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「チキチータ〜 ユメナイカ〜♪」

「チキチータ〜 シャイマイ チョッチキ フォ〜ユ〜」


「欠陥まみれの泥まみれだけど上等♪上等♪ うん上昇♪上昇♪ ナウ労働♪」


「私はあなた達のことはどうでもいいでいス。私もこの惑星の生命体ではないでいス」

「でも私には恩人がいまあス」

「その恩人のためなら、命を懸けて戦うでいス」


CV:関智一


概要でいス編集

ダンダダン』に登場するシャコの身体的特徴を持った地球外戦闘民族。通称「シャコ星人」。

シャコ星人

菅笠状に張り出した頭頂部とそこから触角の様に突き出たつぶらな瞳が特徴。

セルポ星人傭兵として登場した当初は、恰幅のいい筋骨隆々のガタイにボクサーグローブとネクタイブーメランパンツだけを着用していた。

作中ではもっぱら「シャコ」(セルポ星人からは「ギグワーカー」)と呼ばれ、ドーバーデーモン名義は実は殆ど使われない。

宇宙人を信じない星子からはタコ型ではないのと頭部の形状からなのか「河童」呼ばわりされている(カッパには宇宙人説があるとのことから、オカルンからはそこまで否定はされていない)。


その見た目の通り強力な高速パンチを「チキチータ〜ユメナイカ〜」とABBAの『Chiquitita』を(アニメ版では恐らく海外も絡む許諾事情によりフレーズを交えた曲)口ずさみながら繰り出してくる。

当初は一人称は「俺」や「俺ちゃん」で口調も馴れ馴れしいものだったが、回が進むにつれ一人称は「私」になり穏やかな口調になっている。

また、かなり義理堅い性格でもあり、後述する理由で自分の事を助けてくれたモモ達に恩義を抱き、その為なら違う星の種族の垣根を越えて助けにくる。

そのあまりの義理堅く家族想い(後述)な生き様故に、ファンからは高倉健より高倉健をしている漢とも称賛される。

また、実は血が牛乳と同じ成分で出来ている。



因みに本名は地球の発音で言うとペニーチンコ……もはや何も言うまい。

口癖は「でいス」。


なお、地球の食べ物も問題なく食する事ができ、カレー寿司を食しており、トロはまずいと言いながらもバクバク食っていた(彼らにとっては不味いけど病みつきになる味なのか、周りにまずいと言っておきながら本当は美味しいので独り占めしたかったのか、若しくは彼らの母星では「不味い」という言葉は「美味しい」という意味なのだろうか…)。


能力でいス編集

にじゅ〜よじかん、たたかーえまっすーか

「俺ちゃんは水の中でこそ本気出せるでいス。水中での俺ちゃんのパンチ力は地上の10倍…ガボボ!!……10倍でいス」

「私は弱いですが、これでも戦闘民族でいス。毒は効かないでいス」


彼らの種族は体が強くボディーガードのような仕事を任される者が多いとのこと。

シャコはその中でも「弱い方」との事で落ちこぼれと自虐しているがそれは同族間による話で、普通の地球人相手ならまず瞬殺レベル。

深淵の者のカマキリ型との戦闘では、愛羅には受ければ致命傷と判断された斬撃にも表皮止まりの傷しか付かず、「100倍強くなった」と自称する水中(タガメ)モードのパワーでも倒れない程のタフネスと毒攻撃すら無効化する生命力を発揮し、しかも反撃の決まり手はたったの2撃(他の個体ならどんだけ強いのやら…)。また、体を大きく揺らすモーションで相手の視覚を幻惑し動きを止める事も出来る。


でいス

その通称らしく、よりシャコらしい見た目に変身すると強さが24倍になり、特に水中でのパンチ力は地上の10倍となる(正確には空気中ではパワーを1/10にセーブする必要がある)。本人曰くこれらの要素を合わせて水中では240倍強くなるとの事。また、喋る際には目が赤く点滅する。

