「時給のいいバイトを知りませんか」
概要
別銀河系から襲来した侵略宇宙人集団「深淵の者」に襲撃された際に生き残った数少ないセルポ星人の一個体。その厳しい体験や人間との関わりを通じて自我に目覚めたことから、同族から追放されることになる。
『セルポ6郎』という名は「深淵の者」討伐のためにモモに協力した際に、ワケあって漫画喫茶に泊まらなければならなくなった時、モモに「テキトーでいいから」と言われ使用したもので、つまり偽名である(体も人格もクローンのセルポ星人に「本名」があるかも不明だが)。
他のセルポ星人と比べてキリッとした目付きをしている。両目を縦断するように二本の傷跡があり、変身時のオカルンのようなラインになっている。
性格も他のセルポと比べると紳士的であり、瀕死の重傷を負ったバモラを助けた際にはモモから「セルポは嫌いだけど、6郎は嫌いじゃない」と言われた。
また、「深淵の者」の一人、イモータコとの戦いで右目と左腕、下半身を失い更にモモを守る盾として攻撃を受け側頭部を抉られ右腕もひしゃげてしまうなど、えらくボロボロにされたがシャコが「使えるかな」と思い持ってきたナノスキンによって全身を取り戻した。その影響からか多少なりは変身できるようになり高出力粒子法やジェット噴射、ヒーターになって空気を温める事も可能(ただし人力)。
ナノスキンの持ち主であるルドリスには敬意を持っているかのような言動も見られる(それ故かモモが「ルドリスを蹴った」と発言した際は「蹴った!?ルドリスを蹴った!?」とものすごい驚いていた)。
地球での生活
どうにか深淵の者との激戦を生き残ったものの、一連の事件を通して自我が芽生えてしまったことで仲間のセルポ星人から追放されてしまい、後日モモが再会した際にはコンビニでバイトをしていた。
日本での生活にすっかり適応しており、急用時にシフト交代を頼める同僚もいる。オカルンよりも社会適応度は上かもしれない。
思考回路もフリーターに染まっており、クビを何より恐れ、頼み事をされるとすぐに時給を尋ねる世知辛い悪癖ができてしまった。
ナノスキンの運用に際してもバイトの影響が生じており、展開する武器の形状がコンビニの機材を模すようになってしまった。
母船の支援を失い随分生活が苦しくなってしまったが、それでもモモたちのピンチには渋々駆けつけてくれる心強い味方である。