注意事項
最近、ウルトラ怪獣を擬人化したキャラクターに対して、無差別にこのタグが使用される傾向が見られますが、このタグは、円谷プロがアスキー・メディアワークス、プレックス、ぱすてるデザイン、講談社等との共同プロジェクトにより展開している作品およびその二次創作に対して用いられるタグであり、企画とは関係なく個人的に考案したウルトラ怪獣の擬人化イラストに用いて良いものではありません(ただし、実際に電撃G’sマガジンや電撃ホビーマガジンへ掲載されたものをデザイナー本人が宣伝目的で投稿したもの;いわゆる“仕事絵”は除きます)。
企画と一切無関係なイラストにもこのタグが使われていることへ違和感を抱いているファンやユーザーもいるので、棲み分けを図るためにも、投稿者や閲覧者の皆さんは、お手数ですが、オリジナルの擬人化イラストに「ウルトラ怪獣擬人化計画」のタグが用いられていた場合、これを削除し、「ウルトラ怪獣」「擬人化」「怪獣擬人化」「ウルトラ怪獣擬人化(非公式)」などのタグへ書き変えて下さるようお願い致します(タグが固定されているなどの理由で編集できない場合、閲覧者の方から、投稿者へメッセージやコメントなどで連絡していただけるとありがたいです)
概要
ウルトラシリーズの怪獣・宇宙人を擬人化+美女化し、商品化して販売するという企画。
怪獣擬人化自体は、以前より二次創作の1ジャンルとして盛んに行われてきたが、これは歴とした円谷プロ公認のプロジェクトである。
キャッチコピーは「怪獣少女達が再び地球を大侵略!!」
「怪獣少女が地球を侵略!? いったいどういうことなんだ?」と思った方は、下の漫画を読んでみるとだいたいどんな感じなのかが掴めることと思う。
繰り返すが、これはファンによる二次創作などではなく、れっきとした公認プロジェクトであり、冗談抜きでこういうノリの企画なのである。円谷プロの10代目社長である大岡新一氏もとある番組のインタビューにて肯定的なコメントを残しており、言わば社長直々にお墨付きをもらった企画になっている。
ウルトラマン達が知ったらさぞや困惑するであろうが。
(もっとも、可愛い怪獣・宇宙人でも悪と判断した相手なら容赦なく倒してきた歴史もあるけど)
勿論、怪獣達が可愛らしくなったことで、ウルトラマンのカッコよさが更に際立つ二次創作イラストも存在する。
円谷プロによると、ウルトラシリーズのことをよく知らない10代後半~20代前半の層に、怪獣を通してシリーズを知ってもらうことを目的とした企画とのこと。
今後ゲーム化やアニメ化を行うことも念頭に置いて展開している模様。
それにしても、ウルトラマン妹といいなんでもありである。円谷は一体、何処に向かっているのだろうか…?
かつて幾多の怪獣デザインを手がけたあの方がこの企画を見たらいったいどんな顔をしたことやら…。
企画誕生の経緯
この企画は、元々フィギュア制作を手掛けているグリフォンエンタープライズが、2004年頃、『もえたん』のヒットで一躍有名になっていたPOP氏に持ちかけた企画が発端だったとされる。
兼ねてよりグリフォン社内では「どうせなら、今まで誰もやったことのない、インパクトのあることをやろう」という話があり、特撮に登場する怪獣や怪人を擬人化してはどうかという企画が持ち上がった。当初は「そんな企画成功するはずがない」と否定的な見方が強く、いったんこの企画は流れてしまったが、その後、会社の重役の目に留まって「面白そうだからやってみよう」ということになり、さらに、実際にPOP氏に連絡を取ったところ二つ返事で快諾してもらえたことから、ようやく企画がスタートすることになった(ちなみに、POP氏は契約する前にいくつかイラストを描き起こしており、企画を詰めていく過程でこれが非常に役立ったとのこと)。
また、当時円谷プロの社長を務めていた大岡新一氏の証言によると、ちょうどこの頃、円谷プロの方でも2011~2012年にかけて製作・放送された特撮バラエティ番組『ウルトラゾーン』が好評を博したことを受け、同作のように「怪獣それぞれが持っているキャラクター性をこれまでとは違う形ではばたかせ、円谷プロが守ってきたイメージからブレイクスルーさせよう」という機運があったといい、こうしたこともあって円谷プロの方からも割とすんなり了承が得られたようである。
その後、企画はアスキー・メディアワークスで展開する「電撃(角川)版」、プレックスによるフィギュア化を中心とした「プレックス版」、ぱすてるデザインのPOP氏によるメディアミックス「POP版」の3つのバージョンに分割されて展開されることになった。
POP氏によると、「先に私の方でじわじわしている間に円谷さんの方で別ラインで企画が走り始めた」とのことで、これから察するにグリフォン側が準備に手間取っている間に、円谷プロが独自に動き始め、その結果、企画を分割したものと推測される(後述する事情から、おそらくこれは円谷プロの独断によって行われ、グリフォン側には予め知らされていなかった可能性が高い)。
そして、2013年5月18日放送の『はいたい七葉』第20話「はいたい! ウルトラ怪獣!?」(後述)にてとうとうファンに向けて計画の存在を大々的に宣伝することとなり、同年の下半期頃からメディアミックスが本格化していくことになる。
ブランドの展開・交流
上述のように、一口に「ウルトラ怪獣擬人化計画」と言っても様々な企画があり、それぞれでキャラクターの種類やデザインが大きく異なっている。2017年現在、後述する7つのブランドに分割されて展開されているが、このうち、「プレックス版」「講談社版(シリウス版)」「タナミクラス」「ULTRA KAIJU Humanization Project」「KAIJU MUSUME 6」は現在表立った活動を行っていないため、現在活動を続けているのは「電撃版」「POP版」の2つのみである。
なお、同じ「ウルトラ怪獣擬人化計画」という名を冠してはいるが、必ずしも一枚岩の企画というわけではなく、ブランド間の交流は全くと言っていいほど存在しない。
電撃版は公式Twitter及び公式ホームページを開設しているものの、扱っているのは電撃版に関する内容のみで、他社の企画に関する話題を発信したことは今のところ一度もない(最近になって、角川版の公式ファンブック内において他のブランドに対する言及がようやくなされたが)。一方のPOP版は、一時期ヤングチャンピオンで連載されている漫画版のコーナーの片隅に、「姉妹企画展開中!」と題して電撃版に関する情報を載せていたものの、電撃ホビーマガジンの休刊と前後してそうした記述も削除されてしまった。
現在は互いにノータッチという姿勢を貫いており、このことからファンの間では「企画間で何らかの確執があるのではないか」といった憶測まで立てられているが、真相は不明(ただ、上記のブランドの分割が少なからず関係していることは間違いないと思われる)。
