「ジブン、不器用なんで……」
「彼女を傷つけるヤツは許さない!!彼女の為ならバケモノにだってなってやる!!」
CV:花江夏樹
概要
本作の主人公の一人。丸眼鏡をかけたオカルトオタクの男子高校生。
本名はかの大スターと同姓同名の高倉健だが、理想の男性像に彼を思い描いている綾瀬桃はその名前で呼ぶことを嫌がり【オカルン】(「オカルト君」の略)というあだ名を付けたため、作中では主にこの名前で呼ばれる。
幽霊は信じていないがUFOは信じている。一人称は「ジブン」。
友達が全くおらず、むしろいじめられるほどで宇宙人と友達になろうと交信を続けていた。
桃との勝負の最中にターボババアに呪われ、イチモツを奪われてしまったばかりか乗っ取られてしまう。
だが桃との協力により、その呪いを利用することでターボババアの素早さを手に入れた姿へと変身することが出来るようになった。
人物
良くも悪くもオタク気質の強い内向的な性格の少年。
基本的に人に話しかけるのが苦手で人間関係を築くのが下手だが、仲が良くなると途端に明け透けになり遠慮が無くなる。
本作の主人公にしてヒロインである桃との出会いも、助けられた際に彼女がUFОや宇宙人に興味があると勘違いしたことがきっかけで話しかけ、その後喧嘩になってそのままなし崩し的につるみ始めたというものであり、人との距離感の縮め方に多少問題がある。
一応このことはそこはかとなく本人も気づいているようで、桃とどのように話したらいいのか、どのように人と付き合うのがいいのかを悩む場面が度々ある。
一方で、本質的に生真面目で責任感のある性格でもあり、ターボババアに呪われた際には桃の身を案じることが第一であり、問題の解決も自分で行おうとした。
また、初心で鈍感なところがあり、桃との関係をあくまでも友達関係であると考え、自分が恋心を抱いているかどうかすらも把握していないところがある。
そうした実直な面に惹かれてか、桃を始め愛羅やバモラからも好意を寄せられるようになる。
また、桃は勿論、愛羅やジジにも作中で多少なりとも各々の家庭事情や家族構成などが描写されているのに、何故かオカルンだけは全くと言っていいほど触れられていない。
能力
ターボババアモード
ターボババアの呪いで変身した姿。
髪が白髪化して逆立ち、手足が変身前よりも少し伸びる。
足も大きくなるため、靴を脱いで裸足で変身することが多い。
最初は全身を乗っ取られていたが、桃の超能力で頭(脳)は人間のまま、体だけ変身することで、ターボババァの力を制御できるようになった。
幾つかの形態が存在しており、この姿では性格が大きく変貌する。
特に口調が大きく変わり、普段の几帳面でまじめな口調から、かなりダウナーでややヤンキーじみたファンキーなものになる。
女性に対しても、基本的に下の名前+ちゃん付けで呼ぶ。
変身中はターボババァ由来の超スピードで動けるようになり、身体能力そのものも上がる。
しかしオカルン自身が喧嘩に縁が無かったため、殴る蹴るではなく、突進以外にはお辞儀(の頭突き)、スクワット(の動作を利用した両手アッパー)といった攻撃を行う。
これでもターボババアから見れば自身の力を出し切れておらず、後に「一拍五拍子」の動きを学んでからは、一息にお辞儀やスクワットで連続攻撃ができるようになった。
更には「どんな状況でも100キロで走れる」特性を活かし、電線に侵入しての回避や、電線内部で加速して飛び出す突進を繰り出せるようになった。
「本気」を出すとターボババァのスピードを100%発揮できる。本気を使った攻撃はどんな敵にも一撃必殺の破壊力がある反面、人間の体では耐えられない程の負荷がかかるため、1度の変身で2回までしか使えない切り札。2回本気を出すと、霊力と体力が回復するまで変身すらできない諸刃の剣でもある。
- 第一形態
「スゲェ…!! 力が溢れてくるぜぇ……!! でも すげぇ鬱」
髪の毛が白く逆立ち、顔の下半分に剥き出しの歯のようなマスク姿となる。
この姿ではターボババア由来の超スピードで戦うことが出来るが身体へのダメージが激しく、更にド級のネガティブ気質になってしまう。
- 第二形態
「ぶらあああ… そーゆーのめっちゃストレス。 萎えるぜ」
顔の下半分の歯のようなマスクが無くなり、白く逆立った髪と両目を通る筋の様な痣?が特徴。
第一形態とは違い、主にオカルンの精神が高ぶることによって変身する。
後に、二つの金玉を取り戻したため、呪いの力をターボババァに返却。変身能力を失ったものの、怪異との戦いの度に限界を超えて体を酷使したせいか、体つきが筋肉質になり、変身した愛羅とほぼほぼ同等のアクロバットが出来る程の身体能力を得た。