「何だかよく分からないけど、やらなきゃいけないことだけは分かった気がする…」
「言っとくが俺は、最初からクライマックスだぜ!!」
CV:佐藤健/関俊彦or遊佐浩二orてらそままさきor鈴村健一or三木眞一郎(イマジン憑依)
スーツアクター:高岩成二他
変身者
変身・憑依イマジン
・ジーク
曖昧さ回避
1. 2007年1月27日~1月20日まで放送されていた平成仮面ライダー作品。⇒仮面ライダー電王
2. 1.に登場する主役の仮面ライダー。本項で解説する。
3. 電気マッサージ機の商品名。
4. ドワンゴ主催の人間VSコンピューターの将棋の棋戦は→将棋電王戦
Pixivでは1.の意味合いで本タグが使用されている場合が多い
概要
時の列車デンライナーに所属し、時の運行を守る為に敵イマジンと戦う仮面ライダー。
特異点の人間及び特異点に憑依したイマジンに変身の素質がある。
主に変身するのは、特異点である野上良太郎。彼に憑依するイマジン達によって変身フォームが変化する。
イマジンに憑依された場合、体の主導権及び人格は憑依イマジンに移行し、良太郎はその補佐となりイマジン達の舵取りを行う(頭の中で会話をするなど)。
ライダーらしくないと散々言われる『仮面ライダー電王』ではあるが、電王は「正義の心を持った怪人」という仮面ライダーの基本概念に最も即した存在とも言える。
個性豊かで親しみやすいキャラクター造形、主役・客演作品の多さから歴代ライダーの中でもトップクラスの人気を誇る戦士の一人である。
ちなみに振り仮名は「でんおう」ではなく「デンオウ」と振られることが多い。
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変身シークエンス
良太郎がオーナーから貸し与えられたカードパス「ライダーパス」を「デンオウベルト」中央にある「ターミナルバックル」にセタッチ(セット&タッチ、自動改札のIC読み取りと同様の動作)して変身する。
ベルトはパスを持った特異点、イマジン、イマジンの憑依した人間の腰に現れる。
玩具的な部分だが、赤・青・金・紫がそれぞれ「ソード」「ロッド」「アックス」「ガン」に対応したフォームスイッチとなっていて、それらを押すことで変身フォームを選択するが、変身者のオーラを変換したフリーエネルギーによって装着されるスーツ(オーラスキン、オーラアーマー、電仮面)が生成されるので、理屈上は基本フォーム数に限りはないと思われる。
ライダーパスを読み込ませると選択したフォーム名の電子音声が鳴り、スーツ生成→変身完了となる。
当初は良太郎がパスを持ち「変身」とコールするとベルトが腰に出現しプラットフォームに変身→各フォームに変身していたが、第3〜4話以降からは電王の力が馴染んだからなのか良太郎が自ら取り出して装着、直接それぞれの形態していた。
基本フォーム以外の変身には強化ツール「ケータロス」を使用する。
途中までは「フォームのボタンを押した後にパスをセタッチする」プロセスを踏んでいたが途中から「イマジン達が憑依した瞬間にプロセスを踏まずにフォームチェンジが完了する」と言う流れが追加されており、途中からフォームチェンジの流れが完全に変わった(&追加された)珍しいライダーでもある。
終盤で良太郎の絆により現実世界での実体化が可能になったイマジンたちは直接デンオウベルトとライダーパスで電王に変身している他、本編外ではイマジン達に憑依された良太郎以外の人間たちが電王に変身している。
変身時には頭部のレールを“電仮面”が電車のように走ってきて展開するという演出が特徴的。これはゼロノスやガオウといった『電王』のライダーに共通する特徴である。
なお、この電仮面はモチーフとなった物語を反映した形状をしている(※)。
(※)ソードフォームは桃、ロッドフォームは海亀(変形前がわかりやすい)、アックスフォームは「金」の字とマサカリ、ガンフォームは龍、ウイングフォームは白鳥(変形前は白鳥の首が伸びている)。
共通する特徴