- もっとも、絵師個人同士などの非公式な交流は存在しており、『feat. POP Comic code』作者の風上旬氏は、pixivで電撃版擬人化怪獣のイラストを多数ブックマークしているほか、アニメ版の監督を務めた芦名みのる氏やキャラクターデザインを手がけた富岡二郎氏・活断層氏が風上氏の『feat. POP Comic code』の宣伝に関するツイートをリツイートしたことがある(芦名氏に至っては、twitter上にて風上氏と直接やり取りを交わしている)。また、風上氏は講談社の『ウルトラジャーニー』の宣伝ツイートをリツイートした上で「擬人化計画が広がるのはお互いの相乗効果がある。(中略)今後とも様々な擬人化怪獣 よろしくお願いいたします。」ともツイートしている。
企画が分割されたことにより、エレキングやレッドキングのように、ブランドごとにデザインが大きく異なっている怪獣も何体か発生してしまっており、初心者がどいうことなのかわからず混乱してしまったり、企画に統一性が感じられないという印象を抱かれてしまう等の弊害も生じている。
デザインについて
擬人化(というより女体化)といっても、デザイナーが好きに描いて良いというわけではなく、円谷プロ側により色々な制約が課せられているらしい。
とあるインタビューにて、円谷プロの担当者は、デザインする際のコンセプトについて「モデルとなった怪獣の姿、バックボーンを知っている人が見ると、すぐにモデルが分かるようにしている」「ウルトラ怪獣はもともと子ども向けにデザインされたものということもあり、エロ、グロなデザインは避けている」と語っている。こうしたことから、恐らくキャラクターデザインに関しても円谷プロからの監修が入っているものと思われる。
デザイナーには怪獣の要素は残しつつも、限りなく実際の人間に近い姿にした上で、さらに見る人が萌えるようなポイントを付加するというかなり難しい命題が突きつけられているようである。
すぐにモデルがわかるようにする
ある意味一番重要な要素。確かに、どれだけ凝ったデザインであっても元になった怪獣が分からなければ擬人化とは呼べないだろうし、当然とも言える。一方で、元ネタをそのまま人型にしたところで面白みに欠けるのもまた事実。
このあたりの調整はデザイナーの裁量によるところが大きく、担当する絵師にとっても自身のデザインのセンスを試される重要な要素である。爆天童氏のように比較的原典に忠実なデザインをするケースもあれば、minoa氏のように元ネタがわかるかわからないかギリギリのところまで魔改造をしてしまうケースもあったりと千差万別。ある意味、そのデザイナーの怪獣に対するイメージや擬人化というものへの捉え方がもっとも強く出てくる要素とも言える。
グロいデザインはNG
円谷プロの担当者は、デザインする上での約束事の1つとして、「グロいデザインは避ける」と話している。
ここでいう「グロ」というのは単純に見た目が気持ち悪いというだけではなく、外見は人型でも「目が複数若しくは1つ」などといった人外や奇形等を想起させるような要素が含まれていてもアウトのようである(一方でクレージーゴンの様に、隻眼や義肢を意識したデザインも匂わせる程度ならセーフな模様)。
これを踏まえてか、肌の色も今のところ肌色若しくは褐色にほぼ統一されており、青・赤・緑などの現実離れした色は用いられていない(唯一の例外はブラック指令で、真っ白な肌に着色されている)。
ちなみに、かつて怪獣のデザインを手がけていた成田亨氏も、「手足や首が増えたような妖怪的な怪獣は作らない」「身体が破壊されたような気味の悪い怪獣は作らない」というコンセプトを持っていたとされる。時代の変化によって多少の例外は出てきてはいるものの、こうした傾向は現在のウルトラ怪獣でも概ね踏襲されており、円谷プロとしても怪獣をはじめとするキャラクターをデザインする上で絶対に踏み外してはならない要素と考えているのであろう。
エロいデザインもNG…?
もう一つスタッフが重視しているのが「エロいデザインにはしない」ということ。
ただ、こちらに関しては、体のラインが浮き出るぴっちりとした服装をしていたり、あからさまに胸を強調したデザインが施されていたり、殆ど真っ裸だったり、下乳がモロに露出していたり、胸ポチしていたりと、際どいものが多数存在しているため、実際にはさほど重視されていないような印象を受ける(特に電撃版)。
一応擁護しておくと、ここでいう「エロ」というのは、おそらく女性器や乳房などが完全に露出している状態(もしくはそうした部位や何かしら性的な要素を連想させるようなデザイン)を指しており、これに抵触しなければ、多少露出が多くてもOKということなのではないかと思われる……たぶん。
また、この企画はいわゆる「大きいお友達」=オタク層をターゲットとした企画であるため、ある程度肉感的・官能的なデザインになってしまうのは致し方がないともいえる。アダルトゲームのメーカーに在籍するイラストレーターや成人向け雑誌を中心に活動している漫画家をデザイナーとして多数起用しているのも、そうした少々刺激の強いデザインが生み出される原因になっているとも考えられる。
ちなみに、彼女たちが身に纏っているものは、衣服ではないらしい(=つまり、何も着ていない)ことが判明している(それ以上の詳しい言及はなく、長い間正体は不明であったが、『怪獣娘』の小説版では、“獣殻(シェル)”という特殊な物質であるという設定になっている)。この点に関しては、漫画『ギャラクシー☆デイズ』『feat. POP Comic code』のいずれにおいても言及しているエピソードがあり、恐らく全ブランドに共通する基本設定なのだと考えられる。
…のはずなのだが、電撃版は2016年に登場キャラを水着姿へとアレンジする「水中Ver.」なる企画を始めているほか、『feat.POP Comic code』でも、エレキングがメイド服っぽい衣装に着替えている描写があったりする。アニメ『怪獣娘』でも、レイカが「この格好露出が多くて寒いんですよ」と言うシーンがある。これもそこまで重視されている設定ではないのかもしれない。
ファンからの評価
「怪獣を女の子の姿にリデザインする」という前例のない企画であったことから、発表当時は大きな驚きと戸惑いをもって迎えられた本企画だが、女性らしさと怪獣の持つ荒々しさ・ワイルドさをうまく両立させたデザインや、著名なイラストレーターや漫画家を多数起用したことによる話題性等が功を奏して、少しずつではあるがファンを増やしていき、現在ではpixiv等を中心にファンによる二次創作も活発に行われるようになるなど、それなりの人気と評価を得ることに成功している。
ただ、こうした評価はあくまでサブカルチャー全般が好きな人に限ってみた話であり、純粋に原作やウルトラ怪獣そのものに愛着や思い入れのある人の中には、「怪獣は元のデザインにこそ良さがあるのにわざわざ女の子の姿にする意味が分からない」「イメージが崩れる」等の理由でこの企画のことを受け入れていない人もいる。
