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「地球人タチニ告グ。
 直チニ降伏シ、惑星ゴールドノ王子ヲ差シ出セ。
 猶予ハ地球時間デ44分。
 応ジナケレバ、地球上ノ全テノ生命ヲ石ニ変エル」

データ

別名石化魔獣、石化闇魔獣(『トリガー』のみ)
出身地宇宙
身長55メートル
体重5万5千トン
CVJenya(『X』のみ)
スーアク岡部暁(『X』)
石川真之介(『R/B』)
永地悠斗(『トリガー』)


概要

石化魔獣 ガーゴルゴン


ウルトラマンX第6話「星の記憶を持つ男」、第7話「星を超えた誓い」に登場。
蛇のような見た目で口の中に目があるという不気味な外見を持ち、その目から放つ光線であらゆるものを石化させ、エネルギーを奪い去っていく凶悪な宇宙怪獣。石化光線の他にも、両腕から肩に掛けて触手状の顔のようなものが生えており、その部分を伸ばして噛みついたり、青白い稲妻状の破壊光線を発射することが出来る。

その戦闘能力は圧倒的であり、エックスに「これまでの怪獣とは格が違う」ブル「かなりヤベー奴」と言わしめたほどの強敵。
ただし、石化光線には目を傷つけられると目の傷が回復するまで使用を封じられてしまい、石化した対象も元に戻ってしまうという大きな弱点がある(一応、治癒能力もかなり高いためにさほど時間を置かずに再使用できるようにはなっているが)。また、意外にもガーゴルゴン自身は石化に対する耐性を持っていない。よって過去に登場した個体は、いずれも「最大の武器且つ弱点でもある目を潰される」「石化光線の反射」が敗因となっている

数多くの星を滅ぼす非常に凶暴な一面を持つ一方、Xioのコンピューターをジャックして地球人とコンタクトを取る事ができるなど、宇宙人に匹敵するほどの高い知性も併せ持っている。

ゴールド星を滅ぼした後、ルディアンに秘められた惑星ゴールドのエネルギーを狙って地球へと亡命したゴールド星人テルを狙い飛来する(ただ、これ以前にも一度地球を訪れたことがあり、一つの文明を完全に石化させて滅ぼし、海の底に沈めたらしい。これがギリシャ神話の怪物ゴルゴンの伝説の由来になったのではないかと推測されている)。

地球に飛来して早々、エックスとルディアンを相手に戦闘に突入するが、圧倒的な戦闘力でこれを撃破。ルディアンをかばったエックスを光線で石化させてしまう。しかし、完全に石化する寸前に口内の目にXスラッシュを受け(この時、大地の決死の解析によって、実は口の中の目が最大の武器であると同時に弱点であることが発覚してしまう)、いったん宇宙空間へと撤退。

その後、地球側に44分以内にゴールド星人を差し出さなければ地球すべての生命体を石化させると脅迫して揺さぶりをかける。それに対してUNVERは世界中の各支部から大陸間弾道ミサイル「ペルセウス」を一斉発射して殲滅を図るも、すべてガーゴルゴンによって破壊されてしまう。

もはや人類に打つ手はないかに思われたが、上記の大地の解析データから目が弱点であることを見破られる。その後、戦線に復帰したテルが自らとルディアンを囮にしたことで隙を作られ、Xioの実戦隊員三名による目を狙ったウルトライザーの一斉射撃「トリプルユナイト作戦」によって目を破壊され、エックスが復活。

再びエックス&ルディアンとの戦闘になるが、驚異的な細胞の再生能力によって目を再生、再び石化光線を放とうとするも、エックスのベムスターアーマーによって光線を吸収・反射されて自らが石化してしまう。最期は石化した状態でルディアンの銃撃を受けて遂に引導を渡されたのだった。

なお、本能で行動していたり他者に操られていた怪獣とは異なり、高い知能を持ち明確な悪意で破壊と殺戮を振り撒いていたからか、怪獣との共存主義者である大地も最初から共存の意思は示さず、エックスと戦った怪獣では初めてスパークドールズ化せず完全に死亡することになった(一応死亡した宇宙人ならいたが、いずれも倒したのはエックスではなかった)。

以降の作品での登場

ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA

大昔に惑星カノンのエネルギーを求めて襲来し、戦神となったアマテ女王の母と戦った事が語られている。肩から生えた口による噛みつきや電撃攻撃で先代の戦神を苦しめたが、最後は先代の戦神の光線で石化光線を押し返され、全身が石化し倒された。
しかし、同時にアマテの母も力を使い果たして戦死してしまったため、戦いは相討ちという形に終わった。

ウルトラマンR/B

第3話「アイゼンテックへようこそ」に登場。
何者かによって怪獣クリスタルから召喚され、綾香市上空に開いた巨大な穴の中から出現(それ以前にもアイゼンテック社の上空を飛んでいた鳥が石化して落下し愛染社長の頭部に直撃する描写がある)。アイゼンテックに向かって進撃中にウルトラマンロッソウルトラマンブルと交戦し、石化光線でブルを一度石化させたが、ルーブスラッガーを手にしたロッソに目を切りつけられたことでブルは元に戻る。

