「ああー!どうしょう、僕……カネゴンになっちゃったぁ!」
曖昧さ回避
怪獣のカネゴン。→当記事で説明。
「FPSやめれないんだけど」で有名なゲーマー。→KANEGON
データ
概要
第15話「カネゴンの繭」に登場。
そのユーモラスな外見や立ち振る舞いなどから人気を得て以降複数の作品への出演、ブースカなどのオマージュ作品制作等の影響を残した。現在でも、ピグモンやハネジロー等と並び、ウルトラシリーズのマスコット的立ち位置にいるキャラである。
トラウマ怪獣
そんなカネゴンだが、ユーモラスな外見とは裏腹に、トラウマ要素の強い怪獣である。
ピグモンのように、初めからそういう生き物と言うわけではない。振るとお金の音がする不思議な繭が、欲深い少年・加根田金男を呑み込み、変質させて誕生した。
両親からは怖がられ、街に出ればオジサン呼ばわりされ、友人からは「みっともない姿になった」等と嘲笑される。
ジッパーを閉められるとまともに喋る事ができず、1万m先の物体を見通せる目も、怒ると煙を上げて回転するようになってしまった。
それだけでも不自由極まるのだが、カネゴンの胸に付いたメーター、そこに表示された数字はカネゴンの命の残量そのものだったのだ。お金を食べればメーターの残量が回復するが、時間経過と共に減っていってしまう。そして、このメーターがゼロになると、カネゴンは死んでしまうのだ。
1日に必要な金額は当時価格で3510円。今の金額で言うと2万円相当の金額であり、特にオリンピック銀貨を好んでいる(出典:「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」より)。メーターの単位は『¥』だがケネディ銀貨も受け付ける。
劇中での動向
お金好きな少年:加根田金男は友人から小銭が触れ合う音を出す繭を巻き上げる。その後自宅内で巨大に成長した繭が、内部に大量の金銭を蓄えていることを発見する。大喜びで金を掴み出そうと繭に体をうずめるのだが、そのまま体の自由を奪われ抵抗虚しく繭の中に飲み込まれてしまう。
翌朝、目が覚めると加根田少年はカネゴンの姿になってしまっていたのだ。
特殊能力があるわけでもないので、常に減り続けるメーターを維持するため友人たちも子供の身ながら金を工面し続けるのだが、それでも足りず飢餓感に駆られたカネゴンはついにOLさんが運ぶ金を強奪し、警察沙汰にまで発展するのだった。
それでも、偶発的ながら何とか人間に戻ることができた加根田少年であったが、大喜びで帰宅すると……
なんと今度は両親がカネゴンの姿に変わっているという救済度ゼロの光景が待っていたのだ。
カネゴンのユーモラスな外見や後年の緩いキャラクター付けのおかげで薄められているが、ストーリーや演出等についてはかなり怪奇色が強くぶっちゃけホラー。繭から生まれるシーンは不気味な音響、前衛的・暗示的な演出と相まって普通に怖い。
- 後のジャミラのエピソードが強烈な為に忘れられがちだが、このカネゴンこそウルトラシリーズにおける最初の人間怪獣である。
- 尚、金田少年の両親は常日頃口やかましく説教をしているが、自身達もどさくさ紛れに落ちている金をくすねるなど、カネゴンに変じる素質は十分あったのだろう。
- 人間をカネゴンへと変えている繭の正体や、人間を怪獣へと変えるプロセス等については今現在に至るまで一切明らかになっていない(当時の少年誌では繭の正体について「加根田少年を懲らしめるために宇宙人が送ってきたもの」とする仮説が提唱されている)。有名なウルトラ怪獣の1体ではあるが、同時に多くの謎に包まれた非常にミステリアスな存在であるともいえる。
その後の作品での登場
レッドマン
本作ではどういうわけか敵として登場する。
『Q』はじめ他のメディアでの明るい体色とはかけ離れた、迷彩柄のような体色をしており眼球も体色と似た色に濁っている。口の中は赤い。
第19話でウーと一緒にレッドマンを迎え撃ち、巨大な口でレッドマンに噛み付く(食べようとした?)など善戦するが、最後はレッドアローで2人そろって串刺しになった。
また、戦闘中に顔がだんだん崩れていき、最終的には目玉が脱落し口がぐちゃぐちゃにひしゃげた恐ろしい顔(上のイラスト参照)に変貌し、『Q』本編とは違う方向でトラウマ要素を残した。
