「恋は怪獣だって惑わせる」
「いやー!邪魔しちゃ!」
データ
別名: | 宇宙化猫 |
---|---|
身長: | 45m |
体重: | 2万3千t |
出身地: | 宇宙 |
CV: | Jenya |
概要
第18話「ワタルの恋」に登場する怪獣で、以前ウルトラマンマックスが戦った宇宙化猫タマ・ミケ・クロと同じくネコ型の宇宙生命体。怪獣だが、XioのカテゴライズではタイプA(宇宙人、異星人タイプ)として扱われる。
毛の模様はタマに似た虎柄だが若干濃く、またタマには無かった猫の両耳(クロのものよりも一回り大きい)と左後ろ脚が付いている。ちなみに性別は雌のようだが、その行動は恋する乙女そのもの。言葉は喋れないがモノローグとして彼女の心境を知ることが出来る。
体からは精密機械を狂わせる強力な電磁波を発生させる。この電磁波にはダークサンダーエナジーを引き寄せる効果もあり、通常より2.16倍も発生率が上昇してしまう。だが、本人に悪意はなく戦闘力も高くない。
以前ドラコに襲われていたところをエックスに助けられて以来エックスに懐いてしまい(というより明らかに恋心を抱いて)、彼に会いたいがためにわざわざ地球に飛来してきたが、その影響で地球の機械を故障させてしまう。
なお、タマ・ミケ・クロは全身から全ての生物の記憶を妨害する特殊エネルギーを発していたのに対し、此方はお尻から出すピンク色のガスに記憶を消去させる物質が含まれており、嬉しさの余り歓喜極まって興奮したりすると思わず放出してしまう癖があった為、当初はエックスも彼女の事を覚えていなかった(ウルバトでは乙女の香りと名付けられている)。
レッドキングとの死闘の後、2度も自分を助けてくれたエックスに感極まって思わずやってしまい、記憶を失ってしまったエックスの冷たい態度に心傷ついた彼女は大粒の涙を流して泣きだしてしまう。その涙の雨を浴びた事でようやく記憶を取り戻したエックスに優しい言葉を掛けてもらうも、彼の記憶と引き換えに今度は自身がエックスとの思い出を失ってしまい、「誰?このウルトラマン?なれなれしいんだけど」と心の中で思いながら、自分から宇宙へと帰っていった。
余談
声を演じるJenya女史は同作品でガーゴルゴンの声も演じていた。一見対照的な怪獣に思えるが、一人の男に執着して地球まで追いかけてくる怪獣と言う妙な共通点があったりもする。
劇中ではほぼ「ムーちゃん」とちゃん付けで呼ばれており(ちゃん付けしないと注意される場面がある)、公式ブログでもなぜかちゃん付けで表記されている。
初期案では「ミューミュー」と鳴くから「ミュー」という名称だったが、監督の辻本貴則が愛犬の名を付け、「ムー」となった。ちなみに「ミュー」という名称は『ウルトラマン80』にも同名の怪獣が登場している。
明確に雌であると設定されていることから、ファンの間では早くも擬人化の題材として引っ張りだこになっている様子。
実はJenya先生は同じ話の本物の地球の猫さんの中の人も担当している。『ウルトラマンX』第18話放送されました!宇宙化猫(CV:ジェーニャ)が登場!に詳細が。