DATA
別名 | 凶悪宇宙人 |
---|---|
英表記 | ALIEN ZARAB |
身長 | 1.8~40m |
体重 | 30~2万t |
出身地 | 第8銀河系ザラブ星 |
概要
一目見れば偽者とバレそうなのにバレないウルトラマンの偽者に変身する事で有名な宇宙人。
ツリ眼と星形の口が特徴で、頭部と胴体がジャミラのように一体となっている(ただしジャミラは肩ががせり上がり頭が埋もれているのに対し、ザラブは頭でっかちでなで肩)。耳は巨大化すると頭部に収納される(アーケード版大怪獣バトルだと耳は等身大と同じ状態であったりと設定が忘れられる事もしばしば)。
因みに初代のスーツは海底原人ラゴンの改造。
『ウルトラマンメビウス』客演時以降はややスマートかつ筋肉質な体格になった。
活躍
「私の狙った星は皆互いに戦い、滅んでいった」
CV:青野武
人間態:桜井浩子
怪音波や放射能の霧を身体から発し、指からはエネルギー弾を発射する。他にも飛行能力や催眠術、変身能力(にせウルトラマンの他にもフジ隊員に化けたが、こちらは完璧に化けている)など、様々な特殊能力を持っていた。また、公式設定によればピラミッドを打ち崩すほどのキック力を持っているらしい。目には透視光線で敵の全能力を分析する能力があるのだとか(出典:「決定版ウルトラ大怪獣50大図解超百科」(講談社刊)。
彼が手に持っている装置は宇宙語を翻訳できる携帯型電子頭脳で、原子発電機を内蔵している高性能仕様のもの。
地球上に突然広がった放射能の霧を容易く除去し、地球に対して友好的な素振りを見せていたが、それは地球人を油断させる為の演技で本来は地球を滅ぼす事を目的としている。ちなみに、放射能の霧も自身が撒き散らした物で完全なマッチポンプ。
本編劇中で星の文明を滅ぼすことを「私の仕事」と言い切っている。
目的に気付いたハヤタを怪音波で倒した後、特殊なロープ(抵抗するほどきつくなるが人間の涙程度の弱アルカリ性で溶けてしまう)で拘束して身動き出来なくし、自らはにせウルトラマン(後述)に変身して市街地を破壊した(ハヤタがウルトラマンである事にも気づいていた)。
最終的には本物のウルトラマンが現れてしまったため格闘戦となり、スペシウム光線を浴びたことで変身が解けてしまう。最期は空中で揉み合いになった末に地上に墜落し、二発目のスペシウム光線を受け爆死した。
にせウルトラマン
ザラブ星人がウルトラマンの信用を無くす為に変身したウルトラマンの偽者。
つり上がった目と尖った爪先が特徴。何故視聴者以外は誰も偽者と気づかなかったのか(これについて柳田理科雄は、「まず3分と言うごく短い活動時間から細部を確認する余裕は少なく、また巨大で動き回るウルトラマンを近くでじっくり観察するのは危ないし、かと言って安全な遠方からでは細部がよく分からないのでは?」と語っている)。
メビウスに化けた時も特徴が同じだったが、サコミズ隊長には偽者と気付かれており、「よく見てみろ、目付きが悪い」と言われてしまっている。
2代目
第33話「禁じられた言葉」に登場。
バルタン星人、ケムール人と共にメフィラス星人の配下として、市街地に巨大な姿で出現したが、特に何もする事無く消えた。
単なるブラフだった可能性もある。ちなみに体色が黒く、銀色の模様があるなど、容姿が初代と若干異なっている。
楳図かずお版では初代を差し置いて登場。ダダも含めたメフィラス四天王として東京の街を廃墟に変え、ウルトラマンと対決。両目から放つ光線でウルトラマンを苦しめたが、最後はスペシウム光線で倒された。
その後の作品での登場
ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟
身長 | 1.8~50m |
---|---|
体重 | 90kg~3万7千t |
CV:青野武
人間態:いとうあいこ
『ウルトラマンメビウス』の劇場版に登場。
テンペラー星人、ガッツ星人、ナックル星人ら宇宙人連合の一員として究極超獣Uキラーザウルスの封印を解く為に神戸に巨大な円盤で襲来した。
