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CV:佐藤健溝口琢矢

スーツアクター:高岩成二


概要編集

野上良太郎が単独で変身する電王の素体のフォーム。

偶に誤解されるのだが、これは良太郎の基本フォームではなくあくまで電王の素体の姿に過ぎず、それ故に他のフォームでもイマジンの憑依が解けるとこの姿になる。

他作品で言えば、仮面ライダークウガグローイングフォーム仮面ライダー龍騎ブランク体仮面ライダースカルスカルクリスタル仮面ライダーギーツエントリーフォームに相当するフォームである。


電王系のライダーは、本来なら変身者自身のオーラを変換したフリーエネルギーからオーラスキンやオーラアーマーを生み出し、それを装着する形で変身者に応じた独自のフォームを生み出すのだが、良太郎の場合は自身のオーラスキンやオーラアーマーを生み出す程のエネルギーもなく、それ故に完全に彼単独で変身するとこのプラットフォームのままになってしまうのである

例えば、仮面ライダーゼロノス仮面ライダーNEW電王は、それぞれアルタイルフォームやストライクフォームが基本フォームなのだが、これは彼等自身が生み出したオーラスキンやオーラアーマーを装着した基本フォームであり、彼等の変身プロセスの途中で一瞬だけ見えるスキンやアーマーを装着していない素のスーツ姿がプラットフォームである。


他にも仮面ライダーガオウ仮面ライダーネガ電王仮面ライダー幽汽仮面ライダーG電王にも設定上プラットフォームは存在し、実際にガオウはディレクターズカット版の変身プロセスの途中でプラットフォームに該当する素体が確認できる。

このように、電王系のライダーには全員にベースとしてプラットフォームは存在するのだが、言うまでもなくプラットフォームのままで戦っているのは良太郎だけである。

しかも、その後に良太郎が独自のフォームに覚醒するといった事もなく、最後まで完全に良太郎単独で変身した場合の姿はプラットフォームのままだった。


まさに仮面ライダー史上最弱と言われている由縁だと言える。


外見編集

スーツのベースは黒と白と銀色で、上記の通り変身者のフリーエネルギーによって生成・装着されるオーラスキンやオーラアーマーが装着されておらず、全体的な印象は細身で弱々しく全く強そうには見えない。ビジュアルも一切の飾り気のない極めてシンプルな外見であり、人によってはむしろ雑魚戦闘員に見えるという意見すらもある。


一応デンガッシャーは装備されているので劇中ではソードモードを使用している。ゼロノスからゼロガッシャーを借りて使った事もある。


スペック編集

身長180cm
体重80kg
パンチ力1t
キック力3t
ジャンプ力一跳び10m
走力100mを10秒

歴代最弱の謳い文句に違わず、スペックは歴代ライダーの中でも最低クラス。当然ながら、電王の各形態の中でもぶっちぎりの最下位である。


所謂量産型であるライオトルーパーや試作品の量産型仮面ライダーマッハ、同様に量産型のライドプレイヤーと比べてもなお低い。ちなみにパンチ力、キック力、ジャンプ力、走力の各数字は仮面ライダーG3と同じだったりする。

そもそも、あくまでただの素体に過ぎない姿であり、まずこの姿でイマジンと戦う事自体が本来想定されてはおらず、それ故にスペックが低い事自体は当然だと言える。


それでも一応人間以上の身体スペックはあるのだが、イマジンと戦うには不十分であり、加えて良太郎自身の貧弱さや戦いに向かない気弱な性格もあって、その戦闘力の低さはまさにぶっちぎりである。

第1話でのバットイマジンとの初戦闘では、一方的にボコボコにされた挙げ句、背中を向けて全力で逃げ出すという、ある意味ライダー史上でも前代未聞と言える初陣を飾っている。


余談編集

実は、このフォームは企画・脚本段階では存在していない。

元は「良太郎の弱さを表現したい」と言う白倉伸一郎プロデューサーの発案により、撮影直前に急遽造形されると言う異例な形で生み出されたフォームであり、通常ならば多くの会議を積み重ねてデザインが決定されるところ、そうした行程を経ずに誕生した非常に稀有なキャラクターと言える。


結果としてこのアイディアは大成功となり、脚本家の小林靖子氏も積極的にこのフォームをドラマに取り入れた結果、数多くの名シーンを生み出す事になった。


ちなみに不完全態があるライダー自体は珍しくないのだが、最後まで不完全態のままだったライダーは現状電王だけであり、それ故に電王は基本フォームが存在しないという非常に珍しい仮面ライダーである(一般的に電王の基本フォームとされるソードフォームは厳密には派生フォームである)。


ゲーム作品では編集

ガンバライドでは、シャバドゥビ6弾で登場。

究極キャンペーンのライナーフォームの演出に登場し、プラットフォームからライナーフォームに変身する。あくまで演出のみの登場で使用はできない。


続くガンバライジングでは、1弾から登場する(細かく言うと稼動前のプロモカードで登場している)。今回はプラットフォームで戦う事も可能である。


関連タグ編集

仮面ライダー電王

電王 野上良太郎

最弱フォーム


グローイングフォームブランク体スカルクリスタル:同じく「ライダーの不完全形態」である。

トランジェント体:仮面ライダーゴーストにおけるプラットフォームに相当する状態。しかし、変身やゴーストチェンジ直前以外でこの形態で戦う事は無い(因みにディープスペクターはトランジェントでも戦えていた)。

エントリーフォーム:仮面ライダーギーツにおけるプラットフォームに相当する状態。

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