概要じゃあ
円城寺家が引っ越した先の家で現れた怪異。
異様に長い手足と胴、口角が限界まで上がった口、そして目がほぼ縦になるレベルでつり上がったブリーフ一丁の男の見た目をしている(メイン画像はブチギレ時のものでより凶悪な顔になっている)。
突如としてジジの目の前に現れ、何かを訴えかけるかのように見つめている。
ジジはこの邪視が現れてから両親が突如自殺しようとしたり(未遂に終わったものの体調に異変が起こり病院に搬送された)、有名な霊媒師達にお祓いを頼んでも5人中3人が自殺するなどの異変に見舞われ、最後の伝手で綾瀬星子の元に転がり込み除霊の依頼を頼み込みに来た。
自身の目「邪眼」で見た者を狂わせ自殺させる能力を持っており、かつ山の怪(神として崇められる程の怪異のこと)である為か相当強力な力を持っている。
当初はジジの身の回りに起きた異変の元凶と思われたが、窮地に立たされたジジ達の前に出現。同じく人を自殺させる念波を放つモンゴリアンデスワームと自身の邪眼で能力を相殺。
「お前の仕業じゃなかったのか」と驚くジジに自身の目を見つめ合わせる。
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以下、ネタバレ注意
一度でいいから、みんなと一緒に遊びたかったな…
彼は昔、小屋に閉じ込められた1人の痩せ細った子供だった。
格子から微かに見えるみんなで遊ぶ子供達と遊ぶことを夢見てフラフラながら踊り、遊べる日を楽しみにしていた。
しかし彼は鬼頭家により大蛇様ことモンゴリアンデスワームに捧げる生贄にされ焼死。焼け残った身はカラスについばまれる程朽ちてしまうがその体はくねくねと動いていた…
死後、彼は霊となり気がつけば目の前に家族団欒で食卓を囲む3人家族がいた。そのうち子供だけは自身が見えており怖がられていたが、それよりも自分を認識してくれた子供と遊ぼうとする。
だがその子供の両親が自殺。残された子供は自身と同じように生贄にされる事が決定される。
彼は子供を必死で助けようとするも霊ゆえに物に触れられない。その事に強い義憤を覚えるが、自身どころか何の罪もない子供すら生贄にする鬼頭家への強い憎しみへ変化。子供と融合し現在の邪視の姿へと変貌を遂げ、鬼頭家に対する殺意を滲ませていた…
それを知ったジジは彼を助けようとするがターボババアから「同情なんかするな」「そいつは人間を自殺に追い込む妖怪だ」と強く止められるも、ジジは「こいつは自分達と同じだ」と振り払う。
その時放たれたモンゴリアンデスワームの電撃で気絶し、ジジは邪視と邂逅。ジジは邪視に謝罪の言葉を述べ、邪視は遊びたいと呟く。
その言葉にジジは「一生分でも足りないくらいいっぱい遊んであげる」と快諾。それを聞いた邪視もにっこりと微笑んだ。
「言ったな」
その後じゃあ
「やっと手に入れたでのぉ、この体」
「人間は皆殺しじゃあ」
邪視がジジの体を乗っ取った姿。以後は常にこの姿で活動する事になる。
ジジの姿をベースに朱色の髪は白髪に変化、目元と首から肩にかけた部分が黒くなり、耳には長いピアスのようなものが付けられている。更に額のコブは開き第3の目のようになっている。そして元の姿の時からあったブリーフも漏れなくついてきている為ダークなかっこよさを持つが格好がブリーフ一丁なので凄いシュール(なお、変わる度に毎回毎回服が破けブリーフ一丁になる)。
だがこのブリーフには今まで生贄にされた者たちの怨念が大量に溜め込まれており人間を殺したい欲求で常に満たされている。
更に殺された者の怨念で出来た「呪いの家」を生成、それを圧縮することで怨念の塊をまるでサッカーボールの如く蹴り飛ばす能力を得る。また、敵からの攻撃を防ぐ壁にしたり敵を閉じ込め攻撃するなどの応用も可能。
邪視がジジに目をつけていたのは「鬼頭家を倒してほしいから」でも「助けてほしいから」でもなくズバ抜けて強力な霊力を持っていたジジを器にするためであった。
そして彼は人間を皆殺しにするべく、敵味方無差別に攻撃するが駆けつけたオカルンと交戦。
凄まじい攻防戦を繰り広げ、呪いの家にオカルンを閉じ込めてなぶり殺しにしようとするが「桃を傷つけ、ジジを汚し、自分を怒らせた」事で本気でキレたオカルンの猛攻をくらい気絶。
しかしいつの間にか復活し地上へ現れ鬼頭家を一掃。残る鬼頭ナキにも攻撃を仕掛けるが桃によって避けられた。
桃は鬼頭ナキ+満次郎(星子の弟子で1週間前に凄いアバウトな電話を寄越された神主)の呉越同舟で邪視を止める為に交戦するも追い詰められるが、そこに星子、シャコ、そして人体模型の太郎が救援に駆けつけ、最終的にパーツひとつひとつの内側に御札を貼っていた太郎によって閉じ込められた。
その後、星子達の手でお祓いを執り行うが邪視の呪いが強すぎる為か除霊が失敗してしまう。
だが太郎が偶然食べたおでんでなんと邪視がジジに戻る事態が発生。
ジジは冷水をかけられると邪視に、お湯をかけられると元に戻る体質になったのだった。
当初はコントロールが上手く制御できず(醤油一滴零れただけで邪視になる有様だった)、何度か綾瀬家を破壊しまくり、桃たちに攻撃をしかけてきた凶暴性に手に負えないと判断され満次郎から「囃子を呼んで除霊してもらう」ことを提案される。
そこに邪視と対抗できるようにターボババアから特訓を受けたオカルンから一騎打ちを申し出たことで再び激闘を繰り広げるが、結果はオカルンの勝利。「もっと戦おう」と称賛を込めて喜びながらオカルンに再戦を求めるも「無抵抗な人間を傷つけるなら戦わない、戦うなら火曜日」と約束を取り付けられ納得はいかずとも渋々承諾(ただしブリーフの怨霊達はこれを良しとしなかった為その場で脱いで渡し、後に満次郎の元で保管されることとなった)。以来は時々入れ替わることがたびたび起こるがオカルンとの約束はきちんと守っている。
ただ、そのせいか深淵の者が襲いかかった時にまで約束を守ったせいで一方的にボコボコにされた。
2度目は約束の火曜日であった為オカルンにも攻撃を仕掛けるがタ・コメシと同型の深淵の者が攻撃をしたせいで大暴れした。