テンペラー星人がメビウスに倒された後、神戸でヒビノ・ミライ(メビウス)が知り合った海洋学者ジングウジ・アヤを拘束。彼女に化けてミライに痺れ薬が入ったコーヒーを飲ませて動けなくし(初代がフジ隊員に化けてアラシ隊員に睡眠薬入りのコーヒーを飲ませるシーンのオマージュ)、ニセウルトラマンメビウスに化けて神戸の市街地を破壊した。最期は本物のメビウスが発射したメビュームシュートと自身が発射した光線の打ち合いに負け倒された。
このザラブ星人は、格闘能力も高く、目からは光弾、手からはエネルギーを収束した稲妻状の破壊光線を発射し、手の先から青いバリヤーを張ったり、初代では使えなかったウルトラマンの光線技を使用できる。しかもゲームではニセメビュームシュートを必殺技として発射できるようになった。ザラブ星人の中ではエリートの部類に入ると言えよう。
なお、倒されはしたが全てはメビウスのエネルギーを消耗させる罠であり、直後に残ったガッツ星人とナックル星人がメビウスを捕らえる事に成功したため、目的自体は果たしたと言える。
声は『ウルトラマン』第18話と同じく、青野氏が演じている。氏の起用は、脚本を担当した長谷川圭一の要望によるものである。
デザインは酉澤安施が担当。酉澤は子供の頃にザラブ星人を見てスフィンクスのイメージを抱いていたことから、筋肉に岩のイメージを加えている。口元には初代と同じ風船のギミックが入っている。等身大時と巨大化時における耳の差異も再現されている。
ウルトラマンのライバルと目される宇宙人は他にも存在するが、バルタン星人は『ウルトラマンマックス』において新解釈されたばかりで悪役としては使い辛く、メフィラス星人は群れて戦うイメージではないとして選択肢からそれぞれ外され、ザラブ星人が選ばれた。
ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY
CV:青野武
第8話「潜入者を撃て!」に登場。作中では珍しいレイオニクスバトラーではない宇宙人(このほかにはペダン星人の軍勢が該当)。
宇宙の覇権を狙って戦っているレイオニクスを嫌い、変身能力を駆使してレイオニクスを騙し討ちにし、バトルナイザーを奪っていた(奪ったバトルナイザーは自分の顔を模した形のケースに収納している)。
輸送飛行中のハルナを襲い、初代と同じく銀色のテープを用いて拘束。彼女に化けてペンドラゴンに潜入するが、探索中にオキをレイオニクスと誤解した上に、様子がおかしいので薬を飲まそうとしていたところを自分の正体を見抜いて毒殺しようとしていると一人合点して逃げ出したところで本物のハルナと遭遇し、言動から正体がばれてしまう。とっさににせウルトラマンに変身しゴモラと戦うも、船内のいざこざで手を傷めていたようで殆ど歯が立たず(しかも前述のメビウスの個体と異なり、初代同様ウルトラマンの光線技をコピーできない)、一命は取り留めたものの敗北。オキが「怪獣マニア」であることを知り、退散していった。
ゲーム中のオキとクマノの会話を実戦の戦果と勘違いする、オキの部屋にあった自分の解剖図を見て驚く、偶々直前に製作していたザラブ星人の人形を探すオキに自分のことだと勘違いして正体がばれたと誤解する、その人形を見つけた際は首が取れて驚きそれをテープで直す、退散する際には階段を上るように浮いていく途中で腰を痛める等、終始コミカルな描写や言動が目立った。
ウルトラ銀河伝説
CV:青野武
『ゴーストリバース』のラストで偶然拾ったギガバトルナイザーを使って(この時は腕のみの登場)宇宙牢獄を破り、中にいるウルトラマンベリアルを解放して、一緒に宇宙を制覇しようと目論む。しかし、ベリアルにすぐにギガバトルナイザーで殴り倒され、宇宙の塵になった。
彼がベリアルを解放した結果、クライシス・インパクトやデビルスプリンターなど、ベリアルによる多くの厄災が宇宙全体に広がることとなった為、かなりの大戦犯である。しかしもしベリアルを解放されなければ、ゼロはアナザースペースでグレン達と出会わず、ウルティメイトフォースゼロは結成されなかったことになったり、ジードやベリアロクなどの、ベリアルの細胞から誕生した者たちが存在しなかったことになるなど、ウルトラ戦士側の影響も大きい。
また、ベリュドラの左の角を構成する怪獣の一体としても登場した。
ウルトラマンX
CV:村上ヨウ