プラットフォームにアーマーが装着される関係上、ソードフォーム〜ガンフォームまでの基本4形態+ウイングフォームは手足の造形はほぼ共通で胸の中央には「デンレール」が走っている。
膝装甲「デンキュイス」は各フォームに対応した色に変化、ウイングフォームのみデンキュイス周囲に白いプレートが付いていたり、オーラスキンが金色という差異がある。
また、名前や形状は違うが基本的な能力がほぼ同じパーツが存在する。
胸部装甲(※1)は10tの衝撃を緩和、「〇〇スキャンアイ」(※2)と呼ばれる複眼は最大で5kmの人間の顔を見分け、最小で0.05mmの物体を区別し、1km先の目標物を赤外線照射で識別する能力を持つ。
また、レーダーとなる部分(※3)は細かい性能に差異があるが、40Hzから10万Hzの超音波まで聞き取る能力を持つとされる。
また、額の「Oシグナル」は2km以内のイマジンを索敵する能力を持つ。
(※1)フォーム順に「ビブレストプレート」(名称はソードとウイング共通)、「アーマーケロン」、「グラデュアリーブレスト」、「ワーシップレート」。
(※2)冠詞には「ペルシア」、「ヘキサゴン」、「ランバス」、「ヴィクトリー」、「ウイング」が入る。
(※3)フォーム順に「ペルシアアンテナ」、「ストレイダー」、「マサカリーダー」(攻撃力を有する)、「ビュートレーダー」、「ウイングリーダー」。アンテナ表記はかなりの少数派となっている。
(以上の出典:仮面ライダー図鑑『仮面ライダー電王』より)
フォーム
素体
プラットフォーム
玩具的には、フォームスイッチを押さずにセタッチした際に変身するフォーム。
このフォームに電仮面やオーラアーマーを装着し各フォームへの変身が完了する。
しかし良太郎本人が戦いに不向きな為かフリーエネルギーによるオーラアーマーが生成されない(ゼロノスの変身者である桜井侑斗のように、本来は自身のエネルギーでアーマーも生成可能)。
よって、憑依しているイマジンが離れたりケータロスが無いときもこの姿に。
電王作品中、カタログスペックでは最弱(それでも常人に比べれば強い)。
基本フォーム
良太郎がイマジンに憑依された状態、あるいは実体化したイマジンが直接デンオウベルトを装着しフォームスイッチを押してからセタッチすることで変身する形態。
イマジンのオーラを変換したフリーエネルギーにより電仮面とオーラアーマーが生成・装着されるが、これら基本4フォームはオーラアーマーを共有しており、胸部・背部の前後と胸部装甲を展開するか否かでボディ部が差別化されている。
ソードフォーム
モモタロスが憑依、またはモモタロス自身が変身するときにとるフォーム。
イメージカラーは赤。オーラアーマーは赤い面を前にし胸部装甲は展開しない。
名前の通りデンガッシャーソードモードによる激しい戦闘スタイルを得意とする。
赤のフォームスイッチを押すことで変身する。
基本フォームの1つだが、同時にメインフォームでもありCMやライダーが勢揃いする時には代表を勤める主役フォーム。
必殺技は、デンガッシャーソードモードのオーラソード(先端の赤い刃)をフルチャージで強化し斬撃を見舞う「エクストリームスラッシュ」。
モモタロスはこれを「俺の必殺技」と呼び、斬り方などでナンバーをふっている。
ロッドフォーム
ウラタロスが憑依、またはウラタロス自身が変身するときにとるフォーム。
イメージカラーは青。オーラアーマーは黒い面を前にし胸部装甲を展開する。
デンガッシャーロッドモードによるリーチの長い槍術戦を繰り広げる。
青のフォームスイッチを押して変身する。
必殺技はフルチャージで強化したデンガッシャーロッドモードで相手の動きを封じる「ソリッドアタック」。
ウラタロスは、これと併用してデンライダーキックで止めを刺していた。
ちなみにデンライダーキックは設定上どのフォームでも使用可能だが、TVではロッドフォームでしか使用していない(劇場版ではソードフォームも使用)。
アックスフォーム
キンタロスが憑依、またはキンタロス自身が変身するときにとるフォーム。
イメージカラーは金。オーラアーマーは黒い面を前にし胸部装甲は展開しない。