実際、この時の撮影で顔がひしゃげてしまったことでカネゴンの着ぐるみは完全に使い物にならなくなってしまったのか、登場したのはこの一度きりであった(元々傷みが激しかったか、激しいアクションに向かなかった素材でできていたのも原因と考えられる)。
マット・フランク氏のアメコミ版でも登場。(→X )
当初はお馴染みの黄金色の姿であったが、幾度となくレッドマンに倒されては生き返るという輪廻転生(?)を繰り返していくうちに徐々に容姿が崩れていき、最終的に原典同様のひしゃげたような恐ろしい容姿に変貌してしまった(ちなみに、この姿になった時にレッドマンの投げたレッドアローを背面キャッチするという離れ業を見せ、レッドマンを驚愕させていた)。
ウルトラマンギンガ
劇場スペシャル第2弾にて、電脳空間のアバターとして登場(カネゴン(SDI)とも呼ばれる)。
礼堂ヒカルがウルトライブしたが、お金がなかったためメーターがゼロになり出オチになった。
映像作品での登場は(『レッドマン』等の外伝作品を除けば)『ウルトラQ』以来実に48年ぶりとなる。
ウルトラマンZ
第13話「メダルいただきます!」に登場。
映像作品への出演は上記の『怪獣散歩』以来2年ぶりで、テレビシリーズではウルトラマン登場作品に限定すれば初出演となる。
肩には白いがま口をロープで結んで肩掛けポーチのようにしたものをかけている。
ある日の夜、ストレイジ本部に突如出現し、あまりの空腹から当直中のハルキの持つウルトラメダルを大好物のコインと勘違いして食べてしまった。
それを取り出すためにハルキは掃除機で吸い出す「メダル吸出し大作戦」や磁石を用いた「磁石誘導大作戦」、「便秘解消ヨガ作戦」など様々な(珍妙な)作戦を試みるも悉く失敗するが、メダルを飲み込んだ際にそれに刻まれていたウルトラマンゼットの戦いの記憶が頭の中に映し出され、ゼットの解説を聞いた途端その形態に応じたメダルがくしゃみとともに吐き出されたため、ハルキはヘビクラ隊長や見つかったら解剖しかねないユカの目をなんとか誤魔化しつつ、これまでのゼットとの戦いを振り返ることになる(ちなみにベータスマッシュの解説時には何故か「あっ!赤いアイツだ……」と怯えていた。別個体が惨たらしく殺されたせいだろうか?)。
ゼットの話を聞いて「ボクもウルトラマンになって怪獣をどんどんやっつけたい!」という願望を持ったり、暇潰しに踊ったりゼットの真似をしてみたりするなど少年らしいメンタリティを持ち、性格は子どもみたいに無邪気でマイペースだが、先日の戦いで怪獣を倒す覚悟が持てなくなったハルキに元気を出させようと(食べられないけど)お金を吐き出して渡したり、メダルがハルキのことを信頼していることを伝えるなど心優しい一面もある。
最後は残ったガンマフューチャーの解説を聞いて突然苦しみ倒れるが、直後にいろいろアレな場所で無事(?)残りのメダルを出した後、ハルキに謝罪と感謝の言葉を伝えて去っていった。
また、カネゴンとの邂逅を通じてハルキも幾分心の整理がついたらしく、ゼットと一緒に戦っていく決意を新たにした。
ちなみに、原典の『Q』では人間が変異した存在ということになっていたが、今回登場した個体もそうだったのかは不明。少なくとも本人曰く『Q』の個体とは異なり、お金を食べなくても動けなくなるだけで死にはしないらしい……と思いきや公式サイトの説明では「メーターの数字がゼロになる(=お金が切れると)死んでしまう」と明記されている。
着ぐるみは新造形。以前、東京国際映画祭のイベントに登壇した際に使用されたものをそのまま流用しているものと思われる。
サブタイトルでのカネゴンの影絵は『ウルトラマン』のOPに登場した影絵を意識したものになっている。
ちなみに、同話の提供でのアイキャッチでは「みんなはお金やメダルを口に入れないでね」とのメッセージが表示された。
放映中に発刊された別冊ヤングチャンピオン12月号ではユカと共に巻頭グラビア及び付録DVDにメイキングムービーが収録されており、モデルとの競演で53年ぶりに漫画誌の表紙を飾るという珍事が発生し、ネットニュースでも話題となった。
本作品のアイテムがメダルだったため、カネゴンを出すこととなり、「カネゴンがメダルを食べて消失する話」という事件性のあるドラマとなった。
