｢俺はもっともっと強クナル……モットモットォオオッ!!｣
CV:八頭司悠友(ドン1話)
スーツアクター:井口尚哉
データ
身長/185cm
体重/217kg
スキン/紫蘇カラー
概要
人間の欲望を叶えるために誕生した、歴代戦隊モチーフの無い紫蘇色モデルのヒトツ鬼。全身が真紫の“紫蘇カラー”のスキンで染まっている。
ヒトツ鬼共通の、鬼が持つ金棒を思わせる突起が付いた大剣「鬼険棒」を武器としている。
活躍
- ドン1話
鬼頭はるかの同級生・吉岡の「卓球でもっと強くなりたい」という欲望を叶えるために誕生。
いつ彼に取り憑いたのかは不明。
本編冒頭にて漫画賞を受賞し、クラスメイトから祝福されて調子づいていたはるかに「何様のつもりだ!」と突っかかったり、その嫉妬心や不平不満に狂いながら校舎裏で釘バットならぬ釘ラケットを作成するなど、実体化する以前から既に彼の精神を蝕んでいた。はるかが戦士に選ばれた頃から本格的に活動を開始する。
闘争本能のままに吉岡を暴走させ、理性と引き換えに彼に凄まじい怪力を与えて人を超えた卓球の鬼へと変えてしまい、同級生の花村や高校生チャンピオンの高木リョウ等の卓球に纏わる目を付けた人物を道場破りの如く手当り次第にどんどんKOに追い込み、勝負自体が本来の卓球とはかけ離れたものへとエスカレートさせて行く。
ついには金メダリストの春日誠に挑むと同時に、遂に吉岡を取り込んで実体化。釘ピンポンの様な鉄球で同時に現れたアノーニと共にその場で人々を襲い始める。
はるか「何でよっぴーが…。やめて、よっぴー!」
「オ前、鬼頭カ? コノ俺ニ何様ノツモリダ!!」
自分を説得しようとするオニシスターも怒りのままに蹴り飛ばしたが、最期は駆け付けたソノイ怪人態に剣の一撃で斬り伏せられ、そのまま取り込んだ吉岡ごと断末魔と共に消滅した。
その場には、彼が使っていた釘ラケットだけが残されていた。
計3体登場。いずれも元になった人間は登場せず行動原理は不明。
いずれも廃工場で暴れている所を仮面ライダー電王・ソードフォームと戦闘になる。
ドンモモタロウがプリンの豆知識を披露しているときは大人しく話を聞いており電王とも比較的仲良くしていたが最後は「モモタロ斬」と「エクストリームスラッシュ」の同時攻撃を受け倒された)切り方は各話で異なる)。
まさかの4体目登場。「目指せ!ドン王」のケース同様元になった人間は登場しない。しかし、過去のケースを反省した為今回は複数のアノーニを引き連れはるかを捕まえようと目論む。
ヒーローを助けに呼ぶと現れたドンモモタロウの発言にはるかは呆れる。戦闘を行いアバターチェンジを駆使してゴーカイレッド～ゼンカイザーの歴代先輩に変わっていき敵を蹴散らしはるかは歴代先輩を解説していた(尚、レッドバスターになった時は偶然風見鶏を見てしまい為即座にキョウリュウレッドに変わった)。そしてはるかも吹っ切れオニシスターに変身、「モモタロ斬」とドンブラスターの射撃の同時攻撃を受け倒された。
吉岡
シソツ鬼に取り憑かれたはるかや花村のクラスメイト。元卓球部。はるかを「鬼頭」、花村を「花村」と呼び、はるかからはあだ名の「よっぴー」で呼ばれている。
あだ名で呼んでいるのが劇中では、はるか位しかいないせいかオニシスターの正体をはるかと看破していたりする。
花村曰く、ドン1話時点からひと月前に卓球部を退部。周囲から期待される程の実力を持ちながらの退部だったので、花村から可笑しくなったと思われていた。
劇中ではシソツ鬼の影響で終始いきり立った態度であったが、はるかからあだ名で呼ばれていた辺り、元々の彼女らとの関係は決して悪い物ではなかったことが窺える。
ドン46話でソノイが許しの輪の力を作動させた事により他の人々と共に亜空間から解放された。
余談
- スーツは先に登場したベニツ鬼のリペイントと思われていたが、どうやら同形の別のスーツが使用されている模様。
- シソツ鬼をベースとしたヒトツ鬼は「強さを求める」という欲望を叶える為に誕生するパターンが多い。
関連タグ
カブトヤミー：うわ言の様に「もっと強くなる」と繰り返していた欲望から生まれたライダー怪人。尚、同日は30分前の世界にカブトムシモチーフの戦士が登場した回である。
野球魔人：戦隊オマージュドラマに登場した怪人で球技(野球と卓球)の強さに溺れて怪人化した高校生と同じ物を持つ。また、ヒトツ鬼が戦隊に対してこちらは戦隊怪人のオマージュと言う点も同じ。
シソツ鬼素体のヒトツ鬼