4つのフォームの中で最もパワーがあり、デンガッシャーアックスモードによる力強い攻撃と、強靭な体から生み出される防御力を駆使して戦う。
金のフォームスイッチを押して変身する。
必殺技はフルチャージで強化されたデンガッシャーアックスモードで相手を斬りつける「ダイナミックチョップ」。
ほとんどの場合、キンタロスは大ジャンプをし、相手を一刀両断にした後に技名を言う。
ガンフォーム
リュウタロスが憑依、またはリュウタロス自身が変身するときにとるフォーム。
イメージカラーは紫。オーラアーマーは赤い面を前にし胸部装甲を展開する。
銃型のデンガッシャーガンモードを使い、ダンスのステップを取り入れたアクションで銃撃戦を行う。カタログスペックでは、基本フォーム中最強。
紫のフォームスイッチを押して変身する。
必殺技はフルチャージによりデンガッシャーガンモードと、両肩の「ドラゴンジェム」から放つ「ワイルドショット」。
特殊フォーム
ウイングフォーム
ジークが憑依、またはジーク自身が変身するときにとるフォーム。
イメージカラーは白。
デンオウベルトにはフォームスイッチは4つしかないので、このフォームへの変身はデンオウベルトのバックルをウイングフォーム専用の「ウイングバックル」に変化させてから変身する(明らかに別のベルトに見えるが、設定上は同一のベルトである)。
ハンドアックス、ブーメランに変形させたデンガッシャーの二刀流で素早い攻撃をする。
実際に空を飛ぶことは出来ないが、そのかわりジャンプ力は作中の全ライダーと比較してもトップクラス。
必殺技はフルチャージで強化したハンドアックスとブーメランの連続攻撃で相手を切り裂く「ロイヤルスマッシュ」。
ブーメランの投擲で離れた位置でも使用が可能。また、『超・電王』以降登場していないため、再登場してほしいと言われている。
強化フォーム
クライマックスフォーム
ケータロスを操作しバックルに装着、モモタロスら4人のイマジンが同時に憑依することで変身が可能となるフォーム。
ただし変身するには変身に参加するイマジン全員が意思の統一を図らなければいけない。
基本4フォームの長所を併せ持ち、デンガッシャーの全モードを使用できるが、基本人格がモモタロスの為ほとんどソードモードを使用している。
生成されたオーラアーマーには複数の電仮面が装着される。
一つの身体に複数のイマジンが同居するので、イマジン達には不評のフォーム。ど根性ガエルの如く、複数のイマジンが同時に表面化するとき対応した部位が動き喋る。
必殺技はライダーパスをバックルにかざし「Charge & up」の電子音声でエネルギーをチャージすることで発動する。
脚に電仮面を移動させることで放たれるキック技「ボイスターズキック」
腕に電仮面を集中し、一撃を見舞うパンチ技「ボイスターズパンチ」
胸のガンフォームの電仮面から発射されるホーミングミサイル「ボイスターズシャウト」
デンガッシャーソードモードから繰り出す「エクストリームスラッシュ」の強化版「ボイスターズスラッシュ」(モモタロス曰く、「俺達の必殺技クライマックスバージョン」)
他にもデンガッシャーを様々な形態に変形でき、対応した必殺技も通常より強化された状態で使用できる。
超クライマックスフォーム
ジークも参加したモモタロスら5人のイマジンが同時に憑依することで変身が可能となるフォーム。このフォームでは背中にウィングフォームの電仮面、Oシグナルにウィングフォームを表す「W」の文字が入り、飛行能力を獲得している。必殺技は「超ボイスターズキック」。『W&ディケイド』に登場した際は「超ボイスターズスラッシュ」を披露している。
ライナーフォーム
良太郎自身がケータロスをバックルに装着し、デンカメンソードにライダーパスを入れることで変身。
足りなかったフリーエネルギーを補うようにして、ライナーフォームのスキンとアーマーを生成。
走力がとても高く設定されているが、人格は良太郎のままなので戦闘能力はクライマックスに劣る。
その為デンカメンソードを介してモモタロス達からアドバイスを受けたり、彼らの戦闘技術を身に宿すなどとして戦う。
デンカメンソードを操作し繰り出される必殺技は、「デンカメンスラッシュ」「デンカメンアタック」「デンカメンチョップ」「デンカメンショット」そして、「フルスロットルブレイク」と多数。
良太郎はこれらを纏めて「電車斬り」と呼ぶ(この呼び方について、タロスズは「センス無い」と発言していた)。
また、『仮面ライダーウィザード 』第53話(最終回)にて、ソードフォームからモモタロスの人格のままこのフォームに変身した。
派生的なフォーム
仮面ライダーミニ電王
『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』に登場した小柄な電王。
少年時代の良太郎に憑依したモモタロスが変身する。
普段よりも頭身が低く、力も半減している。
仮面ライダープリティ電王
『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』に登場した電王。
ショッカーに立ち向かう少女アンナに憑依したモモタロスが変身する。
ミニ電王に近い身長だが、プリティというだけあって可愛らしい装飾が追加されている。
仮面ライダー電王(ダンボールVer.)
『りさいくるずー まもれ!もくようびは資源ごみの日』に登場した電王。
ダンボールタウンに現れたハンマー怪人とそのお兄さんに苦戦する仮面ライダーダン王の前にデンライナーで通りすがり、彼にライダーパスとマシンデンバードを貸し与え、戦い方を伝授し勝利へと導いたのち、彼の戦いぶりを賞賛し帰っていった。
一応モモタロスが変身しているらしいが、作品構成上全身がダンボールで形作られた3頭身体系という衝撃の姿をしている。
使用武器
4つのパーツで構成された武器。組み合わせて様々な武器に変形させることができる。
詳しくは個別記事参照。
前述の通り、ライナーフォームが使用する武器。
詳しくは個別記事参照。
必殺技
変身後にライダーパスをバックルに数秒かざすとベルトから「Full charge」と電子音声が鳴り、携行武器にフリーエネルギーを充填する。
充填後はパスを放り投げてしまう事が多いが、このせいで戦闘後に探し回るはめになったり奪われてしまった事もある。パスを仕舞ってからでも技には影響ないようだが、モモタロスが言うには「いちいち仕舞ってたら格好がつかない」とのこと。
必殺技は、その状態で繰り出される武器技と、電王が単体で持つ技「デンライダーキック」の2つがある。
使用マシン
マシンデンバードを参照。
このバイクは基本的には時を駆ける列車・デンライナーの操縦に使用される。単体ではあまり使われない。
スペック一覧表
パンチ力 | キック力 | ジャンプ力(ひとっ跳び) | 走力(100m辺り) | |
---|---|---|---|---|
プラット | 1t | 3t | 10m | 10秒 |
ソード | 5t | 7t | 35m | 5.2秒 |
ロッド | 4.5t | 9t | 20m | 9秒 |
アックス | 8t | 5t | 30m | 7秒 |
ガン | 6t | 10t | 42m | 4秒 |
ウイング | 4t | 8t | 50m | 3.8秒 |
クライマックス | 8t | 10t | 42m | 4秒 |
ライナー | 6t | 7t | 45m | 3.5秒 |
超クライマックス | 8t | 10t | 50m | 3.8秒 |
本編後の登場
本編終盤のようにタロスズが単独変身することが多くなっている。
『さらば電王』
『[俺、誕生!』や最終回のように悪の怪人軍団を蹴散らしている。
『仮面ライダーディケイド』
『ディケイド』のメインキャラクターにタロスズが憑依して変身している。
劇場版の電王はモモタロス本人が変身している模様(原作、『ディケイド』のモモタロスどちらかは不明)。
『ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超(スーパー)スピンオフ』
File11:ガチ! 平成ライダー運動会!!
渡辺淳がスーツを着てレースに参加。通称:ナベノデンオー。
参加したスーツアクターの中では当時、最も若く、余裕を見せながら1位を勝ち取った。
File13:どれだ! 高岩成二 恐怖の正体?
高岩成二が中に入っているライダーを当てるクイズの選択肢として登場。
結局正解はカブトであり、電王はダミーとして富永研司が担当していた。
File28:変身!電王はラッシュアワーを避けろ!!
鳴滝にそっくりな神田川優男がディケイドに変身ポーズを教わり、コンビニのレジで電子マネーをスキャンすると何故かガンフォームの姿に変身していた。
『レッツゴー仮面ライダー』
モモタロスが直接変身した電王ソードフォームに残りの3人が憑依することでクライマックスフォームに変身している。
『スーパーヒーロー大戦』
イマジンズの直接変身により4フォームが揃い踏みしている。
続編の『Z』にもソードフォームが登場。
『仮面ライダー大戦』
ソードフォームの姿で登場。
電車&脚本繋がりでか『烈車戦隊トッキュウジャー』のクライナーにデンライナーが襲撃されたり、巨大戦でデンライナーがトッキュウオーに合体したと思ったら、突如乱入してきたキングにセンターを乗っ取られて脚に追いやられるなど本作のギャグ要員を務めた。
『スーパーヒーロー大戦GP』
タイムトラベルものでは重要な役割を果たす電王だが、なんと今回はショッカーに洗脳されてショッカーライダーとなってしまった。
(恐らく)憑代となる特異点の良太郎なしで直接変身したためか、ライダーロボの歴史改変ビームで電王が消えてしまった(ショッカー首領の死に際して歴史が戻ったため生き返ったが)。
『超スーパーヒーロー大戦』
ソードフォーム(つまりモモタロス)が主要キャラとして登場し、モモライダーにも変身。
ガンフォームとロッドフォームも別チームで存在するが、アックスフォームは未登場(キンタロスは登場)。
『仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』
フォームチェンジラッシュでアナザー電王に対抗、これにはカラクリがあり…?
戦闘員軍団の討伐にも参加し、OPテーマを歌いながら登場した。
『ジオウ』本編EP39〜40にも登場。
『暴太郎戦隊ドンブラザーズmeets仮面ライダー電王 目指せ!ドン王』
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のクロスオーバー作品第1弾がまさかのこれ。
桃太郎繋がりでかドンモモタロウと共演し、当たり前のようにドンブラ世界でシソツ鬼と戦っていた。
なお、「ドン王」が何なのかは全く明かされず。
『劇場版仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』
仮面ライダーレジェンドによってクウガ、ダブル、オーズと共に召喚された。
先陣を切ってマイティキックを繰り出したクウガに続き、『俺の必殺技』でドレットルーパー軍式を数体撃破。
派生的な電王
この作品にはスピンオフが多いからか、「電王」と呼称されながらも、良太郎やイマジンが変身している普段のものとは違う派生的な電王がいくつか存在している。
仮面ライダーネガ電王 ネガフォーム
はぐれイマジンのネガタロスが変身する悪の電王。名前の通りの仮面ライダー電王のネガライダー。電王と同じくデンオウベルトを使用する。
仮面ライダーNEW電王 ストライクフォーム
良太郎の孫にあたる野上幸太郎が変身する、未来で生まれた新しい電王。NEWデンオウベルトを使用する。
実際に自らを「仮面ライダー電王」と呼ぶシーンも多い。
仮面ライダーG電王
人工イマジン・イブの力で変身できる、時間警察が生み出した電王。Gデンオウベルトを使用する。
「時の運行を守る者」という意味では普通の電王と同じ役割を持ったライダーだが、普通の電王とは違う点も多く見られる。
ゲーム
『ガンバライド』
第1弾でソードフォームがLR、ガンフォームがSR、ロッドフォームとアックスフォームがRで参戦。
第6弾でライナーフォームがLRで参戦。
第9弾ではモモタロスがLRで参戦、SPカードでデンライナーが登場。
また、ソード、ロッド、アックス、ガンの4フォームがSRで収録され、ロッドとアックスは初の高レア化となった。
(この弾は電王の特集弾で、NEW電王も同弾で参戦している)
第11弾ではウラタロス、キンタロス、リュウタロスがSRで参戦。
002弾でウイングフォームがSRで参戦。
004弾で超クライマックスフォームがLRで参戦。
シャバドゥビ2弾ではソードフォームに新必殺技が収録されLRで登場。
シャバドゥビ3弾ではリングスキャン限定でクライマックスフォームが登場。
シャバドゥビ6弾ではCPのライナーフォームの登場演出でプラットフォームが登場した。
『ガンバライジング』
『ガンバライジング』では1弾からプラット、ソード、ガンフォームが参戦。プラットフォームはガンバライドを通り越しての初の正式参戦となった。
1弾ではソードフォームは劇中の必殺技をもらえず、リュウタロスにバーストのクライマックスを持っていかれる状況になりモモタロスお得意の「俺の必殺技パート2」は何故かディケイド電王にしか収録されていなかった(この問題は2弾で解決し、その後表の「俺の必殺技パート1」を習得)。CPはあるが、鎧武の弾では電王は少々控えめであった…
しかし、ナイスドライブ1弾にてソードフォームがLR、LREXで登場。
LRはバーストするとロッドフォームに、さらにLREXではバーストすると強化フォームであるクライマックスフォームになり、新フォームが2つ参戦するなど電王の勢いが一気に強まった。
バッチリカイガン1弾では6弾ぶりに、これまた新シーズン突入弾で表面(最初)からクライマックスフォームでLRに返り咲いた(同時に俺の必殺技クライマックスバージョンも実装)。
バッチリカイガン5弾では劇中最強フォームであるライナーフォームがLRで参戦。次の6弾ではプラットフォーム→ライナーフォームというカードがSRで登場し、プラットフォーム初の高レア化となった。
そして電王10周年となるガシャットヘンシン弾の4弾ではモモタロスがLRで(ついでに(ディケイド電王の除き)バースト面ソードフォームのカードが初の高レア化)、5弾では10周年キャンペーンと銘打ってウラタロス、キンタロス(ついでにアックスフォームも初参戦)、リュウタロスもCPで参戦となった。バーストすると各イマジン担当のフォームとなる。6弾では表からアックスフォームのカードも登場。
ボルトマッチ4弾では表面バースト面ともにソードフォームでLRで登場。新必殺技としてデンライナーゴウカで攻撃する「デンライナーゴウカ発進!」が収録。
ライダータイム3弾では超クライマックスフォームがGLRで参戦。
バーストライズ1弾ではライナーフォームがLRで登場。同弾で参戦したゼロノスゼロフォームと共にメモリアルタッグフィニッシュとして第38話「想い出アップデート」を再現した技を持つ。
プレミアムバンダイ限定のバインダー付属のプロモーションカードでウイングフォームがLRで参戦。
これで電王の全てのフォームが参戦した。
『クライマックスヒーローズ』
1作目から参戦。ソード、ロッド、アックス、ガン、ライナー(超必殺技の演出のみ)の5フォームが登場。
当時はアシスト技のデンライナーが異常に強かったため、最強クラスだった。当然、後の作品では調整されたが。
