「変身!」
SWORD FORM
「俺、参上!」
「言っとくが俺は、最初からクライマックスだぜ!」
CV:関俊彦
スーツアクター:高岩成二、渡辺淳(オールライダー超スピンオフ)、高田将司(ドンブラザーズとのスピンオフ版)
概要
モモタロス及びM良太郎が変身する、仮面ライダー電王の基本形態(正確にはモモタロスのオーラアーマーやオーラスキンを装着した姿であるため、厳密には派生フォームである)。
他のフォームでもモモタロスが憑依するとこのフォームになる。
ソードモードのデンガッシャーによる素早い動きからの剣戟を得意とする。
スペック
身長 | 190cm |
---|---|
体重 | 87kg |
パンチ力 | 5t |
キック力 | 7t |
ジャンプ力 | 35m(ひと跳び) |
走力 | 5.2秒(100m) |
ウイングフォームを含めた5フォーム中パンチ・ジャンプ・走力3位、キック力4位という基本フォームらしくパワーとスピードのバランスが取れた形態。
電王以前のシリーズにおいて武器を使用するようになった「RX」以降の作品では、複数の形態を初期から持つあるいは序盤で変化可能になる戦士は基本フォーム形態は徒手空拳で別のフォームが剣の武器を持ち、反対に初期にフォームチェンジを持たず後に何らかの強化形態が追加される戦士は最初期から剣や何らかの手持ち武器が存在する事が基本だったがソードフォームは「序盤から複数のフォームを持つ戦士でありながら徒手空拳でなく剣の武器を持つ」という初めての事例になった。
ちなみに電王以降の作品でも複数のフォームチェンジを持つ戦士も基本形態はキバフォームやサイクロンジョーカーのように徒手空拳戦士が主流であり剣を持つ主人公戦士は特殊な複数形態を持つディケイド、そもそも本来のフォーム内に手持ち剣が存在せず後付けで共通装備になったメダジャリバーなどかなり変則的な形であり電王のように純粋な剣初期装備持ち主人公戦士は仮面ライダーウィザードまで中々現れなかった。
剣を振り回して手数で攻める戦術を得意としている。
しかしリーチは短いため飛行する敵には分が悪く、またモモタロスがカナヅチなので水中戦も不得手(地上からデンガッシャーの刃先を水中の敵に飛ばしての攻撃は可能)。
パンチ力やキック力が高い訳でもない器用貧乏めいたスペックゆえ決め手に欠いており、デンガッシャー・ソードモードが通らない防御力の高い敵とも相性が悪い。
モモタロスの持論、手数と勢い任せの「戦いはノリのいい方が勝つ」を体現していると言える戦闘スタイルと言える。
外見
アーマーは赤く(背中はアックスフォームの胸部アーマーで金色)、頭部の赤い複眼と触角が2つに割れた桃を模している。目の名前は『ペルシアスキャンアイ』というが、これは桃の英名『ピーチ』の語源がペルシャに由来するから(原産は中国でペルシアを通して西洋世界に齎された)。
変身すると大抵の場合妙なポーズを取って上記の台詞を言う。
モモタロスが憑依した人物が変身する時は、一旦プラットフォームに変身してからアーマーが出現・装着される(頭部は桃が顔のレールを伝って割れて装着)形で変身する。
必殺技
エクストリームスラッシュ
パスをベルトにフルチャージして、デンガッシャーの刃先にエネルギーを溜めて敵を切り裂く。刃先を飛ばして攻撃するパターンもある。劇中では「俺の必殺技・パート~(数字や様々な言葉が入る)」と言って使用する。モモタロスが4を言えない為、パート4はない。
クライマックスフォームでも使用されている他、モモタロスも自らの専用武器・モモタロスォードで使用した事がある。
デンライダーキック
回し蹴りを2回決めてから跳び回し蹴りを放つライダーキック。この技は「俺の超必殺技」と呼称された。
