雄介「変わった!?」
概要
五代雄介が変身したクウガの不完全形態。この形態になるのは色々な要因があり、以下のケースが挙げられる。
- 「戦う」為の覚悟が定まっていない時。
- 体力が著しく低下している状態で強引に変身。
- 変身時間制限の超過、ダメージの蓄積。
この形態ではアマダムが基質変化を起こしてしまうため、一度この形態になってしまうと変身解除しない限り他の形態になる事はできないようである。
外見
形状は基本的にマイティフォームの装甲の赤い部分を白くしただけだが、複眼とモーフィングクリスタル(変身ベルト「アークル」の中央に備わる、発光・回転する風車部分)は赤みがかったオレンジ色で、角(コントロールクラウン)も若干小さい。
モチーフは(明言されていないものの)おそらくクワガタムシの幼虫だと思われる。
スペック
身長 | 190cm |
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体重 | 90kg |
パンチ力 | 1.5t |
キック力 | 5t |
ジャンプ力 | ひと跳び7.5m |
走力 | 100mを10.4秒 |
身体能力は常人を遥かに上回っており、バスを手で押して動かせる程だが、それでもマイティフォームの半分程度のパワーに過ぎず、グロンギと戦うには不十分である。
劇中では当初、マイティ登場以降のクウガとは別個体と見なされており「未確認生命体第2号」と呼ばれていたが、後述にあるように「4号の形態の1つ」と改められている。
必殺技
グローイングキック
封印エネルギーを右足に溜めて放つ跳び蹴り。3回連続で喰らわせる事でメ・ギノガ・デを倒した。
なおこの名称の初出は当時発売されたプレイステーション用の格闘ゲームであり、それ以前の資料では「グローイングフォームのままで放ったマイティキック」と表記されていた。
本編でもギノガを倒した3回目のキックだけは足首の宝石が赤く光っているという描写がある。
劇中における活躍
第1話で初登場。「アークル」を取り込んだばかりの雄介がズ・グムン・バとの戦いで身体が腕から徐々に変化する形で変身した。
この時は訳の分からないまま変身した事もあり、不完全な本形態にしかなれず、戦い方も洗練されていない泥臭いものだった。ヘリコプターの中での戦いの末、ズ・グムン・バを機体から蹴り落として落下させた(なお、この時点ではまだ倒せていない)。
ズ・ゴオマ・グと初めて対峙した時も雄介の覚悟が足りずにこの形態に変身してしまう。
その後は雄介の覚悟が決まったためマイティフォームが基本フォームとなり、登場するのはペガサスフォームやライジングフォームからの強制変身解除やダメージの蓄積で戦闘続行が不可能になった時くらいだった。
メ・ギノガ・デの毒を受けた事による一時的な仮死状態から復活した雄介が変身した際には、蘇生直後、もしくはアークルのエネルギー低下によるものか本フォームへと変身した。この際に一条から「白い4号」と改められた。
備考
その存在は放送前は伏せられており、本編第1話が初公開となった。
フィギュア玩具『装着変身』ではマイティフォームに同梱されていたが、これも雑誌記事などでは「秘密のおまけが付いている」とだけ記述されていた。
本編に登場したスーツは黒と金にリペイントされアメイジングマイティに改造された。
その為、後年の『仮面ライダーディケイド』において小野寺クウガが戦闘不能になった際に一瞬登場したグローイングフォームはマイティフォームのCG処理で表現されており、角が短くなっていない。
関連タグ
仮面ライダークウガ クウガ 最弱フォーム 未確認生命体 2号
基本フォーム:クウガ・プロトタイプの場合
関連・類似項目
ブランク体、プラットフォーム、スカルクリスタル:同じく「ライダーの不完全形態」である。
仮面ライダーG3、仮面ライダージョーカー:スペック上は同等とされる。
未確認生命体第○号
ズ・グムン・バ(1号) → クウガ グローイングフォーム(2号) → ズ・ゴオマ・グ(3号)