口の中をユカが覗き込むシーンは、GoPROを頭を外した口の中に突っ込んで撮影している。
他媒体
アニメちゃん
アニメちゃんが壁に描いた落書きの絵がパソコンから出た光線(宇宙電波の影響)を受け実体化したもの。
『うちの子にかぎって…』パート2
第8話「カネゴンの逆襲」に登場。
タイトルはウルトラQのカネゴン登場回「カネゴンの繭」と「ガラモンの逆襲」を混ぜたパロディ。
家庭にビデオデッキが普及し始めた当時(1985年)の話で、作中で子供に「カネゴンの繭」のビデオテープを見せて子供を教育しようとする場面がある。
当然本気にはされなかったが、作中の小学校では生徒達の間でお金を巡った大騒動が起こり、最後には本物のカネゴンが登場してしまうというオチ。
ウルトラマンZOFFY
ピグモンの見た夢として、ウルトラQパートに登場。
ピグモンによると、カネゴンは自分のことをハンサムだと思っているらしい。なかなか友達が出来なくて寂しがっているとか。
ウルトラマングラフィティ
自動車会社モタモタモーターズに勤めるウルトラマンの後輩。花嫁募集中。
取引先の重役の娘ウー子と婚約するも、ウー子は妻子持ちのマンに一目惚れし披露宴当日にその事を打ち明けられる。そのままウー子とマンを結婚させようとするウー専務とバルタン部長に抗議するも吹雪で返り討ちにされてしまう。
ウルトラマン超闘士激伝
銀河最強武闘会の常連観客で大のウルトラマンファンで相方にピグモンがいる。
第2回ではがま口をイメージした鎧、第3回では硬貨が散りばめられた鎧を装着しており、彼の観戦にかける熱い想いが見て取れる。第37話ではその思いがギエロン星獣たちの思いを動かし、彼らも最後まで戦いを見届ける事を決意させた。
また、意外に頑丈であり、OVAではメフィラス大魔王の攻撃の余波を受けても生きていた。
ウルトラ忍法帖
大人と子供の2体が登場している。
大人の個体は朧党の忍獣として第10話に登場した。腹には大量の金貨が詰まっている。ウル忍暗殺のために殺し屋忍獣ゼットンへの依頼料として首領に金貨を無理矢理吐き出させられた(ゼットンは「汚いがまあいいだろう」と渋々承知した)。
子供の個体は忍者小学校の生徒として登場。他の生徒と比べて何かと酷い目に遭う事が多い。
ウルトラ怪獣かっとび!ランド
メインキャラクターの一人。
銀行を経営する金持ちの息子だが、勉強も運動もダメな(通信簿でオール0を取った事がある)いじめられっ子のダメ怪獣。
主食はお金。嫌いな硬貨は1円玉で昭和はニンジン、平成はピーマンの味がするという。お金以外の食べ物も普通に食べる。
カネゴン(ニコニコ特撮)
かつて貧乏だった頃にカネゴンの繭で財をなしたカネオ産業の社長が繭に取り込まれてカネゴンになった姿。
カネゴンヌ同様にお金よりも大切な物があると気づき、元に戻り掛けたが、やっぱりお金の魔力には勝てずにそのまんまの姿を保ち続けている。
他のシリーズに登場した個体と違い、珍しく怪獣らしい鳴き声を出している。
ウルトラマンプレミアステージ2
惑星カオスの住人の一人で他の怪獣達と踊っていた。
大怪獣バトル ULTRA MONSTERS
本シリーズでは懐から「スペシャルコイン(別名・宇宙コイン)」という特殊なお金を食べることで巨大化することが出来るようになった。だが巨大化するとお腹がすくため滅多なこと以外では使わない。『Q』のように人間が変身したものなのかは不明。
必殺技は相手を口で吸引する「ガマ口吸引」、相手にのしかかる「カネゴンプレス」、カネゴンの繭を召喚し、なんでもカネゴンに変えてしまう「カネゴンの繭」の3種。
『EX』ではレイオニクスになっておりレッドキングをパートナーにしているが、上手く扱えずにいる。
『NEO』ではバトルナイザーを狙う宇宙人に追いかけられていたところ、ワームホールに吸い込まれて『ウルトラマンティガ』の世界に飛ばされて主人公と出会い、彼にレイオニクスとしての素質を見抜いてバトルナイザーを預け、行動を共にするようになる。
パートナー怪獣は前作同様レッドキングだが、途中でウルトラセブンとはぐれたカプセル怪獣:アギラを加える。
性格は守銭奴の一言で、バトルナイザーを高値で売ろうとしていたらしく100万円で買ってやるというテンペラー星人にもっとよこせと要求する、レイブラッド復活を阻止しようとするヤプールのバトルナイザー破壊命令を無視して逆に売りつけようとする、アギラをセブンにいくらで返してやろうかと考える等恐れを知らない。