目は『X』と同じように再生させることができるものの、ロッソに石化光線は鏡面に反射することを見抜かれてしまい、アクアミラーウォールによって跳ね返された石化光線が自分に直撃。動けなくなったところにブルのルーブスラッガーで目を切りつけられて怯んだ隙に、2人の放ったクロススラッガーを受けて体をX字に切られて倒された。

ウルトラマントリガー

第9話「あの日の翼」に登場。
本作では別名が“石化魔獣”に代わっており、3000万年前の超古代から復活したという設定になっている。一応闇の巨人に操られた形となるので、現時点では(時系列的に)最古の闇怪獣と言える存在である。

3000万年前にカルミラによって使役されユザレを石化させようとするも、バリアに石化光線を跳ね返されてしまい、逆に自分が石化されて長い間眠りについていた。
そして現代にて封印が弱まったことで復活し、GUTSファルコンを撃墜しつつ連続して現れたウルトラマントリガーをも両腕を駆使して苦戦させる。

あくまでも今回は闇怪獣として使役されているので『X』の個体と異なって人語を認識することもなかったが、それでもある程度の学習能力はあるのか石化光線を再びユザレに跳ね返された際には寸での所で回避して石化を免れるという知能の高さの片鱗が垣間見える場面もあった。

その後シズマ会長に遠隔操作されたガッツウイング1号とトリガーの反撃で両肩の腕(首?)を次々と破壊されてしまう。当然反撃とばかりに石化光線でガッツウイングを再起不能寸前まで追い詰めたものの、シズマ会長の意地で放たれたレーザーを眼球に受けて怯んだ一瞬の隙を突かれ、トリガーのゼペリオンソードフィニッシュで身体を文字通り一刀両断されて爆散した。

今回のエピソードは『X』の第6~7話を担当した辻本貴則氏が担当しており、ガーゴルゴンのスーツが強度的に限界に近かったという事情もあり、最後を看取る思いで撮影したという(流石に再撮影に伴って幾らかの修繕は行われていたそうだが)。

ガッツウイングとの協力ということで、いかにあの両肩の腕(首)を攻略していく姿を見せるのかをテーマに演出されている。ガッツウイングと連携しながらガーゴルゴンを一刀両断するシーンは、今回の見せ場の一つ。辻本監督は今作の主題歌である「Trigger」がお気に入りらしく、これらのトドメを差す場面も曲を流すタイミングを合わせるべく何度も聞き直したようだ(なお、辻本氏はこの後の第21話でも「Trigger」を流している)。

ナースデッセイ号


ちなみに、このガーゴルゴンの石化能力はGUTS-SELECT内でも注目されたのか、GUTSハイパーキーの一つとしてガーゴルゴンのものも製作されていた。なお、ガーゴルゴンキーのナンバーは「M-10」

劇中の段階ではまだ未完成の試作段階でしかなかったが、第17話にて対メツオロチに使用され、怪獣の動きを一時的に停止させることには成功した。未完成のキーを調整なしに使った影響か使用したナースデッセイ号自体も一部が石化するというアクシデントにも見舞われたが、劇中の怪獣キーとしても申し分ない成果を残した。

『TDG THE LIVE ウルトラマンティガ編 in 博品館劇場』

キリエロイドが地獄の門から呼び出した亡霊の一体。
ウルトラ戦士の攻撃を全く寄せ付けない防御力で優位に立ったが、グリッターティガの出現で盛り返され、合体光線を受けて破壊される。
恐らくは石化能力を持ち、古代文明を滅ぼした繋がりでガタノゾーアの代役として選ばれたものと思われる。

その他

ウルトラ怪獣擬人化計画

センシティブな作品


『R/B』での再登場に併せる形で、2018年7月30日に遂にラインナップ入りを果たした。もちろん、『ウルトラマンX』出身の怪獣の中では初参戦となる。

デザインはアニメ『怪獣娘(黒)〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜』でシャドウビーストのデザインを手がけたことでお馴染みのZトン氏(企画内においても、以前パワードバルタンパワードゼットンの擬人化デザインを担当したことがある)。

胸や腹部・太腿が大胆にはだけた非常にセクシーなデザインとなっており、トレードマークの単眼を“メカクレ”で表現していたり、両腕の口をドレスの袖としてアレンジしていたりと、グロテスクなガーゴルゴンの面影を人間の姿に上手く落とし込んだデザインとなっている。それでもどこか狂気を帯びたような不気味な眼差しや、毒々しい配色などもあって、他の怪獣娘とは比較にならないほどの禍々しい雰囲気を醸し出しており、基本的にエロ・グロなデザインにはしないというスタンスの本企画においては割とギリギリなデザインと言える。こうした匙加減の巧みさは、これまで多くのモンスター娘のデザインを手がけてきたZトン氏だからこそできたと言えるかもしれない。

ちなみに、公式で擬人化が行われるよりもっと前に、『X』のシリーズ構成を担当し、ガーゴルゴンの登場エピソードの脚本も手掛けた小林雄次氏が、自身のtwitterにて、「ぜひウルトラ怪獣擬人化計画に加えていただきたい」と太鼓判を押したことがあった。曰く、「ルディアンに秘められた惑星ゴールドのエネルギーを狙ってやって来たというのは建前」で、「本当はテル王子が好きで好きでしょうがなくてわざわざ星を越えて追って来た執念深い女」というイメージらしく、Zトン氏も概ねこのツイートで書かれたイメージに沿ってデザインしたらしい。なお、小林氏が公式で擬人化されたことを知った際に大層喜んだのは言うまでもなく、「今宵は祝杯です」と綴っている。また、『X』でガーゴルゴンの声を担当したJenya氏もZトン氏の告知をリツイートしていた。

余談

名前の由来はガーゴイルゴルゴンから。地球側のミサイルの名前やその末路など、ギリシャ神話からのオマージュも見て取れる。また、初期名は「グーゴルゴン」という名称だったが、それでは可愛らしいという意見により変更された。

海に沈んだ文明とは恐らくアトランティス大陸のことと思われる(※別宇宙が舞台の『ウルトラマンA』では、カメレキングが襲来して文明を滅亡させたという話が語られている)。

ルディアンに撃破されたためにスパークドールズになっていないが、「大地の怪獣ラボ」ではスパークドールズも登場。これまで登場したスパークドールズの中でも最大を誇った。なお、商品化された際は、ギンガシリーズタイラントスーパーグランドキングファイブキングビクトルギエル等と同様、通常のソフビよりもやや大柄で高価なウルトラ怪獣DXよりラインナップされている。その後、『R/B』登場に合わせて500サイズのソフビも登場した。

声を演じるJenya女史は後に同作品で宇宙化猫ムーの声も演じている。一見対照的な怪獣に思えるが、一人の男に執着して地球まで追いかけてくる怪獣と言う妙な共通点があったりもする。

脚本ではガーゴルゴンが喋っていたが、監督の辻本貴則はこれに違和感を感じ、直接喋らずに言葉を伝える形で演出した。また、ガーゴルゴンの設定した猶予時間は当初44時間という設定だったが、その間はエックスが石化され、大地の不在に周囲が気づかないのはおかしいため、44分に変更された。

最終話では、多数のガーゴルゴンがグリーザの配下として現れ、ガーゴルゴンに石にされた人間や怪獣をグリーザが吸収するという展開が検討されていたが、特撮の規模が大きくなることから実現には至らなかった。

両肩の腕(首)は操演ではなく、スーツアクターの腕を通して動かしている。脇についた水掻きのような膜が下方の腕と繋がっており、両肩の腕を動かすと下方の腕も連動するという仕掛けで可動させているという。

小林弘利氏は、『R/B』第3話放送日に「オリサガの時、戦神と相打ちになるんだけど、倒れた戦神が石化していて、幼いアマテの目の前でその顔に亀裂が入っていく、というふうに書かなかった後悔が蘇る」とツイートしていた。

『R/B』第3話を監督した武居正能は、自身の手で演出を行いたいと考え、再登場を決めたと述べている。
上述の通り、『トリガー』第9話でガーゴルゴンのスーツが限界だったため、(スーツが新造されない限りは)おそらくこれが最後の登場になると思われる。

関連タグ

ウルトラ怪獣 ウルトラマンX ウルトラマンエックス
ゴールド星人テル ルディアン…宿敵。
ゴルゴン ガーゴイル

石の神話


ガタノゾーア…同じく一度文明を滅ぼしており、ウルトラマンを石像にしている。
ルガノーガー…同じく超厄介者の惑星破壊者。
ガクマ…同じく相手を石化させる光線を放つ能力を持っている。『トリガー』への登場はこのオマージュと思われる。
ガルベロス・・・同じく三つの首を持つウルトラ怪獣
ルナチクス…こちらも文明を滅ぼした者繋がり。
ゴルゴス…同じく岩系のウルトラ怪獣で、名前の由来もゴルゴン。仮面ライダーアマゾン十面鬼ゴルゴスも下半身が岩になっていた。
ガモスサンドロス ギャビッシュ…同じく高い知能を持ち、明確な悪意で破壊と殺戮を振り撒いていた怪獣。
ナイトファング…同じく普段は巨大な目を隠している怪獣。

キングギドラ…「金の星」を滅ぼし、「三つの頭がある」など共通点が多い。
サザンドラ…左右の首がなんか似てるポケモン。同じく神話モチーフ
ラグナロク天装戦隊ゴセイジャーでは遠くの星の終末論が地球に伝わり、ラグナロクの伝承に変化したものらしい。
ミツマタノヅチ:「三つの頭」「口の中に目」の共通点がある蛇の妖怪

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