ソードフォーム
そーどふぉーむ
モモタロスまたはモモタロスが憑依した良太郎が、デンオウベルトの赤いボタンを押してライダーパスを通すことで変身する。
他の形態に変身中でも後からモモタロスが憑依するとこのフォームにチェンジする。
変身すると大抵の場合妙なポーズを取って上記の台詞を言う。
身長 | 190cm |
---|---|
体重 | 87kg |
パンチ力 | 5t |
キック力 | 7t |
ジャンプ力 | 35m(ひと跳び) |
走力 | 5.2秒(100m) |
基本フォームらしくパワーとスピードのバランスが取れた性能。ウイングフォームを含めた5フォーム中パンチ・ジャンプ・走力が3位、キック力は4位に位置する。
ソードモードのデンガッシャーを振り回して手数で攻める戦術を得意としている。
自分のペースに持ち込めばワンサイドゲームで敵を叩き伏せる戦闘能力を発揮するが、リーチは短いため飛行する敵には分が悪く、またモモタロスがカナヅチなので水中戦も不得手(一応デンガッシャーの刃先を飛ばしての攻撃は可能だが、命中率は決して高いとは言えない)。
パンチ力やキック力も特に高い訳ではないため決め手に欠いており、デンガッシャー・ソードモードが通らない防御力の高い敵とも相性が悪い。
モモタロスの持論、手数と勢い任せの「戦いはノリのいい方が勝つ」を体現した戦闘スタイルと言える。
頭部の赤い複眼と触角が2つに割れた桃を模している。目の名前は『ペルシアスキャンアイ』というが、これは桃の英名『ピーチ』の語源がペルシャに由来するから(原産は中国でペルシアを通して西洋世界に齎された)。
この複眼のせいでデザインがカッコいいかダサいか毎度議論になりがちなライダーシリーズにおいて電王、というよりソードフォームはそのデザインの賛否により放送前は一種の騒ぎになっていた(詳しくは後述)。
アックスフォームとはアーマーの表裏が反転しているので、後ろ姿は互いのアーマーを入れ替えた物である。
モモタロスが憑依した人物が変身する時は、一旦プラットフォームに変身してからアーマーが出現・装着される(頭部は桃が顔のレールを伝って割れて装着)形で変身する。
エクストリームスラッシュ
パスをベルトにフルチャージして、デンガッシャーの刃先にエネルギーを溜めて敵を切り裂く。刃先を飛ばして攻撃するパターンもある。劇中では「俺の必殺技・パート~(数字や様々な言葉が入る)」と言って使用する。モモタロスが4を言えない為、パート4はない。
クライマックスフォームでも使用されている他、モモタロスも自らの専用武器・モモタロスォードで使用した事がある。
デンライダーキック
電王全形態で使用可能なライダーキック。
初使用の『鬼ヶ島の戦艦』では回し蹴りを2回決めてから跳び回し蹴りを放つ。この技は「俺の超必殺技」と呼称された。
『平成ジェネレーションズFOREVER』ではフルチャージを行い、ロッドフォームに近いデンライダーキックを使用。
ライダーキック(仮)
『オールライダー対大ショッカー』にてシャドームーンに対し、他のライダーと共にオールライダーキックとして使用。
電王を含めた全員で初代ライダーを意識したと思われる"空中で一回転してから飛び蹴り"を放つ。
技をこう分けているのはパスでフルチャージする動作を行っていないから。
ディソルダースラッシャー
ガンバライド初出。デンガッシャーにエネルギーを集めて敵を連続で切りつける。ロストヒーローズシリーズではエクストリームスラッシュの簡易版として表現されている。
なおフルチャージ発動後、ライダーパスは必ず投げる。その為、毎回イマジンを倒した後はあらぬ方向に飛んでったパスを探す羽目になるため、キンタロスから「パスが無いと帰られへんのに、いちいち投げよってからに!」 と指摘されている(チャージ後のパスの扱いが雑なのは全員に言えることだが、他は足元に落とす程度で盛大にブン投げるのはモモタロスだけである)。
モモタロス本人は 「お前なぁ…フルチャージの後、大事にしまってたんじゃ格好つかねェだろうが!!」 と逆ギレしていた。
リュウタロス「意味分かんないー」
キンタロス「お前そればっかりやな」
所が、この変な拘りの所為でとんでもないトラブルを起こす事になる。
因みに、同作内終盤のG電王戦ではキンタロスはフルチャージ後に癖でパスを投げそうになったがキチンと投げずに気を付けたのに反して、モモタロスはトラブルの原因になったのにも拘わらず結局フルチャージした2回とも投げている。
- 他平成一期ライダー同様に2006年の11月末時に幼児誌記事でシルエットの姿がネット上に公開されたが割れた桃を模した複眼が顔についているという当時は奇抜なデザインだったな為電車ライダー設定と共に賛否が分かれており、掲示板では「眼にお〇ぱい又は下着がついている」など変態仮面的な下ネタ的な揶揄がされていた。
- 『仮面ライダーキバ』以降の平成ライダー作品にも高頻度で登場している。ディケイドが電王に変身するとプラットフォームでは無くこのフォームになる。因みに「俺、参上!」のカードもあるが、これらのカードが劇中で役に立った事は無くその後電王のカードを使用して真面目に戦っても敵を撃破出来なかった上にコンプリートフォームの召喚も唯一倒せなかった。詳細はディケイド電王にて。
- 『ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ』では渡辺淳氏がスーツアクターを担当しており、File11「ガチ! 平成ライダー運動会!!」ではナベノデンオーと馬名じみたあだ名を付けられて参戦。レースで1位に輝いた。
- 複数の形態を初期(序盤)から持つ戦士は『基本フォーム形態は徒手空拳・派生フォームが専用武器』と言う傾向にあったが、ソードフォームは「複数形態を持つ戦士の基本フォームでありながら、徒手空拳メインでなく剣型武器を多用する」という初めての事例になった。
- 電王以降の作品でもキバフォームやサイクロンジョーカーのように武器を使わない基本形態が登場しており、主役ライダー基本フォームの武器使用が常態化するのは『仮面ライダーウィザード』以降となる。
『仮面ライダーウィザード』第52話ではモモタロス(というか関氏)そのまんまの電王として魔宝石の世界に召喚された。ライダーリングを持った少年に召喚されて響鬼、キバと共に怪人軍団と戦うが、アマダムに捕らえられてしまう。
ウィザードを追い詰めるためにアマダムに召喚された際、アマダムの「所詮ライダーはリングの持ち主に従うだけ」という言葉に対して
「何言ってんだ?バカかお前。俺たちはリングの力で子供達に従ったんじゃねえ。弱き者を守っただけだ!」と一蹴。ディケイドの説教パートへのバトンを繋いだ。
巨大怪人戦では電王本編で慣れっこだったからか、真っ先にデンライナー・ゴウカを呼び出して攻撃を加えた。
また、アマダムとの最終決戦ではライナーフォームに変身していたため、モモタロス単体ではなくM良太郎が変身した姿なのかもしれない。
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