概要
だいたい新生児から中学生くらいまでの子供を対象とした診療科。
病院によっては新生児のうちは「新生児科」として分けているところもあり、また長期間の観察・治療が必要な持病を幼少時から持っている者が中学生年齢を超えても小児科に通院する場合もある。
心身の発達状態をチェックする健康診断から、小児癌や先天性疾患など重篤な病気まで幅広い。
また、十分自分の言葉で症状を伝達出来ない年齢の患者が多いため、患者本人はもちろん親とのコミュニケーション能力も要求され、時にはモンスターペアレントの被害に遭うこともある。また、注射も血管が細くただでさえ難易度が上がり、その上に泣き叫ぶ子供を時に押さえつけたりして処置しないといけないため労力も大きく、心身の負担は大きい。その割に保険点数のわりが悪く、収益につながりにくい。
こうしたことから近年では産婦人科と並んで志望者が減っている科の一つであり、人員不足が深刻化している。