もともと“萌え擬人化”自体がかなり人を選ぶジャンルである以上、ある程度致し方ないことではあるが、「受け入れて楽しんでいる人がいること」と「受け入れられない人がいること」は双方ともに認識しておく必要があるだろう。
シリーズ関係者の反応
一般のファンのみならず、『平成ウルトラマン』の制作スタッフや番組出演者の間でも結構よく知られているらしく、公式Twitterをフォローしている監督・脚本家・シリーズ出演者もいる。
現在確認されているものとしては、『X』や『オーブ』の監督を務めた田口清隆氏・冨田卓氏、同作で助監督を務めた越知靖氏、脚本家の小林雄次氏・三好昭央氏、『オーブ』で魔王獣のデザインを手がけたイラストレーターの楠健吾氏、声優の江口拓也氏(『ギンガS』のチブル星人エクセラー役))・Jenya氏(『X』のガーゴルゴン役、ムー役)などがいる。
このうち、『ウルトラマンX』でシリーズ構成を担当していた小林雄次氏は、自身のtwitterで、「ガーゴルゴンをウルトラ怪獣擬人化計画で擬人化してほしい」という旨の発言をしている(そして、この2年後に本当にラインナップ入りを果たしてしまい、小林氏はもちろん当時の発言を覚えていたファンの間でちょっとした話題となっていた)。
ちなみに、『X』では第10話「怪獣は動かない」でも、萌えおこしの一環として、坂根村に突如出現したホオリンガを擬人化したキャラクター:いろはが商品化され、販売されているという描写があった(ちなみに、この「いろは」は放送終了後に発売された『ウルトラマンX 超全集』の購入特典付録として実際に商品化されている。一応、子供向けの書籍のはずなのだが……)。
同作の監督を手掛けた冨田卓氏は、上記にもあるように擬人化計画のファンであり、おそらく多少なりとも本企画を意識した演出だったのではないかと思われる。
他にも、ゴジラシリーズでキャラクターデザインやメカニックデザインを手がけた(ウルトラシリーズ関連では『大怪獣バトル』の漫画版「ウルトラアドベンチャー」を手掛けている)西川伸司氏が、自身のTwitterで「そういやウルトラ怪獣擬人化計画って、もうツインテールも出てるのかな?」とオリジナルの擬人化ツインテールのイラストと共につぶやいたことがある。
最近では、『GODZILLA:Rulers of Earth』やアメコミ版『レッドマン』等を手がけたアメコミ怪獣漫画界の第一人者であるマット・フランク氏が怪獣娘のファンアートを投稿して、日本のファンを驚かせたことがある。
また、シリーズ主演男優のうち、『ウルトラマンオーブ』でクレナイ・ガイを演じた石黒英雄氏や、『ウルトラマンジード』で朝倉リクを演じた濱田龍臣氏は、アニメ『怪獣娘』の1期を視聴したことをいずれもニコニコ生放送で明かしており、同作について割と好意的なコメントを残している。
これらの点から、現在ではウルトラシリーズのスピンオフ作品の1ジャンルとしての地位を確立することに成功したといえるだろう。
ウルトラ怪獣擬人化計画
街を萌やしつくす怪獣達―円谷プロ × KADOKAWA × movic 共同プロジェクト
本プロジェクトのメインとも言えるブランドで、ファンからの呼称は「電撃版」若しくは「角川版」。
電撃G'sMagazineおよび電撃ホビーマガジンで展開されている(一度だけ、雑誌娘TYPEにゴモラのピンナップが掲載されたこともある)。
pixivにおいても、ファンアートが一番多く描かれており、最も人気のあるブランドである。
当初はどちらかといえばグッズ展開に比重を置いたブランドといった印象で、フィギュアやラバーストラップ、Tシャツなど関連グッズが数多く販売されていた一方、メディアミックスにはあまり積極的ではなく、電撃G'smagazineで漫画が掲載されているのみであった。しかし、2016年には、4月から(不定期ながらも)小説の掲載を開始したほか、秋には(配信限定ではあるものの)とうとうアニメ化されることが決定するなど様々なメディアミックスが展開される。
後述するPOP版と比べると、メディアミックス作品はあまり原典のネタや展開などは意識せず、「萌え」を重視したような作風が多いのが特徴。そのため、コアなファンからは若干物足りない印象を抱かれがちだが、一方でウルトラシリーズのことをよく知らない層でも入り込み易いというメリットがある。ウルトラシリーズへ興味を持ってもらう足掛かりとして設定されたブランドとも言える。
キャラクター一覧
毎月キャラクターが追加されている(しかも、現在も更新中)のが最大の特徴。そのため、キャラクター数は全ブランドの中でも断トツ。
漫画版の番外編に登場したペガや、最終回に登場した未発表の怪獣娘たちもカウントすると、その総数は現在100体を超えている。
ゴモラやゼットンといった昭和シリーズのメジャーな怪獣だけでなく、平成シリーズの怪獣(こちらは主に平成シリーズのBlu-rayBOXの発売と連動した企画として展開される)や、時には知る人ぞ知るコアな怪獣をチョイスしてファンの度肝を抜いてくることも珍しくない。
中には、『グリッドマン』に登場したシノビラーやバギラのような他の円谷作品の怪獣もラインナップに入っている。
2016年3月までは毎月2体ずつ発表されていた(2015年12月のみ、原画展のアンケート結果の発表に紙面を割いたため1体のみだった)。当初は、電撃G'zmagazineと電撃ホビーマガジン上にてそれぞれ1体ずつ発表されていたが、電撃ホビーマガジンの休刊後は、電撃G'smagazine上で一度に2体発表されるという形式に変更された。その後、2016年4月からは電撃G'smagazineでの月1体ずつの発表に再度変更されている(2016年9月号は水中Ver.と各種お知らせに、2018年6月号はリデザインされたツインテールの発表にそれぞれ紙面を割いたため、新規キャラの発表は無し)。
なお、電撃G'zmaagazine上で掲載されているものは「キャラクター名+ちゃんorさん」という名称だが、電撃ホビーマガジン上に掲載されるものはキャラクター名のみで、「~ちゃん」や「~さん」はつかなかった。
(イラスト絶賛募集中)
※1 『ウルトラマンジード』Blu-ray BOX販促漫画にのみ登場
※2 香川県丸亀市の「ボートレースまるがめ」とのコラボ企画のイメージキャラクターとしてデザインされた
※3 漫画版の最終話で登場。今後正規のラインナップに含まれるかは現状未定。
キャラクターの出典一覧
(2019年5月時点)
出典 | キャラクター | キャラ数 |
---|---|---|
ウルトラQ(※1) | ペギラ、異次元列車 | 2体 |