第4話「オール・フォー・ワン」に登場。
ベムスターを操り、地球破壊をたくらむ。過去に登場した個体が持っていた宇宙語翻訳機…に似た小型の爆破装置を持っており、自身の周囲を爆破させることができる。
初代やウルトラゾーンで見せたエネルギー弾は更に強力になり、青白い針のような光線を雨の様に乱射する。
爆破装置を使って工場地帯を爆破し、流出した有毒ガスをベムスターに食べさせ、市街地で暴れさせていたところ、Xioのワタルとハヤトに発見されたが、二人が言い争っている隙に逃走。
その後は単独行動を辞め、チームワークを取るようになったワタル、ハヤト、アスナの三人に格闘戦で追い詰められ巨大化したが、ランドマスケッティとスカイマスケッティからの攻撃を受けてダメージを負い、ワタルが発射したウルトライザーの光線を受け爆死した。
お決まりの変身能力は見せず、かなりの武闘派として描かれている。
サイバーザラブ星人
体色は全体が銀色で全身に紫のラインが走っている。
両腕に頭文字の「Z」がきざまれている。
ウルトラマンオーブ
第22話「地図にないカフェ」にて写真のみ登場。
ブラック指令の経営するカフェ・ブラックスターの常連だったようで、メッセージボードには写真と共に「ドアを開けるといつもの雰囲気」というメッセージが書かれていた。
作中では既に地球侵略を諦め、地球から出て行っていた模様。
人間態は屈強で筋肉質な男。
ウルトラマンR/B
第18話「明日なき世界」に登場。
シリーズ初となる悪役ではないザラブ星人である。
職業は宇宙人相手の番組を制作する「NPTV」のADを務めている。
番組の視聴率を稼ぐために、自身の変身能力を活かして美剣サキが巨大化して町を破壊するイメージ映像を作ったものの、批判が殺到し(サキ本人も「私はあんなツリ目じゃない!」と怒ったほど)企画倒れに終わる。
その後は湊ウシオをおびき出すために湊アサヒに変身して人質にされたふりをする事になる。すぐに正体を明かしネタばらしをしたものの、それでもなお地球爆破爆弾(実は偽物)を止めようとするウシオに心打たれ、助けられた後は互いに抱き合っていた。
NPTVの宇宙人のキャラクターは、業界歴の長い監督の神谷誠が実際に目にした人物を元にしている。初期案では3体ともザラブ星人だった。
ザラブ星人が撮影に使用しているテレビカメラの形状は、初代ザラブ星人が使用していた電子頭脳を模している。
ウルトラマンタイガ
CV:深澤純
第23話「激突!ウルトラビッグマッチ!」に登場。
ゴドラ星人、スラン星人と共にヴィラン・ギルドの障害となるウルトラマン達を排除しようと画策し、チブル星人マブゼに協力する。
3人の中ではボケ要員的なコミカルな性格で、なぜかVIP待遇にしようとウルトラマンが何を食べるのかを考えた結果自分の夕飯の話に話題を反らしたり、テレビをジャックした時に既にジャックが始まっているにもかかわらず映っているか確認しようと顔を出したりしては突っ込まれている。
一応、「自分がニセタイガに変身する」というアイデアは出していたが、タイガとトレギア相手に勝てるのかと指摘され却下されてしまった。
それでも何だかんだで他の2人と仲は良く、不用意にベリアル因子を浴びてしまい泡を吹いて悶絶した際は2人から心配され、助かるとスラン星人と抱き合って喜んでいた。
『ウルトラ銀河伝説』の個体と同じようにニセウルトラマンベリアルを解き放つが、最終的にはトレギアに陽動されたニセベリアルに他の3人共々ビルごと叩き潰されるという最期を遂げた。
ちなみにゴドラ星人、スラン星人とは「ウルトラマンもしくはその変身者に化けた」「ベリアルと何らかの接点がある(ザラブ、ゴドラはベリアルに倒され、スランは共にエタルダミーとなった)」という共通点がある。
第23話の脚本を担当した皐月彩は、本話のザラブ星人を「おとぼけ」とキャラ付けしており、『ウルトラ怪獣散歩』っぽいノリだったと述べている。
ウルトラマンレグロスファーストミッション
CV:神倉雅弥
にせウルトラマンの姿となって惑星マイジーにてレイブラッド星人の器とすべくレイバトスの破片を集め、復活させようとしていた。