なお、『オールライダー対大ショッカー』において、ソードフォームが他のライダーと共にシャドームーンに対して使用したオールライダーキックでもライダーキックを披露している(ただ、全員が空中で一回転してから飛び蹴りを放っており、初代ライダーを意識したと思われる技で、パスをフルチャージする動作もなかったため、デンライダーキックとは異なる技である可能性も高い)。
『平成ジェネレーションズFOREVER』ではフルチャージを行い、ロッドフォームに近いデンライダーキックを使用。
ディソルダースラッシャー
ガンバライド初出。デンガッシャーにエネルギーを集めて敵を連続で切りつける。ロストヒーローズシリーズではエクストリームスラッシュの簡易版として表現されている。
余談だが、基本フルチャージ発動時ライダーパスは必ず投げる。その為、毎回イマジンを倒した後はあらぬ方向に飛んでったパスを探す羽目になるのでキンタロスから「パスが無いと帰られへんのに、いちいち投げよってからに!」 と指摘される(とは言え、コレは指摘したキンタロスを含めた全員がやっているのでモモタロスだけに言えた話じゃない)が、モモタロス本人は 「お前なぁ…フルチャージの後、大事にしまってたんじゃ格好つかねェだろうが!!」 と逆ギレしていた。
リュウタロス「意味分かんないー」
キンタロス「お前そればっかりやな」
所が、この変な拘りの所為でとんでもないトラブルを起こす事になる。
因みに、同作内終盤のG電王戦ではキンタロスはフルチャージ後に癖でパスを投げそうになったがキチンと投げずに気を付けたのに反して、モモタロスはトラブルの原因になったのにも拘わらず結局2回とも投げている。
備考
『仮面ライダーキバ』以降の平成ライダー作品にも高頻度で登場している。
ディケイドが電王に変身するとプラットフォームでは無くこのフォームになる。因みに「俺、参上!」のカードもあるが、これらのカードが劇中で役に立った事は無くその後電王のカードを使用して真面目に戦っても敵を撃破出来なかった上にコンプリートフォームの召喚も唯一倒せなかった。詳細はディケイド電王にて。
『ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ』では渡辺淳氏がスーツアクターを担当しており、File11「ガチ! 平成ライダー運動会!!」ではナベノデンオーと馬名じみたあだ名を付けられて参戦。レースで1位に輝いた。
魔宝石の電王
『仮面ライダーウィザード』第52話ではモモタロス(というか関氏)そのまんまの電王として魔宝石の世界に召喚された。ライダーリングを持った少年に召喚されて響鬼、キバと共に怪人軍団と戦うが、アマダムに捕らえられてしまう。
ウィザードを追い詰めるためにアマダムに召喚された際、アマダムの「所詮ライダーはリングの持ち主に従うだけ」という言葉に対して
「何言ってんだ?バカかお前。俺たちはリングの力で子供達に従ったんじゃねえ。弱き者を守っただけだ!」と一蹴。ディケイドの説教パートへのバトンを繋いだ。
巨大怪人戦では電王本編で慣れっこだったからか、真っ先にデンライナー・ゴウカを呼び出して攻撃を加えた。
また、アマダムとの最終決戦ではライナーフォームに変身していたため、モモタロス単体ではなくM良太郎が変身した姿なのかもしれない。
関連動画
関連タグ
電王 モモタロス 野上良太郎 俺、参上! 最初からクライマックス 俺の必殺技
アーマードライダー『仮面ライダー鎧武』、ニュートン魂『仮面ライダーゴースト』:モチーフが果物である点が共通
星雲仮面マシンマン:スーツの配色が似ている特撮ヒーロー。こちらも「主人公が異星の大学のカリキュラムで地球に来ているだけの一般人」「敵の目的が子供嫌いなので子供をいじめるだけ」「敵を倒すのではなくカタルシスウェーブという特殊能力で改心させる」など、型破りな設定が多い。