実は彼が持っているバトルナイザーには、レイブラッド星人復活の際の憑代としてケイトが使役していたゼットン復活の繭が仕掛けられており、戦いの中でエネルギーを吸収し、EXゼットンが孵化してしまった。
漫画版では『無印』の中盤で初登場し『NEO(漫画版)』では主人公のアマサ・アイのパートナーとして行動を共にする。なお、本作ではクレジットカードでも食事が可能でを口元に寄せればキャッシュレスで胸のメーター内の金額を増やせることが判明。さらに同じ金額でも並行世界間で物価が異なれば腹持ちも変化するらしく、アイの落とした小銭を食べて以降はお金を食べずに行動している。
めちゃイケ
映画出演をかけてオーディションの1匹として参加したが、窓の方を見てボーッとしていた事を理由に、坂本浩一監督の指示でスタッフから不合格が言い渡され、哀愁漂わせながら会場を出て行った(元々出演予定が無かった事もあるかもしれないが)。
その後エンディングでプレッシャー星人が「カネゴンを戻してやってほしい」と監督にお願いしたが断られてしまっている。
怪獣バスターズ/怪獣バスターズPOWERED
S4の流通を担当し、陽気で前向きな性格で周囲を明るくするムードメーカー。間延びした独特の口調で話す。
ミッション『えんがんけいび』をクリアするとドックに行けるようになり、同時にカネゴン商会が営業開始。
「隊長さんにムリを言って…いや…隊長さんにたのまれてお店を開いているのでご安心を~」
本人以外にカネゴン商会の関係者は登場しないが、研究員作業やハカセの特別メニューで新規に開発されたアイテムも直後に生産・流通ラインを確保しているなどかなりのやり手。
所持金100,000G以上でカネゴンに話しかけると、惑星アシルにザイゴが大量発生し商品が届かないという試練イベントが発生(POWEREDのみ)。
ミッション『カネゴンのマネーロード』をクリアすると、以降カネゴン商会でのアイテム価格が二割引になる。
なおこのミッションでの装備はカネゴンから借りた『カネゴンボード』と『ゴールド防具』で固定されるが、カネゴン曰く「お金がたまりやすくなるおまじない」がかけられている。
実際、ザイゴのエネルギーがお金に変換されていたようなのだが、その行き先は主人公の懐ではなく…
『星人科学ぶき研究②』で『カネゴンボード』が開発可能。無印では異星人研究員の参加が条件。
ウルトラ怪獣御殿
「ダダVSカネゴン オヤツ争奪戦の巻」に登場。怪獣御殿に暮らす怪獣の一体で、ダダの買ってきたウルトラまんじゅうを自分が食べられないのにも関わらず、独り占めしてしまった為、争奪戦が勃発。ダダはBからCまでの個体を呼び出して、カネゴンからウルトラまんじゅうを奪還するが、今度は仲間同士で饅頭の争奪戦を初めてしまった。
ウルトラ怪獣×住まい探し
お金しか食べられない生態の為、家賃の低い物件を求めてホームズくんに相談を求める。
最初は購入を渋っていたようだが、キャンペーンでAmazonの10万円のギフト券が貰えると知り、即決で購入を決めた。どうやら、お金としての価値が認められていれば、食事はギフト券でもOKなようだ。
元祖怪獣酒場
元祖怪獣酒場の店長を務める。ウルトラマン公式チャンネルでは開店秘話が明かされた。
かつて怪獣と人間が共存するパラレルワールドの大阪に飛ばされ、そこで同胞たちが職を失って路頭に迷う姿を見兼ね、メフィラス星人を副店長に迎えた元祖怪獣酒場を開店した。
創立時のメンバーはガッツ星人2代目、ゴモラ、ババルウ星人、マグマ星人となっている。
間違いなくカリスマ性のある御仁なのだが、度々「カネゴン商店」の1億円ウエハースを食べようとするので店員たちの頭を悩ませている。
ちなみに店内にはビリケン像を模したカネゴン様像が飾られていた。
酩酊!怪獣酒場
上記の役割を反映してか本店からの覆面調査員として登場。江幸田点の調査を行う内にケムール人が本来のチーフではないことを知ってしまう。2ndではスナック「ウマン」閉店を聞きつけて来店。ウーロン茶と間違えてウイスキーを一気飲みしてしまい、今までに食べた小銭の山を吐き出した。
怪獣酒場カンパーイ!