調査のためにやってきたソラを拘束し、抹殺しようとするも駆けつけたウルトラマンレグロスに妨害される。レグロスにレイバトスが蘇らせた怪獣軍団やレディベンゼン星人から盗んだデータをもとに建造したウルトラマンシャドーを差し向けるが、別次元から帰還したウルトラマンリブットの手により失敗。
にせウルトラマンに再変身しリブットと戦うが相変わらずスペシウム光線は出せず、代わりに電撃を放って攻撃するも、ソラのシールド・フルールに防御・反射されて逆にダメージを受けてしまう。なおもリブットに立ち向かうが、至近距離からのギャラクシウムブラスターを受けにせウルトラマンの状態で爆散した(これまでの個体はウルトラマンの変身が解かれた後に倒されていたが、変身した状態で倒されたのは今回が初)。
シン・ウルトラマン
CV:津田健次郎
本作では、外星人第0号メフィラス同様に従来と違う『外星人第2号ザラブ』という呼称で登場。
デザインは原典に忠実だが、従来のスーツの目の奥の部分が発光しているほか、異様に扁平な後半身など、より異星人然としたデザインにアレンジされている。
巨大人型生物ウルトラマン(仮称)に変身する神永新二に接触しているようだが…。
詳細は当該項目参照。
派生作品
ウルトラマンボーイのウルころ
第25回「ウィークポイント! の巻」と第110回「衝撃!アグル対アグルの巻」に登場。
第25回では、ウルトラマンエースに対し、変身能力を駆使して戦う。バルタン星人やゼットンに変身してエースを苦しめるが、ゼットンに変身した際に弱点の背中を攻撃され、敗退した。
第110回では、ウルトラマンアグルに対し、地震攻撃でひるませた後に過去のアグルの幻覚を実体化した霊体ウルトラマンアグルを戦わせるが、迷いを捨てたアグルによって霊体ウルトラマンアグルが倒され、恐れをなして退却した。
ウルトラゾーン
コントパート「怪獣マッサージ」とドラマパート「THE LOVE」に登場。
コントパートでは溜池山王のマッサージ店に来店し、マッサージを受けながら自分の過去の経歴を整体師に話したが、肩がどこか解らないため困らせていた。
ドラマパートでは円盤が墜落し、腕を怪我していた所を未亡人の画家池谷ミツ子に助けられ、地球の文化の違いに戸惑いながらも共に暮らしていくうちに彼女に好意を抱き、彼女に喜んでほしいがために亡くなった彼女の夫(演者は中の人と同じ関智一)に変身したが、逆に拒絶されてしまう。
傷心のまま帰宅した所、ミツ子が倒れているのを発見。余命いくばくもない彼女に心の意味を諭されてその最期を看取り、姿を消した。
その後、ミツ子の家にはザラブ星人との思い出の品と共に肖像画が、亡くなった彼女の夫の遺影のところには「THE LOVE我が夫」と書かれた肖像画が置かれており、描かれている夫もまたザラブ星人だった。
ウルトラマンキッズ母をたずねて3000万光年
ザブラ博士
CV:佐藤正治
13話「ママに会える?!」、14話「M7.8星は大騒ぎ!」に登場
ザブラ博士の母
CV:上村典子
13話「ママに会える?!」、14話「M7.8星は大騒ぎ!」に登場
ウルトラマングラフィティ おいでよ!ウルトラの国
CV:田中和実
かつてウルトラマンに負けた復讐ににせウルトラマンに変身してウルトラマンキングの誕生パーティーに侵入し、キングの財産を狙って誕生日パーティ会場で暴れて乱闘騒ぎを起こし、ウルトラマンに罪を着せた。
(その結果ウルトラマンはセブンから「あれだけ汚いことをしながらまだとぼける気か!」エースから「どうしたですって!?」タロウから「恥ずかしくないんですか!」レオから「よくもそんな見え透いた言い訳を!」キングから「ウルトラの一族ともあろうものが財産を独り占めしようとして暴れ回るとはもってのほか」と罵詈雑言を浴びせられ、袋叩きにされた)
最終的にはキングの洗礼光線で正体を暴かれ、「悪い事しちゃったなー」と言いながら逃げていった。そしてウルトラ戦士達もウルトラマンに愛想を尽かされ慌てて逃げていった。
ウルトラマンM730ウルトラマンランド
ザラブティーチャー
怪獣スクールの宇宙言語担当教師。
ザラビー
第88回「ぼくが一番ウルトラマン」に登場
子供のザラブ星人、チャメゴンやババルーと誰が一番うまくウルトラマンに化けられるかを争った。
怪獣酒場カンパーイ!