ウルトラマン | ベムラー、ピグモン、レッドキング、ドドンゴ、ブルトン、ジャミラ、ゴモラ、ダダ、ウー、シーボーズ、スカイドン、メフィラス星人、ゼットン星人、ゼットン | 14体 |
ウルトラセブン(※2) | ミクラス、ウインダム、アギラ、エレキング、ゴドラ星人、ペガッサ星人、メトロン星人、チブル星人、キングジョー、恐竜戦車、クレージーゴン、ガッツ星人、キングジョーⅡ | 13体 |
帰ってきたウルトラマン | ベムスター、ツインテール、ビルガモ、バリケーン、ナックル星人、ブラックキング | 6体 |
ウルトラマンA | ベロクロン、バキシム、ヒッポリト星人、エースキラー、スフィンクス、ユニバーラゲス | 6体 |
ウルトラマンタロウ | ミニトータス、ライブキング、バードン、メフィラス星人二代目、ベムスター〈改造〉、テンペラー星人、モットクレロン | 7体 |
ウルトラマンレオ | マグマ星人、ケンドロス、ローラン、セブンガー、ブラック指令、シルバーブルーメ、ノーバ、デモス、ブニョ、ブラックエンド | 10体 |
ザ☆ウルトラマン | (現段階ではなし) | |
ウルトラマン80 | ホー、ザンドリアス、マザーザンドリアス、メカギラス、ノイズラー、ガルタン大王 | 6体 |
ウルトラマンUSA | (現段階ではなし) | |
ウルトラマンG | コダラー、シラリー | 2体 |
ウルトラマンパワード | パワードゼットン、パワードバルタン | 2体 |
ウルトラマンネオス | (現段階ではなし) | |
ウルトラマンゼアス | (現段階ではなし) | |
ウルトラマンティガ | ゴルザ、キリエロイド、ギランボ、デバン、ガーディー、ガタノゾーア | 6体 |
ウルトラマンダイナ | ハネジロー、ガラオン、レイキュバス、マリキュラ、ダイオリウス、モゲドン、デスフェイサー | 7体 |
ウルトラマンガイア | ミズノエノリュウ、パズズ、ルクーリオン、サタンビゾー、ブリッツブロッツ、カイザードビシ | 6体 |
ウルトラマンナイス | (現段階ではなし) | |
ウルトラマンコスモス | (現段階ではなし) | |
ウルトラマンネクサス | (現段階ではなし) | |
ウルトラマンマックス | (現段階ではなし) | |
ウルトラマンメビウス | (現段階ではなし) | |
大怪獣バトル | (現段階ではなし) | |
ウルトラマンゼロ | メカゴモラ | 1体 |
ウルトラマンギンガ(※3) | シェパードン | 1体 |
ウルトラマンX | ガーゴルゴン | 1体 |
ウルトラマンオーブ | マガバッサー、マガジャッパ | 2体 |
ウルトラマンジード | スカルゴモラ、ペガッサ星人ペガ | 2体 |
ウルトラマンR/B | ルーゴサイト | 1体 |
アンドロメロス(※4) | ジュダ | 1体 |
電光超人グリッドマン(※5) | シノビラー、バギラ、グールギラス、デバダダン、ゴングリー、バジャック | 6体 |
合計 | 105体 |
※1:『dark fantasy』、『ネオQ』も含む
※2:『平成ウルトラセブン』、『ULTRASEVEN X』も含む
※3:『ギンガS』も含む
※4:一応彼らもウルトラマンであるので表記。
※5:『SSSS.GRIDMAN』も含む
ラインナップされた怪獣は、やはり『マン』や『セブン』(いわゆる空想特撮シリーズ)の怪獣が非常に多い。逆に、2期・3期昭和シリーズの怪獣はやや少なめだが、最近は少しずつ数を増やしてきている。その結果、昭和ウルトラマンで擬人化が登場していない作品はアニメ作品の『ザ☆ウルトラマン』(ウルトラマンジョーニアス)のみとなっている。
平成三部作の怪獣は、全体的な数こそ昭和怪獣と比べると少なめだが、Blu-ray BOX発売との連動企画もあり、各作品6体ずつ(『ダイナ』のみ後にデスフェイサーが加わり7体になったが)と比較的優遇されている印象。
『コスモス』以降の怪獣は、(新シリーズの宣伝も兼ねてか)ラインナップされているのは大半が『ゼロ』シリーズ以降に登場した怪獣である。
デザイン担当
キャラクターデザインは、当初はニトロプラス所属のイラストレーターが担当したことが大きな話題となった(ニトロプラスはアダルトゲームのメーカーであるため)が、最近は新人・ベテラン・フリーを問わず様々なイラストレーターが担当するようになっている。pixiv登録者の中にもデザインを担当した者がおり、たまに宣伝も兼ねてイラストが投稿されることがある。
これまでにデザインを担当したデザイナーと担当したキャラクターは以下の通り(リンクはCHOCO氏、藤真拓哉氏、ポップキュン氏、モタ氏を除き本人のpixivアカウント)。
ニトロプラス
大熊猫介 | ゼットン |
---|---|
きんりきまんとう | バキシム |
津路参汰 | バギラ 恐竜戦車 |
なまにくATK | ゼットン星人、マグマ星人、レッドキング、ヒッポリト星人 |
猫缶まっしぐら | ガッツ星人、ザンドリアス、ミズノエノリュウ |
minoa | ゴモラ、バードン、メカギラス、ベムラー、スカルゴモラ、メカゴモラ |
三杜シノヴ | パズズ |
山田外朗 | ベムスター〈改造〉 |
こぶいち | ベムスター |
---|---|
むりりん | メトロン星人 |
その他
赤城あさひと | テンペラー星人、ケンドロス、チブル星人、グールギラス、デスフェイサー |
---|---|
今泉昭彦 | 異次元列車、ペギラ、ルクーリオン、サタンビゾー |
活断層 | エースキラー、ベロクロン |
黒銀 | ナックル星人、ブラックキング、ガルタン大王 |
娘太丸 | ガタノゾーア、キリエロイド、ブルトン、ハネジロー、レイキュバス |
さいかわゆさ | スフィンクス |
鈴森 | メフィラス星人二代目 |
太子 | コダラー、シラリー |
谷裕司 | キングジョー、ライブキング、バリケーン、ゴドラ星人 |
富岡二郎 | ウインダム、ノイズラー、アギラ、ミクラス、ホー、セブンガー |
爆天童 | ゴルザ、デバン、ビルガモ、ペガッサ星人、ノーバ、ピグモン、ドドンゴ、シルバーブルーメ、ブラック指令、ガラオン、モゲドン、シノビラー、ペガッサ星人ペガ、バジャック、ジュダ |
ハル犬 | ガーディ、ギランボ、メフィラス星人、モットクレロン、ダイオリウス、マリキュラ、ブリッツブロッツ、カイザードビシ |
藤真拓哉 | ツインテール |
ポップキュン | ゴングリー |
まめっち | キングジョーⅡ、ローラン、ダダ |
モタ | ウー、デバダダン |
渡まかな | シーボーズ、スカイドン、ジャミラ |
CHOCO | エレキング、クレージーゴン |
LINDA | マザーザンドリアス |
NININ | マガバッサー、マガジャッパ |
Zトン | パワードゼットン、パワードバルタン、ガーゴルゴン |
水中Ver.