CV:金子茂樹
レギュラーキャラであるアール店の店員。酒場の店員としては能力は致命的で、レジ打ちとSNSの更新ぐらいしかできず、第1話にて「闇酒場」に仕様変更した際には相手の視界が効かない事をいい事にぼったくろうとするなどいい加減さが目立つ。
1日に3510円食べないと死ぬらしく、レジからお金を盗み食いする事も…。
ウルトラ怪獣散歩
「沖縄に、金の雨が降るぞぉぉぉっ!!」
第33〜34話(2018年放映)にダダとともにゲストとして登場。
TVシリーズへの出演は『Q』以来52年ぶりである。
ウルトラファイトではレインメーカーを繰り出し上記のセリフを叫んだが、その直後にダダからボマイェを食らっている。
原作同様にお金に相当うるさい性格のようで、劇中では女性に対して現金で告白するという行動に出ている。メフィラス等に咎められるも「自分にとってお金は命より大事なもの。それを手渡す事は転じて純愛」と屁理屈を捏ねていた。
ウルトラ怪獣擬人化計画
トレーディングラバーストラップのデザインとして登場するが、アニメ版には未登場である。
QUICPayコラボCM
最近のキャッシュレス化で食料である現金が減ってしまい、打倒QUICPayを目指す。
かいじゅうステップ
CV:福圓美里
カネちゃんという個体が登場する。
ウルトラ怪獣モンスターファーム
ツナギを着た「カネゾー」という個体が登場予定。モンスターファームシリーズの常連キャラクターであるホリィと共にプレイヤーの育成助手を務める。
「いつの間にか所持金減ってそう」等とネタにされた。
全ウルトラマン大投票
ピグモンとともに番組の進行のお手伝い?として登場。カンペで指示を出していた。
派生種
デジタルカネゴン
CV:坂本千夏
『ウルトラマンゼアス2』に登場した、別種のカネゴン。
こちらはカネガネー星出身の宇宙怪獣で、宇宙旅行中にお金がなくなりエネルギー切れを起こして金星のあたりを漂ってところをMydoの面々に拾われ、以後、Mydoのガソリンスタンドで働いている。
カネゴンヌ
CV:宮内彩花
『ウルトラQ_darkfantasy』に登場する女の子のカネゴン。
オリジナルのカネゴンとは違い、体色がピンクになり頭部(上から見て)や尻尾の先端が[ハートになりピンクのビーズが付いたおさげが2本ある女の子らしい外見になっている。
カネゴン・ア・キンド
CV:うのちひろ
ゲーム及びその映像化作品『大怪獣ラッシュ』に登場。
メガネをかけた姿でプラズマ怪獣ハントを生業にする宇宙人たち相手に提供し稼いでいる。「~ガネ」という口癖をよく使う。
技術者としての腕前もなかなかのものらしくラッシュハンターズへの新武装の開発提供なども行っているが、時に不良品を渡すこともあるため、メンバーからは「インチキ武器商人」と揶揄されている。
デザインは後藤正行氏。
V怪獣インターネット・カネゴン
CV:折笠富美子
『ウルトラマンアーク』第8話「インターネット・カネゴン」に登場。
見た目こそ初代と同一だが、その正体はある人間が作った星元市限定のデジタル通貨『ホシペイ』をPRする為に試験的に実装された完全自立型AIであり、実体を持たないV(ヴァーチャル)怪獣である。初代と同じく悪意は持っていないが、動画配信者として人気を博しスパチャ(投げ銭)をひたすら食べ続けて暴走した結果、星元市の経済危機を引き起こすことになる。
また、これまでの個体と異なりウルトラマンと対決する。
オマージュ怪獣
ジャラゴン
『ぼくら』(講談社)に連載された漫画「ジャラゴンの大冒険」に登場する怪獣(参考)。
4本の触角が生えた人型の姿をしており、ファスナー型の口やメーターといったカネゴンの要素も引き継がれている。