兄弟とメフィラス星人でチェーン店「兄弟酒場ザラブ」を経営している。
料理やカクテルの作成が上手いので顧客満足度が高いという。これでカネゴンと給料が同じだという。
イベント、ショー
ウルトラヒーローバトル劇場第16弾に登場した個体
アパテー、ミーモスと共にババルウ星人の配下として登場。にせジャンボーグAに変身。
ウルトラマンプレミアステージ2
宇宙人軍団の一体で、ノスフェル、アングリラと組んでウルトラマンコスモスを追い詰めるが、ウルトラマンジャスティスの参戦により、逆に追い詰められ、コズミューム光線とビクトリューム光線を浴びて倒された。
ウルトラマンフェスティバル2009
第2部でにせウルトラマンに化けた個体と彼と共謀している別個体が登場。エンペラ星人の復活を目論み、ロボット軍団や復活させた闇の戦士を仕向けてウルトラ戦士の排除に乗り出した。戦闘力は初代ウルトラマンに食い下がるほどに高い。
やがてウルトラ戦士たちに怪獣軍団を駆逐され、ウルトラマンのウルトラスラッシュに敗れたが、最後の手段としてダークネスブロードを自らの腹に突き立て、自分の命を触媒にエンペラ星人を復活させた。
漫画作品
ウルトラ戦士銀河大戦争
ザラブ星人の王・ザラブ・シーザー率いるザラブ星人軍が魔人ジュダの手下として登場。
ウルトラマン超闘士激伝
メフィラス大魔王配下の鋼魔四天王の一角として登場。棒術を得意としている。ウルトラマンエースに対していきなり「兄弟よ」と言い放つ(Aのギャグ顔の口がそっくりであることを拾ったネタ)など慇懃無礼な性格。
他の四天王と組んで光の国を壊滅させるものの、ウルトラマンジャックと相討ちになり、最後に彼らの事を侮っていたことを詫びながら倒れた。
ウルトラマンSTORY0
暗黒宇宙の鉱山惑星に基地を置き、メトロン星人の薬で操った奴隷たちにエネルギー鉱石ゴルドニウムを採掘させ「無敵艦隊」をはじめとする様々な兵器開発を行っていた。
見せしめと奴隷狩りを兼ねて星間連合に従わない植物人間(その数、2100億人!!)が住む惑星ギガントに巨大宇宙戦艦アイアンロックスで攻め込み、自らもゾフィーに化けて都市内部に恐竜戦車を投げ込むなどの攻撃を行う。惑星ギガントにいたエースをゾフィーの姿で「星間連合に投降した」と偽って翻弄するも、アイアンロックスの船首部分を破壊され鉱山惑星に撤退。しかし、追って来たエースと奴隷の中にいたウルトラマンタロウに挟み撃ちにされる。奥の手としてアイアンロックスを巨大ロボットに変型させるが、二人の命懸けの作戦により破壊される。
切羽詰まったザラブは最後の抵抗としてタロウを道連れに死のうとするが、突然現れた本物のゾフィーからM87光線を喰らい消滅。星間連合幹部で最初の死亡者となった。
なお、にせゾフィーとして最初に登場した時点では本物そっくりだったが、エースとタロウに追い詰められアイアンロックスを変形させる際にはTV版のにせウルトラマンのような姿になっていた。
ウルトラ怪獣擬人化計画 feat.POPComiccode
第30話で、東京・丸の内を訪れた際に妙な既視感に襲われたメフィラスの前に、ケムール人、バルタン星人と共に突如巨大な姿で出現し、彼女(※本作におけるメフィラスは女性)を精神的に追い詰めるが、気を失うと同時に姿を消してしまう。
描写から、おそらく彼女の見た幻である可能性が高いが…。
ウルトラ忍法帖
『緑色したマジ~奴』という回に朧党の忍獣として登場した。口からは星形の手裏剣を連射し、「朧忍法ダース分身」で12体に分身できる(分身には影が無い為区別は可能)。この分身で相手を押し潰す「朧忍法押し競饅頭攻撃」という技を使う(めひらす曰く「冬らしく素晴らしい攻撃」)。また、身体をバラバラに切り刻まれても「再生ペタペタの術」で元通りになる。原典とは異なり、ウル忍の偽者には変身しなかった。
