた交通事故の真実はゲーム病が悪化したことに伴うものではなく、命の重さを理解出来ず、自分の人生に価値を見出せなかった幼少期の永夢がゲームの様に人生をリセットしようと自殺を図ったというもの。だが、それは決して「死にたいと思う様な特別な出来事」があった訳でも、「人生に絶望したから」でも、「自分を放置する父への当て付け」でもない。ただ「飽きたり攻略に失敗して詰んだりしたゲームをリセットし、新しいゲームをやり直す」様に大した理由もなく行われたことであった。


そんな永夢より生まれたパラドがあの様な性格・考え方となったのも当然である。というよりは、以前のパラドは当時の彼そのものといっても良い。


そんな彼が救われたのは、その事故で「人は本当に死ぬんだという事実」を初めて知った際、そして同時に当時小児科医であった日向恭太郎に身体も心も救って貰った時(小児科医を志したのも彼の影響と思われる)であった。

奇しくもパラドが死の恐怖を理解するまでの流れも酷似しており、ハイパームテキにゲームオーバーにされ、消滅直前に取込まれることで一命を取り留め、永夢に諭される流れは彼自身も上記の経緯で死への理解を得たからこそ出来たことともいえる。


もし、この世界にヒーローが存在するとすれば、彼らのことをいうんだろう。どんな逆境でも、決して諦めずに立ち向かい…人の命を救う。そんなヒーロー達に、僕達は守られている


この第1話プロローグでの独白はそんな救われた彼の思いそのものであった。


心の奥


そして黎斗が「水晶」と例えた上記の優しい性格や礼儀正しさは、彼が純粋であったためではなく、永夢が自分自身を騙すために無自覚に演じているもの。実際は上記の境遇から彼の心は何もない空洞となっており、異常なまでの潔癖さやある種の盲目的かつ独善的な考え方はその空洞から目を背けるためのもので聖人君子じみた行動を見せていたのもその心の闇があるためであれば(「宝生永夢ゥ!」というやり取りで自覚症状すらなかったはずのゲーム病の病状が極端に悪化したのも、この異常なまでの潔癖さから、ドクターである自分が病気であることや「自分が全てのゲーム病の始まりかもしれないという疑念を受入れられなかったからでは?」という意見もある)。

ある意味、彼が時折見せる冷えする様な虚無の表情こそ現在の彼の本質的な部分を表していたともいえる。



外部リンク編集

関連記事

親記事

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 9414858

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました