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この作品を、故 石ノ森章太郎先生に捧ぐ


変身。

A New Hero. A New Legend.


概要

記念すべき平成ライダーシリーズ第1作目。また、20世紀最後の仮面ライダーシリーズでもある。

1999の技(第1話時点で)を持つ冒険家主人公五代雄介古代遺跡から発掘された変身ベルトを身に纏い、ベルトと時を同じくして甦った古代種族・グロンギと戦う。


メインプロデューサー髙寺成紀メインライター荒川稔久

ただし、髙寺のこだわりのあまりに制作スケジュールが遅延したため途中から鈴木武幸白倉伸一郎がプロデュース陣に参加している(この件は後に白倉が著書などで公表している)。


フォームチェンジや主人公が改造人間でないなど、平成ライダーでは当然ともなった要素が多くちりばめられている一方で、「仮面ライダーにそっくりな怪人の登場」「ライダーキックが通用しない相手に対して特訓によって強化したキックを編み出す」「作品中盤以降での強化(昭和で言う所の再改造手術)」「最初に登場する」などといった、昭和ライダーからの影響が強く見られる描写もある。


なお、本作での仮面ライダーの変身者は後のシリーズと異なり、終始五代雄介ただ一人のみである。主題歌にも「英雄はただ一人でいい」という歌詞があるほど(第1作目だという点も大きいが)。


話は基本的に2話完結であり、人間ドラマに比重を置きながらも、


「怪人が出てくる → 捜査開始 → 出動要請を受けて五代が駆けつける → 怪人を発見してクウガに変身 → 怪人に押される(ここまでで前編) → 隙を見て怪人が逃げる → 科学班や考古学者が怪人の弱点やクウガの新しい能力を発見 → 再び怪人出現 → クウガが駆けつける → 新しい能力や警察の協力を受けて怪人を倒す」


といった流れが多く、クウガピンチになる印象があるが、それにより昭和ライダーでは蚊帳の外になることが多かった一般人が怪人相手に一矢報いる展開が多くなった。


仮面ライダーシリーズ初のVTR撮影&同時録音作品で、当時としては珍しい16:9の画面比率(レターボックスサイズ)で放送された。ただし、撮影はハイビジョンだが、編集により実際の放送ではSD画質になっている。しかし、長年フィルムアフレコで制作を続けてきた現場スタッフはスケジュール通りに予定カット数を撮影できないと抗議し、東映上層部で従来のアフレコ、フィルム撮影に戻そうという会議が行われたが、それを耳にした録音部スタッフが撮影技師・いのくままさおに頭を下げて尽力することを訴え出たことで事なきを得た。


実は、次回予告の戦闘シーンと次回の実際の戦闘シーンがリンクせずに全く違うモノになっている場面が時々存在する(分かりやすい例としてダグバとの初戦)。


粗筋

西暦2000年長野県九郎ヶ岳遺跡の封印が解かれ、2000年の眠りから覚めたグロンギ族が活動を開始する。最初のグロンギ・ズ・グムン・バの襲撃を受けた冒険家・五代雄介は謎の声に導かれて同遺跡から発掘された変身ベルト・アークルを装着し、警官隊の銃撃をものともせずに暴れ回るグムンに殴りかかる。なんとか白の仮面ライダークウガグローイングフォームに変身した五代は、グムンに襲われていた長野県警の一条薫警部補を救い出す。

警察はグムンを「未確認生命体1号」、そして白いクウガを「2号」と称し、市民安全を守る為に双方に射殺許可を下すこととなり――


評価

リアル志向

徹底したリアル志向、犠牲者の殺し方が結構な割合でグロい

本作が特撮作品の作劇手法に大きな影響を残したのは、「ヒーローや怪人の存在を如何にリアルに描くか」という視点ではなく「そういった特殊な存在が現れた場合、現実の世界はどう対応出来るのか」という視点で描かれている点である。