ペテロ族をジューサーにかけて青汁を製造していた朧党の工場を発見したウル忍に襲いかかり、マンをジューサーにかけて搾り滓になった抜け殻と精神が入った液体に分けてしまった。タロウやエースも上記の忍術で追い詰めるがトロンの青汁攻撃に悶絶し、最期は再生する途中に身体の一部をマンに奪われて身動きが取れなくなった所をストリウム光線で倒された(ジューサーもメタリウム光線で破壊された)。ただしマンを元に戻すことは出来ず、タロウがうっかりマンの入ったバケツを引っ繰り返してしまいマンは排水溝に流れてしまった。タロウとエースはやむなく絞り滓になったマンの抜け殻を持って帰った。
ULTRAMAN
「よく聞け人間ども!!!お前らを守るのはもうヤメだ!!!
守ってやって生かしてやってもお前らは何も学ばない。都合の良い時だけ弱者になり守られるのが当たり前だと思ってる。
お前らは何故当たり前に守ってもらえると思ってるんだ?」
星団評議会のメフィスト大使の手下として登場した。
評議会において自分の立場が悪くなったメフィストによって特殊な変身装置を与えられ、手始めに原点同様進次郎、諸星、早田を拘束。
変身装置で偽ウルトラマンスーツの形態に変身し、「今まで散々守ってやったのに何の学習もせず、都合のいい時だけ弱者としてふるまう」民衆たちに攻撃を仕掛け、地球を守ることを放棄することを宣言した。
その後、獅子兄弟や光太郎、北斗と戦うが、進次郎はウインダムとエドに助け出され、エドによってメフィストはクーデターを企てたとして大使の座を解任された上、ベムラーやアダドも出現して立場が危うくなり、「民衆の前で自分たちを殺すのはお前たちにとっても都合が悪くなる」と手前勝手な理由で命乞いするも、「それはあくまでお前たちがウルトラマンの姿をしていればの話だろ?」とアダドによって変身装置を破壊され、ザラブ星人としての姿が露呈してしまい、さらにメフィストが保身のためにひそかに仕掛けていた措置によって「メフィスト!俺たちに何をした!!」と叫びながら意思のない怪物の姿へと変えられてしまうが、解放された進次郎達によって全員倒された。
本編に先駆け、アンソロジーにも登場。
アニメ版は『ザラヴィー』の名前で登場する。
酩酊!怪獣酒場
第14話から登場。普段はうるまのよき兄貴分として通っているが、その正体は怪人バルからのスパイで、うるまにこっそり嫌がらせしたり、メニューを盗作するなど正に「凶悪宇宙人」である…が、怪獣酒場からの面々のペースに乗せられてペースを乱されるのが常。
第19話ではうるまに化けて店の評判を落とそうとするが、奇しくも誕生パーティーが始まってしまう。おまけに幼少期が貧乏で唯一の楽しみがバースデーケーキだった彼はバースデーケーキを粗末にはできず、困り果てていた所、本物のうるまが到着。成り行きで手品や曲芸を披露し、偽物か本物かどうかはこの際どうでもよく、怪獣酒場の面々から喜ばれてしまった。
第26話でも絵の具を使って悪行を目論むが、転んで絵の具が体にかかった結果、偶然にもダルマみたいになってしまい、またしても縁起がいいと喜ばれる。
特別編では「ペンと箸」の作者田中圭一に化けて怪獣酒場の取材を行ったが、インタビューする相手がラゴンJr.だった為、作者に愚痴っていた。尤も、人情に絆されて取材を続けた模様。
第48話ではケムール人の弱みを握ろうと地下クラブにいる事を突き止めるが、ドラァグクィーンの格好をしている姿を見てドン引きしていた。
MARVELコミック版ウルトラマン
アベンジャーズとウルトラマンのコラボ作品で登場。
ギャラクタスに住んでいた惑星ごと食われる所だったが、ザラブ星人の悪知恵を見て「こいつらは使える」と判断したギャラクタスは「お前達の1人が自分の下僕(ヘラルド)と成れば、惑星と他のザラブ星人は食わないでおいてやる」という取引をもちかける。
その結果、ギャラクタスの力の一部を分け与えられたザラブ星人という、とんでもない代物が爆誕してしまった。とは言え、ギャラクタスには逆らえない奴隷状態ではあるが。
なにげにMARVELコミック版ウルトラマンに最初に登場した「怪獣ではない侵略異星人」となった。
ゲーム
ウルトラマン倶楽部 怪獣大決戦!!