ただし24秒しか変身できず、さらに彼の故郷は肺呼吸が可能な特殊な水に覆われた惑星だったため、地球の水中では息継ぎしなければ溺れてしまうという難儀な体質でもある。

あと何故かこの形態になると、リゲインのCMソングで有名な『勇気のしるし』を歌い出す。

なおアニメ版においては単調にフレーズを口走るのみだったChiquititaとは対照的にガッツリ1コーラスまで引き伸ばされ漫画では言っていなかった商品名まで口にしている(そしてセルポ星人Fも歌っている)

また、第10話の回想シーンでもリゲインのCMソング(カヌー編)のものが挿入歌として用いられた


ちなみにアニメにおけるドーバーデーモンのイメージカラーは黄色であり、リゲインのラベルカラーも黄色である。


技でいス編集

  • ジェットパンチ

「あちゃ〜、クリーンヒットでいス」

教室の机やオカルンの身体が宙に舞う程の風圧が伴う、全力のパンチを叩き込む技。水中で発動した場合相手は為す術なく粉砕される。


  • たいぐーあぱかっ

第2形態で使用。目視できない超高速のアッパーカットを叩き込む技。アニメでは手を盾のように展開して攻撃を防ぎ、閉じた瞬間に攻撃していた。

元ネタは恐らくストリートファイターサガットの技「タイガーアッパーカット」から。加えて「待遇アップ」も兼ねているのかもしれない。



本編の動向でいス編集

セルポ星人やネッシーと共に虚空から学校に侵入し、引きずり込んだオカルンのバナナを狙うが、アクロバティックさらさらの力を得て変身した愛羅が乱入し交戦。

最初は愛羅のアクロバティックな攻撃に翻弄され、セルポの「すごいゾーン」が二人を無力化している間に滅多打ちにしようとするも、更に乱入してきた桃の念動力がすごいゾーンを圧し退けた隙にオカルンのターボチャージが直撃してKO。


ダウンも束の間セルポに叩き起こされ、バナナから頭部に栄養ドリンクを注入され変身。

目視出来ないほどの超高速パンチを繰り出すが、変身したオカルンと愛羅も連携による猛攻で次第に巻き返す。

そこに合流したネッシーの能力が校内を水の多層空間に変えたことで、1/10に制限していたパンチ力を全力解禁。水の衝撃波を次々吹き上げながらモモ達を狙うが、水中での移動法を編み出したモモとオカルンは愛羅を救助しに上階へ離脱。肺呼吸体質のせいでオカルン達の捕縛に上手く立ち回れない。


痺れを切らしたセルポがシャコ、ネッシーと合体し(最初から攻撃の射程と威力はあるがタメが長いネッシーの弱点補完要員として雇われていた模様)、頭はセルポ、腕がシャコのネッシーという異形の怪物・セルポドーバーデーモンネッシーとなって剛腕と高圧水流で猛威を振るう。しかし最終的に「シャコは水の抵抗(クッション)無しで全力パンチを出せば腕の強度が保たず自壊する」という弱点を突かれ、残りのボディもオカルンの本気ターボにより粉砕撃沈された。


「このまま帰るわけには…いかないでいす…。家族のために稼がないといけないでいす…」


しかしどういう訳か満身創痍かつ白濁液まみれになりながらも生き延びており(恐らく合体時に腕が破壊された際、合体から解除されたと思われる)、しぶとく桃とアイラに襲いかかろうとするも限界を迎え倒れてしまう。


チキチ〜タ〜♪編集

「こんなちゃんと治療してくれて…こんなに優しくされたのは…はじめてでいす…」

「もう二度と、あなた達を傷つけたりしないでいす」


気絶から目を覚ますと桃達に介抱され九死に一生の有り様。しかし傷の手当てや食事も提供してくれた彼女達に深く恩義を感じて二度と襲わないと約束し、セルポ星人らと襲撃した事情を打ち明けた。


実は彼はチキチータという名の一人息子がいるシングルファーザーだった。体内の血液が尿や便で排出され、定期的な輸血が無ければ死に至る難病で妻を失い、さらに息子までもがその毒牙にかかろうとしていた。

