概要
銀色の両刃の片手剣。小鬼の手によって鍛造されており、柄にはルビーを複数埋め込んである。
グリフィンドールの創設者ゴドリック・グリフィンドールの遺品。
解説
勇者の手に渡る
「真のグリフィンドール生」(グリフィンドール寮に真にふさわしい勇気を示した人間)のみに組み分け帽子から引き抜かれるように魔法がかけられている。
1992年度にハリーに引き抜かれてからは、ホグワーツ魔法学校の校長室で厳重に保管されている。
自らを強める
従来の刀剣と違いがないように思われるが、この剣は小鬼の技術により「錆や汚れを受け付けず、自らより強いもの(自らの力になるもの)だけカを吸収する」という能力を持っている。
たとえば毒を持った生物を斬った場合、その毒を吸収して自らの力とする。1992年度にはハリー・ポッターの手により、蛇の王バジリスクの毒を吸収した。
闇を裂く
上記の魔法により闇の帝王ヴォルデモートが見つけられなかった唯一の創設者の遺品である。さらに、バジリスクの毒を得ているため、闇の帝王の分霊箱を破壊することができた。
異種族との対立
ちなみに、小鬼は「小鬼に造られたものはどんな経緯を経ようとも小鬼のモノ」という価値観を持っており、「自分たちはゴドリック・グリフィンドールに貸しただけなのに借りパクされている、さっさと返せ」と思われている。
購入していたとしても、小鬼にとっては「有料で生涯貸与している」という解釈となる。購入者の死後は小鬼に返還しなければならない。
当時のゴドリック・グリフィンドールと小鬼の関係性は不明。ゴドリックが無理解だったのか、小鬼が因縁をつけているだけなのか、詳細は分からない。
しかし、原作完結後に作者により真実が語られた。
真実
グリフィンドールの剣はゴドリック・グリフィンドールの依頼によって、その当時小鬼の王であったラグヌック1世によって鍛えられた。当初ラグヌックはグリフィンドールの依頼を受け、剣を鍛えていたものの、あまりにもその出来栄えに感動し、自分のものにしようと企みる。
結果的にこの企みは失敗に終わったが、恨みを持ったラグヌックは「ゴドリック・グリフィンドールが剣を盗んだ」という嘘をゴブリンたちに流し、それ以降ゴブリンは人間に対して恨みを持つようになり、剣の所有権は自分たちにあると主張するようになる。
余談
スタジオツアー東京のグッズとして商品化されたが、銃刀法違反の疑いがあるとして自主回収された。
商品説明には『木製の展示用プレートに固定する形で…』となっているが、実際にはその固定具はねじ止めしてあるだけなので、ドライバーさえあれば簡単に外せる。
また、通常の模造刀は亜鉛合金やジュラルミン等のアルミ合金製の刀身の為、研磨した所で刀身が崩れてしまうので武器としては使えない。しかし、件のグッズの刀身の素材はステンレス等の鉄合金で出来ている為、研磨した場合即座に武器となり得るためにこの様な対応になったものと思われる。
ネット上では、「銃刀法違反は建前であり、本当はレプリカの中に本物が混入してしまったため、魔法省が大慌てで回収している」というネタもある。
関連タグ
この剣で分霊箱を破壊した者たち
創設者の遺品
🟥グリフィンドールの剣