第6ステージ「怪獣墓場」のボスとしてウルトラマンレオを捕らえている。
最初はニセウルトラマンとして登場し、ある程度ダメージを与えるとその正体を表す。原作でビルの壁に張り付いていた為か、壁に登って弾をばらまくという攻撃をしてくる。
異例の大抜擢のようだが、実はこのステージは怪獣墓場だけあって、これまでに倒してきたボスラッシュとなっている。要するに、ボス5連戦を抜けた後に戦うボスというわけなので……。
ちなみに、ウルトラマンレオに登場した怪獣もザコ敵として道中に現れる。
スーパーヒーロー作戦
メフィラス星人を盟主とする、宇宙刑務所を脱走した脱獄囚の互助組織「ETF」の一員。
ユーゼス・ゴッツォの実験失敗により全世界で発生した電磁霧の除去を行い、地球人に接近(原作と異なり、電磁霧自体は自作自演ではない)。自らが友好を求める種族だとアピールし、裏では邪魔になるウルトラ族の排斥を行うためににせウルトラマンに化けて街を徹底的に破壊する。更にETFの侵略計画の邪魔になる地球防衛軍「TDF」の戦力をそぐためにジャミラを怪獣化させて富士山基地を襲わせ、その気に乗じて基地内に時限爆弾を仕掛けるなどの計略を見せた。
最後はデビルガンダムの攻撃を受けてDG細胞に感染し、メトロン星人共々ゾンビ怪獣になってしまい、ガンダムチームに斃された。
ヒーロー戦記
ガンダム大陸のラサ市にある地下シェルターにて、テロリストに捕らえられた人間女性のふりをしてゼウスメンバーを待ち構え、油断したモロボシ・ダンからウルトラアイを奪い取る。これによってダンはウインダムでの戦闘をしばらく余儀なくされ、さらにバルタン星人と手を組んでゼウスメンバーの行動を妨害しようと企む。
これに対し、ゼウスメンバーはウルトラ警備隊やティターンズに協力をとりつけてバルタンからの脅迫を回避したうえ、ウルトラセブンに変身できないダンを補助する形でハヤタがパーティに加入したことで、ウルトラ大陸にあるアジトへ乗り込むことになる。エレキングを何体もけしかけるが通じず、最後は自らも襲い掛かるがこれも退けられる。死に際にウルトラアイを道連れに自爆するが、ウルトラアイの材質は通常の方法では傷一つつけられないものであったため、奪還されることとなった。
スーパー特撮大戦2001
バイオ系ルート「偽りの巨人」で、にせウルトラマンに、
メタル系ルート「禁じられた言葉」で、巨大アンヌに変身した。
ロストヒーローズ
リジェスの一員としてアジトキューブに登場。にせウルトラマンに変身し、仮面ライダースカルに化けたダミー・ドーパントとコンビを組んでヒーロー達に一芝居をうつが、お互い不完全な変身しかできないため、見苦しく命乞いを見破られて偽物だとばれてしまう(ただし、モモタロス/電王だけは引っかかっていた)。
怪獣バスターズPOWERED
にせウルトラマンの姿で惑星アシルに現れ、主人公に倒された後、本来の姿でのびている所をS4に捕獲される。
周囲を脱力させるふざけた態度で追及をかわし、釈放された後もにせウルトラマンおよびにせメビウスとして度々騒動を引き起こす。
『野放しにしておくよりは目の届くところにおいた方がいい』というヤガミ隊長の判断でS4の居候になり、艦内の清掃や諸々の雑事を担当することになるのだが、ちょくちょく仕事をサボって余計なことをしては隊長に叱られる。
ただし、彼の『余計な行動』や『引き起こす騒動』が、プレイヤーにとっては『新たな研究員の参入』『素材アイテムを入手する機会』というメリットになる。特に、ミッション『ザラブ星人の成果』クリア後の会話イベントでしか入手できない素材アイテム『ミメリック体』は非常に有用。