彼の故郷は紛争地帯で供給能力が当てにならない為に星を出て治療費を稼がなければならなかったが、同族の中では弱い部類に入る自身は危険な仕事しか就く事ができず、やむを得ずセルポ星人の依頼を受注したが、上述の通り桃達に依頼主が撃破された事で白紙になってしまった。


ギグワーカー

「私が弱いために妻を死なせ、あなた達を傷つけ、息子に辛い思いをさせています…情けない…!!情けないでいス…!!」


自身の不甲斐なさに泣き暮れながら、トボトボとその場を後にしようとすると、彼の傷から「牛乳を雑巾で拭いたような匂い」がする事に気付いた星子が持って来た牛乳を飲んでみれば、なんと自分達の血と同じモノと発覚(つまり先程白濁液まみれになっていたのは全身から大量出血していたのである。それで死なないあたり彼の生命力の高さがうかがえる)ただ、地球人用に調整された牛乳では薄く感じる模様。

かくして星子の手引きで治療に必要な乳牛を手に入れ、桃達に感謝の言葉と共に「何かあった時は必ずあなた達の味方になる」と誓いを立て、母星へと帰還した。

…はいいが、よくよく考えてみれば生まれ故郷は水の底。上述の水質で牛の溺死こそ心配無用だが、到底搾乳作業など出来る環境では無かったため、息子共々再び地球に来訪。現在は地球人に擬態して酪農場の従業員「辺新(ペニー)」として生計を立てながら、その息子「チキ太郎」の療養生活を支える運びとなった。


以降は誓いに準じ桃達の頼もしい味方として、息子と共に火山の噴火を食い止めたり邪視を閉じ込めるのに協力したり、深淵の者(クル)のカマキリ型を水中戦で撃破するなど活躍している。

深淵の者と決戦中はチキチータの世話を同じ酪農場で働く若い女性に頼んでおり、彼女に意識されている様な描写があった。


また、意外と運転は荒っぽく、家を移動させることになった際はモモ達が宙を舞い、しれっと車が破壊されてしまう程のアレなドラテクを見せた。



元ネタでいス編集

アメリカ・マサチューセッツ州に伝わるUMAドーバーデーモンが元ネタ…なのだが、姿は世間でよく知られるそれとは全く異なる。

元ネタは頭の形は瓜型で色は赤系統とされているが、本作での頭はどちらかというとカネゴン型であり、体色も黄土色である。

第2形態の姿は日本の特撮で一番有名な宇宙人に似通っており、ますます元ネタの面影が無くなっている(一応、ドーバーデーモンの正体に新種の水生生物説があったりはするが…)。


そして当然ながらシャコも元ネタである。

外見的な特徴やパンチ力、更には「抵抗の少ない空気中だとパンチ力を1/10にセーブしている(諸説あるが)」という生態までまんまシャコ。


さらには、住民が難病に犯されており地球にあるものが特効薬になるという、あの有名特撮の某宇宙人と妙な共通点がある。また、体液が牛乳みたいな乳白色をしているというのも、かの有名な宇宙SFホラー映画で有名な設定(厳密にはその映画に登場するアンドロイドの体液が乳白色)である。

色んな特撮・オカルトネタが練りこまれたキャラクターなのであろう。


また、装着しているグローブには「3510」というナンバーが書かれているが、沙悟浄(つまり河童)の語呂合わせなのでは?という説も浮上している。

(3=さ 5=ご 10=じょう)

またカネゴンが1日につき食べなければならない金額3510円からという説もある。



関連イラストでいス編集

第1形態

Chiquititaチキチキチータユメナイカー


第2形態

黄色と黒は勇気のしるしビジネスマーン


ペニー親子

おそろいパジャマ愛おしい


関連タグでいス編集

ダンダダン ダンダダンの登場怪異一覧

セルポ星人 カミッシー

宇宙人 ドーバーデーモン シャコ リゲイン

 

ルドリス:シャコの友人の宇宙人で、実は持ってるUFOも彼のもの。しかし、セルポ6郎曰く全知全能の存在と言われており、そんな人物と友人関係なのは何気にすごいのかもしれない。

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