2016年9月号から11月号まで掲載されていた特別版。
その名のとおり、水着を着用した擬人化怪獣たちのイラストが掲載される。
掲載号 | ラインナップ |
---|---|
2016年9月号 | ゴモラ、ガッツ星人、ダダ |
2016年10月号 | シルバーブルーメ |
2016年11月号 | エレキング |
怪獣大図鑑
コミックマーケットで配布されるイラスト集(一応、コミケに来れなかった人への配慮として、後日、通販でも一般販売されている)。
これまでに発表されたキャラクターたちが簡単な解説付きで掲載されている。
全3巻。第1巻は2014年分、第2巻は2015年分、第3巻は2016~2017年分をそれぞれ収録している。
公式ファンブック
アニメや漫画などメディアミックス作品で活躍しているキャラクターを中心に40体をセレクトし、イラストを1冊にまとめたもの。後述する漫画版の出張版も収録される。
電撃版では現状唯一他のブランド作品に関する詳細な言及がなされている媒体でもある。
ウルトラ怪獣擬人化計画 ギャラクシー☆デイズ
電撃G'smagazine2014年7月号~2019年7月号にかけて連載された、爆天童氏によるコミカライズ版。
詳細は上記のリンク先を参照。
怪獣娘(かいじゅうがーるず) ~ウルトラ怪獣擬人化計画~
2016年3月25日に電撃発表された、電撃版ウルトラ怪獣擬人化計画のショートアニメ。
設定・原案は上記の小説版と同様、海法紀光氏が担当しており、小説版とも共通する設定・世界観の作品となっている。アニメーション制作はスタジオぷYUKAI(クレジットでは「メディクリエ」と表記)。
dアニメストアおよびYouTubeにて2016年9月27日~12月13日にかけて配信された。
トークショーやライブ等の様々なイベントが催されており、配信限定の短編アニメとしては破格とも言える好待遇を受けているのも特徴である。
小説版
2016年2月7日のワンフェスにて行われた電撃ホビーの生放送で発表された。
上記のアニメ版と連動した内容となっている。
2016年4月30日発売の6月号から2017年2月28日発売の4月号まで、電撃G'sマガジンに付属する小冊子「DENGEKI G's NOVEL」にて第1弾『始まりの物語』が不定期連載された。
2018年からはアニメ2期との連動企画として、公式サイトで第2弾が公開されており、こちらは2018年12月に『愛を叫べ!怪獣娘!?』のタイトルで書籍化、さらに完全新規ストーリを収録したドラマCDが付属する。
怪獣娘 ~ウルトラ特訓大作戦~
2018年2月に正式にサービスがスタートしたスマホ用ゲームアプリ。
好きなステージを作り、キャラクター達を操作してクリアしていくという、2Dスクロールアクションゲームとなっている。
公式の展開が鈍化(後述)して以降もひっそりと配信されていたが、2021年12月頃にサービスを終了した模様。
怪獣娘(黒) ~ウルトラ怪獣擬人化計画~
2018年3月24日に行われた、アニメジャパンのポニキャンブースで発表された、擬人化計画のアニメ作品の第3弾で、今回はシリーズ初の劇場版作品となる。
設定・世界観等はアニメ『怪獣娘』を踏襲したものになっており、一部のキャラクターは本作でも引き続き登場するが、キャラクターデザインが大きく変更されており、デフォルメされた頭身ではなく普通の頭身で描かれているのが最大の特徴。製作陣もテレビアニメ版から大きく変更されている。
公開日は2018年11月23日で、1か月間の期間限定上映が行われた。
原画展
2015年2月28日(土)~3月15日(日)には、秋葉原のゲーマーズ本店にて原画展が開催された。
さらに10月24日(土)~11月8日(日)には、大阪・日本橋(にっぽんばし)で、西日本初の開催となった。
今回は、それぞれの期間中に、新キャラクターがそれぞれ1体ずつサプライズ発表されるという初の試みが行われた。
2016年には第3弾が開催。
今回は、東京と大阪だけでなく、横浜でも開催された。
開催期間は、横浜が10月8日~16日、大阪が11月5日~27日、東京が11月5日~20日だった。
今回は、丁度ネット配信の行われていたアニメ版を大幅にフィーチャーした内容になっていた。新規のキャラクター発表はなかったものの、新たに描き下ろされた設定画が多数公開された。
2018年に第4弾が開催。
今回も東京と大阪の同時開催となる。
開催期間は、東京が2月3日~2月18日、大阪が2月24日~3月11日までとなる。
アニメで先行登場したマザーザンドリアスの原画が公式サイト掲載に先駆けて一足先に展示されている。
総選挙
原画展で行われている企画の1つで、怪獣少女たちの人気投票。
第2回は東京会場と大阪会場のデータを集計した結果を発表した。
第3回は、2017年10月28日に配信された電撃25周年記念のニコニコ生放送の場を利用して発表された。
第4回は実施されなかった。
第1回原画展での結果
1位 | ゼットン | 6位 | ピグモン |
---|---|---|---|
2位 | 改造ベムスター | 7位 | メトロン星人 |
3位 | ゴモラ | 8位 | ツインテール |
4位 | ガッツ星人 | 9位 | マグマ星人 |
5位 | キングジョー | 10位 | シーボーズ |
第2回原画展での結果
太字は初ランクインしたキャラ。
1位 | ガッツ星人 | 6位 | メフィラス星人二代目 |
---|---|---|---|
2位 | エレキング | 7位 | キングジョー |
3位 | ゼットン | 8位 | ピグモン |
4位 | メトロン星人 | 9位 | クレージーゴン |
5位 | ツインテール | 10位 | ゴモラ |
第3回原画展での結果
太字は初ランクインしたキャラ。
1位 | ピグモン | 6位 | ガッツ星人 |
---|---|---|---|
2位 | ゼットン | 7位 | ウインダム |