「これまでにないヒーロー物を創る」「子供向けであっても子供騙しはしない」というスタッフの意向からか、特撮ヒーローでありながらもサスペンスドラマ的な要素(『初代仮面ライダー』へのオマージュや原点回帰ともとれる)も組み込まれており、メインターゲットである子供には理解し辛い難解な伏線もある事から、「大人向け」の要素も強い内容になっている。


1990年代にはコンピューターによる映像技術で昔の特撮をリメイクする動きが起きており、成人した旧作ファンを狙って「大人の視聴にも応えられる」をうたった特撮作品や特撮作品のキャラクターを用いた作品が制作されるようになっていた。『クウガ』もこうした流れから生まれたものといえる。


怪人たちの殺人シーンのリアルな描写(掴みかかって血しぶきが飛ぶほど殴りつける高所から突き落とすトラックでひき殺す首を刎ねるなど)が当時、PTAで物議を譲した。結果、作品後半や次回作の『仮面ライダーアギト』からはそういった表現もなりを潜め、作中の殺人方法も「人間には不可能な手法を用いたもの」に変化していくことになる(尤もそれはそれで別の意味でおぞましさを連想させるようなものになっているのだが)。

なお、そのリアル志向のためか作中では「クウガ」と呼ばれる事はあっても「仮面ライダー」という呼称は一切使用されていない


お約束なし

リアルさを増すため、これまでの特撮のお約束を打破したり、そこに深く切り込んでいった作風になっている。


社会要素

一般的にその存在が認知されており新聞やテレビニュース等で取り上げられている。ただし、人類側に危害を与えない存在と見做されてはいるものの敵であるグロンギ族と同様に「未確認生命体」として扱われている(作中でのクウガは主に「未確認生命体第4号」や略して「4号」と呼ばれている)。


「夜の遊びや飲み会が減った」「未確認のせいで最近皆外出を控え気味で経営が苦しいみたい」など、これまで半ばスルーされていた怪人の出現が作中の社会に与えている影響に関する描写が度々挿入される(20年後にこれが半ば現実となったことで、最近特にこの点に関する再評価がかなり進んでいるという)。


警察組織との協力関係が詳しく描かれており、敵怪人の死に際の大爆発による市街地への被害が問題視された際には警察組織内で協力関係の破棄が取り沙汰されるなど、「現代日本で怪人が暴れまわる事態が起きた際に既存の警察組織でどう対応できるのか」といった点を描いている(グロンギ族の活動による被害の規模によらず、劇中では一切自衛隊を動員しての対応はされていない。翌年にこれは最悪の形実現してしまったが)。


主人公の設定

特撮ヒーロー番組における批判として度々挙がる「暴力的」だという指摘に対するアンサーとして「主人公は本来、暴力を極端に嫌うお人好しで心優しい人物だが、罪も無い人を無意味に殺す怪人を倒せる力を持つ以上、彼が仮面ライダーとして戦わざるを得ない」という設定にしたり、仮面ライダーに憧れる園児がルールを守らない友人と喧嘩を始めるなどのタブーに切り込んだ(しかしながら、分かり合えない相手は敵であるグロンギだけという線引きは徹底しており、仲違いした園児も最終的には仲直りしている)。


こうした主人公の性質は「英雄はただ一人でいい」(苦しみを背負うのは俺一人でいい)という主題歌の歌詞にも現れている。


また、「仮面ライダーと怪人の力は元は同一」という石ノ森イズムを上手く活用し、物体を武器に変える「モーフィングパワー」や生物の特徴を持たせた超人に変身させる石を体に内蔵しているなどの共通する設定が与えられた。


これらの総決算として、クウガの最強形態「アルティメットフォーム」を(互いの方法や目的が違えども)敵の首領と同一の「究極の力を持つ者」であると位置付けた。それを物語るように怒りに心を委ねて殺意のままに怪人を征伐するクウガ変身ベルトが警告を送るというシーンや、最終決戦で派手なライダーアクションはあえて描かず、生身の役者が雪山で殴り合うといったシーンが誕生した(最終的な結論として最終的には『結局は主人公も暴力を振るった側なのだから、主人公とラスボスが相打ちになる』という案も出たが、高寺Pらからの反対により、主人公がキューバに旅立つというラストになった)。