ちなみに仮題時点では目が飛び出ていないこと以外はカネゴンと全く同じ姿をしていた。
当作は「カネゴンの繭」を手掛けた山田正弘氏による非公式の続編であり(作画はヨシダ忠氏が担当)、守銭奴が治らなかった金男少年ががま口型の植物に飲まれて変貌し、先祖が別個体と因縁があったという銭形刑事に追われる羽目になり、人間に戻らないまま物語は終わりを迎えた。
余談
- デザイン担当は、初期ウルトラシリーズにおいて秀作を数多く生み出した成田亨氏。モチーフはシナリオの描写+古代に貨幣として使用されていた「貝」、「がま口財布」、そして「妊婦」のシルエットである。
- 監督を務めた中川晴之助氏は、「カネゴンの繭」のストーリーは拝金主義への風刺であるとしている。そうしたことを踏まえて視聴すると、人間関係の不可逆な変質、金に飢えての凶行など上記のミステリー要素とは違った怖さがある。
- 金に執着した末が怪獣への変身、金を持ってない霊媒師の予言で救済されるなどよく見ればそうした要素は各所に配置されている。
- また脚本の山田正弘は算数は苦手だがお金の計算はできるという自分の息子を投影し、キャラクター象を作ったという。
- 第1次怪獣ブーム真っ只中の1967年のメーデーでは、参加した労働者たちが賃上げ要求などを掲げて集団でカネゴンの仮装をしていたことがある。お金が無さすぎるのもそれはそれで問題なのだ。
- カネゴンおよびカネゴンに変身する加根田少年の声は、加根田少年役の辻沢敏が撮影時すでに声変わりし子どもらしい声ではなくなっていたため、女性声優の麻生みつ子が吹き替えたものを使用している。
- 『Z』で声を担当した福圓美里は、ほぼ同時期にNHKEテレで放送されていた『かいじゅうステップワンダバダ』においてカネゴンをモチーフにしたカネちゃんを演じており、それが縁となってカネゴンの声を担当することになったという経緯がある(ちなみに、放送中に『かいじゅうステップ』公式Twitterも反応を見せている)。
- 同時期に展開された別々のメディアミックス作品で同じ声優が同じキャラクターを演じているということになり、作品ごとに演者が大幅に刷新されることが多いウルトラシリーズにおいては極めて珍しいケースであると言える。
- また、恒例の「ウルトラマンZ特別応援配信」においては中の人が同じである事を考慮されてか、「かいじゅうステップワンダバダ」第24話がチョイスされており、奇しくもテレビ東京とNHKの2つのテレビ局を股にかけたコラボが行われるという事態にもなっている。
- 1994年に放送された日テレ系ドラマ『家なき子』では、金に妄執する人間をカネゴンと呼んでいる。
担当声優
- 麻生みつ子(ウルトラQ)
- つかせのりこ(アニメちゃん)
- 小林通孝(ウルトラマングラフィティ)
- 千葉繁(ウルトラマン超闘士激伝)
- 工藤晴香(QUICPay)
- 飯塚悟志(ウルトラ怪獣散歩)
- 福圓美里(ウルトラマンZ)
- 折笠富美子(ウルトラマンアーク)
関連イラスト
関連タグ
デジタルカネゴン カネゴンヌ カネゴン・ア・キンド V怪獣インターネット・カネゴン
お金関係のキャラ
マネー・ドーパント、悪徳金融業者ドゴール、コインシャドー、ゼニクレージー:同じくお金に関する他社特撮作品の怪人。特にドゴールはカネゴンを意識したデザインを依頼されている。
オトシブミヤミー:同じく銀行を襲って現金を食べた者同士、金塊も食べている。
ガネモン:お金を食べるキャラ。
その他
ごんかね:ゲーム実況者、見てわかる通りカネゴンを名前の元ネタとした実況者。