3位 | ミクラス | 8位 | ゴモラ |
4位 | アギラ | 9位 | エレキング |
5位 | ミズノエノリュウ | 10位 | パズズ |
フィギュア
サプライズネクスト株式会社よりゴモラ、ガッツ星人、マグマ星人、改造ベムスター、ゼットンのフィギュアが発売された。さらにキングジョー、ピグモン、エレキングが発売を予定されており、キングジョーは原型も既に完成していたのだが、突如発売が中止されてしまい、ピグモンとエレキングのフィギュア製作も事実上お蔵入りとなってしまった。
なお、キングジョーのフィギュアは購入者が代金を振り込んだ直後に発売を中止され、返金なども一切行われず、製作者であるサプライズネクストもそのままフェードアウトして連絡が取れなくなってしまったため、購入希望者は代金だけを持ち逃げされた格好になってしまい、厳しい批判の声が上がった(なお、返金は未だに行われておらず、これが後述する擬人化計画凍結の一因になった可能性も指摘されている)。
また、フリーイングより、ゼットンのバニーバージョンが発売されている。
これらと入れ替わる形で後述するプレックス版はラインナップの更新をストップしている。
コラボレーション
モン娘☆は~れむ
アニメ版と連動したコラボとして、期間限定でアニメ版のキャラクターたちがボイス・アニメーション付きで配布された(担当声優はアニメ版と同一)。
このうち、アギラのみ人間時の姿(=本来の姿である女子高生の制服姿)をアニメ本編に先駆けて披露している。
ステーションメモリーズ!
アニメ版と連動したコラボとして、期間限定でアギラ、ガッツ星人、ザンドリアス、ノイズラーの4名がコラボでんことして登場。
ウルトラ怪獣水中ニーソ化計画
古賀学氏の水中ニーソとのコラボレーションで、水中Ver.とも一部連動した内容となっている。
ウルトラ怪獣擬人化計画 Figure Progect*
具現化する美しき怪獣達―円谷プロ × Plex フィギュア化プロジェクト
フィギュアを中心としたグッズをメインに展開されている。
上記の電撃版の姉妹企画であり、電撃版がフィギュア展開を行うようになって以降はそちらと統合されたのか、表立った活動は行っていない。
キャラクター一覧
ラバーストラップ
上記のフィギュアとは別に、ラバーストラップのシリーズである「できゅーと ウルトラ怪獣擬人化計画」が存在する。
レッドキングとエレキングは上記のフィギュアをデフォルメしたものになっているが、なぜかゼットンはフィギュア版とは異なったデザインになっている。
『ウルトラ怪獣擬人化計画feat.POP』
ぱすてる世界の怪獣達―円谷プロ × POP 共同プロジェクト
ぱすてるデザインに所属するイラストレーター:POP氏とのコラボ。ファンからの呼称は「POP版」。
冒頭でも書かれているように、この企画自体が元々グリフォンエンタープライズがPOP氏に持ちかけた話が発端であったことを考えると、ある意味最古参の派閥と言える。
電撃版と比べるとグッズ展開は少ない反面、アニメへのゲスト出演、ドラマCDの販売、隔週誌での漫画の連載、ソーシャルゲームとのコラボなど、メディアミックスやコラボレーションに比重を置いた展開を行っている(もっとも、これはPOP氏が他にも様々な作品でキャラクターデザインを手掛けているからこそ行えているという側面も強いが)。
メディアミックス作品は、往年のファンでも楽しめるような少々マニアックでシュールな作風に仕上がっているものが多い(中には本編を視聴していないと理解できないようなコアなネタをぶち込んでくることもある)。
2016年夏ごろに何らかの新しい動きがあるらしいことがPOP氏によって示唆されており、その後、後述の漫画版の第2巻の発売記念イベントにて2体の新キャラクターが発表されている。
キャラクター一覧
電撃版と比べると数は少ないが、グラフィッカーのPOP氏がデザインしているだけのことはあり、かなりクオリティの高い擬人化キャラが生み出されている。
POP氏は、これまでのウルトラ怪獣の擬人化とは趣の異なった造形をすることを心掛けたと語っており(特にパーツの配置など)、実際、上述の電撃版等と比べると一風変わったデザインになっているものが多い。
その後、『feat.POPComic code』2巻発売記念イベントに合わせて2体の新キャラクターが発表された。
なお、キャラクターのバリエーションが少ないことや、電撃版の「怪獣大図鑑」のような設定資料が少なくイラストを描きにくいこと、電撃版のような大々的な商業活動・イベントが行われていないため認知度でやや遅れを取ってしまったことなどが原因で、pixivでの投稿イラストは電撃版と比べてかなり少なめである。また、上でも書かれているように独特のデザインが多く、人によって好みが分かれやすいのも起因しているのかもしれない。
(イラスト絶賛募集中)
ゴモラ | メフィラス星人 | キングジョー |
---|---|---|
バルタン星人 | アントラー | ベムスター |
エレキング | ツインテール | サラマンドラ |
スノーゴン | レッドキング | ゼットン |
ヤプール人 | エースキラー | バキシム |
ジェロニモン | イカルス星人 | メトロン星人 |
ゴドラ星人 | テンペラー星人 | ジャミラ |
ケムール人 | ピグモン | |
キャラクターの出典一覧
出典 | キャラクター | キャラ数 |
---|---|---|
ウルトラQ | ケムール人 | 1体 |
ウルトラマン | バルタン星人、アントラー、レッドキング、ピグモン、ジャミラ、ゴモラ、メフィラス星人、ジェロニモン、ゼットン | 8体 |
ウルトラセブン | ゴドラ星人、エレキング、キングジョー、イカルス星人 | 4体 |
帰ってきたウルトラマン | ツインテール、ベムスター、スノーゴン | 3体 |
ウルトラマンA | ヤプール人、バキシム、エースキラー | 3体 |