一例としてアルティメットフォームは能力面に不明確な点の多いこともあって、歴代ライダーの最強フォームでも別格扱いされるケースが多く、それはのちに『仮面ライダーディケイド』でも強く反映されている。


余談ではあるが、オリジナルである五代雄介が人間として出来過ぎている所為か、はたまた劇中での本人の扱いが悪いためか、パラレルワールドである『仮面ライダーディケイド』の小野寺ユウスケが不当に責められることがある。全くの言いがかりとは言えないが、クウガに関する作品が投下される度に比較して貶めるのはやめよう。


平成ライダーとして

このようなストーリー展開でありながら、あくまでも子供向け番組という体裁を崩しているつもりはなかったらしく、後に高寺氏は、「小学校低学年の子供にはバトルを楽しんでもらい、ドラマ自体は小学校高学年くらいの子供が分かるものにする」という方向性を持って制作していたと語っている。

重ねて言うが、コレで小学校高学年向けである


その後始まった平成ライダーシリーズであるが、『クウガ』の倫理観に疑問を持つ白倉伸一郎プロデューサーが担当したことにより、クウガの倫理観と対峙するライダーバトルの作風が採用されることとなった。


当時は残酷な連続殺人シーンなど子供にはトラウマになりがちな場面、複雑な要素、上述の倫理観の問題などが批判されることもあり、現在でも今見るとお世辞にも出来がいいとは言えないCGや平成ライダー全体ではかなり浮いた作りであること、一部のファンのマナーの悪さや以降の高寺の動向によるマイナスイメージから「言うほど面白くはない」といった意見も少なからずあるものの、2021年に行われた「全仮面ライダー大投票」では作品部門で第4位、仮面ライダー部門では第3位を獲得、放送から20年以上経過しても衰えぬ人気を知らしめた。


伝説は塗り替えるもの(他媒体展開)

2013年講談社キャラクター文庫の創設に伴い、原作のメインライター・荒川稔久による小説版が刊行された。

本作は原作終了から12年経った後に、一条薫が新たな未確認生命体事件に立ち向かう内容になっており、刑事ドラマとしての色が強い。


続く2014年には、小学館月刊ヒーローズ12月号より3周年記念企画の一環としてコミカライズ版の連載がスタート。

こちらは原作とは細部が異なるパラレルワールド(というか、舞台を2015年にしたリ・イマジネーション)となっており、中盤にサブライターとして参加した井上敏樹がシナリオを務める。

原作以上に残虐な事件現場、一条の狂気な面が垣間見られ、グロンギ怪人もより原形生物に近いスタイルを取っている。


なお、小説版では「12年の間に怪物騒ぎは起きなかった」とされており、後述する『仮面ライダーアギト』との繋がりを否定しているが、漫画版では「高年齢層には、仮面ライダーが一人しかいない作品はウケづらいだろう」という井上氏の判断から、『アギト』と同一世界観として再編され、共演が果たされている。


  • 上山道郎版『仮面ライダークウガ』:2001年、てれびくん増刊誌『てれコロコミック』に載せられていた読み切り作品。TV未放送エピソードをコミカライズ化。

Blu‐ray BOX

2016年1月より発売開始。全3巻。全巻22,800円+税。


  • 第1巻:2016年1月6日(水)発売
  • 第2巻:2016年3月9日(水)発売
  • 第3巻:2016年5月11日(水)発売

※詳しくはこちら(外部リンク注意)を参照。


出演

仮面ライダークウガの登場人物一覧を参照。


各話

全編通してサブタイトルは漢字2文字で統一、放送回数は「EPISODE○」と表記されている。

登場怪人は怪人態が登場したグロンギのみ表記(一部を除く)