またおふざけキャラとして振舞う一方、ひそかに大胆な謀略をめぐらせている策士でもある。結局この企ても失敗に終わっており(一歩違えば『銀河伝説』と同様の末路を辿る流れ)、以降は心を入れ替えた…ようなのだが、言行は大して変わらないのだった。
大怪獣バトル
CV:置鮎龍太郎
EX弾でEXエレキングを使役するレイオニクスバトラーとして登場するが、主人公に敗北。
レイブラッド星人が使役するシルバーブルーメにエネルギーを吸い尽くされて退場する。
NEO弾でもネオバトルナイザーを狙う宇宙人として登場し、にせウルトラマンに変身するも敗北、ダークネスフィアでアーマードダークネスの贄となった。
口調は他の個体とは異なり、粗暴。
大怪獣バトルウルトラコロシアム
CV:置鮎龍太郎
最初は主人公を兄弟と呼び、礼儀正しさで信用させた所で怪電波を使用し、主人公たちを混乱させてレイオニクスバトルに勝利しようとするが、敗北して主人公のバトルナイザーで捕獲されてしまう。
続くストーリーモードのEXランクで再登場。一応裏ラスボスである。
四次元怪獣ブルトンを使って主人公をネビュろうと企む。さらっとウルトラマンコスモスが苦戦する程の強敵であるネオカオスダークネスを連れていたりするが、あくまで彼(彼女?)は応援バトラーに過ぎず、ザラブ星人の実力がへっぽこであるために、体力を大幅に削って仕舞えば、召喚されることも無く楽に倒せるだろう。
敗北後は主人公にさっきまでの態度とはどこへやら、煽てて命乞いをしようとしていた。凶悪宇宙人という言葉はどうやら褒め言葉に聞こえるらしく、やたら照れていた。いや、ほめてねーよ
巨影都市
にせウルトラマンと同じく主人公が最初に遭遇する巨影として登場する。
夜の街に突如出現し、ザラブ星人状態にしか使用しなかったエネルギー弾をにせウルトラマン状態でも使用し、街を攻撃し始める。
原典同様ウルトラマンとの戦闘中正体を現し、主人公にも攻撃を仕掛けてくる。
最終的にはスペシウム光線を受けた所でステージは終わる。
なおクリア後に入手できるニュース記事の内容から、ザラブ星人が政府に接触していたらしいことが分かる。影の目的から考えて政府とコンタクトを取る必要がなく、本物のザラブ星人であったと思われる。ただし、巨大ザラブ星人は巨影でなかったとは言いきれないため、政府と接触したほうは本当に友好的なザラブ星人だった可能性も0ではなく、その場合はとんだとばっちりである。
備考
名前はブラザーのアナグラム(ブラザーを裏切るので反対から読んでザラブ。初登場回のサブタイも「遊星から来た兄弟」となっている)。モチーフはフクロウ。
初代の等身大スーツアクターは声をあてた青野氏本人が演じている。その縁か氏が解説を務めていた『ウルトラ怪獣大百科』第140話にてザラブ星人が紹介された際はザラブ星人自身が解説をするという設定で番組が展開されるという異色回となった。このラストでは「いずれ同族が地球を侵略しにやってくるだろう」と予告しており、これがおよそ18年後に本当になるとは誰も思わなかったに違いない。
ファーストミッションで声を担当した神倉氏は、『NEW GENERATION THE LIVE』でイーヴィルティガの並行同位体やコスモスといった客演ウルトラマンの声を担当している。
関連タグ
ペダン星人:どちらも母星が第8銀河にあるらしい。
ドルズ星人:別名が同じ。しかしこちらはザラブ星人以上の外道。