ウルトラマンタロウ | テンペラ―星人 | 1体 |
ウルトラマンレオ | (現段階ではなし) | |
ウルトラマン80 | サラマンドラ | 1体 |
合計 | 23体 |
キャラクターはすべて昭和シリーズの怪獣からチョイスされている(ただし、なぜか『レオ』の怪獣は未登場)。実際にはゴルザなどの平成怪獣もラインナップに含むことが検討されていたものの、結局実現されなかった。
ウルトラ怪女子
2014年のC86にて販売された、POPデザインによる擬人化怪獣(怪女子)図鑑と同名のドラマCD。
ジャケットにはバルタン星人が出ているがドラマCDには存在について語られるのみで直接登場はしない。
詳細は上記のリンク先を参照。
はいたい七葉
テンペラー星人、キングジョー、エレキング、メフィラス星人、ゼットンが、ウルトラ怪獣擬人化計画とのコラボ企画で人間大の大きさで女の子の姿で登場した。これにより、(他作品とのコラボレーション&ゲスト出演という形ではあったが)映像化が実現することとなった。
また同時に、これが本企画の初のお披露目ともなり、以降行われる様々なメディアミックスの先駆けとなった。
キャスト
ウルトラ怪獣擬人化計画 feat.POP Comic code
ヤングチャンピオン2015年No.4より連載開始。風上旬によるコミカライズ。
女子高生(!)となった宇宙人や怪獣たちによる萌えコミック。
当初は典型的な学パロだったが、話が進むにつれ、登場人物たちが宇宙船に乗って地球への旅に出かけるなど、スペースオペラの要素も多くなってきている。
詳細は上記のリンク先を参照。
ウルトラ怪獣擬人化計画feat.POP×リング☆ドリーム
POP氏が『リング☆ドリーム』でもキャラクターデザインを手掛けていたことから実現したコラボ。
企画第1弾としてリング☆ドリームにボイスレアでゼットンが登場予定。
2016年1月には、榎木くるみがエレキングの格好をした"エレキンぐるみ"が実装された。
フィギュア
上記の『リング☆ドリーム』と連動した企画となっており、ゼットンのフィギュアを購入すると、特典として、ゲーム中で使用可能となる限定カードが入手できるとのこと。
なお、バルタン星人は、凶器目立ちすぎという理由で登場叶わず。残念。
講談社版(シリウス版)
2017年から始動した新プロジェクト。
講談社の月刊誌「月刊少年シリウス」に連載される漫画作品を中心とした企画。
しかし、思ったほど人気は出ず、2018年4月に漫画『ウルトラジャーニー』の連載が打ち切られたことなどもあって、以降は表立った活動は行われていない。
一時はエンブレイスジャパンと提携してフィギュアを発売することも決まっており、その第1弾としてキングジョーが発売される予定であったが、漫画の連載打ち切りと共にこの企画も立ち消えになった模様。
ファンからの呼称は特に定まっていないが、出版社の名前から取られた「講談社版」若しくは掲載誌の名前から取られた「シリウス版」という便宜的な呼称が用いられている。
ウルトラジャーニー ツインテール少女とツインテールな僕
作:ジコウリュウ 脚本:トオノキョウジ 漫画:閃凡人。
キャラクターデザインは電撃版擬人化計画にも参加しているまめっち氏が担当している。
なお、本作に登場する擬人化怪獣たちは、他の企画と比べるとあまり怪獣っぽさがなく、限りなく人間に近い姿にデザインされているという特徴がある。
KAIJU MUSUME 6
六本木に存在した、擬人化された怪獣のコスプレをしたキャストによるエンターテイメントレストラン。
タナミクラス
2013年5月24日に「別冊タナブ島」にてミクラス+田名部生来=タナミクラスとして誕生。
海外展開
ULTRA KAIJU Humanization Project
Tokyo Otaku Modeとのコラボにてアントラー、ウインダム、バキシム、ガタノゾーア、
リドリアス、ザムシャーらが擬人化されそれぞれのイラストを用いたグッズを展開している。
(一例)
pixivでの傾向
大きく分けて、
立ち絵を描いたファンアート
本編でのワンシーンを擬人化怪獣に置き換えたもの
作者が考案したオリジナル漫画
の3種類に分けられる。
pixivでは、金栗氏の『ウルトラ怪獣擬人化漫画』シリーズと、『恋愛感情のまるでない幼馴染漫画』でお馴染みのラノベ作家・イラストレーターの渡井亘氏によるファンアート・漫画『ULTRAMAN×擬人化計画』シリーズが特に有名。
立ち絵に関しては、時々、イラストや漫画を手がけた絵師自身が宣伝も兼ねてイラストを投稿することも。
ちなみに、電撃版の公式Twitterでは、ファンアートを積極的にリツイートしており(ただし、あくまで角川版のイラストのみに限定される)、二次創作に対しては比較的寛容な姿勢を見せている。
2016年には、当時インターネット配信により大きな話題となっていた『レッドマン』とコラボさせたイラストも多数投稿されていた。これは、擬人化計画のショートアニメ版のPVの発表直後に『レッドマン』の配信が開始されたこと、『レッドマン』の動画内でも擬人化計画関連の動画をよくオススメされること、『レッドマン』に、ゴモラやエレキング、メフィラス星人といった、擬人化計画でラインナップされているキャラクターも登場していること(今後の擬人化計画の展開次第ではさらに増える可能性も…)などが原因として考えられる。
イラストの内容・傾向については…『レッドマン』の作風からお察しください。
ちなみに、POP版の漫画を手がけている風上旬氏は、自身のtwitterにて、「絵力ありすぎて赤い人が何もかも食っちゃう」「一度使うと世界観取り戻せないほどの爪痕を残す」と書いている。
まぁ、そうだろうねぇ…。
なお、レッドマン関連のコラボイラストでは、どういうわけかゴモラが被害者になっている内容のイラストが多かった。
2019年以降の動向