話数タイトル放送日登場怪人
1復活2000年1月30日ズ・グムン・バ、ズ・ゴオマ・グ、ズ・バヅーバ、ズ・ザイン・ダ、ン・ダグバ・ゼバ
2変身2月6日ズ・グムン・バ、ズ・ゴオマ・グ
3東京2月13日ズ・メビオ・ダ、ラ・バルバ・デ
4疾走2月20日ズ・メビオ・ダ
5距離2月27日ズ・バヅー・バ、ラ・バルバ・デ、ヌ・ザジオ・レ
6青龍3月5日ズ・バヅー・バ
7傷心3月12日メ・バヂス・バ、ズ・ザイン・ダ、メ・ビラン・ギ、ズ・ゴオマ・グ
8射手3月19日メ・バヂス・バ
9兄妹3月26日メ・ギイカ・ギ
10熾烈4月2日メ・ギイカ・ギ
11約束4月9日ズ・ザイン・ダ
12恩師4月16日ズ・ザイン・ダ、メ・ビラン・ギ、ヌ・ザジオ・レ
13不審4月23日メ・ビラン・ギ、メ・ガルメ・レ、メ・ガリマ・バ
14前兆4月30日メ・ビラン・ギ
15装甲5月7日メ・ギャリド・ギ
16信条5月14日メ・ギャリド・ギ
17臨戦5月21日メ・ガドラ・ダ
18喪失5月28日メ・ギノガ・デ
19霊石6月4日メ・ギノガ・デ
20笑顔6月11日ギノガ変異体
21暗躍6月25日メ・ガルメ・レ、ズ・ゴオマ・グ、ヌ・ザジオ・レ
22遊戯7月2日メ・ガルメ・レ
23不安7月9日メ・ガリマ・バ
24強化7月16日メ・ガリマ・バ
25彷徨7月23日ゴ・ブウロ・グ
26自分7月30日ゴ・ブウロ・グ
27波紋8月6日ゴ・ベミウ・ギ、ゴ・バダー・バ
28解明8月13日ゴ・ベミウ・ギ、ゴ・バダー・バ
29岐路8月20日ゴ・ガメゴ・レ
30運命8月27日ゴ・ガメゴ・レ
31応戦9月3日ゴ・バダー・バ、ヌ・ザジオ・レ
32障害9月10日ゴ・バダー・バ
33連携9月17日ゴ・バダー・バ
34戦慄10月1日ゴ・ジャラジ・ダ、ゴ・ガドル・バ
35愛憎10月8日ゴ・ジャラジ・ダ
36錯綜10月15日ゴ・ザザル・バ、ズ・ゴオマ・グ強化体
37接近10月22日ゴ・ザザル・バ、ズ・ゴオマ・グ強化体、ゴ・ガドル・バ
38変転10月29日ズ・ゴオマ・グ強化体、ズ・ゴオマ・グ究極体、ゴ・ガドル・バ
39強魔11月12日ゴ・ザザル・バ、ズ・ゴオマ・グ究極体
40衝動11月19日ゴ・ジャーザ・ギ、ヌ・ザジオ・レ
41抑制11月26日ゴ・ジャーザ・ギ、ヌ・ザジオ・レ
42戦場12月3日ゴ・バベル・ダ
43現実12月10日ゴ・ガドル・バ
44危機12月17日ゴ・ガドル・バ
45強敵12月24日ゴ・ガドル・バ、ラ・ドルド・グ
46不屈12月31日ゴ・ガドル・バ、ラ・ドルド・グ
47決意2001年1月7日ン・ダグバ・ゼバ
48空我1月14日ン・ダグバ・ゼバ、ラ・バルバ・デ
49雄介1月21日なし