3作目『オーズ』では超クライマックスフォームが追加された。
『ライダージェネレーション』
1作目から参戦。
ライダーアビリティは「クライマックス」。敵と遭遇した際ランダムに「俺、参上」のポーズを取り、一定時間ステータスが上昇する。ポーズ取っている間に攻撃されることがあるのはご愛敬。
『バトライド・ウォー』シリーズ
初代よりプレイアブルキャラクター。通常時にソード、ロッド、アックス、ガン、ウイング、ライナーフォームの六形態、超必殺技でクライマックスフォーム、究極状態で超クライマックスフォームと、なんと八つのフォームに変身可能であり、仮面ライダーWに次ぐ多さである。それぞれが独立したフォームとして数えれば最多であろう。
「挑発」による固有アクションから攻撃を当てていくことで超必殺技ゲージが蓄積されていくという特徴があり、最強状態、究極状態時に行うことでゲージの消費を抑え長時間強化状態を維持することが可能になる。
第3作『バトライド・ウォー創生』ではクウガ、BLACK、ゴースト共に怪人軍団と交戦していたが、BLACKとクウガが歴史改変の影響で消滅。
自らも歴史改変の煽りを受けて苦しむが、間一髪のところでデンライナーに救われ、生き残ったゴースト共に歴史修復の旅に向かう…つまり、本作のもう一人の主人公である(ちなみに原作第1話の追体験クエストがないライダーの救出はタロスズの担当である)。
なお、本作の電王も良太郎が変身している設定である。
コンパチヒーローシリーズ
『ロストヒーローズ』
1作目から参戦。
ソードフォーム、ロッドフォーム、アックスフォーム、ガンフォーム、クライマックスフォームが登場。
平均的なステータス、バランスのよいスキル構成と特長がないのが特徴のバランス型。スキルはわりと低燃費。
ちなみに、このシリーズではダークライダーを除いて『電王』のライダーは電王ただ一人だけが登場する。
『HEROES' VS』
ネガ電王と共に参戦。
ソードフォーム、ロッドフォーム、アックスフォーム、ガンフォーム、クライマックスフォームが登場。
『スーパーヒーロージェネレーション』
ソードフォーム、ロッドフォーム、アックスフォーム、ガンフォーム、ウイングフォーム、クライマックスフォームが登場。
平均的なステータスと、自身のテンションを上げるスキル「クライマックス」が特徴。
レジェンドアイテム
後年の仮面ライダー作品やその商品展開において登場した、電王をモチーフとしたアイテムやフォームなど。
『仮面ライダーディケイド』に登場した、ディケイドが電王にカメンライドした形態。
ディケイドやディエンドが、電王本人あるいは召喚した電王をファイナルフォームライドした形態で、その姿も声も性格もモモタロスそのもの。
『仮面ライダーW』のガイアメモリの一つで劇中未登場。端子の色はジョーカーメモリなどと同じ金で、ダブルドライバーのボディサイド(左側)に装填する。
『仮面ライダーオーズ/OOO』のオーメダルの一つで劇中未登場。
『仮面ライダーフォーゼ』のアストロスイッチの一つで劇中未登場。
『ガンバライド』ではフォーゼドライバーの右腕用スロットに装填、右腕に電王モジュールを装着する。
『仮面ライダーウィザード』のウィザードリングの一つで、色付きバージョンが魔宝石の世界において登場。
ハルトによって召喚され、彼を守るために戦う。
『仮面ライダー鎧武/ガイム』のレジェンドライダーロックシードの一つで劇中未登場。
『ガンバライジング』では仮面ライダーバロンが使用した電王アームズが登場。
『仮面ライダードライブ』のシグナルレジェンドバイクの一つで劇中未登場。
『仮面ライダーゴースト』のレジェンドライダーゴーストアイコンの一つで劇中未登場。