こういった具合にファンからは一定の人気を博していた擬人化計画だったが、2019年の1月頃から主要ブランドであった電撃版の公式Twitterの更新が突如止まってしまい、同年5月に公開されたジュダを最後に新規の怪獣娘の追加も終了、漫画版『ギャラクシー☆デイズ』も同時に連載を終了していまい、その後総集編的な特集が2度ほど組まれた後、電撃G'sマガジンでの掲載は終了することとなった。
一方のPOP版も2020年3月の単行本最終巻発売を以て漫画『feat.POP Comic code』の展開を完全に終了、これを以てウルトラ怪獣擬人化計画という企画は事実上の終焉を迎えている。
ファンからは突然企画が打ち切り同然の形で終了したことに困惑の声が上がっており、様々な憶測が飛ぶこととなったが、この時期はちょうど円谷プロの社長が大岡新一氏から塚越隆行氏に交代した時期と重なっていることから、ファンの間では社長の交代に伴い事業・経営戦略にも大なり小なり変更が生じ、その一環として擬人化計画をはじめとする一部のスピンオフ企画が打ち切られたのではないかとする説が有力である(実際、ほぼ度同時期に『ウルトラ怪獣散歩』が放送を終了し、漫画『ウルトラ忍法帖』の電子書籍が「事業及び出版戦略の見直しの一貫」として配信停止となっている)。
また、この企画は開始直後から多数のブランドが乱立してファンを混乱させたのみならず、サプライズネクストのフィギュア代持ち逃げ問題や、アニメ版『怪獣娘』で監督を務めた芦名みのる氏がTwitter上でファンに対して暴言を吐いてトラブルになる等多くの問題を抱えていたことも事実である。
ファンの中には、こうした問題が重なったことが円谷プロの本企画に対する心象悪化を招く結果となり、企画の凍結という今回の措置に繋がったのではないかと推察する者もいる(ただし、企画の乱立に関しては冒頭でも書かれているように円谷プロ側にも明らかに非がある)。
これらの事情に加えて、この時期は『SSSS.GRIDMAN』『DARKNESS HEELS THE LIVE』『ULTRAMAN』といった、他の円谷プロ作品のコンテンツが大盛況を博していた時期とも重なる。
他にもっと儲かりそうなコンテンツが見いだされたのだとしたら、そちらに労力や資源を割いた方が企業戦略としては理にかなっているのは言うまでもないだろう。擬人化計画が打ち切られたのもそうした他のコンテンツとの競合に敗れたからと考えることもできる。
とはいえ、色々と問題点も多かったものの、特撮作品以外でも見せることのできるコンテンツがあるということ、マイナーであまり名前の知られていなかった怪獣たちにスポットを当てたことでそれらの怪獣たちの魅力を引き出せたこと等、この企画が後続の作品に対して残せたものも決して少なくはない。特に、「ウルトラシリーズの敵役が人間の姿で活躍する」というコンセプトは、ほぼ入れ替わるような形で開始された「DARKNESS HEELS」へとちゃんと継承されている。
企画に携わっていた人たちや、ファンもその点では十分胸を張って誇ってもいいのではないだろうか。
2024年現在では公式は鳴りを潜めているが、pixivなどのイラストサイトでは非公式ながら怪獣娘のイラストが投稿され続けている。
しかし本家は未だに沈黙を破ってはいない。
加えて、TSUBURAYAIMAGINATIONにおいても、権利上の問題もあってか、『怪獣娘』をはじめとする擬人化計画のコンテンツは一切配信されていないために、現在ではこの計画は長年公式が言及しないことから企画自体を忘れ去られたとしか否めない
果たして彼女たちが帰ってくる日が来るのだろうか?
余談
実は、円谷は過去にウルトラヒロイン空想特撮少女図鑑という書籍に似たような物を付録しており、その際はメフィラス星人とメトロン星人を擬人化してフィギュア化していた(ちなみに、両者はいずれもウルトラ怪獣擬人化計画でも公式擬人化されている)。
また、ウルトラマン×萌えとのコラボということで、小林雄次氏によるライトノベル『ウルトラマン妹』を思い出した方もいたのではないだろうか。
関連イラスト
関連項目
アスキー・メディアワークス / 電撃G'sマガジン / 電撃ホビー ニトロプラス
秋田書店 / ヤングチャンピオン 講談社 / 月刊少年シリウス
小学館:ウルトラシリーズに参加した出版社では直接怪獣娘に参加していないが、それは子供向け怪獣シリーズ展開に専念するためであった。ちなみにシリーズは現在でも展開中。
ウルトラシリーズ ウルトラ怪獣 ウルトラヒロイン 擬人化 / 女体化, 擬女化
怪獣擬人化 公式擬人化 / 公式女体化 公式が病気 / 公式が最大手
ウルトラゾーン - 本企画のルーツともいえる作品。
ダークネスヒールズ - 事実上の後継企画。所謂“萌え”とのコラボもこちらに引き継がれている。
北川怪獣アパート:同じく怪獣の擬人化を題材とした二次創作作品で、本企画と比較されることが多い。
はいたい七葉:POP版のキャラクターがゲスト出演している。
キスぷれ:電撃G'sマガジンにおける過去の同罪
黒蝕の竜姫:とあるゲームに登場するモンスターの擬人化キャラ。こちらも原作者公認。
クッパ姫:ある意味親戚?
二次創作タグ
かいじゅうフレンズ / ウルトラフレンズ - 『けものフレンズ』とのコラボタグ
ベッドファイッ! - お色気満載なイラストにはこのタグがつけられることも。R-18作品もあるので注意。
個別キャラリンク
エレキングさん ゴモラちゃん ゼットンさん ガッツ星人さん レッドキングさん メフィラス星人さん
宮下アキ(アギラ) 牛丸ミク(ミクラス) 白銀レイカ(ウインダム) 黒田ミカヅキ(ゴモラ) 道理サチコ(ザンドリアス) 平賀サツキ(ペガッサ星人)
その他
関連サイト
電撃版公式サイト / 電撃版公式Twitter(※ POP版、Plex版に関する情報は取り扱っていないので注意)
風上旬氏Twitter - 漫画版に関する情報(グッズやイベントなども)を発信することがある。