楽曲

作詞:藤林聖子/作曲・編曲:佐橋俊彦/歌:田中昌之

英語版も存在している。


作詞:藤林聖子/作曲・編曲:佐橋俊彦/歌:橋本仁

英語版も存在している。


以下の楽曲は制作されながらも、劇中では使用されなかったテーマソングの数々。

クウガの戦闘シーンでは徹底してリアリティを重んじる作風故に「戦士」などのBGMが使用されていた。


  • power of soul

作詞:藤林聖子/作曲:奥慶一/歌:橋本仁

グローイングフォームのイメージソング。


  • Red Desire

作詞:藤林聖子/作曲:佐橋俊彦/歌:田中昌之

マイティフォームのイメージソング。


  • Believe in Miracle

作詞:藤林聖子/作曲:佐橋俊彦/歌:村田和美

沢渡桜子のキャラクターソング。


  • Blue Higher

作詞:藤林聖子/作曲:佐橋俊彦/歌:橋本仁

ドラゴンフォームのイメージソング。


  • TRY&CHASE

作詞:桑原永江/作曲:佐橋俊彦/歌:田中昌之

トライチェイサー2000のイメージソング。


  • 薔薇の掟

作詞:藤林聖子/作曲:佐橋俊彦/歌:七森美江

ラ・バルバ・デのテーマソング。


  • Say Alright!

作詞:藤林聖子/作曲:佐橋俊彦/歌:橋本仁


  • Edge of Green

作詞:藤林聖子/作曲:三宅一徳/歌:橋本仁

ペガサスフォームのイメージソング。


  • PURPLE PRIDE

作詞:藤林聖子/作曲:三宅一徳/歌:坂井紀雄

タイタンフォームのイメージソング。


  • 究極の闇

作詞:村山桂/作曲:佐橋俊彦/歌:坂井紀雄

アルティメットフォームのイメージソング。

歌詞はグロンギ語で書かれている。


  • Love is my life

作詞:藤林聖子/作曲・編曲:佐橋俊彦/歌:大塚よしたか

椿秀一のキャラクターソング。


  • 装甲機GOURAM

作詞:藤林聖子/作曲:奥慶一/歌:MICKEY-T.

ゴウラムのイメージソング。


  • BEATCHASER2000

作詞:藤林聖子/作曲:三宅一徳/歌:橋本仁

ビートチェイサー2000のイメージソング。


  • It comes rain

作詞:藤林聖子/作曲:佐橋俊彦/歌:葛山信吾

一条薫のキャラクターソング。


  • Rising your power to Gold

作詞:藤林聖子/作曲:佐橋俊彦/歌:坂井紀雄

ライジングフォームのテーマソング。


裏話

本作の原企画は、『ウルトラマンガイア』の次番組として1999年毎日放送TBS土6で放送予定だった仮面ライダーシリーズだった(番組題名候補の一つに仮面ライダーガイアもあった)。

と、言うのも1992年TBS再建計画時に『ドラゴンクエスト・ダイの大冒険』の打ち切りで東映TBSアニメ特撮の供給禁止の報復を行っていたが、1996年以降テレビ朝日はお家騒動の影響でアニメ・特撮枠縮小、特に特撮枠全廃の可能性が発生した為、テレ朝特撮枠廃枠を想定したものだった(最終的に『ドラえもん』の放送継続で全廃は免れたが)。

しかし、他スポンサー作品を導入したい毎日放送と特撮番組を止めたいTBSの利害が一致し、TBSでの導入は潰え、ライダー放出の代替に『ガンダムシリーズ』と『特撮版セーラームーン』が導入されたとも言われている。

次にテレビ東京へ発注するも「ウチも空き枠がない」と門前払いを受け、結局特撮枠廃枠を撤回したテレビ朝日が引き取り、「99年秋にテレ朝第3特撮枠を新設し放送」を目指した。

しかし、東映「特撮番組は同一局2本までしか放送しない」協定に抵触するとして、テレ朝に開始延期を迫り、渋々了承したそうである(因みに『特撮版セーラームーン』がCBCTBS系移籍もライダー続行が遠因)。(クウガ開始延期に関しては2001年1月発売の辰巳出版刊「東映ヒーローMAX」「仮面ライダークウガ終了特集」のスタッフのインタビューより抜粋)