『ガンバライジング』では仮面ライダーゴーストが使用した電王魂が登場。
『仮面ライダーエグゼイド』のレジェンドライダーガシャットの一つで劇中未登場。
『ガンバライジング』では仮面ライダーゲンムが使用した電王ゲーマーレベル2が登場。
『仮面ライダージオウ』のライドウォッチの一つで、劇中でモモタロスから常磐ソウゴに与えられるも、フォームチェンジには使われなかった。
設定上はジオウ電王アーマーが存在し、装動シリーズでフィギュア化した。
『仮面ライダーゼロワン』のレジェンドライダープログライズキーの一つで劇中未登場。
『仮面ライダーセイバー』のレジェンドライダーワンダーライドブックの一つで劇中未登場。
『仮面ライダーリバイス』のバイスタンプの一つで、劇中では仮面ライダーリバイスが使用したマンモスゲノムが登場した。
『仮面ライダーギーツ』のレジェンドバックルの一つで劇中未登場。
『仮面ライダーガッチャード』に登場する、電王とゼロワンのレジェンドライダーケミーカードを使用して変身する形態。劇中未登場。
『仮面ライダーガッチャード』に登場した、仮面ライダーレジェンドが電王にケミーライドした形態。第33話に登場。
『仮面ライダーガヴ』のレジェンドライダーゴチゾウの一つで劇中未登場。
余談
- 実は電王とは、劇中では「時の運行を守る者」「デンライナーの番人」くらいのことしか明言されておらず、そもそも電王というライダーは何故本来敵対するはずのイマジンの憑依によって力を発揮出来る仕組みになっているのかは不明であり、ライダーそのものについては意外と謎が多い(ゼロノスも同様である)。オーナーなら勿論知っているのだろうが、変身者である良太郎が劇中でその事に触れる事は一切なかった。
- 客演の頻度が非常に高いが、他のレジェンドライダー達とは違い、一部のフォームチェンジの方法が完全に変わった珍しいライダーでもある。
- 人間態を持たない怪人が変身するライダーは他には『仮面ライダーセイバー』のデザスト/仮面ライダーファルシオンと『仮面ライダーリバイス』のバイス/仮面ライダーバイスが存在する。
- 『仮面ライダージオウ』に登場する怪人アナザーライダーは、「対応する平成仮面ライダーから力と歴史を奪う」という特性を持っており、これによって多くの歴代平成ライダーたちは変身能力やライダーとしての記憶を失う電王はその「時の運行の守護者」としての特性のみならず、電王というライダーの核となる寄代・野上良太郎が歴史改変の影響を跳ね除ける特異点ということもあってか、映画『平成ジェネレーションズFOREVER』でに登場した電王はアナザー電王と対峙しても歴史改変や力の消失が発生していなかった。
- ただし、本編39話では、電王ライドウォッチをモモタロスが所持しており、(最近では当たり前になりつつある)単独変身を行わずにゲイツやウォズに憑依し、ゲイツリバイブやウォズギンガファイナリーに変身していた事を考えると、歴史改変の影響こそ受けないもののライドウォッチが誕生していると変身できないのは他のライダーと変わらないようであり、40話では実際に単独変身しようとして出来ずにウォズから「電王ウォッチを(ソウゴに)渡しているので電王に変身出来ない」と言われている為、「電王は歴史改変は特異点の関係で受けないがライドウォッチが誕生すると変身出来なくなるのは他のレジェンドライダー達(ディケイド以外)と同じ」なのは確定だと思われる(この後ジオウに呼んでもらった電王に憑依して戦ったが)。
関連タグ
野上良太郎 モモタロス ウラタロス キンタロス リュウタロス ジーク
声優ライダー、怪人ライダー、乗っ取りフォーム:プラットフォームとライナーフォーム以外が該当する。
○号ライダー