つまり、『スーパー戦隊』と『仮面ライダー』の放送時期をずらす構想は最初からあった訳で、09年の『仮面ライダーディケイド』で放送期間調整が実現した。

これにより、テレビ朝日系列では仮面ライダーシリーズの放送が『仮面ライダーアマゾン』以来25年ぶりに再開された(放送当時、テレビ朝日は『NETテレビ』と称していた)。また、近畿地方では毎日放送のライバル局朝日放送でネットされるようになる。

テレビ朝日系における同時ネット局も『アマゾン』までは最大7局だったが、テレビ朝日系列が昭和末期から平成初期に系列局を多く設置したこともあり、約3倍の22局にまで増えている(山形静岡にも系列局があるが、当時はローカル番組放送のため遅れネットだった)。


『極楽とんぼの飛び蹴りゴッデス』とのコラボ企画として、本作第7話に極楽とんぼ山本圭壱が出演した。この企画は当初はかの倉田てつを来栖あつこの協力を得たり、(モブとは言え)オーディションに合格して役を掴み取るという一見気合の入った物だったが、『飛び蹴りゴッデス』でメイキングが放送されるも、山本圭壱が扮するライダーメンが(芸人の仕事とは言え)あまりにも出演者やスタッフに対して失礼をしすぎた為、監督の石田秀範氏やおやっさん役のきたろう氏が演出ではなく、本気で怒るという一幕が放送された(クウガはシリアスでリアリティを追求した話である為、おふざけは一切許されないという理由がある)。

テストシーンでは反省した山本が真面目に演技をしていたが、いざ本番になるとライダーメンの面を被ってふざけたのできたろう氏は実力行使で彼を追い出すという最悪の事態に発展した。

なお、先述した通り、山本が出演したシーンは数秒ながら一応丸ごとカットされたりはせずにちゃんと放送電波に乗っている。

ちなみに山本の役は「西園寺公任」というポレポレに来た普通のサラリーマンだった。

余談

仮面ライダーシリーズで初めて、テレビを見るときの注意テロップ(テレビを見るときは、部屋を明るくして画面に近づきすぎないように注意してください)が流れた。


作品

「未確認生命体」の用語が共通しており、アギトに登場するライダー・G3未確認生命体4号をモチーフに製作されたという設定がある。

ただしアギトの時間軸はスタッフの意向により意図的にズラされており(要するに本作と繋がっているかはボカされている)、本作の純粋な続編というわけではない。なお、白倉は両作品の時間軸としての繋がりについて「個人の解釈にお任せする」と語っている。

別世界に当たる漫画版にはアギトが存在しており、こちらはある程度の繋がりがある模様。


他の平成ライダーとは異なり(一応)レギュラー扱い。ちなみに本作におけるクウガの世界アギトの世界の関係は「非常によく似た世界」という設定である。


『クウガ』から始まる平成ライダーシリーズの総決算とも言える映画。

クウガの存在およびが物語の重要なカギの1つとなっている。


正式名称カードウォーリー、本作およびその他平成ライダーを使った仮面ライダーSD


前述した、本作の13年後を描いた公式小説作品。


先ほど述べたコミカライズ版の事を指す。


静画

クウガ【クウガ】見ましたー!

五代雄介と周りの人達守人


動画


項目

特撮 仮面ライダー 平成ライダー 平成一期

リント アマダム グロンギ グロンギ語 ゲゲル

クウガ:本作の仮面ライダーの個別記事。ライダーの詳細はこちらを参照されたし。

空我:クウガの漢字表記・第48話のサブタイトル。


初代ライダースカイライダー仮面ライダーBLACK昭和ライダー1、2、3期の始まりの仮面ライダー。


仮面ライダーW平成二期の始まりの仮面ライダー。


諏訪部順一東地宏樹:ゲスト出演。なお、諏訪部氏はラジオDJという形で複数回出演している。


マシュランボー:第19話で劇中劇として放送。


昭和ライダー

仮面ライダーJ


平成ライダー

仮面ライダークウガ仮面ライダーアギト

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